2010年3月5日扇山・百蔵山


明日からしばらく天気が悪く、チャンスは今日しかない。
5時15分起床、6時55分出発。
7時前に家を出ても、ごく普通の通勤時間帯で丁度ラッシュアワーだ。
普段9時過ぎに家を出て空いた電車でゆったりと通勤しているので、みんな大変だなあと思う。
東京の凄いところは、ラッシュの逆のはずの中央線高尾行きなどが混雑している点だ。
途中西八王子で甲府行きに乗り換え、8時50分鳥沢駅着。
ここからしばらく車道を北上する。
9時46分梨木平到着。
梨ノ木平から杉林の中、ひたすら急坂を登る。
10時48分扇山山頂到着。
標高1138m、富士山の眺めが感動的だ。
おにぎりを食べながらしばし景色を楽しむ(休憩15分)。
広々した山頂からは、多少木が邪魔になるが、360度見渡すことができる。

東、相模湖方面の眺め。



昭文社「関東の山あるき100選」に書かれてある通り、扇山から百蔵山へ縦走する。
しばらく急坂を下る。
その後、なだらかなアップダウンの道を進む。
冬枯れで眺めを楽しみながらの山行である。
予報通り春の陽気で、ジャケットもフリースもリュックに入れてシャツ1枚で行動した。

しばらくして百蔵山が見えてきた。
直前はかなりの急坂だろうなと思ったが、その通りで、慣れていない人を連れてきたら恨まれそうなほどであった。
12時32分百蔵山山頂に到着。
標高1003m。
ここも富士山の眺めがすばらしい。
おにぎりを食べながらゆったりと過ごす(休憩20分)。


明け方まで雨、その後晴れて気温が急上昇。
霞むのも早い。
百蔵山から下山途中に撮った富士山の写真は霞んでいて使えなかった。
山で遠景を撮ろうと思ったら、できるだけ早い時間がいい。

今回は山で3人とすれ違った。
二人は50代もしくは60代の男性で単独行。
もう一人は若い男性で、何と百蔵山の急坂を走って登ってきた。
帰り道、ふと見るとこの男性が私の前を走っている。
山頂を往復したのだろうか。

車道に出てしばらく歩くと、梅林の中でお年寄りの皆さんが、ゴルフのクラブでバトミントンの羽を打っている。
何というスポーツだろうか。
梅林の向こうに百蔵山。




猿橋駅近くから、中央自動車道の向こうに扇山を見る。



14時15分猿橋駅到着。
所要時間5時間20分。
そのうち休憩時間35分。
歩行時間4時間45分。
「関東の山あるき100選」には歩行時間6時間10分と書かれている。
一人だから軽快に行動することができる。
グループなら慣れている人ばかりでも本に書かれてある時間ぐらいにはなるだろう。
それに休憩時間も長くなる。
誰かが遅れれば暗くなる危険もある。
グループなら今回のような縦走ではなく、片方の山だけにしておいた方がいいかも知れない。

富士山の眺めがすばらしかったが、そろそろ冬枯れも飽きてきた。
春が待ち遠しい。