2004年7月分

7月31日
たった今、8月になってしまった。何ということだ。人生は一瞬の夢のようなものか。

すごい雨ですね。家の目の前まで送ってもらったのに、しかも傘を差しているのにびしょ濡れ。帰りの車も、視界が悪く危険でした。このような天候でも、トラックはきっと遅れるとまずいのでしょう、スピードを緩めません。今日も6人死亡という事故がありました。巻き添えは勘弁してください。死ぬのも嫌ですが、痛いのも嫌です。死ぬほどの痛みというのは全く想像もつきません。

今日は後半、会場のある府中市出身のソプラノの方との共演。アンコールはさとうきび畑。

さとうきび畑   作詞/作曲:寺島尚彦

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
今日も 見わたすかぎりに 緑の波が うねる
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
むかし 海の向こうから いくさが やってきた
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
あの日 鉄の雨にうたれ 父は 死んでいった
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
そして 私の生れた日に いくさの 終わりがきた
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
風の音に とぎれて消える 母の 子守の歌
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
知らないはずの 父の手に だかれた夢を 見た
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
父の声を 探しながら たどる 畑の道
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
お父さんと 呼んでみたい お父さん どこにいるの
このまま 緑の波に おぼれてしまいそう
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ けれど さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
今日も 見わたすかぎりに 緑の波が うねる
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 忘れられない 悲しみが
ざわわ ざわわ ざわわ 波のように 押し寄せる
風よ 悲しみの歌を 海に返してほしい
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ この悲しみは 消えない

そうか、実際はとても長いのですね。今回はかなり省略されていました。
感動的な名曲。風景が浮かび上がり、風の音が聴こえ、潮の香りまでする。主人公は実際には、父が死んだということも知らない。母に聞かされただけだ。しかしその喪失感は大きい。
作者の寺島さんは先日亡くなりました。東京の方で、沖縄には旅行で行っただけだそうな。
すばらしい歌だと思いますが、私には気になる歌詞が一箇所。
「むかし 海の向こうから いくさが やってきた」
これが日本人の一般的なイメージだとしたらとても危険だ。
奇襲攻撃をし宣戦布告をしたのは日本です。それをまるで他人事のように。日本人は自分の責任を忘れ、被害者意識ばかりが強い。当時の日本人には責任があったはずだ。日露戦争で日本軍の実情も知らずに賠償金が少ないと言って大騒ぎしたのは日本国民ではないか。実は日露戦争は回避できたという最近の研究もある。太平洋戦争もそうだ。朝日新聞をはじめ、新聞にも重大な責任がある。何もしなかったということにすら罪があると言ってもいい。もしも当時日本国民の8割にこういった意識があれば、あれほどの悲劇は避けられたはずだ。そういった意識がまるで欠如しているというのは、民族として問題だと私は思う。以前見た「二十四の瞳」の映画もそうだ。世の中の雰囲気に逆らえずといったところ。自分は被害者で、悪いのは他の人。みんなそう思っていたのではないか。そうだとしたら、そしてそれでああいう結果になったのだとしたら、何と愚かな民族なのだろう。

7月30日
新しいパソコンにしてからプリンタの画質が悪い。文字が、せっかくインクジェット専用紙を使用しているのに、まるで普通紙のように荒い。今朝デオデオに電話。そうするとヒューレット・パッカードに電話して欲しいとのこと。今度はHPに電話。30分ぐらい、テスト印刷をを何度も繰り返しながらあーだこーだとやり取り。そしてようやく、せっかくHP(ヒューレット・パッカード)のHP(ホームページ)からドライバをインストールしたのに、その前に接続したため、ウィンドウズXPが自動的に作ったものを利用していて、それが原因で画質が以前より悪くなっていたということが判明した。親切な機能でこちらがかえって混乱してしまったということらしい。しかし親切な機能も、画質が悪くなっては困る。

明日本番のリハーサル。口は昨日のエスクラの疲れが残っている。「真夏の夜の夢」序曲、「ウィーンの森の物語」などプログラムも楽ではない。しかも明日は府中市。遠い。先日の小松氏の「天体の音楽」もそうだが、今日の「ウィーンの森の物語」も、もっとはるかによい曲になるはずだ。音楽にはもっと変化や豊かな表情が必要だ。クライバーの死が惜しまれる。

リハーサル後、いつも車に乗せてもらってお世話になっているI氏宅へ。I氏の娘さんと私の生徒が、ピアノの人とストラヴィンスキーの「兵士の物語」を演奏するというので、そのレッスンを昨日急遽引き受けた。難しい曲なのに、なかなか皆さんよくさらい、よく合わせてあって、音楽的なことを深く掘り下げたレッスンができました。満足。その後夕食をご馳走になりました。本当にいつもお世話になりありがとうございます。

購入者の声
<アルトサックス用ピンクゴールドをご購入の方より>
装着して吹いてみたところ、息がスムーズに入り、音がよく鳴る感じがします。特に高音域がよく鳴ります。フラジオも出しやすくなりました。装着も最初は迷いましたが、慣れれば問題なさそうです。ありがとうございました。

7月29日
夏休みさわやかコンサートゲネプロ2回本番+楽器紹介の司会+1番、エスクラ持ち替え、しかもエスクラはかなりのソロ。ということで今日は大変な一日でした。楽器紹介は原稿を全て覚えて喋るのですが、原稿作り、練習で結構時間を取られるし、当日もかなりそのことに神経を取られます。2回目の司会が終わった時はかなりの開放感がありました。「やったー!もう頭を使わなくてもいい!」実際には演奏でも頭を使うのですが。
1回目の本番と2回目の本番の間、ロビーでチェロのエキストラ・シスターズとアイスクリームを食べながら雑談。これでかなり元気になりました。やはり人間というのは人と関わって初めて生きる喜びを見出せるのだなとつくづく思いました。この方々、全員血液型がB型だそうな。会話の内容も確かにと思わせるもの。私は個人的には、特定のB型の男には拒絶反応が起こるのですが、このB型シスターズと会話していると心が休まる。不思議なものです。まあ彼女達は、あまり興味のない話だと思ってもそっぽを向いたりするような失礼なことは決してしないしね。当然のことだけど。
司会は準備も大変だし、精神的にも張り詰めて負担が大きい。しかし本番中ある程度落ち着いて大丈夫だと思った後はとても気持ちがいい。この快感は一度体験するとやめられない。そうでもなければこんな数千円程度の安いギャラでこんなに一生懸命やるものですか。これは私が生きている証なのです。頭の中に、印刷するとA4用紙3枚分になる原稿を暗誦し、もう少し短くと言われたらその頭の中の原稿のどこがカットできるか検討しカットする。こんなこと誰にでもはできませんよ。そのプライド。二千人のお客さんに解説し、楽しんでもらう。この喜び。ほとんどプライドとやりがいだけでやっているようなものです。
終了後たまや。今日のゲストは最高!何と大学時代焼肉にとりつかれ、週3回通っていたというつわもの。かなり焼肉に詳しく、しかもうるさい。しかし甘いな。焼肉について語るなら、たまやにはとりあえず行っておかないと。今までの焼肉は一体何だったのかと、感激しまくっておりました。これはこちらとしてもうれしい。とても楽しい夜を過ごしました。

購入者の声
<アルトサックス用ピンクゴールド重いタイプ(オーダーメイド)をご購入の方より>
通常タイプのものと比べ、より柔らかく深い音色になる上に、重いタイプも吹奏感が良いという点は健在でした。これには驚きました!曲風や演奏する場所、環境によって使い分けていこうと思っております。本当に有難うございました!

7月28日
10月の文化庁公演は、九州を下り、屋久島、そして沖縄へ。屋久島、沖縄では2日間ずつ自由時間が取れ、楽しい旅になりそうです。(移動スケジュール自体はかなり大変なのですが。)今日はガイドブックを買ってきました。旺文社の「にっぽんの旅」九州と沖縄2冊。見ているだけで旅をしたくなる大きくて美しい写真の数々。歴史、文化まで掘り下げた、詳しく知的レベルの高い文章。他のガイドブックと比較しましたが、見ているだけでうれしくなるという点で、他を圧倒しています。楽しみが増えました。

帰りの強烈な西日に頭をやられた。まだおかしい。仕事の帰りにも帽子を被った方がいいというのか?異常な暑さだから、これまでの常識は通用しないのかも知れない。そのうち日本でも、昼間は家で寝ていて、夜になり涼しくなってから仕事など行動するという生活パターンになるかも知れない。

スーパーの65歳ぐらいの太いおばさん。仕事中だというのに知り合いの客とあっちを向いて話し込んでいる。しばらくして客に促され、ようやくこちらを向くが、その時の嫌な顔ったらない。あんたここで何してるの?仕事をしているという意識の低さは田舎者に多く見られるの現象だ。そして努力せずに歳を取るとああいう風になるのか。他山の石としよう。美しい女性の割合は、歳とともに減少する。10代で美しいというのは珍しくない。50代で美しい女性というのは、その努力と内面の美しさに対して敬意を払いたい。人間歳を取ると、徐々にその内面が、よくも悪くも素直に顔に染み出し固定化するものだ。40代、50代で性格の悪い人間が、その顔の皺から完全にその性格を隠すことは極めて難しいだろう。

