2009年6月7日千歳JAL国際マラソン

ゴール直前、喜びの表情。


高尾哲也
ゼッケン 945
種目 フル男子35〜49歳
ゴールタイム 3時間18分08秒
ネットタイム 3時間17分46秒
総合順位 149位(2371人中) 上位6%
種目順位 89位(966人中) 上位9%
スタート地点通過まで 22秒
10km 48分46秒 ラップタイム 48分24秒
20km 1時間35分11秒 ラップタイム 46分25秒
30km 2時間21分27秒 ラップタイム 46分16秒
40km 3時間08分02秒 ラップタイム 46分35秒
ゴール  3時間18分8秒  ラップライム 10分06秒
最初混雑で思うように走れていないが、10km以降は順調に1km4分37〜39秒を最後まで刻んでいる。
むしろラストスパートしたため、ラスト2kmは1km4分36秒とペースが上がっている。

千歳マラソンからようやく記録証が届いた。
<記録>
3時間18分8秒 ネットタイム 3時間17分46秒
自己新記録だ!やったー!
よくあの未舗装、凸凹、水溜りだらけでアップダウンの多いコースで自己新記録が出たものだ。
最後6kmでの勘違いが功を奏した。(6月20日に追記)

千歳JAL国際マラソンを走って来ました。
前日から生憎の雨。
朝になってもやっぱり雨。
ただ、放射冷却現象が起こらないため最低気温が14度と高く、小降りの雨の中半袖短パンで立っていてもそれほど寒くはなかったです。
記録を狙うにはほとんど汗をかかなくて済むこのコンディションはむしろいいと言えます。
晴れていると出発時には寒く、途中でどんどん暑くなり、気温差への対応が難しいですが、最低気温と最高気温に差がないとその分楽です。
それにこれだけ分厚い雲に覆われていれば、強い日焼け止めを全身に塗り、終わったら落としという面倒な作業が必要ないというのも助かります。
問題は、このコースが未舗装林道だということ。
凸凹がたくさんあり、それが全て水溜りになっていて、ランナーは全員泥だらけ。
大きな水溜りを避けると、その分疲労します。
靴下やシューズが水や泥で重くなるというのもマイナス要因です。
折り返しを最高地点として標高差155m。
その他にも細かいアップダウンがたくさんあり、急な下り坂もありました。
上っては下りるという感じで、とても自己ベストを狙えるコースとは言えません。
未舗装林道は足に優しいと宣伝していますが、実際には硬くてアスファルトとどちらがましかという個所が大半です。
その上平らでないので、その分疲労が増します。
それでもこのコースは魅力に満ちています。
千歳というのはこんな大自然のあるところだったのか!と驚くほど、どこまで行っても森。
結局フルマラソン42.195kmずっと豊かな森の中を走っていました。
時折近くを流れる清流も美しい。
千歳の大自然を満喫しました。
ガーミン(GPS)は私の記録は3時間17分36秒だと言っていますが、距離が42.14kmとなっているのであまり信用できません。
木々に覆われているところが多く、GPSが正確な速度を出していないなと感じながら走りました。
速度があてにならない時は心拍数155bpmを目安にしましたが、こちらも時々表示されなくなりあてになりません。
記録については後日郵送されてきますが、ひょっとすると自己ベストかも知れません。
36km地点の時計が13時を示していて、「うそ!順調でも3時間30分かかってしまう!」と焦ってその後頑張って飛ばしたのですが、実は10時10分スタートだったということを忘れていました。
おかげで今回のレースではかなり自分の力を出し切ることができました。
すばらしいコースでしたが、1回でいいかな。
凸凹やアップダウンでちょっときついです。


