2009年9月27日船倉山


今日は午前中練習して午後から登ろうと思っていたのだが、今日になって天気が下り坂という予報が出たので、先に登ることにした。

最近は夕日、夕焼け、夜景を撮るのも楽しみにしているのだが、これはなかなか難しい。
まず夕方まで天気がよくなければならない。
ヘッドライトで下山するので、あまり距離が長くなく、しかも容易で、よく知っているコースである必要がある。
もちろん西を中心とした展望は欠かせない。
そうなると、日浦山、鈴ヶ峰、大茶臼山は素晴らしかったが、それ以外がなかなか難しい。
今度呉娑々宇山を少し下ったところにある高尾山に行ってみようと思っている。

明日からリハーサルなので練習しなければならず、あまり遠くには行けない。
しかし近くの低い山は9月にはまだ暑い。
コンビニでスポーツドリンク1リットルを購入、家から持ってきた水500mlと合わせて1.5リットル用意した。

10時25分宮島口駅下車。
阿品駅からバスで下更地まで行くと近いのだが、バス便が少ないので宮島口駅から歩くことにした。
下更地まで徒歩20分。
大野東小学校の手前を右折し、真っすぐ進む。
山陽自動車道の高架をくぐり直進。
途中左に未舗装の道が分かれるが、舗装されている右の道をそのまま行く。
林道は徐々に崩壊が激しくなり、とても車が通れるとは思えない。

林道終点からはいよいよ登山道。
沢を何度か渡りつつ、急な坂道を登る。
この山は急な坂が多く、しかも砂利で滑りやすい。
初心者はやめておいた方がいいかも知れない。


鉱山跡。
穴の奥が暗く怖い。





岩山を見ながら進む。
低い山であっても、落ちたら死ぬところはいくらでもある。
ただ、道を踏み外さなければよいのであって、よほど頭が白くならない限りそのようなことはない。





しばらく急な坂道を登ると、展望のよい尾根道に出る。
少し行ったところにある鉄塔から絶景が広がっていた!
なかなか厄介な道だったが、来てよかった!
正面に宮島がどっしりと腰を降ろしている。





宮島を往復する連絡船が見える。
今日はやや霞んでいるのが残念。











最初のピークに到着、後ろを振り返る。
向こうに宮島が見える。





東には船倉山の山頂が見える。
2個目のピークが標高559m、船倉山山頂は545m、なぜか途中のピークよりも山頂の方が低い。






1個目のピークの西に岩があり、そこからの展望が素晴らしい!
第2の絶景ポイントである。
西に連なる尾根を眺める。





再び宮島。






急な登り坂でしかも砂利で滑りやすいというのも苦労したが、下りはもっと大変。
とても滑りやすく、木があればつかまるが、なければ腰を降ろして恐る恐る下るしかない。
1個目のピークから急坂を下り、再び登り559mピーク、そこから再び下り、また登る。
通ってきた2つのピークを振り返り眺める。





山頂にあと僅かというところから道が狭くなり、草茫々、蜘蛛の巣だらけ。
どうみても最近だれも登っていない。
こんなに展望のいい山なのにもったいない。
山頂は小さくあっけないが、南側に岩があり、そこが第3の絶景ポイント。
廿日市、新井口方面。
先日登った鈴ヶ峰が見える。
中心部に向かって広島岩国道路が伸びる。




下山途中、おじさんとすれ違う。
少し会話した。
日曜日というのにほとんど登山者がいないというのは残念。

来た道を少し戻り、そこから道を左に取る。
これがまた草に覆われた狭く急な坂道で滑りやすくて大変。
しばらく降りるとコンクリートの階段になり、王舎城を経由し、車道を下る。

中山トンネル手前から船倉山を撮影。
右に山頂、左は2つのピーク、手前は王舎城。
予報通り天気は下り坂で雲の様子がだんだん怪しくなってきた。





宮島口15時27分の電車に乗ったから、所要時間5時間弱。
広島駅を過ぎたあたりで急に激しい雨。
先に登っておいて助かった。

船倉山は3つの絶景ポイントがある素晴らしい山だが、砂利で滑りやすい急な坂が多く、初心者にはお勧めできない。
山に慣れた人はぜひこの絶景を味わってみてください。