2009年3月22日東京マラソン

開催日(Date):2009/03/22

ナンバー(Bib number):23741
氏名(Name):高尾 哲也
種目(Category):マラソン男子

スプリット ラップ Time
5km 00:28:19 09:38:19
10km 00:52:29 0:24:10 10:02:29
15km 01:16:23 0:23:54 10:26:23
20km 01:40:17 0:23:54 10:50:17
25km 02:03:58 0:23:41 11:13:58
30km 02:28:22 0:24:24 11:38:22
35km 02:53:00 0:24:38 12:03:00
40km 03:17:49 0:24:49 12:27:49
Finish 03:28:26 0:10:37 12:38:26

記録 3時間28分26秒
ネットタイム 3時間25分2秒
マラソン男子 2123位/22789人中
マラソン男子40〜44歳 354位/3603人中
男女総合順位 2333位/29109人中
男女総合順位(ネット) 2150位/29109人中

いつものように上位10%以内だが、並び損なった分のロスが若干悔いが残る。
スタートまで3分24秒かかっている。
面白いのは、公式記録での総合順位とネットタイムでの総合順位が違う点だ。
ネットタイムの方が183位上位に位置している。
本来並ぶべき位置よりも後ろにいたため、随分たくさんのランナーを抜いた。
高低差があまりないため記録が狙えるはずのコースなのだが、人が多すぎて思うように走れないことと、最後にアップダウンや強い向かい風があり、意外ときつい。



















東京マラソン走ってきました。
今回はトイレで大失敗。
最初に通った時はかなり空いていたのに、着替えて荷物を預けたら大混雑。
空いている時に行っておくべきでした。
ランナーの心理としては、なるべく直前に行きたい。
みんなそう思うから、あれだけたくさんトイレがあるのに大混雑してしまう。
個室は時間が読めないからと、男子小用に並び直したのがさらに失敗。
意外と人数が多く時間がかかり、結局整列終了時間である8時45分直前になってようやく移動開始。
そうしたら今度は人が多すぎて前に進めない。
9時10分のスタートまで大分時間があるから大丈夫だろうと思っていたのが甘かった。
結局自分の並ぶべきBブロック手前で止められてしまい、そこからスタートすることに。
多分Cブロックだったと思います。
号砲からスタート地点まで3分20秒。
第1回大会では2分30秒ぐらいだったから、50秒のロス。
しかも自分より遅い人を大量に抜かなければならず、かなりエネルギーをロスしてしまい、そのせいか30km過ぎからタイムが若干落ちています。
ただ、この辺りでは雨風がかなり強くなり、さらに35km過ぎからはいくつもアップダウンがある上に強い向かい風であまり条件はよくなかったです。
この大会は二度折り返しがあるため、折り返すまではトップ選手の走りを楽しみ、折り返し後は後続のランナーの走りを楽しむということが2度できるというのがいいですね。
男子のトップ集団を見た時は体に電流が走りました。
同じ人間とは思えない異様な速さ。
一見の価値はあります。

<気温>
夜から曇り、気温が下がらず、予想最低気温12度、最高気温17度。
半袖短パンで待っていてもそれほど寒くない。

<3km過ぎから>
スタート後大量のランナーを抜き、3km過ぎに気がついたら周りは全員Aブロックのランナー。
結局最後までAブロックのランナー以外は見なかった。

<メール>
走りながらメールしている人を2人見た。
一人は男性、一人は女性。
しかも3時間半を切ろうかというグループで。
すごいというか、どうかしているというか。

<ボランティア>
ボランティアの皆さんは本当に素晴らしいが、特にゴール後は感動的だ。
一人一人にメダルをかけ、笑顔で拍手しながら「おめでとうございます!」
これを何時間もできるというのは凄い。
私には無理だ。

<観客>
全体的にとてつもない観客数だったが、特に浅草や銀座は凄い人だった。
なぜ一般の市民ランナーをこれほどたくさんの観客が応援するのか、理解できないほど。
折り返し後は延々と続く後続ランナーの集団を見ながら走る。
これまた凄い人数だ。
東京マラソンならではの光景である。

<ガーミン>
ガーミンがひどい。
距離もペースも滅茶苦茶。
なぜこんなに狂うのだろう。
意外と都会はビルのせいでGPSが受信できない区間が多い。
さらに心拍計が途中で落ちてしまった。
もう少しきつく締めるべきだった。
ただ、ガーミンのおかげで序盤飛ばしすぎていることが分かり、興奮を鎮めることができた。

