2004年10月分

10月31日
10月も今日で終わり。2004年もあと2ヶ月。30代もあと7ヶ月と18日。歳を取りたいと思って取っているんじゃないんですけどね。みんなそうですが。

埼玉の自宅に移動。しばらくこちらにいます。

新幹線で「ゼロからのマラソン」読了。なるべく胃が空っぽの状態で走ったほうがいい。ということは朝起きて朝食前に走ったほうがいいということか。明日試してみよう。

トム・カークウッド著「生命の持ち時間は決まっているのか」
科学の本というよりは読み物として面白い。現在3分の1ぐらい。まだ本論に入ったばかり。確かに自然界でこれほど食べ物に困らず危険が少ない状況というのは人類の一部がつい最近持ちえたのみで、これまでそんなことは考えられなかった。1年間に外的要因(飢餓、外敵など)によって死亡する可能性が高ければ寿命になる前にほとんどの個体は死んでしまい、命に限りがあることなど問題にならなかったのだ。また、歳を取ると不利に働く遺伝子を持っていても(例えば50歳で必ず癌になる遺伝子があると仮定するなど)十分に子孫を残すことができるため、そういう遺伝子は受け継がれる。

10月30日
これから本番です。いい弦楽器奏者と室内楽をすると、いろんなアイデアを得て自分を高めることができる。今回のピヒラーさんの指揮にはそれと同じ感覚があります。
留学から帰国後、最初に呼ばれたのがN響。その次に呼ばれたのが新日フィル。その新日フィルで演奏したのが、このメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」です。その出だし、木管とホルンの音の輝き、粒の際立ち方のすばらしいこと!そして音色、発音、音の長さ、リズム感がまるで一つの生き物のように機能している。それには唖然としました。これがプロのオーケストラというものか。私は2ndClでしたが、自分の入るべきタイミング、音の長さ、発音はある一点にしかなかった。逆に言うとそこしかないから簡単とも言えます。オーケストラとして、この曲のこの部分はこうあるべきという基準が明確にあった。まあフルートが白尾さん、クラリネットが鈴木良昭さん、ファゴットが中川さんでしたから黄金時代です。今回広響もリハーサルを通して大分よくなってきましたが、あれと比べると大分違う。しかし理想を目指して進んでいかなければなりません。そして、あの時私はその伝統を感じ、そこから学ぶ立場でしたが、今は私がその伝統を作っていく番なのです。

本番を終え、たまやでご夫妻と会話しながら飲んで、先ほど帰って来ました。今日は予想通り夢のような一日でした。特にニコライの序曲。まるでウィーン・フィルで演奏しているかのよう。音楽がはち切れんばかりに生き生きとしている。たった一人の指揮者によるたった3日間のリハーサルでこれほどオーケストラが変わるとは、驚くほかありません。部分部分では転んでいるように感じても、全体としての構成はびくともしない。これはピヒラーさんが確固とした音楽を持っている証拠です。生きていてよかった。いずれいなくなるにしても、とにかくこの世に生まれてよかった。そう思わせるほどすばらしい指揮者でした。ぜひぜひまた、できれば頻繁に来て欲しい。もちろん苦労はあります。何度も何度も執拗に練習させられ、言葉が少ないためどうしたらいいのかよく分からないことがある。歌え!と言われて歌ったら大きすぎると言われ、小さくすると歌えと言われる。小さい音量のままで表現を豊かにするのは非常に難しい。しかしこの際そんなことはどうでもいいのです。今日はお客さんの拍手もまるで違った。明らかに感動が伝わっていた。皆さんも多分広響がここまで変化するとは思わなかったでしょう。しかしそんなことすらどうでもよくなるほど、とにかく私はこの「生きていてよかった。生まれてきてよかった。」と思える時間にまた、できるだけ多くの時間浸りたいのです。

10月29日
リハーサル3日目。明日本番です。きついはずの練習を特にきついと感じない。これは多分ジョギングのおかげだ。何度繰り返されても心身ともに平然としている。
今日のリハーサルは、特にコンサートマスターのヴァイオリンを取り上げて弾きながらヴィオラを熱く指導したあたりが面白く勉強になった。ピヒラー氏のやりたいことが明確に伝わる。新たな表現を受け入れることによって自分を高めることができる。私としては年に何度でも来て欲しい。広響のレベルが確実に上がる。特に弦楽器。そしてそれに影響され管楽器もよくなるはずだ。しかし執拗なリハーサルにくたばっている人たちは嫌がるだろうな。

腕時計が壊れた!何と表のガラスが取れた!こんなことがあるの?信じられん。この腕時計、実は高校入学祝。それ以来24年間使用している。セイコークオーツ。当時3万円もした。海外のコンクールも留学中も、いつも共にあった。明日修理に持っていこう。しかし修理代が買うより高かったら困るなあ。