7月27日
「宅急便をお願いします。」「……。」「宅急便をお願いします。」「…、クロネコとペリカン便がありますが。」どうして言葉が出てこないんだ?あなたは私に対してすら、何度も同じことをやっているではないか。あげくに用紙を出してペンを出さない。どうして老人というのはこうなのだ?実は記憶力というのは歳を取っても変わらないという研究結果が出ている。それではなぜ老人は物覚えが悪いのか?それは脳が覚えるのを面倒くさがっているからだ。そこに感動や驚きがあれば、それは必ず記憶に残る。いろんなことが面倒になり、ついには生きていることさえ面倒になり、人は死んでいくのだろうか。
ついでにもう一つ。老人はメラトニンの分泌が若い人に比べて少ない。そのため老人の眠りは浅いということだったが、実は若い人と同じぐらい働けば、老人でも若い人とと同じ量のメラトニンが分泌されるそうだ。老人の眠りが浅いのは、働きが足りないからだったのだ。年金で暮らすなんて贅沢だ。働ける人は働けるだけ働こう。そしてそれを実現できる社会を作ろう。多少給料が安くなるのは仕方ない。働くというのは人の役に立つということ。そして人の役に立つというのは喜びであり、それが生き甲斐になる。どうしても働けなくなったらみんなで面倒を見よう。そういう社会が理想だと思うし、これからの高齢化社会はそうでなければ成り立たないだろう。

JR乗務員が使用する自動起床装置が一般にも販売されるそうだ。
http://www.eki-net.com/ekinet/netstn/mr/e47231.asp
実際に使用した映像がおかしい。しかし裏話だと、実際にはあまりにも起き心地が悪いため、ほとんどの乗務員は目覚ましでこの機械が作動する前に起きるのだそうな。10万円も出してこんな機械を買わなくても普通目覚ましがあれば起きられるよなあ。

リカバリーディスクを作成。作業は思いのほか簡単。よし、これでHDD内にあるリカバリー領域を削除してHDDを広く使えるぞ!と思って喜んでいたら、そのためにはパーティション領域を変更しなければならない。ということはデータがが全て消えるということ。何だ、そんなに面倒なことだったのか。しばらくいいや。

新生銀行が月5回を超える振込みに対して手数料を取るようになった。そりゃそうだろう。手数料無料でやっていける訳がない。これで終わると思ったら甘いな。セブンイレブンのATMにだって、こちらは無料だが新生銀行は毎回手数料を支払っているのだ。そのうちお金をおろす時にも手数料がかかるようになる可能性も十分ある。客を集めるだけ集めておいて有料化。ヤフー・オークションと同じ手口だ。まあいいよ、新生さん、その時点で最もお得な銀行を利用すればいいだけの話。メリットがなくなったらさようなら。それだけのことです。とりあえず今回は、メッキ屋さんへの振込みは月1回だけだし、私にデメリットはない。

暑いですね。今日も2階は窓を開けても37度。練習中、エアコンは常にフルパワーで動いています。可哀想に。断熱材の入っている家に住みたいものです。外断熱なんかいいなあ。しかし一戸建てで家賃5万5千円、文句は言えません。そう思いながらネットサーフィンしていると、「全ての住宅には断熱材が入っています。」嘘でしょう?まさかこの家に断熱材は入っていないよね?もし入っているとして、何か役に立ってますか?皆さん、断熱材の効果は実感がありますか?

購入者の声
<テナーサックス用ピンクゴールド1.8mmと2mmをご購入の方より>
*吹きやすさ
どちらも音を出しやすいなぁと感じました。いつも音の出だし(音が遅れる、つぶれたような音になる等)に苦労しているのですが、すっと音を出すことができ非常に吹きやすいです。たくさん息を入れてもビヤッといやな音が出ることも殆どありません。小さい音も出しやすくなって、練習が楽しくなりました。
*音色
耳オンチな私ですが、やわらかい音になったなぁと感じています。周りの人にもそう言われました。
*1.8mmと2.0mm
2.0mmの方が1.8mmよりも太い音のような気がします。1.8mmの方がよりまろやかな音のような気がします。2.0mmの方が息(力?)がたくさん要るような気がします。
1.8mmの方がより楽に吹ける(気がする)ので、1.8mmを使わせてもらっています。やわらかい音を出せてとてもうれしいです。周りの方にもオススメしたいと思います。どうもありがとうございました!

7月26日
君は朝から、リガチャーの梱包、仕分け、メールの返事、発送、製作、司会の練習、楽器の練習と、本当に真面目だねえ。あきれるぐらい。

さて困った。韓国から英語でリガチャーについての問い合わせがきた。こちらも英語で返事を書かなければならないではないか。日本語のページしか作っていないのに、どうなってるの?
面倒だなと思っていたら、最近便利なサイトがあるのですね。日本語を入れると勝手に英語にしてくれる。でも一応意味は調べないと。変な訳で誤解されても困る。

7月25日
おいしいアイスコーヒーは運ばれてきた時にその香りで分かる。香りを楽しんだ後、ひとくち、ふたくちとそのままいただく。その後シロップを入れる。ミルクはせっかくの味を邪魔するので入れない方がよい。
おいしくないアイスコーヒーは、その味をごまかすためにミルクを入れる。それでもどうしようもなくまずい場合は、シロップをもう一つ入れてさらにごまかして飲む。

今日は先日選定したマウスピース(B45ライヤー)をみかんさんに吹いてもらい、お渡ししました。私のもそうですが、体力を消耗しすぎるのが難点。青箱の3番で厚すぎるとは信じられません。でも2半でで何とかなりそうです。

「股下」を「またした」と読むのなら、「股上」は「またうえ」でしょう。「股上」を「またがみ」と読むのなら、「股下」は「またしも」でしょう。統一されていないのはおかしい。「またじょう」「またげ」でもいい。とにかく統一しましょう。
「大トロ」を「おおとろ」と読むのなら、「中トロ」は「なかとろ」でしょう。「中トロ」を「ちゅうとろ」と読むのなら、「大トロ」は「だいとろ」でしょう。統一されていないのはおかしい。
ついでに言うと、「たちつてと」というのはおかしい。「たてぃとぅてと」のはずです。「さしすせそ」は「さすぃすせそ」のはずです。
aiueo=あいうえお
kakikukeko=かきくけこ
sasisuseso=さすぃすせそ
tatituteto=たてぃとぅてと
aiueoという5つの母音とある特定の子音との組み合わせという論理でいくと、そうでなければおかしい。

股上が短いズボンが一時期流行りましたが、股上が短いズボンが似合うにはいくつかの条件があります。
1.背がすらっとして高い。
2.手足が長い。
3.細身である。
4.お尻がキュッと上がっている。
日本人女性の大半は、背があまり高くなく、手足が短く、ぽっちゃりとしていて、お尻が垂れている。こういう人が股上が短いズボンを穿くと、その欠点が際立つ。それぐらい他人を見れば分かるだろうに。これで脂肪が余っているお腹を出せば完璧です。ブヒブヒと鳴きながら、今日もたくさんの豚さんが街を歩いています。
まあこれは他人事だろうと思っていたら、この流行でえらく迷惑を被ったことがあります。少し前ユニクロでズボンを買ったのですが、股上が極端に短く、それはそれは不便。何が不便って、そりゃ、…言えませんが。とにかく不便極まりないのです。私は見た目も相当悪いと思いますが。最近買ったズボンは大分まともになっていました。ユニクロもその欠点が分かったのでしょう。

夜はフルートの荒川さんご家族とFIGOで夕食。とても楽しい夜を過ごしました。やはりここの料理は広島のイタリアンではNo.1でしょう。皆さんにも気に入っていただけてよかったです。妹さんはとても目がキラキラと輝いていてかわいい方です。そして、おいしい料理を食べると、さらに目がキラキラ。「もっと練習しようね。」と言われると不満そう。とても素直です。見ていて思いました。私と同じだ。



7月24日
今日の生徒はメキシコから。広島出身。子供を連れて帰省中とのこと。青年海外協力隊でエクアドルへ。そこで現在のご主人と知り合ったそうな。合ってるかな?様々な人生があるものです。ちなみにメキシコは地域にもよるが高度があるので日本ほど暑くないそうな。それはいい。駅まで迎えに行って往復20分、買い物がてら帰りを送って往復20分。後半はさすがに帽子を被りました。被らないと暑さで脳細胞が破壊されてしまいます。
ところでこの方、ヤフーオークションのクラリネットのところで私のリガチャーを見つけ、そこから私のHPにアクセスして広島だということを知り、今回のレッスンになったそうです。こんなこともあるのですね。

O=古いマウスピース。
N1=今回購入したマウスピースのうち開きが狭いもの。
N2=今回購入したマウスピースのうち開きが広いもの。
全てB45ライヤー。リードは青箱の3番。
N1は柔らかく深みのある音色だと思っていたが、どうも鳴りが悪い。もっと素直に鳴った方がよい。
そういう意味ではN2がいい。明るく自然に音が伸びていく。ただ、開きがOに比べてかなり広い。専用のリードを作る必要がある。今日は2半を試した。まだ初日なので何とも言えないが、どうやら行けそうな予感。また、Oで腰がなくなったり薄くなって駄目になったリードがN2で使える。今日は新しく買ったマウスピースの特徴がはっきりと理解できた。N1がN2よりも開きが狭いにも関わらずリードが時々厚く感じたのは、その持っている音色のせいだったのだ。今後はN2を使うという結論に達した。

