2010年1月31日愛媛マラソン





<前日>
本番後タクシーで広島港に移動し、そこから20時発の高速船で松山観光港へ。
高速船は結構高い。
今は高速1000円と対抗するためか割引されているが、それでも6500円する。
所要時間1時間17分。
松山観光港からリムジンバスで松山駅へ。
所要時間20分。
駅近くのホテルにチェックインし、用意などしてすぐに寝る。

<当日>
5時15分起床。
準備して6時45分にホテルを出る。
7時にマラソン会場到着。
受付を済ませ、市民会館へ。
男性更衣室が市民会館というのはすばらしい。
十分な席がある。
テントは特に今日のような雨の日は最悪だ。
地面の土が濡れてドロドロで着替えるのに苦労する。
それに比べれば天国のようだ。

スタート地点に並ぶと、愛媛県知事、松山市長の挨拶。
市長は走るとのことだった。
それからデンジャラス ノッチが、Yes,we run!

<愛媛新聞の記事>
男子は久保、女子は桧垣が優勝 愛媛マラソン
第48回愛媛マラソンは31日、愛媛マラソン松山コースで招待2選手を含む計3490人(男子登録532人、一般2516人、女子登録51人、一般391人)が出場して行われ、男子は久保慶和(四国電力、松山商高出)が2時間17分11秒で初優勝。女子は、桧垣香織(今治クラブ)が2時間52分16秒で初の女王に輝いた。スタート時のコンディションは気温3度、湿度94%。小雨が降るあいにくの天候の中、男子の久保は30キロ付近でトップだった井上正之(愛媛銀行)をかわし、そのまま1位でゴールをくぐった。女子の桧垣はスタート直後から先頭に立ち、安定した走りで逃げ切った。
藤永佳子(資生堂)と大平美樹(三井住友海上、松山商高出)の招待2選手は記録の付かないオープン参加での出場となった。

氏名:高尾哲也
ナンバー:1160
種目:一般の部男子
タイムリスト この記録は速報(参考記録)です
測定ポイント スプリット ラップ 通過時刻
10km 00:47:51   09:47:51
15km 01:11:21 0:23:30 10:11:21
20km 01:34:44 0:23:23 10:34:44
25km 01:57:49 0:23:05 10:57:49
30km 02:21:33 0:23:44 11:21:33
35km 02:46:33 0:25:00 11:46:33
40km 03:13:39 0:27:06 12:13:39
Finish 03:25:55 0:12:16 12:25:55

順位は200位。

<レース後>
着替えて無料の芋汁をもらって食べ、手作りのヨモギ餅を2個120円で買い、伊予柑ジュースをもらい、写真を数枚撮影してから会場を出てタクシーに乗り、松山観光港へ。
2時の高速船に何とか間に合った。
帰りは呉で降り、電車で帰宅。
帰宅後2時間ほど練習。
明日の曲とアルヴェーンをさらった。

<雨>
前々日までずっと晴れもしくは曇りの予報で雨については全く心配していなかったのだが、前日になって急に雨の予報。
まいったなあ。
第1回東京マラソンは寒かった。
この季節に雨は辛い。
ただあの時よりも若干気温が高めなのがせめてもの救いだ。
会場のミズノショップで撥水の手袋とブレスサーモフリースキャップを購入。
これが非常によかった。
手袋は僅かに染みた程度、帽子は全く水が通過しなかった。
スタート前に本格的に降り出した。
「今日走るのやめようか。」と話し声が聞える。
私は他の人に比べて装備は万全である。
特にナイキの撥水ウィンドブレーカーはかなり性能がいい。
これでロングタイツが撥水であれば完璧だっただろう。
帽子の上からフリースキャップを被った。
前半は雨が上がり、暑くなってフリースキャップを脱いだが、後半再び降り出し寒さを感じたので被った。

<アップダウン>
一か所アップダウンのきついところがあった。
他にも起伏は多いが、それほどきつくない。
トータルでは普通といったところ。

<トンネル>
トンネルは雨がしのげるが、路面がコンクリートで疲れた足にはきつい。
むしろ雨の中アスファルトの上を走った方がずっと楽だ。

<景色>
残念ながら雨で景色はあまり楽しめなかった。
10km過ぎから海が見えるなとは思ったのだが、霞んでいて、それどころではないということもあり、あまり印象に残っていない。

<余裕>
年賀状に使った昨年の千歳マラソンの写真、あれはゴール直前で余裕の表情だ。
今回はそんな余裕はなかった。
さすがに練習を積むと違うなあと思った。

<声援>
雨にも関わらず、沿道の声援は人数が多く、途切れず、熱心だった。

<スタッフ>
スタッフは数も内容も充実していた。

<空腹感>
レース翌日の今日、ひどい空腹感。
顔も痩せている。
これは大量に食べるべきだ。
久しぶりにたまやに行き、カルビ、レバー、キムチにどんぶりご飯2杯を平らげる。
帰宅後、いつものようにみかんを食べたが、強い欲求があり、普段は1個のところを5個食べた。
これで大丈夫だろうと思っていたら、何と食後2時間で空腹感!
勘弁して!