9月19日に登山靴で20年ぶりに走ってから1ヶ月と10日。途中演奏旅行で中断したりしましたが、かなり順調にタイムも伸び、いい感じです。今日は「ゼロからのマラソン」という本を購入。ここでもう一度基礎から勉強してみようと思います。帰りの電車で10ページほど読みました。ポイントはいくつかあります。
1.楽しみながら走ることが重要。
2.私も実感している通り、ランニングは最良のダイエット法である。ランニングによる消費カロリーは他の運動に比べて格段に多い。私の経験では、若干のカロリー制限(ほんの僅かご飯など炭水化物を減らすだけでよい)と組み合わせれば、1日単位で体脂肪率が下がっていく。
3.ランナーズ・ハイ。走り続けているランナーが感じる恍惚感のこと。個人差はあるが5分から15分以上走り続けているうちに経験することが多い。
4.走ることが刺激となり、脳の働きを活性化する。
5.ソックスも重要。乾きやすいポリエステル系がよい。5本指ソックスは指同士が擦れることがなくマメを防げる。

さてジョギング。どうも私はタイムを気にして速く走りすぎる。そのためきつく、楽しめない。ランナーズ・ハイもまだ経験していない。今日はゆっくり楽しく走ろう。と思っていたのに、なぜか足が前に行く。ん?100m29秒?速すぎる。もう少しゆっくり走ろう。何とか30秒台。今日足が前に行ってしまう理由を考えてみよう。
1.昼食の量が多かった。エネルギー満タン!
2.午後のリハーサルがなく、その分楽だった。
3.暗い時間に走ると100mごとの標識を見つけにくく、また時計がライトはつくものの見にくく、集中力を奪われる。今日は明るい時間に走ることができた。
4.最近寒くて長袖長ズボンだったが、今日は昼間ということもあり、気温も高く半袖半ズボンで、その分軽く走りやすい。
5.昼食が1時から1時半。走ったのが4時。ここ数日は6時で、それだとどうやらお腹が減りすぎて記録が伸びないようだ。走るどれぐらい前に何を食べるかというのは非常に重要だろう。
夕焼けになりつつある空を見上げ、山を眺め、今日は多少なりとも楽しむことができた。やはりできるだけ昼間に走りたい。しかしペースが落ちず、その分腹筋が痛くなった。私の場合足が強く、それに対して腹筋と心臓が弱い。特に腹筋については何か別メニューのトレーニングが必要かも知れない。さて、タイムを計ってみると…、25分31秒!なんじゃそりゃ!速すぎるって。これじゃきついよ。最高記録ではあるが、もっとゆっくり楽しく走ろうよ、高尾さん。

10月28日
リハーサル2日目。ニコライの歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲に何と2コマ、つまり2時間。午前中はそれで終わり、午後からのメンデルスゾーンもぴったり4時まで。その繰り返しの多さには驚くが、なあに、これぐらいではびくともしませんよ。オーケストラは明らかによくなっている。特に弦楽器への指示は、ヴァイオリンの名手だけあり説得力がある。ニコライは佳作という印象が名曲へと変身。メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」も、特に第4楽章のテンポを追い込んでいくあたりはゾクゾクする。この曲は弦楽器が難しいが、それ以上の演奏効果がある。メンデルスゾーンはこの名曲で永遠の命を得た。しかし本人は気に入らず、出版する気にすらなっていないのだから不思議だ。私にはどう見ても、構造としても完璧な、音楽的にも非常に個性的かつ魅力溢れる曲なのだが。

健康診断の結果がようやく返ってきた。今回は胃に異常なし。他も全て正常。めでたしめでたし。腹八分目は、特に私には胃を労わるという効果が最も大きいかも知れない。体重が昨年よりも4kg減ったため総合判定がBになっているが、大丈夫ですよ。意識的に、体を鍛えながらやっていますから。

17時10分帰宅。大急ぎでVAAMを飲み、17時50分ジョギングに出発。しかしもう暗い。大分日が短くなってきた。できれば明るいうちに走りたい。その方が気分がいいし、何より安全だ。唯一車の通行量の多い通りと交差する地点も、タイムが気になると注意が疎かになる。安全第一ですよ、高尾さん!しかしそれよりも危険なのは人だ。目立つように白い帽子を被っているのに、どうしてあんなに直前まで気が付かないんだ?どうしてこちらが端によっているのにそちらによけてくるんだ?全く。それに無灯火でふらふらと走っている自転車。これもこちらが端に寄っているのに、その方によけてくる。なぜ?どういう訳か腹が立つとタイムが上がる。人間少しは怒った方がよいのかも。タイムは26分23秒。悪くない。しかし体脂肪率が9.3%まで落ちた。ちょっとやりすぎかなあ。やりだすととことんやってしまうのが良くも悪くも私の性格なのです。

