2009年6月14日権現山・阿武山

今日も昨日同様、午前中から午後の早い時間にかけて登山し、帰宅後練習。

広島百山という本を頼りにあちこちの山に登っているのだが、地図や文章に曖昧なところがあり、広島市の地図も持って行くことにした。
緑井駅で下車、安佐中学校前を右折と書いてあるが、広島市の地図を見ると安佐中学校ならアストラムラインの方が近い。
大町でアストラムラインに乗り換え、一つ先の毘沙門台で降りる。
多分この道だ。
毘沙門台団地に向かって上る。
ところが25分ぐらい歩いても毘沙門天は見えず、下りになってきた。
道を間違えたのだ。
地図を持ってきたことが裏目に出た。ガイドブックに従うべきであった。
往復50分もの時間を無駄にしてしまったが、このあたりは眺めが素晴らしい。
西に荒谷山がどっしりとした山容を見せている。
いつか登ってみたいが、残念ながら展望があまりないようだ。
私にとっては展望が最も重要なので、登ることがあるかどうか。




南には武田山、その向こうに火山が見える。



中学校まで引き返すと、毘沙門天と大きな看板。
同じ中学校前でも、一つ前を右折なのだ。
そうだよなあ、こんな新しくて太い道のはずがないのだ。
昔ながらの参道ならもっと細くて歴史を感じる道のはずだ。

雰囲気のある小道を行く。
ずっと上りが続き、参道ですでに登山は始まっている。

30分ほど上ってようやく毘沙門天に到着。

なぜか子猫が祀られている。





立派な門だ。






門をくぐり、不思議な空間をさらに登る。












ここにも猫が。
毘沙門天と猫の関係は?







毘沙門堂に到着。
この左側から多宝塔に向かう。





多宝塔前の岩からは広島市が一望できる。
これは絶景!
来てよかった。
広島市中心部を望遠で撮影。





武田山と火山。
いたるところから登山ルートがあり、鈴ヶ峰まで縦断することもできる。





多宝塔。






さらに登ったところの岩からも絶景が広がる。
眺めのいい山だ。



権現山山頂(397m)に到着。
山頂にはいくつものテレビ塔が建っている。

車道を下り、阿武山への登山道に入る。
木屑を固めたシートを敷き詰め、非常によく整備されている。
日曜日ということもあり登山者が多い。

太田川。
阿武山から縦走し、太田川に降りるルートもあるようだが、最寄駅までかなりの距離があるようなので今回は見送った。



阿武山山頂(586m)からは東側展望を楽しむことができる。
呉娑々宇山などの山容を眺めながら昼食。

帰りは来た道を引き返し、鳥越峠から七軒茶屋駅に向かって下りる。
この道はかなり急な坂道で滑りやすく注意が必要だ。

七軒茶屋駅のホームは一つで片側にのみ線路がある。
単線で左右のどちらからも電車が来る。
ベンチに腰を下ろすと、今登ってきた権現山と阿武山がきれいに見えた。