9月30日
ユニオン広響定期大会とその後の交流会を終え、先ほど帰ってきました。

新しいメッキ屋さんからリガチャーが返ってきました。大変残念ながら今のところ納得できていません。下地無しピンクゴールドはかなり色がくすみ、このままでは販売できません。音色的には自然な感じがしますが、多少ぼやけるような気もします。下地ありは商品としての見た目は大丈夫ですし、音色的にも華やかな感じがしますが、多少響きを消している感じがします。明日ホールで吹いてみて、その後メッキ屋さんと調整したいと思います。

9月29日
健康診断に行ってきました。私は健康そのものの体ですが、胃だけが気がかりです。結果はまだ分かりませんが、非常に忙しく夜遅い仕事が続きお酒も飲んだのでどうかなあ。
新しいメッキ屋さんからリガチャーが返ってきた!と喜んで開けてみたら、クランポンから新しいリコの新しいリードが4箱も送られてきました。エヴォリューション・アンファイルドだそうな。アンケートに答えていただきたいとのこと。きっと日本中のプロ奏者に送っているのでしょう。これから吹いてみます。

先ほど送られてきたエヴォリューション・アンファイルドを試してみました。私にとっては、ヴァンドレンの青箱に比べて値段が高い割に当たりはむしろ少ない感じ。以前1ヶ月ほど吹いていたシックブランクの方が当たりが多くしっくりきました。全体にぼさっとして鳴りにくい感じがしますが、育てれば変化するかもしれないのでもう少しみてみます。いずれにしても、人によって評価は全く違うと思われます。

9月28日
昨日はようやく本番。それまで楽譜に追われてそうでもなかったのが、「ママ!」という子供の声で一気に来ました。やばい!泣くと吹けないんだって!

やっと蝶々夫人が終わりました。くたくたです。今日はマチネ。久しぶりに明るいうちに帰れました。本来は打ち上げがあったのですが、明日が健康診断のため、残念ながら参加できませんでした。
帰ってから司会の練習。その後リガチャーの注文が3件新たにあったので、その発送作業。
明日はこれまでで最悪の体調で健康診断に臨みます。特に胃が引っかかりそう。まあ明日以外平日で空いているところはどこにもないので仕方ありませぬ。

9月27日
今日はこれからようやく本番です。昨日も6時9時ゲネプロでしたが、夜遅く仕事をしてその後食事をするとどうしても胃に負担がかかります。かといって食べないと寝られないし。29日に健康診断。そこしかスケジュールが空いていなくて仕方なく入れました。また胃が引っかかりそうだな。やれやれ。
蝶々夫人はほんとに吹きっぱなしでかなり疲れます。昨日は練習時間を短くしたので、多少の余裕がありました。ピットが深く舞台はほとんど見えず声も聴こえづらいのですが、数ヶ所たまの休みに字幕を見ていました。あんまり見ると涙が出るので見すぎに注意。
今回のオペラは、広島で上演されるオペラとしてはかなりレベルが高いと思います。その最大の要因は韓国の歌手2名(初日の蝶々夫人と二日目のピンカートン)、二日目の蝶々夫人(神戸在住だそうな)のレベルの高さ。要は主役のレベルが高ければオペラのレベルも高くなる。そして舞台などに使うお金もある程度あるようです。

9月26日
毎日毎日蝶々夫人でござる。昨日はゲネプロ。ピットは地下深く、普通コントラバスの上部が少し出ているはずですが、コントラバスの上部からさらに1メートル近く。まるで響かず、歌も聴こえづらい。きちんとしたピットを持ったホールならこんなことにはならないのだが。今日もこれからゲネプロ。6時9時半。夜の仕事は疲れます。