10月27日
広響定期演奏会リハーサル初日。指揮はギュンター・ピヒラー。18歳でウィーン交響楽団コンサートマスター、21歳でカラヤンの指名によりウィーン・フィルコンサートマスター。その後あの世界に名だたるアルバン・ベルク弦楽四重奏団を結成というからものすごい経歴のヴァイオリン奏者である。才能はある人にはあるし、ない人にはないのである。できれば弾き振りでヴァイオリンも聴いてみたいものだ。もしくはソリストでもよいのでは?ヴァイオリンだけやっていればいいような気もするが、本人が指揮をやりたくなったのだろう。指揮のテクニックはないと言っていい。しかし熱いハートを感じる。人柄もいい。以前留学中、メニューインが確かフランス国立管弦楽団?を指揮した。リハーサルを聴いた人によるとそれほど特に弦楽器に専門的なことは言っていなかったとのことだが、どういう訳か弦楽器が格段と艶やかで柔らかい音色だった。弦楽器の名手がオーケストラを指揮した時に起こるこのような現象にはきっと理由があるのだろう。今回もそれが起こりそうな予感がする。練習は極めて何度も同じところを繰り返す。きっと本人がヴァイオリンでそういう練習をしているのだろう。弦楽器出身の指揮者はこういう練習をする人が多い。私も弦楽器の人と室内楽をやっている時、時々あまりにも繰り返すので、「疲れて吹けなくなるからあまり何度も繰り返さないで。」とお願いすることがある。管楽器はそのような繰り返しに対応するには演奏に労力がかかりすぎるのである。しかし、高音が多いホルンは可哀想なので除外するが、この程度のリハーサルで文句を言っているようでは志が低い。

冬用ランニングウェアをナイキで購入。色が私の好みより暗めだが、どうしても必要なので仕方ない。
ついでにエーグルで登山用ジャケットを購入。普段着としても使うつもり。いつも秋になると、丁度その季節用のセーターが1着しかなく数年前から買おうと思っていたのだがどうも気に入るものがなく、何となくある服でしのいでいるうちに冬が来るというパターンを繰り返していたのであった。軽量で暖かい、撥水性、速乾性、通気性などこれぞ冬の登山にぴったりのウェアである。実はこれまでこうした専用のものは持っていなかったのだ。

ジョギング。今日買ったウェアはどうか。まず軽い。やはりランニング専用というだけある。防風性、速乾性も期待通り。そして暖かい。これで筋肉が収縮することもない。気持ちいい汗をかいた。走り始め、どうも体が重い。やはり休みの日と仕事をした日では体調が大分違う。仕方ない、今日は無理せずゆっくり走ろう。仕事後の5kmというのが大丈夫なのかどうか。多分慣れれば大丈夫だとは思うのだが、きわどいところである。行きは100m32秒台。それが帰りには33秒台に落ちる。仕事後ということか。他に考えられるとすればお腹が減っている。日野原重明氏のエッセーに刺激されて、昨日からご飯の量をほんの僅か減らしている。その理論はこうである。「老化を遅らせ、健康で長生きするための方法として現在科学的に立証されているのは、摂取カロリー量を制限するということだけである。」8分の5合のところを半合。これで実は大分影響がある。体重500g減。演奏旅行直後56kgあった体重が54.5kg、13%あった体脂肪率が9.9%。ちょっと急激すぎる。もう少し食べた方がいいかなあ。タイムは26分46秒。後半お腹が減って底力が出なかったものの、まずまずのタイムであった。

10月26日
朝から雨。今日はジョギングは無理かと思っていたら予報通り夜になって晴れた。午後7時よりジョギング。体が動きたくて仕方がないといった様子。散歩に連れて行けと吠える犬のようだ。昨日のジョギングから1日半経過し疲れが取れた、午前中より体が起きている、練習中足は動いていないので動きたがっている、などの理由が考えられる。そうだ、思い出した。留学中パリ管を聴いた帰り、やたらと早足だった。あれは動きを封じられていた足が動きたがっていたからだ。
暗いので100mごとの距離表示は見えない。総合タイムのみ計測。体が軽いのになぜかタイムは平凡な28分0秒。ただ、今日はやたらと楽だった。腹筋もまるで痛くないし、心臓も全く平気。これが大きな収穫だ。
体重計に乗る。運動直後のため、両足の筋肉量は増えている。しかし驚いたことに両手の体脂肪率が極端に上がり、筋肉量が極端に下がっている。分かった!寒くて筋肉が収縮しているのだ。足はかなり酷使され内側から熱を発しているが、腕はそれほど使われていないため寒くて縮こまっているのだ。実は昨日ナイキで冬用ジョギングウェアを見たのだが、黒っぽいものしかなくて買わなかったのだ。やはりこれは買ったほうがいいな。でも白っぽいものの方が好きだし、その方が安全だと思うのだが。困った。
できればジョギングは明るいうちにしたい。その方が気分がいいし、100mごとの細かいタイムも計れる。より安全だし、これから徐々に冷え込み夜は寒すぎる。ただ、習慣になっていた午前中のジョギングは考え直した方がいいかもしれない。午後の方が体が起きているし、午前中ジョギングすると練習中多少頭がボーっとするのだ。