7月23日
これから本番です。今日はいい演奏会になることでしょう。

マトリックス・リローデッド。映画本編よりもむしろおまけのメイキングの方が面白い。1000人のエキストラ。ワイヤーアクションを支える多くの人。振り付けの多さ。高速道路まで作ってしまうという壮大さ。中でもいちばん驚いたのは、高速道路で宙を舞った無数の車に、それぞれ人が乗っていたということ。無数の人の膨大な努力、命の危険を冒しての撮影。これを何と簡単に消費していたことか。

昨日の郵便局でのおばあさん。「死ぬまで貯金しておいてあげるよ。私はもうじき死ぬから。」あんた、どうみても後20年は楽に生きるぞ。ピンピンしている。大体郵便局員にどう答えろというのか。私ならこう答える。「あなたはいずれ死にます。私もです。」私はここでは客だから、話を聞いてもらえるだろうということか。郵便局にとってもこういうお金を持った老人というのは大事なお客さんだ。老人はなぜ、迷惑を顧みず郵便局員に話しかけるのか。それほど孤独が深いのか。その孤独の原因は何か。恐らく周りの身内や友人が次々と死ぬからだろう。そして体力的な衰え。それにより外出も若いときのようにはできない。しかし今の私には結局実感はない。

本番を終えて帰って来ました。広上さんはすばらしい指揮者です。派手に見えますが、オーケストラに何かをもたらすために、必要最小限の動きをしています。指揮者というのは、オーケストラから何かを引き出すために指揮をするのです。このことが分かっていない指揮者は多い。威風堂々のテンポも絶妙かつ効果的。交響曲第1番もとてもいい曲に思えました。
終了後、アフターコンサート。定期演奏会後、年3回ほど行っています。団員とお客さんの交流の場です。私は自分から話しかけるのは苦手ですが、お客さんと一緒に写真を撮ったりサインをしたり。話しかけられた年配の男性にとってはこの交響曲第1番は難解だったようです。私もCDを聴いた時点ではそうでした。しかし広上さんのすばらしい指揮でこの曲のよさが徐々に分かり、本番はオーケストラとしてかなりレベルの高い演奏ができたと思います。ただ、演奏会に来ていきなりこの曲を聴いたお客さんが、私が最初にCDを聴いた時と同じように難解な曲だと思うのは当然のことでしょう。文化や芸術というものは、ある程度そこに留まり、慣れ親しまないと理解できない、共感できないものです。日本の梅干がそう簡単に西洋人に理解されると思いますか?梅干というのは、日本文化の中でも、西洋人にとって理解、共感するのが最も難しいものの一つです。それと同じようなものが、それぞれ他の文化にもあると思った方がよい。一つの文化を理解するためには、そこにしばらくどっぷりとつかることが重要です。せっかくヨーロッパに留学までしたのに、オリーブは駄目だとか、匂いのするするチーズは嫌いだとか言っている人は、自分がいかに狭量な人間であるかを自覚すべきです。ついでに言いますと、好き嫌いにはその人の性格が顕わに露出します。それは例えば、過去の出来事によってその食べ物が嫌いになったにも関わらず、それをいまだに論理的に解決できない知能の低さであったり、他の文化に対して理解しようと努める姿勢を放棄した狭量さであったりします。食べ物の何が嫌いだということをことさらに言い立てるような人間は、自分がいかに知能が低く、恥ずかしい行為をしているかを自覚すべきでしょう。

今日は一人でたまや。今日のカルビは絶品!いつも美味いのですが、レベルがさらに上でした。ご主人が塩にする?それともたれがいい?と聞いたのでそうではないかと思いましたがやはり。今日はどうしてもたれで食べたかったのでそうしましたが、塩でも相当な美味さだったことでしょう。

私があまりに大量の代金引換を出すのでアステール前の郵便局で、こちらの住所氏名、振込口座番号などを印刷してくださいました。200部ほど。これでしばらくいけます。作業が大分楽になります。ありがとうございます!

森正子とローマ教皇は同じ83歳前後。この二人の差は一体どうしたことか。ローマ教皇はほとんど死にそうなのに対し、森正子はピンピンしていて、どう見ても後20年は楽勝という感じ。でんぐり返しまでする。全く人間というのは不平等にできている。大体男女が不平等だ。平均年齢が7歳も違う。男の生物としての弱さが際立つ。肉体的にも弱いが、精神的にも弱い。自殺者は昨年過去最多を記録したそうだ。3万4427人。死にたくて死ぬのだから、死にたくないのに死ぬよりましと言えるのかどうか。この多くが男だ。これが男性の平均寿命の伸びを縮める要因となっている。
森正子ということでもう一つ。彼女は若い頃、実力があるにも関わらず40過ぎまで売れず苦労した。その頃の句。
「あいつより うまいはずだが なぜ売れぬ」
音楽家もそうだ。こういう世界に住む者は、これぐらいの気概がなければ生きていけないだろう。

7月22日
ゆったりと昼食というのはいいものです。今日はFIGO。相当レベルの高いお店です。鴨肉は歯ごたえがあり、味付けも最高!実はここのお店のクレーム・ブリュレが絶品なのです。一緒にアイス・コーヒー。これがまた美味い。でも私カフェインに弱いので、今5時半ですが、まだドキドキしています。昼のカフェインで夜寝る時点でも心拍数が普段より10ぐらい高く寝られなくなります。しかしこの美味いアイス・コーヒーを飲めたのだから悔いはない。

パイパース8月号、もう出てますね。アルトサックス用リガチャーの特集6ページ。その中に私のリガチャーも紹介されています。いやー、いろんな種類のリガチャーがあるものです。その中でも最もぎょっとするのが私のリガチャー。これがリガチャーなの?自分で作っていてそう思います。ねじを使わないのは私のリガチャーともう一種類、リパモンティという製品のみ。電話番号やメールアドレスを書くと収拾がつかなくなるので、HPアドレスのみを掲載していただきました。試奏されたお二人は装着に多少苦労されたそうですが、60本ものリガチャーを紹介しているため、そういった裏話は掲載されていません。そりゃリガチャーなのにねじがない、ばねの弾力で装着するという全く常識外れのリガチャーですから、最初は戸惑って当然です。

デオデオでノイズキャンセリングヘッドホンを試聴。音楽がうるさくてよく分からん。こっちが知りたいのは音質ではなくて静けさなのだ。ノイズキャンセリングとは、周囲の音と逆位相の音を出して騒音を低減する仕組み。救急車で患者に負担をかけないよう採用されている。私は救急車に乗ったことがないので、どれぐらいサイレン音が軽減されているか知らない。どなたか知ってますか?このノイズキャンセリング、低音にのみ有効だそうで、実際には全ての音が聴こえなくなる訳ではない。実際デオデオでも、周囲の騒音は多少弱まるという印象。家に帰ってインターネットで検索し、さらに調べた。私は新幹線での移動中の使用を考えている。無音で静けさを得る。もしくはパソコンでDVD鑑賞。そのためには携帯性に優れていなければならない。BOSEは性能はよさそうだが、大きすぎ、高すぎる(4万円ぐらい)。ソニーのMDR−NC11というイヤホンタイプがどうやらベストなようだ。値段も8800円程度と手頃。このヘッドホン、耳栓の役割もするようだ。さて、もう少しじっくり考えて決めよう。

購入者の声
<アルトサックス用ピンクゴールドをご購入の方より>
早速吹いてみたところ、とても驚きました。今まで私が試したリガチャーは吹奏感が良いものは音が軽めになってしまい、逆に深い音を出すリガチャーは吹奏感が重く鈍い、つまり吹きにくいものが非常に多かったのですが、今回頂いたものはとても吹きやすい上に深みのある音色を感じました。

7月21日
お願い。雨でも降って。でも昨日よりまし。思考能力も正常です。

実は威風堂々のバスクラが結構きつい。しかもA管だから読み替えだし。広上さんの指揮とちょっとした指示によりオーケストラは燃え上がった。特に最後のマエストーソのあっと驚く速いテンポ。これがとてもいい。今日最初から聴いていたお客さんはいい体験をしましたね。

昨日中国新聞に出ていたクライバーの記事が、朝日新聞は今朝の朝刊。天下の朝日さんがそんなのでいいのかね?関東地方は当然昨日の夕刊には乗っていたでしょうが。それともひょっとして昨日の朝刊?そんなことはないか。私は別に夕刊に特にこだわるつもりはないが、福岡には夕刊がある。これはちょっと悔しい。
クライバーは13日に亡くなっていたのですね。それが19日に分かったというから、彼の隠遁ぶりはすごい。74歳。長生きして生涯現役の人が多い指揮者としては短命だ。できれば90歳代まで現役で活躍して欲しかった。

<桃の正しい食べ方>
1.洗う。
2.手で皮を剥く。
3.かぶりつく。
包丁で切ると、せっかくの食感が損なわれる。最も美味いこの食べ方が正しい食べ方である。グレープフルーツも同様。半分に切ってスプーンなんて馬鹿なこと。食感を台無しにし、汁を残すなんてとんでもない。

