2009年10月9日大菩薩嶺

以前から気になっていたこの山についに登ることにした。
塩山駅発7時28分の大菩薩登山口行きバスは始発でも間に合わない。
次は9時25分発で9時52分着。
これに乗り、帰りは17時10分という計画。
ただしスピードに自信のない方は、途中で1泊するか、もっと早く出発した方がいいでしょう。
タクシーでも登山口まで3000円ぐらいです。




登山口からしばらくは車道を歩く。
左手に雲峰寺が見える。
左に丸川峠への道を見送る。
帰りはここを降りる予定。
しばらくして車道と別れ、登山道に入る。
整備された心地よい道である。



ロッジ長兵衛までは車で行ける。
平日というのにたくさんの車が停まっている。
ここから大菩薩峠を往復するだけならたった2時間で済む。
ただし、この山で最も素晴らしいのは大菩薩峠から大菩薩嶺に至る道からの展望である。


標高差1100m、日帰りするのに楽とは言えない。
しかし紅葉も美しく、眺めも素晴らしい。
さすが有名な山だけのことはある。

途中の富士見山荘には展望台があり、ここからの眺めも素晴らしかった。
ただ足元の木が壊れそうで怖い。





勝緑荘。










この山は、上日川峠、大菩薩峠が表、丸川峠は裏という感じ。
表側は人気が高く、人通りも多く、道もよく整備されていて展望もいい。
それに対して、裏側は滑りやすい急坂で、展望もあまりなく、といっても木々の向こうの山並みなどはなかなか素晴らしいのだが、紅葉も少なく、面白みは少なく、その分人通りも少ない。
表側の千石茶屋、ロッジ長兵衛、大菩薩峠の介山荘などは立派な建物でお土産も並んでいて泊まってみようかなという気になるが、丸川峠のまるかわ荘は大丈夫かなという感じの建物である。
ここも秘境といった感じでなかなかいい雰囲気ではあるのだが。

大菩薩峠に到着。



大菩薩峠から大菩薩嶺に至る道では本当に感動した。
左手に富士山、上日川ダムのダム湖、広大な甲府盆地とその街並み、その向こうには雄大な南アルプスが連なる。
幸せな時間だった。
写真を撮っては眺め、少し進んでまた展望を堪能し、写真を撮った。
眺めがよすぎて前に進めない!
あんまりゆっくりしていると、帰りのバスに間に合わないぞ!

富士山と上日川ダム。





紅葉の向こうに大菩薩嶺方面、まだ山頂は見えない。





甲府盆地がキラキラと輝いて美しい。





大菩薩嶺まであと僅か。
紅葉が美しい。




山頂は木に覆われ展望はない。





丸川峠まで降りてきた。





丸川荘。











時間が余ったので雲峰寺を訪れる。




塩山駅から見る夕焼け。