<高尾版クラシック悪魔の辞典>
「フライング」
弦楽器はトゥッティである。トゥッティというのは1パートの全員が一つにならなければならない。だからといって、前の人よりも速く弾きはじめない、前の人よりも大きく弾かない、などとマイナス思考ばかりでは音楽が死んでしまう。日本にはこういうオーケストラが多い。そして上半身を動かすななどとつまらないことをエキストラに強要するのである。上半身を動かさないなんて世界の非常識、そんなことをやっているのは日本のつまらないオーケストラだけだ。パールマンは日本のとあるオーケストラと共演してこう言った。「私は下半身不随だが、日本人は上半身不随だな。」その点日本フィルはすばらしい。1stヴァイオリンのいちばん後ろの人が、コンサートマスターよりも弓を使っている。ウィーン・フィル、ベルリン・フィルも弦楽器の一人一人を見るのが楽しい。ウィーン・フィルの1stVn、2プルトの裏なのにコンサートマスターより派手な人。コントラバスのやたらと元気で楽しそうなおじいさん。ベルリン・フィルのヴィオラパート、巨大なヴィオラをゴリゴリと弾く様は見ているだけで気持ちいい。

10月25日
時はあっという間に過ぎていく。ついこの間お盆に帰省したばかりなのに、もうお正月の帰省について考えなければならない。

最近の休日の過ごし方。ただし山に登らない日。朝起きてまず朝食。朝食はパンと牛乳。最近はそれにみかん1個。その後VAAMを飲む。その後30分ほど新聞を読んだりしてゆっくりと過ごす。それからストレッチと軽いダンベルで体をほぐし、ジョギング。ジョギング後シャワー。シャワー後も体がぽかぽかと熱を発していて顔色もよく気持ちいい。
今日はタイムが劇的に上がった。そういうつもりはないのになぜか体が動く。やはりトレーニングの成果だろう。トータル26分18秒。前回よりも1分42秒も上がった。平均タイム100m31.5秒。成果が出るとうれしい。

<高尾版クラシック悪魔の辞典…余談>
「ブーイング」
留学中の話だからこれまた随分昔、今から15年前だ。私はまるで隠居老人だな。フランスのオペラがひどいのか、それともパリのオペラがひどいのか。何がひどいかというと演出。解釈も何もない。演出家がやりたい放題やっているだけだ。ワーグナーのマイスタージンガー。ルチア・ポップがまだ生きていて歌っていた。1幕からずっと葬式。いくらなんでも最後は明るくなるだろうと思っていたらまた葬式。あたりが騒がしくなる。ラジオ放送されていたとのことだが、ラジオを聴いている人は、いい演奏なのにどうしたのかと思っただろう。今にも暴動が起きそうなその雰囲気の中で合唱が「シレンツィオ!(静かに)」と歌いだし、今度は笑い声。大変な騒ぎであった。
上記のような極端にひどい場合のブーイングは仕方ないだろうが、私は基本的にブーイングは文化ではないと思っている。気に入らなければ拍手をせずにさっさと帰ればよろしい。それが聴衆として最低限のマナーであろう。学生時代に東京文化会館で隣に座った、ホルンが音を一つ外しただけで舌打ちするやつ、あんなのは音楽を聴きにきているのではない。口にガムテープをし、縄で縛って外に放り出せばよろしい。

10月24日
ジョギングは自分との対話。心臓、腹筋、足の筋肉。まず肉体と会話し、それから自分の精神と対話する。その分ウォーキングに比べて景色を眺める余裕は少なくなる。行きは緩やかな下り。畑賀川を下り、それが瀬野川と合流し、その瀬野川を下る。帰りは緩やかな上り。しかも地形のせいかいつも東からの逆風が吹く。なのにどういう訳かタイムは上がる。体が起きてくるということか。きつさも前半後半であまり変わらない。地形や風向きを超えた力が体の中で働いている。

<高尾版クラシック悪魔の辞典…余談>
「チューニング」
時は過ぎていく。全ては過去となる。芸大にチェリビダッケが来たのはもう20年も前、私が大学1年生(2年生?)の時だ。私は6ホールの客席に座っていた。そこにチェリビダッケが登場。その第一声。「オーケストラというのはひな壇が非常に重要だ。ひな壇を作りなさい。」大慌てでひな壇を作る。第二声。「この曲は倍管でやるべきだ。」ちなみにこの曲とはシューベルトの未完成。倍管とは管楽器を倍の人数で演奏すること。私は慌てて4階に楽器を取りに行き、2足の席へ。ちなみに2足とは2ndClの足、つまりmf以上の音量を楽譜で指定されているところだけ2ndClを演奏する奏者のこと。そしてチューニングが始まった。まずコントラバス。「違う。」を連発され、20分もかかっただろうか。それから徐々に音域の高い弦楽器へ。開始からすでに1時間が経過。そして一体管楽器は何を言われるのかと思って身構えていたら、「管楽器はその時によって違うからチューニングはいらない。」だって。しかし言っていることは概ね正しい。そしてようやく曲が始まった。また低弦がつかまる。「違う!もっと静かに!」これで20分ぐらいか。そして木管。「違う!もっと静かに!」しばらくして、「そんなに怖がるな。」そんな怖い顔で怒られたら普通怖がるって。故郷に帰ったとき、「知り合いが次々と死んでいくのは悲しくてたまらない。」と言っていた彼が亡くなったのももう随分昔のこと。時は過ぎていく。