たまやに、私のホームページのたまやのページを印刷して、それをもとにやってきた人がいるそうな。多少は売上に貢献しているようだ。めでたしめでたし。

9月24日
昨日はリハーサル後、エキストラで来てもらっている原田さんと一緒に八昌へ。私のランキングでは、ここのお好み焼きは世界No.1です。独特の甘味と旨み。一体何を使っているのか?クレープは厚め。卵は半熟。量が半端じゃなく多い。食べたのが7時ごろだったと思うけど、何と今朝朝食が食べられなかった。チャンジャキムチが絶品であることを新たに発見。
昨日は初日組の歌合せ。韓国からいらしている蝶々夫人役のソプラノの方はなかなか良いです。

リガチャーについて、現在の状況です。在庫は、EsCl用ピンク1個、B♭Cl用重いタイプピンク2個、AltCl用ピンク1個、BassCl用ピンク2個、SopSax用ピンク1個、AltSax用ピンク1個です。メッキ屋にB♭用ピンク9個、B♭用金3個、AltSax用ピンク1個を現在出しています。本来なら数日中に届くはずですが、未確定です。
新たなメッキ屋さんは、なかなか良心的なところが見つかりました。数日中に試しに送ります。ニッケル下地と下地無しの両方をやってもらい、その耐久性などを使って判断したいと思います。銀下地は響きを消すためどうしてもできませんが、ニッケル下地は響きは消さず、音色が変わる程度のため、これがどの程度使えるのか判断したいと思います。もし音色的に納得できれば、ニッケル下地にした方が仕上がりがよく、長持ちします。下地なしの場合はどうしても早い段階で黒ずんできます。それを防ぐために分厚くしてくれというのも、言えるかどうか難しいところです。今回の件も、こちらとしてはどうしても言わなければならないことだけを仕方なく言っただけなのですが、相手は気分を害してしまいました。今後はできるだけ注意深く、相手のやりやすいように、商売になるように事を進めたいと思っています。

9月23日
昨日も蝶々夫人のリハーサル。今日からは歌合せ。やはりこの曲は吹くところが多くきつい。昼休憩時に司会の打ち合わせ。帰ってから原稿を手直しして練習。やはり覚えるのにかなりの時間を取られる。

9月21日
急に気温が低くなりました。体が気温の変化についていけず、熱が出そう。やばい。仕事はこの先ずっとロシア公演までつまっているというのに。
今日はものすごくいい天気でした。正に「天高く」です。絶好の登山日和ですが、残念ながら日本音楽家ユニオン中四国地方支部の定期大会があり、そちらに出てきました。

9月20日
今日は蝶々夫人リハーサル初日。私は酒を飲むと睡眠障害が出ますが、今朝はひどかった。明け方目が覚めてからあまり寝られなかった。おかげで眠いです。今日は禁酒して早く寝ます。

大変悲しい出来事がありました。これまで日本電鍍工業にメッキをお願いしていましたが、先日ピンクゴールドと金メッキの取り違えがあり、お客さんにも迷惑をかけ、私自身も損害が出ました。しかし損害のことは言わず、今後はこちらももっと詳しく書くので取り違えがないようにお願いしたいという文書を出しました。その後、返ってきたリガチャーのうちの1個の上部にくすみとムラがあり、何らかの方法でこのくすみとムラを取って欲しいと他のメッキしてもらうリガチャーと一緒に送りました。そうしたところ担当者から電話があり、「通常のメッキと違う工程でただでさえ面倒なのに、そんな文句を言われたらやってられない。他でやってくれ。」と言われました。小口客だからといって馬鹿にしているのでしょう。世の中にこういう人間がいるということは悲しいことです。日本電鍍工業は、会社としてこういう社員を容認しているのだろうか。今度確認してみたいと思います。という訳で他を探さなければなりません。メッキをする会社は星の数ほどありますが、ピンクゴールドができる会社となるとその10分の1といったところ。現在いくつか候補をあたっています。皆さん、何か情報ありましたらお教えください。よろしくお願いします。

