2009年8月25日日浦山


今日はボルダリングに行こうか、それともジム初体験に行ってみようか。
いろいろ迷っていたが、あまりにも天気がいい。
結局水泳もそうだったが、私は屋内があまり好きではなく、外が好きなのだ。
最近は8月とは思えないほど涼しい。
そうだ、日浦山山頂から夕日、夕焼け、夜景を撮ってみよう!
下山はヘッドライトを点けての夜道になるが、覚悟を決めた。

午後5時出発。
さすがにまだ暑い。
ただ、東斜面は日陰なので助かった。
8月にこんな低い山に登ろうとは誰も思わないだろう。
しかもこの日浦山東斜面の登山道はマイナーな道で、元々ほとんど人は通らない。
私の場合は登山口が家から徒歩5分ほどのところにあるので、いつもここから登っている。

蜘蛛の巣が多い。
手で払って進むのだが、時々気がつかず顔に被ってしまう。
蝉の鳴き声。
これはツクツクボウシだ。
この山のツクツクボウシはテンポが遅い。
広島弁か?

夕日を浴びて輝く呉娑々宇山。
水谷峡登山口まで毎日ランニングで往復しているので、この山には特に愛着がある。




1時間ほどで山頂に到着。
山頂から見た夕日。




右手に黄金山、その向こうに宮島。




絵下山。




しばらく山頂で過ごしたが、寒くなってきた。
8月に標高346mの山の山頂が寒い?
一体どういうこと?
夜道を下山する覚悟はしていたのだが、実際に暗くなってくると身の危険を感じる。
やばい!やっぱり降りよう。

少し下ったところに地獄岩という絶景ポイントがある。
そこまで降りると、街の明かりが灯り始めている。
これは撮らずにはいられない。
夢中で撮影した。

広島で夕焼けと夜景を同時に撮ろうとしたら、この日浦山がベストなのではないだろうか。
夕焼けの方向に市の中心部があった方がいい。
そうすると地理的にはここが最も適している。

手前に黄金山、向こうに宮島。





左手に黄金山、右に中心部。







絵下山。














結局すっかり暗くなり、ヘッドライトを点けて下山。
ヘッドライトは視野が狭いため、道に迷わないように気をつけなければならない。
私はこの山は慣れているので大丈夫だ。
とにかく、初めての道を夜通らない方がいい。
夜の山は慣れていない人は相当怖いだろう。
お墓に下りてきてほっとした。
明かりも向こうに見える。
無事海田市駅に到着。

今日の夕焼けや夜景にはゾクゾクしっぱなしであった。
久しぶりに興奮した。
夜道を下山する覚悟を決めた人だけが、この感動を得ることができる。