10月23日
JR新井口駅北側の鈴ヶ峰に登ってきました。広島で最も眺めのよい場所ではないかと思います。山頂まで60分。標高312m。歩き足りないので西峰まで往復30分。あまりに展望がよすぎて他の山に登る気がなくなってしまうのが難点です。


南西方向。中央の島が宮島です。

10月22日
屋久島写真館を新設しました。ぜひご覧ください。

久々のジョギング。初5キロ!屋久島などで足がやたらと鍛えられている。平均タイム100m34.2秒。足が勝手に前に進む。しかし心臓はきつい。我が家から0mポイント往復タイム27分57秒。100m34.2秒平均なら28分30秒かかるはず。実際の距離は4.9kmぐらいか。
この旅行中、縄文杉の前日を除いて全て居酒屋系のお店で飲み食いしていました。やはり!昨晩の段階で体重56kg、体脂肪率13%。やばい!今朝のジョギングで体重55kg、体脂肪率11%に。やはり運動は重要です。後は節制しないと。

10月21日
10時にホテルをチェックアウト。鹿児島中央駅からJRで広島へ。九州新幹線は非常に快適。指定席の座席は4列とグリーン席並み。美しい木目の木で作られていて高級感たっぷり。頭のところのクッションも高級ホテルの枕のようで非常に心地よい。早く全線開通して欲しい。博多鹿児島間をこの車両だけで行き来できれば快適この上ない。鹿児島中央駅から広島駅まで乗り換え時間を含めて3時間43分。鹿児島空港までバスで1時間かかることを思うと、実は時間的には飛行機もあまり変わらない。その上飛行機は鹿児島広島間は本数が少ないため、実質的にはJRの方が便利でしょう。

10月20日
暴風圏内の鹿児島にいます。沖縄には行ったことがなく楽しみにしていたのですが、今日の便も欠航。ついに公演の中止が決定。沖縄に行きたしと思えども、沖縄はあまりに遠し。ついでにJRも止まっていて、ホテルにもう1泊。外にも出られません。

1日閉じ込められるかと思ったら、午後には青空。ただしかなりの強風です。雨具上下と登山靴の完全装備で出て行って拍子抜け。でも防風防寒にはなります。
今日の昼ご飯は「豚とろラーメン」で。豚とろのチャーシューはとろりとしていてうまい。全体も悪くない。でもそれほどの個性もない。個人的には昨日のお店に軍配。
宿泊先の鹿児島サンホテルは港に近い。港まで散歩。桜島が美しい。しばし呆然と眺める。

10月19日
昨晩夕食後かなりの疲労感。11時半就寝、起きたら10時半だった。縄文杉の疲労はじんわりと効く。
昼食は「こむらさきラーメン」で。2時過ぎなのにこの活気。ほとんどは地元の人だ。値段を見てまたびっくり。ラーメン900円、大盛り1200円。大盛りを注文。



非常に個性的。麺は白く、かなりの塩味が効いている。腰はないが、食べると先日の「戸隠れ」同様の快感がある。チャーシューは素材に味があり、味付けもいい。スープは2種類入れている。かなり脂っこいが、食べるとなぜかすっきりしている。椎茸がアクセント。茹でたキャベツは薄味で全体の濃い味付けを緩和する。鹿児島に来たら一度食べてみる価値はあるでしょう。ただし、大盛りを食べたためか、私には多少食後塩味が口の中に残った。
その後徒歩で照国神社、城山へ。城山への道は自然遊歩道になっている。頂上は鹿児島市、鹿児島湾、桜島を一望。台風の影響で、桜島には雲がかかる。



下山後、西郷隆盛終焉の地へ。マンションに囲まれひっそりとしている。高校時代、留学時代、そして現在に至るまで、司馬遼太郎をはじめ、明治維新に関する書物は随分と読んだ。あの西郷隆盛がここで最期を遂げたのか。じんわりと涙が込み上げる。合掌。