このパソコンには、vaio updateという機能がある。Windowsやvaioのupdateを自動的に調べて教えてくれる。今日はvaioのDVDソフトのアップグレードの案内があり、さっそくupdateした。ダウンロードし始めて気が付いた。ファイル容量は何と77MB!電話回線の人はどうするんだ?以前からソニーのHPを見て、凝るのはいいのだが電話回線の人を全く無視しているなと感じていたが、電話回線の人々はupdateでも完全に無視されている。

7月20日
バイオのホームページから壁紙をゲット。ただしカスタマー登録した人のみ入手できる。おお!これはなかなかかっこいいぞ。1280×800という画面なのでいい壁紙が入手しづらいのだが、これで満足。

<自分が存在しないということは不幸か?>
自分が生まれる前、自分が存在しなかったことは不幸か?
いや、そんなことはない。
今自分がアメリカに存在しないということは不幸か?
いや、不幸ではない。
1億年後自分が存在しないであろうことは不幸か?
うーん、そうでもないな。
100年後、自分が存在しないであろうことは不幸か?
これは不幸なような気がしないでもない。
要するにその人が幸福と思えば周りがどう思おうとその人は幸福だし、その人が不幸だと思えば周りがどう思おうとその人は不幸なのだ。幸福とはそのようなものだ。

殺人的な暑さ。間違いなくこの夏いちばんの暑さだろう。リハーサル終了後、平和記念公園を通ってデオデオまで歩いた。新しいパソコンはDVDに記録することができる。そのため、リカバリーにCD−Rなら5枚必要なところが1枚のDVD−Rで済む。これは便利だ。さて、DVD−Rの前で立ち止まり、そこで思考停止。考えているようで考えていない。暴力的とも言える日差しに思考能力を破壊されてしまった。このまま自分が誰かも分からない状態でこの先の人生を過ごしたほうが幸福かもなどと考えたり。それでDVD−Rはどれにするの?
駅から家までは西日をまともに受ける。これはつらい。今日は日焼け止めを塗るのを忘れてしまった。もう持ち歩いた方がいいな。それと、あまりかっこよくないが、帽子が必要だ。命に関わる。
帰宅。さて、2階の温度が楽しみだ。1階は36度。2階は、…41度!おめでとう!最高記録だ!パチパチパチ。もう拍手したくなる。これだけ暑いとサウナのようでかえって気持ちがいい。
昔日本青少年センターというところの仕事で5人のアンサンブルで学校を回っていた。演奏場所はもちろん体育館。7月の茨城。最高気温39度の日、午後2時から演奏開始。体育館の中はもちろん40度を越えていただろう。上半身ぐしゃぐしゃ。もうこれだけ暑いとかえって気持ちがいい。途中小学生が倒れ、先生が抱きかかえて連れ出していた。そんな中で演奏していたのである。
そう言えば昨日の指揮者、小松長生(長生きとはすごい名前だな。私は不老不死に改名しようか。)さんの汗のかき方はすごかった。普通ワイシャツがビショビショになるのはよくあることだが、上着の上半分がビショビショ。黒蝶ネクタイの黒い色が、ワイシャツと白服についてその辺りが真っ黒。これほど汗をかいた人を見たのは初めてだ。

今日の広響はすごかった。特に弦楽器。よくこれだけさらってあるな。これほど難しい曲が最初に通してきちんと曲になるではないか。みんな一体どうしたんだ?しかし極めて難しい曲であることに変わりはない。
指揮者の広上淳一さんはすばらしい。常に熱く、音楽的で流れを作る。身長はものすごく低い。155センチぐらいか?手も短い。指揮棒が長いのは手の短さを補うため?非常に高い声で、非常に大声で喋る。最初自分に、その周波数で人が喋るという意識がないため、何を言っているのかさっぱり分からなかった。「アギャシシュシャショゴガギゲゴグ!」こんな感じ。
実は大昔学生の頃、広上さんとご一緒したことがある。広上さんは国際コンクールで1位を取った直後だった。私はそのころ大野和士さんに指揮法を教わっていたので、指揮者仲間のお茶会に同席したのである。「あっち行ったらよお、駅で何番線かと聞いても何言ってるのか分かんねえんだよ。全く毛唐ってやつは。」すごく個性的な人だという強烈な印象が残っている。

カルロス・クライバーが亡くなった。まだ若いのに。人はなぜ死ななければならないのか。辛い。一度だけ生演奏を聴いたことがある。学生の頃、今から20年ほど前、場所は昭和女子大人見記念講堂。オーケストラはミュンヘン・フィル。曲はベートーヴェンの交響曲第4番と第7番。すばらしい演奏だった。4番の出だし、棒を下ろして1秒ほどしてから音が出た。7番終楽章。ドーーシラドシラのところでキラキラ星のように手を動かした。鮮烈な記憶として残っている。先日も彼の指揮でニューイヤーコンサートのCDを聴き返したところだった。あの演奏もすばらしいとしか言いようがない。惜しい。できればもっと仕事をして欲しかったなあ。

7月19日
今日も書きたいことが山ほどあります。ここに書くことは、演奏と並んで、私が生きている証です。

平気で生きる。それが悟り。こうなったら120歳を超えて世界記録を樹立し、もういいやという歳まで生きてやる!
気合だけじゃ駄目だよ、高尾君。長生きで最も重要なのは遺伝。長生きする人は長生きするのです。人は生まれながらにして不平等です。例えば白血病の根本的な治療が不可能だった時代に若くして死んだ人は、今の時代からすれば不幸としか言いようがない。同様に、生きたいだけ生きられる科学技術を会得した未来人から見れば、我々は不幸な存在でしかないかも知れない。しかし人類の愚かさを見ると、そんな技術を会得するまえに絶滅する可能性も十分ある。100年以内に人類が自らの愚かさによって壊滅的な打撃を受ける可能性も十分あるでしょう。

呉定期終わりました。心身ともに疲れました。明日10時半から定期のリハーサルとは信じられない。しかも曲はエルガーの交響曲第1番。一体どうなるのだろう。

リードミスには様々な要因があります。
1.リハーサルで気力が出ず、本番のみ本気で吹いた。そのためリハーサルよりも圧力が増し、上の倍音になってしまった。これは完全に自分の責任。最近本番でしか気合が入らない。これは危険です。反省し、今後気をつけるべきでしょう。
2.先日マウスピースを購入。なかなかいいと思って吹いていたが、噛む圧力など体力を消耗しすぎる。そのため今回は古いマウスピースで演奏。そのためアンブシュアに迷いがある。同じマウスピースであれば安定して演奏できる。しかし残念ながらマウスピースは徐々に磨耗する。そのため買い替えは必須。止むを得ないと言えます。
3.リードに腰がなかった。これも新しいマウスピースが原因。新しいマウスピースが体力を消耗しすぎるため、その反動で古いマウスピースで楽に吹く方向に傾きすぎた。しかしこのリードでは本気では吹けない。それに気が付いた時点ですぐに交換すべきであった。
ミスで重要なのは、その後守りに入らず攻めること。これには自信があります。もちろんアンブシュア、リードなどに気をつけ、同じミスをしないように気をつけながらです。
今回は前半2枚、後半2枚、合計4枚のリードを使用。1枚目は腰がなく全く駄目。新しいマウスピースで次回吹いてみよう。シェエラザードでの2枚はホールの向こうまで豊かに響き、特に最後のリードがベストであった。トータルではよく表現し、よく響き、満足できる演奏だったと思う。
もう一つ反省点。4楽章のレミファミレド。今回はどんな速いテンポにも対応できるように、四分音符=96でかなり前から毎日練習していた。しかし今回割合テンポが遅かった。88〜90ぐらいだっただろうか。もっといろんなテンポで練習すべきだった。どうしても指が先に行ってしまう。これは3月定期、ダフニスとクロエ冒頭、52ぐらいと予測していたテンポが60ぐらいで始まったショックの影響が大きい。また、速いテンポで練習すれば遅いテンポには対応できる、その逆は難しいと考えていたが、実際には練習のしすぎということもあり、対応が難しかった。オーケストラプレーヤーにとって、指揮者がどんなテンポで振るのか分からないということの負担はあまりにも大きい。

さてマウスピース。2半のリードを買ってきました。新しいマウスピースは古いマウスピースに比べて、同じ種類なのに開きが大きく、現在使用しているリードでは体力を消耗しすぎる。明日からの定期の後4日間の休みがある。そこで試してみよう。しかしプロが2半のリードを使用するというのは心理的に抵抗がある。また、リードを薄くすれば上手くいくという保障もない。現在使用しているマウスピースと同じ傾向のものはもう入手不可能かも知れない。B45ライヤー自体が非常に入荷数が少ないということもあり、マウスピースを変えようかどうしようか迷っています。
候補
1.M15
非常に魅力的なマウスピース。ただ去年1ヶ月吹いて挫折。最大の問題点はリードミス。恐らくマウスピースの開きや容量に対して、表現欲求が強すぎ、また息が多すぎるため。しかし他に候補も少なく、もう一度試してみようかと思っています。前回はV12の4番と4半を使用。4半はリード自体が厚すぎ鳴りが悪くなる。4番が現実的。今回は青箱の3半と4番も試してみたい。もう一つ。アンブシュアを極端に深くすれば対応できるのではないかという気もする。
2.B40
アリニョン先生がB40−13を使用。これはB40のアメリカ用ローピッチバージョン。中が広くていいとのこと。これをピッチが低いため削って使用している。削るのも大変なので、B40をもう一度試してみようか。B40最大の欠点は詰まるということ。このため、B40としてはかなり息がスムーズに入るものを選ぶ必要がある。
ちなみに私は個人的にはM30は詰まる感じがして好きではありません。