<水分>
真冬のレースでしかも雨、それでもレース後スポーツドリンク500ml、オレンジジューズ、水1リットルを飲んだ。
レース中も5kmおきにスポーツドリンクを補給したのだが、思った以上に体は水分を失っていたようだ。

<筋肉痛>
今回は練習が足りなかったので、30km以降がきつかった。
きつい中を無理やり走ったので筋肉痛がひどい。
ただ、以前のような、階段を降りられないほどのことはない。

<月刊走行距離>
1月の月刊走行距離は何とたった130km!
これで3時間25分という記録がよく出せたものだ。
普通3時間半を切るためには月間250km〜300kmぐらいの練習が必要なはずだ。
今回の最大の特徴は、山にばかり登っていたこと。
登山がある程度はマラソンのトレーニングになっているということだ。
ただし、集中して走り込みをすれば最後までイーブンペースで走り、記録は3時間10分台になったはずだ。
そういう意味で、登山はあくまでもある程度までしかマラソンのトレーニングにはならないと言える。
第2の特徴は山トレーニングに坂道ダッシュ。
広島では標高230mのところまで走って往復している。
これがかなりのトレーニング効果を生んでいる。
第3の特徴は自転車によるクライムヒル。
これは大腰筋を鍛え、前に進む力が増す。
それに心肺にもかなりの負荷がかかり、その分機能が増す。

<ガーミン>
平均ペース4分52秒、平均心拍数159bpm。
思ったよりも疲労が取れず、走る前から疲れている。
今回は駄目だと思っていた。
今回はかなり前に並ぶことができた。
スタート地点まで僅か5秒しかかからなかった。
ただし序盤はかなり抜かれた。
以前ならオーパーベースになっていたところだが、ガーミンで心拍数とペースを見ながら、今日の自分の力だと追い抜かれて当然と自重した。
それでも結局2km以降は1km4分40秒台が並んでいる。
5kmを過ぎたあたりから、徐々に加速。
1km4分40秒台と30秒台が交互に並ぶ。
心拍数も160bpmを超える。
今日の自分の実力でこれはオーバーペースだろうなとは思ったのだが、どうも止まらない。
仕方がないので体の要求するように走った。
今回疲労を感じるのは早かった。
28kmあたりで足が疲れてきた。
こりゃ駄目だ。
これからどうなるのだろう。
30kmを過ぎ、きつくなってきた。
頑張ると腹筋が痛む。
一度痛み出すとなかなか治らない。
だからほんの僅かでも予兆を感じたら、すぐにペースダウンして痛みの芽を摘まなければならないのだが、なかなか思うようには体はペースダウンしてくれない。
体を何とかなだめながら、3歩目を閉じ、3歩開けるという独自開発の「まどろみ走法」で副交感神経優位になるようにテンションを落とすことに努める。
水やスポーツドリンクを取る時に意外とエネルギーを使い、心拍数が上がる。
このタイミングで腹筋が痛み、その後数キロに渡って痛みと戦った経験がある。
水を取る時には少しペースを落とすぐらいのつもりがいい。
30kmあたりからかなり辛い状況で走っていたが、実際にペースが落ちたのは34km以降。
すごく遅くなったように感じていたが、後で記録を見たら、37,38kmが5分20秒台、ラスト3kmが5分30秒台と思ったよりは持ちこたえていた。
今回は30km以降がかなり辛かったが、記録としてはまずまずの結果を出せてよかった。
しかしマラソンで本当に気持ちがいいのは、最後までイーブンペースで走り、自己ベストもしくは自己ベストに近い記録が出せた時だ。
次回はそれを目指してしっかりと練習しよう。

<大会>
総合的に見て素晴らしい大会だ。
愛媛県を挙げての大会という意気込みが感じられる。
エイドもスタッフも充実し、沿道の応援も雨の中途切れないのがすごい。
ぜひ一度参加してみてください。