10月18日
午前中小学校で本番。朝から合唱の練習をしていて、この演奏会に向けて学校全体が気合が入っている。僻地に行くほど感動的な合唱に出会える。一期一会。
本番後屋久島空港にバスで移動。空港は台風の影響で飛行機が遅れ、飛ぶのか飛ばないのか分からない状況。人でごったがえしている。どこに並ぶのか、並ぶべきなのかそうでないのか、そこに係員が数人いるのに誰も放送も指示もしない。するべき仕事をしないこういう人間を田舎者という。飛行機の遅れが確実になったので、チェックイン後エアポートホテルで昼食。ここの食事はうまい!昨日は豚カツ定食、今日はステーキランチ。どちらもボリュームたっぷりで大満足。お腹が減っているといらいらしやすい。逆にお腹が一杯だと穏やかだ。美味しいものを食べて精神状態をよくし、再び空港へ。1時間以上遅れたが、何とか離陸。しかし鹿児島空港に着陸する時は、強風のためすぐには着陸できず、低空飛行で空港上空を旋回し、そこにかなりの横風で怖かった。今死ぬのは痛すぎる。助けてー!
何とか無事着陸。しかし那覇行きの飛行機の時間が20分後に迫っている。飛行機を降りて走るが、背中の楽器、パソコンなどが重すぎて速く走れない。しかも道に迷って何度も係員に聞き大変。しかしその飛行機は那覇発が遅れていて1時間遅れ。急いで損した。かなり待たされた挙句、結局欠航。そりゃそうだ。那覇付近は強風域から暴風域になりつつある。そんなところに飛ばないで!お願い、まだ死にたくない!急遽鹿児島市内にホテルを取り、宿泊。
夕食は「くん太」という居酒屋で。何を食べても美味い!繊細かつ上質。盛り付けも美しい。大満足の夜でした。

10月17日
朝4時10分起床。5時10分フロント集合。5時21分発のバスで荒川登山口へ。その後のことはまた写真と共にゆっくりと書きます。昨日の白谷雲水峡もすばらしかったですが、今日の縄文杉へのルートとは比較にならない。スケールの大きさがまるで違う。ウィルソン株の中に入ると、そこには祠が祭られていて、小川が流れている。ぜひこの中を撮影したビデオをお見せしたいところですが、ファイルサイズが大きすぎるもので。見上げれば遥か上にも杉の枝が。大王杉、夫婦杉などもその存在感に圧倒されます。これらは、縄文杉もそうですが大きすぎて写真に撮れないのです。今回はビデオをたくさん撮影しました。それをご覧いただけれは少しはそのスケールの大きさが理解してもらえるかも知れません。そして徒歩4時間半。目的地、縄文杉。どんなによく撮れた写真も、実際の縄文杉をほとんど表現していない。どんなに言葉を尽くしても、実際に縄文杉を見た時に感じたことは相手には伝わらない。とにかく行くしかありません。そして、行く価値があるということは断言します。圧倒的に巨大な幹。その表面は、まるで命のうねりを表すかのように曲がりくねり、ゴッホの絵のよう。見上げると、まるで幹のような枝が何本も。その先は私の真上を越える。そこに茂る葉は数多く、この木はまだまだ生命力に溢れている。樹齢7200年が本当かどうかは定かではないが、数千年は間違いない。人間がどんなに長生きしても、この木の樹齢の数十分の一。数千年前と言えば、文明が誕生したかしないか。とりあえず日本ではほとんと原始人に近い。その長い時の流れに圧倒される。命とは一体何だろう。今日の体験は私の人生において、最も貴重なものの一つと言っても過言ではないでしょう。

10月16日
ホテルユニオンは建物は古いもののきれいにしていて、フロントの対応も悪くない。ビルにほとんど隠れているものの、朝日と共に桜島が少し見えるのがうれしい。これは多くのホテルで言えることだが、コインランドリーがあると書いてあるが実際には1つしかなく、実質的には使いづらい。まあこれは仕方のないところか。
朝7時55分にホテルを出発、8時10分鹿児島中央駅発のバスで鹿児島空港へ。9時10分定刻着。飛行機は性能はいいものの74人乗りのプロペラ機で、離陸時多少怖い。今日も晴天、桜島が美しく見えた。



火口が2つあり、そのうちの一つから煙が出ている。この状態で、なぜその麓にたくさんの建物が建っているのかよく分からない。
空港近くのレンタカー屋で車を借り、エアポートホテルにチェックイン。その後2グループに分かれて、こちらのグループは白谷雲水峡へ。この写真館を、また時間ができたら作ります。今はホテルからのダイヤルアップ接続なのでその余裕はありませぬ。特に原生林歩道は、数歩歩く度に「おー!」とか「うわー!」などと叫ぶほど見所が多くお勧めです。ただ、そのよさがなかなか写真に納まってくれないのが辛いところ。フラッシュがなければぶれるし暗すぎる。フラッシュをたけば深みが失われ、霧で真っ白になる。明日は忘れず三脚を持っていきます。ただ、いちいち三脚を出すのが面倒だし、それに時間を取られるのも困る。難しいところです。この白谷雲水峡は、あまり軽く考えていると痛い目に遭うかも知れません。今回はたまたま運よく雨が降りませんでしたが、どんなに日本全国快晴でも、屋久島の山には雲がかかり雨が降ります。もし雨が降ったとき、何個所も渡らなければならない川が増水していたら、あの岩伝いの横断はかなり危険になる可能性があります。もしそこで滑って転んだら大変です。登山靴、雨具など装備をしっかりとし、ある程度の覚悟を決めて行きましょう。
さて、明日は5時10分にホテルを出発、いよいよ今回の旅のクライマックス、縄文杉です!