どなたかマウスピースに関していい情報をお持ちの方、お教えくださると大変助かります。

7月18日
リハーサルが午前中で終わり、サンルート最上階のVIALEというレストランでゆったりと食事。ここからの眺めはすばらしい。



川の向こうに原爆ドーム。

明日最もいい結果を出すためにはこれからさらうべきか、さらわないべきか。割と体力が余っているので、恐らくこれから15分ポイントのみ練習するのがベストだろう。それを超えると腕の疲労によりかえって結果が悪くなる。この辺が管楽器の難しいところ。同じ管楽器でも、フルートはクラリネットとヴァイオリンの中間に位置するらしい。割と本番当日もさらっている。ソロを演奏する大変さは実際にソロを演奏する人にしか分からない。ソロを担当しない人が何を言っても、その言葉に重みはない。

シェエラザードは無常観をかきたてる。全ては虚しい。我々が生きていることには特に意味はない。全ての人は気が付いたら存在していて、それからまだ死んでいないから生きている。それだけのこと。意味があると思う人は、そう思いたいから思っているだけのことだ。

昨日のNHKスペシャル。このシリーズはすばらしい。できれば全てDVDで持っておきたい。2億5千年前の信じられないほどの規模の大噴火。それにより95パーセントの生物が絶滅。哺乳類型爬虫類の時代は終わる。その後、噴火の際放出された二酸化炭素による温暖化によりメタンハイドレートが海底から溶け出し、そのメタンがさらに地球を温暖化させる悪循環。平均気温25度上昇というから、我々の祖先はよく生き延びたものだ。昔の話ではない。人類も今また絶滅に向かって突き進んでいる。今の自分さえよければいいという企業。それらの企業からたくさんの寄付をもらって将来の地球、人類の危機についての責任を放棄しているアメリカ政府。気が付いた時にはもう手遅れだ。日本も似たようなもの。公共事業に寄生する企業や地方。彼らは自分たちの子孫に寄生しているのだ。その膨大なつけはもう目に見えている。
その後1億年もの間10パーセントという低酸素の状態が続く。この環境も厳しい。しかしそれにより哺乳類は横隔膜を手に入れ、効率的な呼吸をするようになる。これが将来、人間の大きな脳を支える前提条件となる。つまりこの2億5千年前の大噴火がなければ、今人類は存在しないということだ。我々の祖先は幾多の絶望的とも言える危機を乗り越え、そして今我々が存在する。何とも奇跡的なことだと思ったりもするが、実はそんなことはない。我在り、故に我思う。我々は今存在するから考える。存在しなければ考えることはない。

7月17日
今日から広響でシェエラザード。あさって呉で本番。何度やっても大変な曲です。気合を入れて頑張ります。

7月16日
「マトリックス・リローデッド」なかなか面白いじゃないですか。批評家の方はストーリーを重視しすぎ。これは単なるアクション映画です。信じていたものが実はそうでもなかったということは現実にもよくあること。物語は現実同様混沌としています。映像は確かにすごい。でもカーアクションはあまりにも使い古されたものであり、多少の新味ぐらいでは物足りない。むしろ無数の同一人物との戦いが印象に残ります。

博多港を昼食がてら少し観光。大栄丸というお店の昼定食。注文して10秒で出てきてどうなるかと思ったが、はまちの鮮度と歯ごたえがすごい!鯛の煮付けもうまい!ボリュームもあり、なかなかのお店です。
ポートタワーは無料ながらあまり面白くない。港も全体的に面白みには欠けるが、韓国に船ですぐという立地もあり、旅情はある。



広島に帰ってきました。シンフォニエッタが短いので、全く予定外の9時8分発ののぞみに乗ることができました。ラッキー!
ドヴォルザークの序曲「オテロ」。この曲が本番で突然化けた。嫉妬の炎が燃え上がる。愛するが故に。どす黒い感情が地の底から湧き上がり、ギロチンが首を切るような音が不気味に鳴る。これは名曲ではないですか。CDでは分からない。生演奏、しかも本番でのみ体験できる。こういうことはよくあることです。そこに我々音楽家の存在理由があります。
下野さんは、指揮者には冷静さと熱さの両方が同時に必要だということをよく理解している。私も大学時代大野和士さんに教わったことがある。「首から上を動かすな。どんなに熱くなっても心の中に冷静な部分を持て。」。楽器を演奏する者にも同じことが言えます。分かりやすく冷静で、なおかつ熱い指揮。音楽的にはこれからもっとどんどん深まるでしょうが、現時点でも名指揮者であることは間違いありません。
ヤナーチェクのシンフォニエッタ。やはり好きです。エスクラのソロは燃えました。吹く部分が非常に少ないのではずせない。でも全オーケストラを相手に相当な音量が必要。しかも音楽が熱い。そうするとリードミスをしやすい。この辺りが非常に難しいところです。冷静確実かつ莫大な音量でめちゃくちゃに熱く演奏する。そのソロをきっかけとしてバンダの金管が燃え滾る。いい曲です。今日は燃えました。満足です。

7月15日
昼食べたかけうどんが美味かった。最近讃岐うどんがブームだが、腰と硬いということを混同している場合がほとんど。香川県外で美味いうどんを食べることは非常に難しい。昼のうどんは、表面がきらきらとしていて、硬すぎない心地よい弾力。これを腰と言うのだ。つまり腰とは食感による快感のことである。

暇なのでビックカメラでポイントでマトリックス・リローデッドを買ってきた。2980円と言われると考えるが、1400円と言われるとそう迷わない。しかも98分ものメイキングなどのおまけ付きで2枚組み。これは安い。前回はラスト・サムライを借りて慌しく見て失敗した。今回はゆっくりと堪能できる。とある批評では、1作目はA級SF映画、2作目はB級アクション映画、3作目はただのC級映画だそうな。1作目に関しての意見は私と同じ。私はこの1作目は名作だと思っています。哲学的に深い。今現実だと思っていることは本当に現実なのか?昔中国のある詩人が蝶になって飛ぶ夢を見た。目が覚めて思った。まてよ、ひょっとしたら蝶が人になっている夢を見ているのかも知れない。科学的には去年の自分と今の自分はほとんど別人だ。我々は過去の自分が今の自分と同一人物だと思っているが、実際には違うらしい。そうすると、一体自分とは何か?
さて、この映画どうかな。まあアクションで楽しませてくれればいいやぐらいの気持ちで見よう。

今晩もラーメン。本当はこてこての豚骨ラーメンが食べたかったのだが、遠くて断念。近くの「中華そば郷家」で煮卵ラーメンを注文。麺は太めの縮れ麺。表面はきらきらとしていて、硬めで腰があり美味い。煮卵はかなり濃い目の味付けでこれも美味い。チャーシューは新鮮な感じ。これまたいい。スープに細かく刻んだ白葱が乗っていて、スープと一緒に食べるとこれまた美味い。スープも決して悪くない。何だかんだと言いつつ結局全部飲んでしまった。でも、もう一度どうしても行きたいというほどではない。もっと人をくらくらとさせて、またおいでと誘惑するような魅力が欲しい。非常に高いレベルの話ではあるが。

7月14日
ある人と話をしていて思い出した。私は去年の春頃確かにシェエラザードを演奏した。全く忘れていた。頭に残っていたのは数年前上手く行かなかった記憶。それも2日間の本番の二日目、終楽章のごく一部が上手く行かなかっただけなのに、その記憶しかない。あの時は熱くなりすぎていた。今度はもっと冷静にやろう。考えるのはそんなことばかり。その後再び演奏し上手く行っているのだから、そのことも思い出せばいいのに。演奏家というのはそういうものか。

生ヤナーチェクはいいですね。贅沢な編成です。今回は吹く場所が少ないのでスコアを見て楽しんでいますが、そうするといろんなことが見えてきます。終楽章にファゴットがない。なぜ?その前の第4楽章も思い出したようにほんの少し書かれているだけ。終楽章では忘れていたのだろうか?スコアにはテナーチューバの下にバストランペットが書かれています。ティンパニと同じ動きをすることが多いためですが、最初戸惑います。いちばん最後、バンダのトランペット9本が加わりますが、スコアでは誰がどこを吹くのかはっきりしない。全体に書き方が大雑把です。ざっと聴いただけではよく分かりませんが、ヴィオラ、チェロ、コントラバスあたりも時にものすごく難しいことをやっています。分けて聴いて初めて「おお!」と思うところも多数。この曲にはまだまだ魅力がたくさん隠されています。