9月19日
昨日は定期演奏会本番。ゲネプロは、とくに弦セレであまりにしつこいリハーサルに弦楽器の皆さんはげんなりしていましたが、本番はお客さんの反応はなかなかでした。ブロッセも悪い人ではなく、ただ単にあまり知らないだけだと思うので、東京の怖いオーケストラで鍛えられて欲しいものです。
今日は午前中蝶々夫人のビデオ鑑賞。お涙頂戴物と分かっていても泣いてしまう。プッチーニの力量は大したものです。カラヤン指揮ウィーン・フィル、1976年。まだカラヤンは生きていますが、全体にゆったりめの演奏。演出は時折歌舞伎役者のようで、一部大爆笑。ピンカートンのお父さんが出てくるシーンも(これは蝶々夫人の想像部分ですが)、星条旗の帽子に星条旗のズボン。お茶を吹き出しそうになりました。午後蝶々夫人の練習。明日はオケのみリハーサルです。
夜議案書の製作。何とも順調に終わりほっとしました。

9月17日
定期リハーサル3日目。管楽器は何とか午前中で終了。
ブロッセ氏に自作の「戦争協奏曲」の楽譜とCDを頂きました。今聴いてみたのですが、吹きっぱなしでかなり難しい。もしやるとなればかなり前から相当なさらいこみが必要。彼はこの曲を世に広めたいようです。

9月16日
定期リハーサル2日目。やはりかなりしつこいリハーサル。まあでも本来これぐらいやるべきなのかも。しがらみのない外国人指揮者に自由にやらせた方が、結果としてレベルの高い演奏会になるかも知れません。
このブロッセさんの曲で一箇所難しいところがあって、大して聴こえないのについさらってしまう。おかげで体が大分疲れてきました。明日はセーブしなければ。

9月15日
昼運営委員会。議案書はほぼ完成。あとは印刷と製本です。
今日は18日の定期リハーサル初日でした。指揮ディルク・ブロッセ。この人は作曲家でもあり、演奏会最初の曲は彼のミレニアム序曲。これがマイクロソフト社の委嘱により作曲され、ビル・ゲイツに捧げられているのです。何ともはや。曲はジョン・ウィリアムスのよう。立派に彼の後を継げるでしょう。メインはムソルグスキーの「展覧会の絵」。やや素人っぽい指揮ぶりでしつこいリハーサル。技術的には以前指揮法を習っていた私としてはいろいろと言いたいところ。しかし音楽的には悪くない感じです。さて明日どうなるか。

9月14日
司会の原稿、やっと完成しました。今回は3パターン。夜もう一度チェックして、印刷して、明日持っていって協会と打ち合わせ。原稿を打ち直し、それを覚える。うーん、大変。

今日のビデオ
ムソルグスキー作曲 ラヴェル編曲 「展覧会の絵」
カラヤン指揮 ベルリン・フィル 1986年
うーん、この時期のカラヤンは本当にだめですね。やはりカラヤンは若いほどいい。オーケストラに迷いがあり、全体にふやけた印象。私はバーンスタインのように、歳を重ねるごとに精神を赤色巨星のように巨大化させていきたい。まあ楽器の特性上無理でしょうが。

9月13日
朝からずっと用事をしているのにちっとも終わらないのはなぜ?議案書は何とかなった。そして司会の原稿に取りかかったところでメッキ屋さんからリガチャーが届く。これを箱を作って包装して住所を書いてで2時間。送り先はいくつあるんだっけ?7つか。我ながらすごい。司会の原稿に一体あと何時間かかるのやら。

9月10日
雑用、リガチャーの発送、練習、事務折衝。これから事務折衝の報告と議案書。相変わらず新聞を読む時間がない。昨日はリガチャー作りにかなり時間を取られてしまった。そうだ、司会の原稿も書かなければ。ワーーーーー!!