10月15日
これから都城のホテルを出るところです。昨日の居酒屋もひどいということはないのですが、語る気にはなりません。あまりにも美味しいものを知るというのも問題かも知れません。この町は全てにわたってしょんぼりとした感じがします。しかし窓からの眺めは雄大で、山形を思い起こします。

都城から鹿屋まで路線バスで移動。前が狭く、リクライニングは当然なく、頭はよりどころがなく、寝られない。この状態で2時間はきつい。
今日も小学校。昨日同様、子供達が生き生きとしていて、歌も精一杯歌い、感動する。
本番後、今度はチャーターバスで垂水港へ。海が美しい。港に着くと、桜島が大きく見えた。



画像の汚れのようなものは他の写真にはついておらず何か不明。
ここから鹿児島まで船で渡る。
夕食はいろいろと調べたが、結局ガイドブックに載っていてしかもホテルに近い「くら蔵」に。なぜかキビナゴがいまいち、値段が少々高め、料理によっては量が少なめなどの欠点もあるが、料理の質は概ね高く、店の雰囲気もよく、まあ満足といったところ。

10月14日
あまりにもいいものを知ると、他が駄目に思える。いいものを知りすぎるというのも問題かも知れない。恐らくダブルルームを空室にするよりもシングル客に使わせて満足度を高めようということなのだろうが、おかげでこちらは気分爽快、いい方針である。もったいないほど広く新しくきれいで眺めもいい。エアコンなしで心地よく寝られる。昨日の大分のコモドホテルも、新しくきれいで、温泉、屋上には露天風呂。値段も安く言うことなしというところだが、比較すると、どうも夜暑くて寝苦しい。トイレは狭く、座ると腕をぶつける。LANの設定が面倒、など不満がいろいろと出てくる。ここロイネットホテル宮崎はチェックアウト11時。これからまだ1時間半この広い部屋でゆっくりとできる。おいしいものにも毎晩出会えるし、今後もこの調子でいきたい。

あの指揮者はまたオーケストラを壊した。自分のやりたいようにやればいいとしか思っていない。結果に対する予測も責任も何もない。史上最悪の指揮者の一人である。まだ何回も本番がある。あーあ。

高岡町の小学校で本番。子供達の笑顔が何とも生き生きとしていて、見ていて幸せになる。合唱もみんな大きな声で懸命に歌っていてすばらしい。

宮崎から都城にJRで移動。閑散とした雰囲気。気温も低い。この町で何かまともな夕食にありつけるのかどうか心配になる。ホテルαー1は、それしか選択肢がなく仕方なく予約したのだが、今朝のホテルとは比較する気にもならない。カーペットと壁紙はとりあえず換えて欲しい。まあ、4400円だし、眺めもいいし、インターネットも無料だし、部屋は特に狭くて窮屈というほどでもないし、いいんだけどね。落差が大きすぎるだけで。

10月13日
大分駅近くのホテルをこれから出発するところです。
大分と言えば関アジ、関サバ。昨日はとある地元情報を得て、酔門という関アジ関サバ専門店へ。活き造りはどちらも1匹4000円ちょっと。高いが9人いたので両方注文。これが美味い!目が深い青色で透き通っていて、どうも見られているようだった。実際に見られていたのかも知れない。体は身がないのにぴくぴく動く。可哀想ではある。私はたまたま気が付いたら人間だった。君も気が付いたら魚だったのだ。私は人間に生まれようとして生まれたわけではないし、君もそうだろう。

まあともかく、その活き造りの写真です。



身が締まっていて、歯ごたえ抜群!他の料理も、鳥のから揚げなどおいしかった。最後に残りで味噌汁。これがまた美味い!お店のおばさんのレベルが、ただのその辺のおばさんレベルと言ったら言い過ぎだろうが、まあ大したことはない。頼んだビールを忘れたりする。値段は飲まない人3000円、飲んだ人4000円。しかしトータルでは大満足です。