ホテルの近くの「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」に行ってきました。今回購入したガイドブックに載っているラーメン店。なかなか繁盛しています。メニューはかなり豊富。定食屋としても、居酒屋としても使えます。麺はかなり細めで固め。極上とは言わないが結構おいしい。とろみのある豚骨醤油味がたまらん。素朴で土俗的。少し少なめだったので100円で替え玉を注文。スープはもちろん全部飲む。うまかった。どちらか一つと言われると難しいが昨日の繊細な沖縄料理店のラーメンかな。麺は今日のお店のほうがおいしいのだが、スープと角煮の洗練された味が印象深い。

7月13日
初めてひかりレールスターのサイレント・カーに乗りました。普段はのぞみ、レールスターに乗る場合も窓口で何も言わずに買うと普通の車両になります。今回は自動販売機で購入したら選ぶボタンがあったので、試しに選んでみました。車内放送がない。これは緊張感があります。何か物音すら立ててはいけないような雰囲気。後で乗ってきた二人組みが喋っていること自体が問題に思えるほど。前の座席に切符を入れるところがあり、そこに入れておくと車掌が来ても起きなくていい。徹底しています。いつも子供の泣き声やバタバタと走る騒音に神経を苛立たせられている私にとってはなかなかよいかも知れません。

昼食を沖縄料理の店で食べました。ここのラーメンがうまい!どうも私は博多で食べるラーメンに弱いのかも知れない。つまり豚骨に弱いのか?豚の角煮が2個。この味付けが何ともいい!スープは豚骨。塩味が薄く、最初は非常に薄味に感じるが、徐々に豚骨の、濃厚でいて繊細な味わいが病みつきになってくる。麺は太い縮れ麺。これも美味いが、こちらは特に高いレベルという訳ではない。明日も行こうかな。

帰りのバス。天神よりも一つホテルに近いバス停があり、荷物も重いためそこを通るバスを待っていたのだが、5分間隔ぐらいで書いてあるのにちっとも来ない。来るのは天神行きばかり。しかもその天神行きがものすごい数くるからむかつく。201から204番のバスで、しかも博多行きと書かれてなければならない。同じ番号でも天神行きではだめ。頼むから番号を変えてください。17.19番のバスは博多行きだけど道が違う。それでは200番台の博多行きに乗ればいいのかというと、214番は違うのだ。ああああああ!!!ややこしすぎる。結局15分ぐらい待った末、諦めて天神行きに乗りました。まあいいや。

「旅の窓口」で予約した、福岡アルティ・インというホテルへ。インターネットで予約ということもあるけれど、1泊5250円は安い。部屋は広くきれい。そしてLAN接続でインターネット使い放題!これは快適!「旅の窓口」の利用者の感想のところに、インターネットが使えないトラブルがいくつか書かれてあったのですが、今回は大丈夫のようです。

7月12日
今日広島に移動しました。でも明日からまたいません。
今日の新幹線ではパソコンでずっと説明書を読んでいました。まず「できるWindows for VAIO」。この本が1冊まるごとこのパソコンに入っています。絵が多く非常に読みやすい。大体は知っていることですが、同じことでも違うやり方は参考になります。私はこれまでずっとWindows98でXPは初めてなのですが、それほど心配したほどの違いもないようです。このパソコン、非常に静かで熱も多少はあるものの許容範囲内。新幹線での使用はなかなか快適です。次に「バイオ電子マニュアル」。これはよく頑張って作っているものの、やはり本だけで勝負している会社とおまけで解説を付けている会社の差ははっきり出ます。丁度新神戸を過ぎ500系のぞみがやたらと揺れる。700系と同じ285キロでいいからもう少し揺れないで!と私は言いたい。という訳で急に読みにくくなってしまった。広島駅手前で電源を切るまで、お弁当を食べる時間を除いて3時間10分は使用していたと思うのですが、残り時間の表示は2時間46分。期待以上の性能です。

7月11日
昨日は午後、高松高校の同窓会東京支部会である、東京玉翠会に出席しました。高松高校の母体である、高松中学校、高松高等女学校の時代からの皆さんが参加されるため、参加人数は何と1000人弱。会場は品川駅前のホテルパシフィック東京。今回は吹奏楽部一つ上の先輩H氏の熱意により、校歌の演奏にかりだされました。



すみません、やはり強制フラッシュにすべきでした。ちょっと暗いですね。
私が吹奏楽部第26代。今回最年少は大学生で44代。若い!いつの間にこんなに歳を取ってしまったのか。いつか来た道。



同級生です。20年ぶりの再会ですが、ちっとも変わってないですね。

一般の会社勤めの方は皆さん本当に忙しそう。その中でよくこれだけ若さを保っているものです。

壇上で高松高等女学校校歌を聴く。女学校ならではの何ともなめらかで美しいメロディー。大正3年制定だそうな。ふと左に目をやると、85歳ぐらいのおばあさんたちが一心に歌っている。思わず涙がこぼれそうになりました。いずれ行く道。その歳まで生きていれば。

夜はSフィルのAさん宅でパーティー。フランスに留学されていた皆さんを中心に集まり楽しい夜を過ごしました。さすがフランス留学組。私もメドックのそれなりのワインを選んで持って行ったつもりでしたが、それを上回るワインが多数。Sさんは本当に料理が上手く、ホテルパシフィック東京の料理をはるかに凌いでいました。すごい!特にクスクスは留学中によく食べた懐かしさもあり、絶品でした。

昨日東京玉翠会でもらったパンフレット。「機関車先生」のロケ地は香川県のいくつかの島だそうな。二十四の瞳の瀬戸内の風景を見ただけでうるうるとなってしまう私にはきっといい映画だろう。ちなみに「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地も香川県。

今日は投票日。年金問題。自民党のやり方はひどい。今最も問題なのは、次の世代に発言権がないのをいいことに負担を押し付け、利益を得ている族議員たちだ。今の自分さえよければいいじゃないというその考え方にはぞっとする。こういう人たちは、早いうちに逮捕し、財産を没収すべきでしょう。族議員たちが食いつぶしたそのつけは、もうすでに負担増として目に見えています。今回の民主党の勝利は反自民という世論。小泉さんの「自民党をぶっ壊す!」という叫びが嘘だということがはっきりしている今、この流れは変わりません。当然の結果でしょう。

購入者の声
<アルトサックス用ピンクゴールドをご購入の方より>
ほんとにすばらしいものでびっくりしております。リードをコントロールする能力が非常に高いですね!!今まであまり強く息を吹き込むとキンキンという耳につく音色になっていたのですが、このリガチャ-だとブレスのもっているエネルギーをしなやかに受け流して倍音に変換してくれているように感じます。以前のように合奏の中で安全運転をしなくてもいいので演奏できる喜びを堪能しております。

7月9日
リムスキー=コルサコフ作曲 交響組曲《シェエラザード》
カラヤン指揮 ベルリン・フィル 1967年
時の流れは止められない。全てはいずれ過去となり、シェエラザード王妃により語られる。
カラヤンは点を示さない指揮者だ。だからオーケストラは何となくずれていることが多い。それにしてもこの演奏はよくずれている。クラリネットとヴァイオリンが全然テンポ感を共有していなかったり、ジャン!という決めがずれていたり。それならいっそのことライブ録音にすればよかったのに。他にも金管ののばしがうるさくて他の重要なパートが聴こえない部分など気になるところが多数ある。これ見よがしのespressivoに違和感を感じる。この部分はもっと、心の深いところの悲しみを表現しているのではないだろうか。しかし特に終楽章の速い部分など、どんどんとテンポを追い込むカラヤンの指揮はさすがです。

7月8日
気がついたら夕方。一体どうしたことだ?このままでは一生があっという間に終わってしまう。まずい。今日は何をしていたのだろうか。思い出そう。
8時25分起床。最近朝早く一度目が覚める。その後の眠りが浅い。そのせいでとても機嫌が悪いことがある。寝苦しいのだろうか?そこまで暑くはないはずだが。
9時45分からリガチャー製作開始。残り半分頑張ろう。
10時からのBSクラシックはリガチャー製作に丁度いい。今日はラルス・フォークトのピアノで、ベートーヴェンの6つのバガテル、ムソルグスキーの展覧会の絵。まずベートーヴェン。弱音が何とも美しい。ピアノというのは基本的につまらない楽器だ。誰でもいい音が出る。その代わり、そこそこの音しか出ない。でも稀に、まるでこのピアノがすばらしい楽器に思えるほどの奏者がいる。彼もその一人といっていいだろう。後半のムソルグスキー。相変わらず音が美しく、極めて音楽的。すばらしい演奏なのだが、やはりこの曲はピアノの致命的な欠陥を顕わにする。それは減衰だ。古城はむしろサックスよりも美しいと言えるほどのすばらしさだった。問題はカタコンブ、そしてキエフの大門。特に終曲は音が持続できたらどんなにいいだろうと思ってしまう。やはりこの曲はピアノのために書かれたというよりは、オーケストラ曲にする前に書かれたという感じがする。だからあれほど多くの人が編曲したのだろう。
製作を終えたのが1時過ぎ。その後梱包、他のリガチャーの発送などで結局1時40分になってしまった。
郵便局に向かう。暑い!今日は体調を崩した人がたくさんいるそうだ。そりゃそうだ。この暑さは滅茶苦茶だ。横殴りの雨という表現があるが、横殴りの日差しと言っていい。左頬と左手が痛い。82歳のおばあさんが倒れて重体だそうな。老人にこの暑さは命に関わる。
帰宅して練習しているうちに夕方。イベントのない平凡な一日はつまらん。まあこれからイベント目白押し。音楽家には仕事の前に準備というものが必要だ。これを分かっていない経営者は多い。いきなり当日椅子に座って、すぐに演奏できる訳がないのに。今はその期間。これから忙しくなっても大丈夫なようにしっかりと準備しているのだ。