9月9日
昨日は地本で夜遅くまで議案書作り。大変。でも何とかなりそう。

今日は昨日の寝すぎもあって7時半起床。曇りで気温も低い。よしと思って久しぶりに近所の山に登ってきました。しかしやはり暑い!この汗の量は過去最高。上半身ぐしょぐしょです。立ち止まるとすぐに蚊。おかげで休憩できず心拍数がやたらと上がってしまった。長袖は正解。半袖ならかなりやられていたでしょう。登りは70歳ぐらいのおじいさんが趣味で一人で切り開いた道。この人には以前この山で会ったことがある。下りは中国電力の道。これが夏の間にものすごい草に覆われて道がない!草は徐々に背を高くし、腕を超え頭を超え。家から数百メートルのところで遭難したくない!足には性質の悪い刺さる種。何とズボンを貫通して足に刺さる。しかも取っても刺さっているとげの部分が残る。国際条約で禁止兵器に指定しなければ。降りてみればズボンにはこの種がびっしり。取るのに30分かかった。しかしすごい格好ですね。上半身ぐしょぐしょ下半身種だらけ。9月はこの山には登るなということか。今度はもっと人の登る山に行こう。徒歩3分の山というのも魅力的ですが、この季節は駄目ですね。

9月6日
昨日は12時から2時間ほど運営委員会。9月30日が大会で、その議案書作りで1年でいちばん忙しい時期です。休みの日も何日も会議などしなければなりません。3時からリハーサル。夕食休憩時に集会。いつものことながらいろんな人がいろんな考えでいろんなことをいうので大変です。始まる前に出前の天丼を急いで食べたけど、その後ずっとしゃべったり考えたりで全然消化されていない。リハーサルはたっぷり8時20分まで。その後クラリネットの4人、原田さん、末永さん、橋本君、私でたまやへ。天丼を食べるんじゃなかったという後悔はいつのまにか消え、どういう訳かしっかりいつものように食べてしまいました。たまや恐るべし!

9月4日
昨日はNHKの歌謡チャリティーコンサート。細川たかし、八代亜紀など演歌歌手中心のため、客層は中高年中心。中に松浦亜弥の男性ファンが少数。でも松浦亜弥って誰?久保純子アナウンサーはすらっとスタイルがよく、肌もきれいでとても結婚して子供までいるとは思えない。彼女の隣に並ぶと、顔は大きく、腰は太く、足は短く、肌はきたなく見えるでしょう。美人には近づくな!これは鉄則です。小金沢昇司は背が高く、骨太で筋肉マン。こんな人とは知らなかった。以前石川さゆりを見たときもそうだったが、長山洋子は長い髪をおろして目立たない服を着ると誰だか全く分からない。坂本冬美。いかにも清楚な感じで登場。あの歩き方も随分練習しているのだろうな。ゆったりとしたお辞儀の後、いきなり横を向いて歌いだす。それが美しい。顔の横を向く角度、手の位置、指先まで全て計算され尽くしている。女性演歌歌手のこうした完璧な振り付けには学ぶものがあります。細川たかしはいつもながら華やかな高い声で聴く人を圧倒します。エレベーターで堀内孝雄さんに声をかけられてびっくりしました。気さくな人のようです。

さて、今日はマーラーの復活リハーサル初日。この大編成オーケストラに対して練習場は狭すぎる。うるさくて耳が疲れます。

9月2日
9月です!広島は暑いです。

昨日無事に室内楽の演奏会を終えました。今回は全体に非常にレベルの高い演奏会で、お客さんも満員で大変喜んでくださいました。私達広島交響楽団は、協会もそして楽団員もオーケストラの演奏ばかりでなく室内楽に関しても、レベルの高い演奏会を広島の聴衆に提供する義務があると思います。今回聴衆がそれを求めているのがよく分かりました。これから協会にも働きかけていきたいと思います。
結局2次会は3時まで。今日はNHKの仕事。4時間睡眠。眠いです。仲間同士の室内楽というのはとても楽しい。