宮島弥山はこれまでに何度も登ったが、実はまだ宮島の紅葉を見たことがない。
今回はかや谷コースを登り弥山山頂へ、そこから紅葉谷コースを下り、紅葉谷公園で紅葉を楽しむことにした。
船から見た大鳥居と弥山。
平日というのに人が多い。
午前１０時頃宮島に到着。
海沿いを歩いて大鳥居に行く。
引き潮で多くの人が砂浜を歩いている。
振り返り、厳島神社を望む。
秋色の背景がいい。
紅葉と五重塔。
木漏れ日に輝く紅葉とくつろぐ鹿たち。
本当にこんな色？と思うほど鮮やかな赤。
ロープウェイ入り口までは送迎バスが走っているが、ここを歩かない手はない。
赤から黄色へのグラデーションがすばらしい。
ロープウェイ入り口前の車道を３０ｍほど戻ると、包ヶ浦自然歩道入り口がある。
これまで何度も登ったが、こんなに黄色く紅葉する木がそこにあったとは知らなかった。
紅葉の絨毯の上を歩く。
しばらく登ると、シダ？が道を塞ぎつつある。
ここから先はなかなかの悪路。
道がえぐれていたり、段差が大きかったり。
しかし紅葉谷コースを歩いても展望は全くない。
宮島で、島ならではの右も海、左も海の空中散歩を楽しみたければかや谷コースしかない。
このコースは、途中ロープウェイのかや谷駅の下をくぐる。
ロープウェイに乗る人はここで乗り換える。
乗り継ぐ便を待っている人たちが私を見てぎょっとした。
まさかこんなところを人が歩いているとは思わないだろう。
ロープウェイのある風景。
何度見ても美しい。
ところで宮島では紅葉谷公園以外の木はほとんど紅葉していない。
私の自宅周辺の山はどれもほとんどの木が紅葉しているのとは対照的だ。
随分植生が違うのはなぜ？
ロープウェイ終点獅子岩駅に到着。
獅子岩展望台からの眺めを楽しむ。
この辺りは猿が多い。
ギャーギャーと叫びながら喧嘩している。
もっと鹿のように穏やかに暮らしたらどうなの？と思ってしまう。
まるでガリバー旅行記に出てくるヤフーのようだ。
結局ヤフーとは人間のことなのだけど。
ロープウェイ終点から弥山山頂まではわずか２０分ほど。
道もコンクリートで固められており、普段着と普通の靴で登る一般の人の方が登山者よりもずっと多い。
弥山本堂南側で日向ぼっこする鹿の母子。
角を持つ雄は怖いので刺激しないように気をつける。
顔つきも精悍だ。
こちらも信じられないほど鮮やかな紅葉。
弥山本堂横にある。
本堂の向かいにある霊火堂。
弥山本堂を北側から撮影。
巨岩の下をくぐり進む。
山頂に到着。
いつもながら展望台からの眺めはすばらしい。
３６０度の絶景である。
広島市中心部を望遠で撮影。
右側の山が呉娑々宇山、左向こうが白木山。
一度登ったことのある山が増えると、同じ風景でも全く違って見える。
展望台から南側の眺め。
帰路は紅葉谷コースを下る。
あっという間に紅葉谷公園に到着。
午前中はそうでもなかったが、午後から人の多いこと！
平日なのにこれだけの人が訪れるとはさすが宮島。
宮島の紅葉がここまで鮮やかだとは思わなかった。
