2010年1月4日五色台


この冬休みの登山も今日が最後。
JR国分駅を出て、まず近くにある八十番国分寺を訪れる。





しばらく北に進み、神崎池から振り返ると、おむすび山三兄弟がきれいに並んでいる。
左から狭箱山、伽藍山、六ツ目山。





登山道から西側の国分台山頂付近を撮影。
切り立った崖、葉が落ち空気に溶ける無数の枝。
冬の眺めもなかなかいいものだ。





遍路ころがしと呼ばれる急な階段をしばらく登ると、南方面にすばらしい展望が開ける。
右に鷲ノ山。





展望台を過ぎ、車道を横断し、十九丁までの平らな道を進む。
逆光の方がきれいなので、時々振り返って撮影した。





十九丁の石仏。
ここを右に行くと八十二番根香寺、左に行くと八十一番白峯寺。
今日は左に進む。
白峯寺と根香寺を結ぶこの道は四国の道と呼ばれ、かつての遍路道でよく整備されている。
一丁(108m)ごとに何丁と書かれた石仏(丁石)が道標として置かれている。





丁石が置かれた四国の道を進む。





閼伽井(あかい)。
神仏に捧げる水の湧く井戸という意味だそうだ。






白峯寺の近くに下乗と刻まれた石碑。
ここからは神聖な地であるから、どんな位の高い人でも乗り物を降りなさいという意味だそうだ。






白峯寺は多くの参拝客で賑わっていた。






白峯寺本堂。






崇徳天皇陵は近づくことができない。
この地に流され、恨みを残して死に、その怨霊に人々は恐れおののいた。
昨日テレビで見たばかりなのでゾクッとした。






源頼朝が寄進したといわれる鎌倉時代の十三重石塔。






白峯寺から少し下ったところに展望台があり、しばらく眺めを楽しんだ。
しかし実はそこからさらに下ったところからの方がいい写真が撮れる。
先日登った飯野山。





西に広がるのどかな光景。






瀬戸大橋と瀬戸内海を進む多くの船が見える。





左に飯野山、右に瀬戸大橋。





しばらく車道を下り、右に急カーブしたところからコンクリートの農道を下る。
山の南斜面にみかん畑などの畑が広がる。





神谷(かんだに)神社。
本堂は鎌倉時代初期の建立で国宝に指定されているが、その本堂がよく見えないのであまり面白くない。



ここからJR鴨川駅まで徒歩45分。
それはそれでよかったのだが、車の通る道は煙いし緊張感もあり心地よくはない。

本には所要時間5時間5分と書いてあった。
実際には休憩やお寺を巡ったりする時間も全て含めて4時間半かかった。
距離は長いが変化に富み、充実した登山であった。
道はよく整備されているので、ある程度の体力さえあれば初心者でも十分に楽しめる。