2010年1月2日石清尾山


JR栗林公園北口駅の西、市民病院の先に社会福祉法人さぬきがある。
その構内を通り、左の登山口に入る。
少し登っただけですばらしい眺めだ。

高松市中心部と屋島全景。
午前9時過ぎ、まだ靄がかかっている。






よく整備されているが、ごつごつとした岩の多い道を登る。
山頂の展望台からは、西から北を経て東に至る180度の展望が広がる。
北東方向、女木島、高松市中心部、右に屋島。






尾根沿いに南下する。
西側が開けているところから、五色台と右に勝賀山の眺めを堪能する。






南西方向の眺め。
向こうに見えるのは鷲ノ山か。




熊避けで登山中時々奇声を発する癖がついている。
「フォ!フォ!フォ!フォ!フォ!」と怪鳥のような声を出すと、犬が鳴き出した。
何と民家がある。
ここは山だよね?
高松市中心部に近いせいか、山頂近くにも家が建ち並んでいる。

この山にはいたるところに古墳がある。
石船積石塚のくり抜き式石棺には氷が張っていた。





前方後円墳の前方から後円を撮る。
今は雑多な石の集まりだが、かつてはきっと土できれいに形を整えられていたのだろう。





東に一度下り、紫雲山に向け再び登る。
太陽に導かれ、心地よい道を行くと、行くつもりではなかった室山の三角点に着いた。






室山から北に向かう。
途中東方面の展望が開けた。
南東方向に上佐山などの山々が霞んでいる。




栗林公園北口駅に下る道は急で落ち葉も分厚く積り、やや厄介だ。
と思ったら、どうやら東に行く道が分からず、そのまま北進してしまったらしい。
栗林公園からは瓦町駅まで徒歩で移動した。
いまいち土地勘がない。
しばらくしてようやく香川県庁、その向こうに母校の高松高校。
ただし高松高校は建て替えられていて、当時の面影はない。
百十四銀行も覚えているが、そこから瓦町駅までの道は広くきれいに整備されていて記憶と一致しない。
その向こう、瓦町駅は今では大きなビルにデパートが入っている。
随分変わってしまった。
四半世紀以上経っているのだから当然だろう。

標高232m、気軽に登れ、絶景を楽しむことができる。
ただし、今回のコースは一度下って紫雲山に登り返すので、初心者は石清尾山だけにするといい。