2009年6月15日 曽場ヶ城山

八本松というと遠いイメージがあるが、安芸中野駅からだと16分と実はとても近い。
9時13分の電車に乗り、9時29分に八本松駅に到着。
駅から見た曽場ヶ城山。



駅から南に下る。
この道沿いにある小学校には以前音楽鑑賞教室で行ったことがある。
国道2号線バイパスの下を通ってから右折するのだが、それがどの道なのか分からない。
15分ほど迷ってようやく小倉林道に入る。

曽場ヶ城山は標高607mだが、八本松駅の標高がすでに250mほどあり、標高差としては大したことはない。
瀬野から八本松は非常に長い区間で山間の谷を延々と上っていく。
以前今ほど列車の性能がよくない頃はここを上るのに苦労したそうだ。
八本松は山を越えてから降りるのではなく、丁度上ったところにある盆地である。

なかなか急な坂道が続く。
実感としては、時間は短いが楽な山ではない。

竹林のトンネル。




名前の通りここにはかつて城があった。
その本丸跡から南側に素晴らしい光景が広がっていた。




やや下って登り返すと曽場ヶ城山山頂。
ここもいい眺めだが、木があるので掲載するほどの写真は撮れなかった。



山頂から西に急な坂を下る。
しばらく下ると鉄塔があり、そこから林道を下る。
林道というのもいいものだ。
足に負担がかからず、考えずにぼーっとしながら、自然を楽しみながら歩くことができる。

2号線を越えると、のどかな光景が広がっていた。
と思ったら、これは耕作放棄地ではないか?



国道486号線(旧2号線)に下りて右折。
しばらく歩くと八本松駅。
駅に着いたのが12時半。
15分迷ったのや城跡や山頂で休んだのを入れても3時間しかかかっていない。
手軽に登れて歴史を感じ、西条盆地を一望できるなかなかの山である。
ただ、登りも下りも急坂なので注意が必要だ。