2009年11月25日蓮花寺山

リハーサルが早く終わり、今日は久しぶりに山を走ろうかと思っていたのだが、天気がいいし紅葉がきれいなので蓮花寺山に登ることにした。

夕日を浴びて輝く蓮花寺山。




気温が高く暑いぐらいで、長袖シャツ1枚で汗が滴り落ちた。
実は広島の低山に登るには今が1年で最高の時期だ。
12月半ば頃、紅葉した葉が一気に散り果てるとそこからは冬だ。
もちろん低山は冬も十分登れる。
真夏以外(私は夏でも日没前後を狙って登るが)いつでも登れるのが低山の魅力だ。
そして季節ごとに違った表情を見せる。
午後5時が真っ暗闇の東京から来ると、日没が5時頃で5時を過ぎてもまだまだ明るい広島は別世界だ。
空もいつも何となくどんよりと曇っている東京とは違い、澄んでいる。
家を出たのが3時33分。
自宅から徒歩10分で登山口、そこから登り40分、下り30分、再び自宅まで徒歩10分、合計1時間半で気軽にトレーニングができ、楽しめる。
広島の山に登ると、東京で走っている黒目川コースも東京としては格別のコースなのだが、それがまるでマウスが籠の中で運動しているかのように思えてしまう。
自然の中に身を置くと、仕事の疲れがスーッと抜けて、体が完全にリラックスできる。
日が思ったよりも長く、むしろ高い位置にありすぎて夕日にならないぐらいだ。
今日はトレーニング登山なので、普段のいかにエネルギーを節約するかという登山とは正反対に、大股で休まずどんどんと攻め登り、心拍数をなるべく高くしてそれを維持する。

この蓮花寺山は何と言っても八十八体のお地蔵様が置かれているのが特徴だ。





西側の展望はあまりないが、海が見えるポイントが数か所ある。













絵下山と紅葉。







紅葉は光が命。






下山途中、4時40分頃、ようやく夕日らしくなってきた。




素晴らしい季節、素晴らしい時間、自宅近くの気軽に登れる山でこれほど楽しめるというのはうれしい。
先日蓮花寺山のページを作ったばかりだが、今回は紅葉もあって前回とは違ったいい写真を撮ることができた。