2009年4月ローマ1

早朝にヴェネツィア近郊のホテルを出発、シエナをそそくさと観光し、再びバスに3時間半乗り、ローマに到着。
地下を掘ると遺跡が出るため地下鉄を作ることが難しく(現在は2路線のみ、数年後に3つ目ができるそうだ。)、世界有数の観光地でありながら同時にイタリアの首都ということで、常に道路は渋滞している。
まず昼食。
メインはピザ。
巨大で薄い。
美味しいが、大食いの私には薄い分やや足りない。
再びバスに乗り、ツアー客の義務として三越に行く。

ローマは怖い。
いちばん怖いのはバイク。
こちらが青信号なのに、ちょっとでも隙があれば突っ込んでくる。
車も同様。
信号がない横断歩道が多く、そこにどんどん車やバイクが突っ込んできて、怖くて渡れない。
石畳は硬くて凸凹の上に表面がつるつるで滑りやすい。
免税店からバスに移動すると、何とバスは横断歩道のない道路の向こう側に停まっている。
車が渋滞した隙に渡ろうと走ったら、つるっと滑って転んだ。
ローマは嫌いだ。
ミラノは都会だが、こんなことはなかったぞ!

ローマ三越前の通り。



スペイン階段の途中から、トリニタ・デイ・モンティ協会を見る。
近くにスペイン大使館があるためこの名がついている。
協会の左側に、例のオードリー・ヘップバーンが慣れていなかったために撮影に時間がかかり、シーンの途中でえらく進んでしまったという時計が見える。




スペイン広場に降り、そこから徒歩でトレヴィの泉へ。
スリが多いとのことで、小銭は事前に用意しておく。
着いてから財布を取り出すのは危険だそうだ。
狭い空間に巨大な噴水と彫刻。
中央に海神ネプチューン、左右に海馬とそれを操るトリトン。
見事な彫刻だ。




ヴィットリオ・エマヌエーレ二世記念堂。
非常に巨大な建造物だ。
イタリア人は巨大なものが好きらしい。
当日は大規模なデモがあったが、デモ隊は観光しながら楽しく行進していた。




その左奥にコロッセオが見える。
古代ローマ人の格好をした人が数人見えるが、一緒に撮影してもらうとぼられることがあるそうだ。
注意しよう。




サンタンジェロ城。
アンジェロはイタリア語で天使という意味。
上部に天使の像が立つ。
霊廟として作られ、その後要塞、牢獄などとして使われ、現在は博物館になっている。
トスカの舞台としても知られている。




サンピエトロ広場の向こうにサンピエトロ大聖堂が建つ。
あまりにも巨大すぎて、大きさが把握しにくいが、回廊の上に建つ像の高さは3.2mある。




バチカン市国に入る。




書かれている文字の高さは170cmだそうだ。





入ってすぐ右側にミケランジェロ作「ピエタ」がある。
キリストの死を悼む聖母。
見事な彫刻だ。
まだ若く無名な頃のミケランジェロが作ったと信じない人が多く、怒ったミケランジェロは自分の名をこの彫刻に刻んだ。
聖母の首にかかるリボンに書いてある。




ここまでしなくてもいいだろうと思うほどの巨大さと豪華さが圧倒的だ。





クーポラの高さは132.5m。






教会のいちばん奥、聖ペテロの椅子の前では礼拝が行われていた。





ホテルは中心部から割と近く、タクシーでも12〜13ユーロ程度。
近くを散歩したが住宅街で何もなく、結局ホテル前のレストランで食事した。

続く