購入者の声
<テナーサックス用リガチャーを多数ご購入いただいた方より>
○通常のリガチャーと比べて
息の通りが良くなる印象。管の下の方までスッと息が通り、低音のサブトーンも鳴りやすくなる。高音も出やすい。特にオーバートーン練習ではかなり高いところまで出る。ただ、その日の体調などによっては、音の芯がなくなって息の音ばかりになることもあり、そういうときは通常のリガチャーに替えています。音色は、通常のリガチャーよりも艶と広がりがある感じ。サブトーンを多用するジャズテナーには向いているかもしれない。
○1.8mmと2.0mmの違い
1.8mmは、それほど力を入れなくても楽に楽器が鳴ってくれる印象。音色は2.0mmよりもやや軽いですが、これでも十分使えると思います。
2.0mmは、楽器を鳴らすのに、1.8mmよりもやや力が要りますが、腹圧をかけて吹き込めばその分でかい音で鳴ってくれる。音の芯も、1.8mmよりも太くて重厚な印象で、ロリンズやデクスターっぽい音にはこっちのほうがよいかもしれない。私は、今日はちょっとしんどいなと思うときには楽をして1.8mmで鳴らしています。体調に応じて使い分けるのも手だと思います。このへんは人によって好きずきで、どちらも需要はなくならないのでは?と思ったりします。
○金メッキとロジウム
金メッキは高音の成分も多く、音色がやや華やかで艶のある感じになる印象。ロジウムは華やかではないが、音に芯がある感じ。
ジャズテナーでもロリンズやデクスターのような太くダークな音が好きなら、ロジウムの2.0mmが一番向いてるかな、と思いました。

7月7日
今日は七夕。暑いですね!30度を超えると重りをつけてのウォーキングは体を壊すので無理です。今日は重りをつけて、郵便局など往復30分に留めましたが、それでも結構効きました。

ヤナーチェク シンフォニエッタ
マッケラス指揮 ウィーン・フィル 1980年
何と奇想天外な曲!何というメロディ!何というオーケストレーション!ものすごい個性で、それがしかも極めて魅力的。すごい曲です。演奏もいい。でも、実はあんまり合ってはいないのです。冒頭の金管の縦の線などなど。終楽章ではエスクラを増強するためにクラリネットを重ねているのですが、このピッチがまるで合っていない。しかしそんなことはどうでもよくなるぐらいの魅力がこの演奏にはあります。
この曲は「何すんねん!」という曲ですね。冒頭のトランペットはハイトーンに「何すんねん!」、途中のホルンはハイF連発に「何すんねん!」、木管はものすごく速いパッセージに「何すんねん!」。しかしそのどれもが効果的。特にホルンのハイFは体に電流が走ります。
学生の時この曲を演奏したことがあります。今日聴いたレコードも当時買ったもの。もう20年近くも前のことです。本番を聴いたフルートの同級生に、「天井に音が突き刺さっていたよ。」と言われて、褒められたと思って喜んでいたけど、実はけなされていたのかも知れない。まあいいや。

ヤマハ広島店より大量のリガチャーの注文があり、今日の午前中せっせと製作。在庫分の製作もしないといけないので、明日の午前中もそれで潰れそう。昨日は発送で午前中が潰れてしまった。午後は毎日CDを聴いてスコアを読んで練習。休みのようで全く休みではありませぬ。

7月6日
プロジェクトX「さぬきの夢2000」、感動しました。うどんはやはり真っ白ではいけません。程よく黄色が入っていないと。まだ唾液が止まらない。ああ、お腹減ってきた。何か食べようかな。

新しいマウスピース2本は今日も互角。今後どうなるのだろう。この2本は古いマウスピースに比べてより体力を消耗する。このため新たにリードを作り直さなければならない。これは大変。これが上手くいかないと、古いマウスピースに回帰する可能性もゼロとは言えない。

デジカメで、ビデオを撮影してみました。1本目が4分15秒、2本目が3分5秒。640×480ファインという画質で、合計サイズが550MB!すんごいです。これじゃハードディスクがいくらあっても足りない。メモリースティックPROをパソコンに刺してデータを転送。所要時間3分30秒。前のパソコンに普通のメモリースティックで80MBのファイルを転送した時かかった時間が7分。劇的に速くなりました。

7月5日
今日は買い物の日です。
まず東急ハンズでブラシ。最近プラスチックの先の尖ったブラシが耐えがたくなってきたので、頭皮に優しいブラシを求めて。思ったよりも種類はなかったのですが、面白いブラシがありました。全体は木。かなり弾力があり柔軟なゴム、その上に竹製の櫛。この先端が丸くなっていて、使っていてとても気持ちがいい。予想以上の感触、いい買い物でした。
次にビックカメラ。まずパソコンのカバー。東京広島間など移動の際必要。低反発の押すとじんわりと戻る素材がなかなか性能がよさそうです。それからパソコンと携帯を繋いで通信するためのケーブル。旅行の際必要。設定は大分簡単になっていますね。通信を始めてからデータの送受信をするまでの時間も短い。
それからヤマハで、エルガーの交響曲第1番のスコア。Dover版の大型スコアで2番と一緒になっているもの。印刷はそれほどよくなく、4600円という値段も安くはないが、このもわもわを放置するわけにもいかないので。こういうお金は本来当然会社が経費として出すべきものです。ついでに言うと、楽器だって個人が買っている。これはおかしい。これをおかしいと思わない経営者は一度精神科で頭を見てもらったほうがいいでしょう。以前税務署で、楽器購入費は会社から出ないと言ったら、「それではこれは給与とは言えませんね。」と言われたこともあります。

さて本日のメイン・イベント。アクタスでマウスピース選定。あまりに動きがなくて困っていて、今回は野中貿易に相談したら、その系列店であるアクタスに在庫を送ってもらうことができました。9個しかありませんでしたが、誰かが試奏した痕跡がなく、なかなかのレベルで、自分用1個と生徒用1個を買う予定が、自分用2個、合計3個になってしまいました。マウスピースを選ぶのはとても難しい。楽器の選定よりもはるかに難しく、よく失敗します。今回も、自分用の2個ですが、1個ははっきり楽に音が出せる、もう1個は太く柔らかい音色が魅力、こう思って買いました。しかし帰って吹いてみるとリードによって評価がくるくると変わる。ここでマウスピースに名前を付けます。
O=現在使用しているマウスピース
N1=今回購入した、太く柔らかい音のマウスピース
N2=今回購入した、はっきりとした音を楽に出せるマウスピース
リード1
N1よりもN2の方がむしろ開きが大きく感じる。店での印象は間違いだったのか?
リード2
N1でつまる感じのリードがN2で丁度よい。やはりN2の方が開きが大きい。
リード3
N1で鳴りにくい感じのリードが、N2でよく鳴る。ん?N2の方が開きが大きいんじゃないの?どうなっているのか。
こんな感じです。結局よく分からないのですね。しばらく使いながら、長い目で判断するしかありません。
今回2本のマウスピースがかなりレベルが高かったため、Oはほぼ引退が決まりました。長年ご苦労様でした。Oもデビューの時は、ボレロ最初のソロで、面識のないサックスの方が、「どんなマウスピースを使っているのですか?」と聞きに来たほどのマウスピースであった。若い頃対戦すれば決して負けることはなかったろうに。老化というのは悲しい。

購入者の声
<ejiさん経由でデュコフメタルアルト用3つ巻きピンクゴールドをご購入の方より>
私の普段のセッティングは ブランチャー B23 ハリソン SD2 ヴァンドレン ZZ 2・1/2でして、今回、ハリソンとの比較をしてみました。ブランチャーはデュコフより若干細身のようで、リガチャーが多少根元の方に寄るのが気がかりでしたが、リードはなんとか吹くのに不自由ないくらいには留まりました。
まず、見た目がカッコイイですよね(笑)
次に音質ですが、ハリソンのときよりも、明らかに倍音が豊かになっています。吹奏感に対してのストレスが全く無いですね。ハリソンにしたときも、「息がいっぱい音になるなぁ」と思っていましたが、このリガチャーはまさに、入れた息が無駄なく音になる感覚があります。かえって鳴り過ぎて、いつもよりもうちょっと固めのリードのほうが良いかな、と思ったくらいです。(もともとオーバーブロウしがちな傾向がありまして・・・)
昨日、マイクを使用するライブがあったのですが(AKG C419Lを使用)、非常にマイク乗りの良い音になっていました。これにはビックリ。
いやー、おかげさまでいいものを手に入れることが出来ました。周りのプレイヤーに吹聴しなきゃ(笑)
今度はテナーのデュコフ用にもうひとつ頼んでみようかと企んでいます。楽しみがひとつ増えました。
このような機会を与えていただき、ありがとうございました。また気づいたことなどなりましたら、メールさせていただきます。
いや〜、私も皆さんに勧めておきながら、いざ自分で使ってみるとホントに良いです(笑)もともとクラ用だというのが信じられないほどのマッチングです。コレでライブも楽しめそうです。