<右脇腹痛>
序盤のオーバーペースが原因か、25km過ぎで右脇腹上部、いつものところが痛くなった。
水を取りに行った直後だった。
一定の速度で真直ぐ走っていれば痛くならないはずだが、急激に加速したりすると痛くなる。
水を取りに行く時は、人とぶつかるのを避けるためにどうしてもスピードが上がることが多い。
気をつけよう。

<まどろみ走法>
いつもの右脇腹上部の痛み。
これを治すには、副交感神経優位にしなければならない。
3歩目をつぶり3歩目を開ける。
これを繰り返して半分寝ながら走る。
普段は10kmから30kmぐらいはこの「まどろみ走法」で走るのだが、今回は折り返しでトップ選手や後続の選手の走りを楽しんだり、街を楽しんだり、応援を楽しんだりと楽しいことが多すぎてずっと起きた状態で走っていた。
東京マラソンは集中して走るには楽しすぎるのである。
しばらくして痛みは治まったが、その後も再発防止のため「まどろみ走法」を続けた。

<小さい!>
トップ選手からしばらく速い選手達の走りを楽しんでいたら、とてつもなく小さい女性が目に入った。
これは誰?
後で調べると、佐伯(さはく)由香里選手。
年齢20歳、身長143cm、体重33kg!
すでに2時間31分50秒の自己ベストを持っている。
これからが楽しみだ。

<山田敬蔵さん>
1953年のボストンマラソンを当時の世界記録で優勝した伝説のランナー、現在81歳。
現在も毎朝2時から30km走り、それから朝食を取る。
フルマラソンでは4時間を切るそうな。

<高岡、土佐>
土佐礼子さんは引退レース。
高岡さん、歳取ったなあ。
35km手前ではきつそうだった。

<谷川真理>
谷川さんは折り返し後後続のランナーを「頑張れ!」と応援しながら走っていた。

<突き指>
いつも両足、特に左足の人差し指を軽く突き指する。

<目標>
最近は、
1.条件が悪くても公式記録で3時間半を切る。
2.最後までペースダウンせずに走りきる。
この二つを目標にしている。
今回は1が際どかった。
とにかく人が多すぎる。
だが、序盤オーバーペースで終盤どうなるか心配だったが、さすがに山で鍛えた足だけあって最後まで4分台を維持することができた。

<練習>
帰宅後は練習。
マラソン後はいつも練習している。
特に問題はない。

<日焼け止め>
今回は曇り一時雨という天気だったが、むしろ晴れよりもいい。
今回は半袖短パンだったため、晴れると日焼け止めを大量に塗って後で落とさなければならない。
そういう面倒がなくて助かった。
気温もあまり上がりすぎてもらっては困る。

<ゴールシーン>
下記サイトからゼッケン番号を入力すると、ゴールシーンを動画で見ることができる。
ちなみに私のゼッケン番号は23741。
左側のゲートを右側から入ってきてガッツポーズしている。
http://wwwz.fujitv.co.jp/sports/marathon/tm2009/goal.html

<長距離練習>
やっぱりもう少し長距離練習をすべきだった。
今回は紀州口熊野マラソンの時よりも長距離練習が足りない。
1km4分40秒、5km23分20秒で最後まで走り、3時間16分台でゴールするのが理想だ。
とはいえ、最後まで足に余力があり、ほぼイーブンペースでゴールできたことは満足である。

<筋肉痛>
きちんと準備ができたため、筋肉痛は大したことはない。
準備が足りないと、階段を下りられないなどひどい状態になる。
準備が足りない上に薄いシューズを履いて足を痛めてしまい、1ヶ月以上まともに走れなかったこともあった。
最近は山のアップダウンで鍛えているので大丈夫だ。

<練習法>
私のトレーニングはとても変わっている。
しかしその方法で最高の結果が出る。
長距離練習もせず、LSDもせず、フルマラソンを最後までイーブンペースで走れるなんてどの本を読んでも書いていない。
私の練習はいつも11km。
レース前に14kmのレースペース走を3日間連続でやるというのがいちばん長い距離である。
アップダウンの練習さえきちんとしていれば、長距離練習をしなくてもフルマラソンはイーブンペースで完走できる。