2009年6月6日大会前日
千歳は近い。
まるで電車のように便がある。
今回はHISのホテル1泊付きツアーで行ってきた。

北海道ではJRでsuicaカードが使える。
地下鉄では使えなかった。

ガイドブックに載っていたテレビ塔から5分ぐらいのところにある市場に行き、そこで海鮮丼を食べる。
目当ての店が見つからず、別の店で食べたら、小さい!
これじゃ全然足りない!
2289円も出して量が足りないとカチンとくる。
ただ、久しぶりに美味いウニを食べた。
渋谷に行くといつも入る回転寿司屋で、先日いつもは注文しないのだが美味しそうだったのでウニを注文してしまった。
一皿136円の店でウニを食べてはいけない。
失敗した。
何ともまずい。
それとは全く別物である。
薬品のような味も嫌な味も全くなく、とろっとしていて甘みがある。
ボタンエビも絶品!
まず身に醤油をつけて食べる。
新鮮で弾力があり、甘い!
次に頭を剥いて醤油をつけ、かぶりつく。
これはもう悦楽の世界である。






テレビ塔からの眺め。
この大通りには、防火の意味があるそうだ。





札幌テレビ塔。






札幌市時計台。



海鮮丼があまりにも少なかったので、札幌駅のラーメン共和国で梅光軒という店に入り、味噌ラーメンを食べた。
ごくごく飲んでしまいそうな酸味の効いた(これは酢?)スープが絶品。
量もあり大満足であった。


6月7日

ゴール手前で喜びを爆発させるランナー。
着替えたりしてゴールしてから30分以上経ってからの撮影だが、まだまだ3時間台ときちんと練習したランナーたちである。



会場から空港までタクシーで1750円。
近くて便利だ。

新千歳空港でお土産に花畑牧場の生キャラメルを買う。
15分ほど並んだが、スムーズに購入することができた。
確かにとろけるが、私自身はあまり興味がない。

新千歳空港で「かに料理 きたみなと」という店に入り、北海丼を注文。

何と昨日の店よりずっと豪華で量が多いではないか!
ウニも昨日よりさらに上質だし、昨日より大きくさらに美味いボタンエビが何と3匹!
空港の方が市場よりいいってどういうこと?
とにかく絶品のウニやボタンエビを堪能した。


<日焼け>
何と日焼けした。
前半は雨、後半雨が止んだが、ずっと曇りだった。
それでも日焼けするんだ!
左手にガーミン(GPS)の跡がくっきりと残っている。

<腹筋>
腹筋がかなり疲労している。
特に両わき腹。
走る時には腹筋をかなり使う。
日頃からランニングとは別に補強運動が不可欠だ。

<筋肉痛>
今回はコースがハードだった上に割と頑張って走ったので筋肉痛は結構ある。
ただ、山のアップダウンできちんと鍛えてあるので、階段を下りられないということはない。
十分に鍛えずにフルマラソンを走ると、階段を後ろ向きに下りる羽目になる。

<負荷>
今回はトレーニングとして何と一度も11km以上の距離を走っていない。
それでも失速することなく3時間10分台でフルマラソンを完走することができる。
フルマラソンを完走するには長距離練習が不可欠とよく言われるが、それは間違いだ。
不可欠なのは距離ではなく負荷である。
アップダウンによる強い負荷さえあれば、長距離練習を一切することなくフルマラソンを完走することができる。
これはどの本にも書いていない独自の理論だが、その正しさはすでに何度も実証されている。

<同士>
私は負けず嫌いな面があり、今回もゴール手前で後ろからラストスパートしてきたランナーに負けるものかと猛ダッシュでゴールした。
おかげでタイムを見る余裕がなかった。
しかし5kmを過ぎれば、同じあたりを走っているランナーは皆かなりのトレーニングを積んだ人たちで、同士という印象が強い。
特に30kmを過ぎてから同じペースで走っている人たちに対しては、みんなよく練習したんだなあという感慨が深い。
なので抜かれてもそれほど腹が立たない。
30kmあたりからずっと私の100mぐらい先を走っていた女性にも、結局40kmあたりで抜くことになったが見事だと感心しながら走った。