<ejiさん経由でデュコフメタルアルト用3つ巻きピンクゴールドをご購入の方より>
今回このリガチャーを使ってみて、確かにリードミスが減ったのがわかりました。音色はかなり落ちついた感じで、やさしく吹けば十分バラードでも使えそうです。前セッティングよりボリュームは結構落ちて、ギャーギャー吹くには少し物足りなさを感じましたが普段吹く分には全く問題ない程度です。

7月4日
調子がいまひとつ。高尾さん、無茶すると回復するのに2日かかる歳なんだよ、知ってる?反省。

新生銀行のパワーダイレクトのページが表示できない。新生銀行に電話で問い合わせて話しているうちに気がついた。原因はgoogleツールバー。前のパソコンよりも画面が広いので、全く気がつかなかった。まさか最初からgoogleツールバーがインストールされているとは。

日が徐々に短くなってきています。日が短くなるのは、命が徐々に失われるようでちょっと寂しい気分。まあこれ以上長くなってもらっても困るのですが。

N響アワーツェムリンスキー作曲 交響詩「人魚姫」
なかなかいい曲ではないですか。ぜひ機会があったらやってみたい。

今日の朝日新聞。西川伸一氏のコラム。幹細胞の研究。人間の体では、毎日大量の細胞が失われている。この損失を補うために新しい細胞を供給する役目を担っているのが幹細胞。要するに幹細胞がずっと元気なら人間もずっと元気で生き続けるということ。しかしこれはまた、自分が自分だと思っているこの存在がどんどん別人に入れ替わっているということでもある。自分とは何か?体が死んでも細胞は生きている。もしくは、細胞が死んでも、体は生きている。全体の生と部分の生は一致しない。私が火葬に違和感があるのはきっとこのせいだ。確かに脳細胞が死ねば意識はないし、今後意識が回復する見込みもない。そういう意味では確かにその人は死んでいる。しかし、きっとまだ生きている細胞はある。それをわずか数日で骨だけにしてしまおうというのは乱暴すぎる。私は個人的にはそう思う。下等な動物の中に、体の全細胞が置き換わり続ける動物がいる。さらに、肉体を構成する全ての細胞を必要に応じて作ることを約束する、胚性幹細胞という技術も実現している。やはり死は宿命ではない。現在の我々がそれを乗り越える科学を持っていないだけだ。きっと未来では、生きたいと思うだけ生きることが可能になっているだろう。

7月3日
ううう。飲みすぎてしんどい。ううう。原因は昨日借りてきたラスト・サムライのDVD。夜10時半頃から見始めて、終わったと思ったら監督の長い解説。これがまた面白い。気がついたら3時。しかしこのパソコンは、出先で贅沢にDVDを見るためのパソコンと言っていいほど。画面は明るく美しく、音もいい。雷の音などまるで左上の遠くで実際に鳴っているようだった。

ラスト・サムライの人生観はこんな感じだろうか。「桜はいずれ散る。人もいずれ死ぬ。どうせ死ぬならその長さなどはさして重要ではない。いかに生きるかが重要だ。」この破滅的な思想に飲み込まれ、破滅的に飲んでしまった。アーメン。最後の台詞がいい。天皇「彼の死に様を教えてくれ。」トム・クルーズ「彼の生き様をお話しましょう。」負ける、死ぬと分かっていて突撃するというのは、そういう風にして死ぬということではなく、そういう風に生きるということだ。自分の生き方を貫くという美学。ニュージーランドで撮影したという村の景色も美しい。名作といっていいと思います。

午前中、目が覚めたものの起き上がれなかった。久しぶりの自業自得病人。いつもと視点が違う。天上の模様。ソファーや畳の模様。いつもと違う日常が体験できてよかった。なーんちゃって。

サトテクノミュージックでぶんさんのバスクラを選定してきました!クランポン・プレスティージュLowC。まさにプロが使用する最高のモデル。何とこれが今回3本あったのですね。ぶんさんは本当に運がいい。いい楽器がありました。軽く楽に音が出る。でも決して細い音ではなく、柔らかく丸みがあるふくよかな音色。驚いたのはその音程のよさ。チューニング・メーターがピクリともしない。広響の楽器よりはるかにいい楽器です。楽器というのは進化するのですね。うちもそろそろ買わないと。プロがあんなに音程の悪い楽器を使ってはいけません。

7月2日
エルガー 交響曲第1番
サ・コリン・デイヴィス指揮 BBC交響楽団 1985年
いかにもライブ録音という感じの熱演。曲も演奏も熱い。録音も臨場感をよく再現している。やたらと咳払いが多く、マイクがそれをよく拾っているのが何とかならないかという気もするが、仕方ない。
全体は最初に出てくるいかにもイギリス風の主題で統一されている。それに大編成オーケストラによるやたらと複雑な変奏がついたという感じ。7月広響定期のメイン・プログラムだが、リハーサル大変そう。とりあえずスコアがあったほうがいいな。ヤマハに置いてあるだろうか。

7月1日
ついに7月です。
このキーボード、やたらと速く打てる。私にとってはやはり18mmがベストのようです。軽いのだけどカチャカチャという安っぽい音はせず、どちらかというとポコポコボコボコ。耳障り度が軽減されました。
蓋を閉じるとスタンバイなどの設定ができるのはうれしい。
ピンボールというゲーム、なかなか楽しいです。でも台を揺らすというのは普通にすることだったっけ?正式に認められた技法なのだろうか?

リガチャーを製作しながらBSクラシックアワーを見る。ピアノコンクールで伴奏は仙台フィル。地方オーケストラは我が広響もそうだけど全国放送で見る機会が少ないので、なかなか楽しい。クラリネット1番の日比野さん、ファゴット1番の水野さんが芸大の先輩です。水野さんのHPはこのHPとリンクされています。ちなみに水野さんの奥さんがフルート奏者で私と同級生です。
1位の人はチャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏。この曲は大変有名な曲ですが、実は技術的にもピアノとの合わせもとても難しい。例えばベートーヴェンの第九。これも実は非常に難しい曲です。オーケストラプレーヤーというのは職人的なところがあり、どれだけの時間オーケストラで演奏したか、主要なレパートリーを体験しているかということが重要になります。第九の経験のない人に、いきなり1番を吹けと言ってもそれは無理です。プロオーケストラにこの曲で最初に行く時は、プロの人たちは慣れていて大体練習が1日しかなく、しかもさっと終わってしまうのでとても緊張します。

頭を掻いている人を見て思った。N響で頭を掻いている人を見たことがない。きっとテレビに映ることを前提とした不文律がたくさんあるのだろう。無駄な動きをほとんどしない。私などは頭は掻くし、表情も眉を上げ下げしたり目をぱちぱちしたり、楽器を拭いたりと忙しい。よくあんなにじっとしていられるなと感心します。

オーケストラ・プレーヤーの辛いところは、曲、指揮者、テンポを選べないということ。指揮者についてはある程度は意見を言えますが。リハーサル当日になるまでどんなテンポになるか分からない。3月の秋山さん、ダフニスとクロエの冒頭速かったなあ。四分音符=52で十分だと思っていたら60近いではないか。さらいなおして大変でした。チャイコフスキーの交響曲第4番第3楽章。どうやっても吹けるように練習したはずなのに吹けない。なぜだ?実は木管が直前にアチェレランドしていたのでした。何が起こるか分からない怖い世界です。こういう場合は、ある程度自分に立場があれば転ばないように周りにお願いすべきでしょう。

最近暇なのでオーケストラスタディを練習しています。「ピーターと狼」は大分楽に吹けるようになりました。以前は大変でした。何度も本番を経験し、その度に随分練習しました。その積み重ねのおかげです。それでも本番になれば緊張することに変わりはないのですが。この曲は、簡単に演奏するためにとある方法があるのですが、それは秘密です。どうも「ラプソディー・イン・ブルー」が今回難しい。何度も本番を経験し、随分さらったはずなのに。その音域にちょうどいい口の中の広さがまだしっくりこない。この曲に関しては、もう少し経験の蓄積をしていて欲しいなあ、高尾さん。「シェーラザード」は何といっても第4楽章のレミファミ♭レド。以前よりは大分冷静に吹けるようになりました。この曲に関しては7月広響で本番があるので本気でさらわなければなりません。上記の部分は日課としてさらっています。できうる限りの準備をするほかありません。オーケストラ・プレーヤーの辛さというのは、主にある曲のある部分で発生するものなのです。お客さんはできて当然と思っていますし、オーケストラは団体競技とも言えますので、ソロを担当する人は時折大変な思いをして演奏しています。経験を積んで最も以前と違うところは、本番での怖さを知っているということでしょう。どんなに大丈夫と思っていても本番になるとなぜか緊張する箇所というのがある。こういう部分はかなり意識して練習しなければならない。そういうことが分かっているというのが、経験があるということだと思います。

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