大分から豊後竹田までJRで移動。ディーゼル単線。途中のトンネル付近が崩れていてバスに乗り換え。しばらく行ってまた汽車に乗り換え。その放送が着いたときにしかなく不親切。知らない人は一体何が起こったのか分からない。こういう仕事をする人間を田舎者と言う。
指揮者の斉藤さんは昨日は最低かつ滅茶苦茶。今日は反省したのか多少ましではあるが、どうしようもない低いレベルにあることに変わりはない。オーケストラの機能がどういうものなのか、それに対してどう指揮をするべきなのか、自分が指揮をした結果オーケストラはどうなったのか、それに対して今度はどうすべきなのか。そういうことは全くわかっていない。私が指揮をした方が100倍ましだ。N響もこういうどうしようもない人を副指揮者にして箔をつけるのは止めて欲しい。
本番後延岡までチャーターバス。そこから宮崎までJRで移動。
ホテルは駅近くのロイネットホテル宮崎。数百円ほど高い値段を出したら、どういう訳かダブルルーム。相当広くてきれい。眺めもいい。突然リッチになった気分。
夕食はO君がフロント嬢に聞きまくり、どうやら自分の口で言っているなということを確認し、まず地鶏のお店「万作」へ。



これはもも肉。特に脂身が何ともうまい!この味わいと歯ごたえはたまらん!他の料理も全て高いレベル。串焼きは厚み、ボリューム、歯ごたえ言うことなし。焼きなすは加熱しすぎず何ともいい焼き加減の上品な味わい。トータルで昨日のお店を圧倒するほど。飲まない人2000円、飲んだ人3000円。値段も安い。
その後釜揚げうどんの「戸隠うどん」へ。



私はうどんには相当うるさいはずだか、これが美味い!つゆはかぼすか何か入り甘めで何とも味わいがある。麺は細い。腰はないのに、どういう訳かサクサクと入っていく。これが何とも快感!最後に残り汁につゆを入れて飲む。これがまた絶品!うどんに対する感性の幅が、これでまた広がりました。

10月11日
魔笛は死に満ちている。パパゲーノは「死ぬぞ!」と言えば誰か助けてくれると思っていたのが、誰も助けに来てくれず本気になってしまう。パパゲーノさん、あんまり簡単に死ぬなんて言わない方がいいよ。人生は一度しかないのです。パミーナは、タミーノに冷たくされ、母である夜の女王にザラストロを殺さなければ親子の縁を切ると言われて苦悩し、何度も死のうとする。その音楽がぞっとするほど美しい。男に冷たくされたぐらいで死んでは命がいくらあっても足りないが、母親との関係は深刻だ。その苦悩の深さを思うと、簡単に死ぬなとは言えない。

なぜか今日はDVD−R、DVD−RWを認識した。よかった。なぜ?SP2を導入したから?(マイクロソフトさん、こんな滅茶苦茶に重いものを勝手にアップデートして、電話回線の人は一体どうするの?)それともまさか君、前回メディアを裏表逆に入れてないでしょうね?まさか…。

近所の日浦山登山。自宅から250mほどの西峰より。この道は登る人がめったにいない。しまった!虫除けスプレーをするのを忘れた。登り始めにはまだ蚊がいる。追われるように登っていく。昨日の雨で落ち葉が濡れて滑りやすい。先日の宮島は、この山と比べると人工物だ。この山は木や草、笹に覆われ今にも道がなくなりそう。台風の被害はここでも深刻。生きた木が根元から折れ、根こそぎ倒れ、近くの木に寄りかかり、しかもまだ生きている。日浦山山頂付近は巨岩が多く、その上に立つと展望がすばらしい。しばし堪能。



左中央に海田湾。右中央に黄金山。中央遠方に宮島(上部がギザギザした島)。

今日は祝日で登山者が多い。少し下った地獄岩で昨年同様セルフタイマーで自分撮り。



VAAMの効果は相変わらず絶大。今日は9時半に1袋、登山中350mlのペットボトルに溶かして1袋、合計2袋。何よりも疲れが残らないのがいちばん。汗を大量にかき、お腹が減る。

さて、明日から九州沖縄演奏旅行。そろそろ寝なければ。

10月10日
ようやく魔笛が終わりました。長い時間密閉された空間に閉じ込められると気がめいる。明日は山で気分を開放してきます。
指揮の阪さんは、筋肉がしっかりついていながら非常に細い。イチローのようだ。そしてその肉体のような音楽をする。贅肉はどこにもない。テンポは全て速め。長い音は全てディミニュエンド。これが独特の世界を作り上げる。私ならもっといろんな箇所でいろんな表現をするだろうが、歌詞、音符を全て完璧に把握し、その指揮ぶりに一点の曇りもないというのはさすがだ。
広響に入団して8年半。いつの間にこんなに時間が経ってしまったのか。この間広響は信じられないぐらいのレベルアップを果たしたが、広島の声楽界も同様の進歩を遂げたようだ。以前は舞台上で羊さんがメエメエと鳴いていたのが嘘のよう。主要な歌手の歌や演技は概ねすばらしかった。

<高尾版クラシック悪魔の辞典>
「評論家」
音楽家になれなかった人が仕方なく選ぶ職業。有名コンクール優勝者を悪く書く自信は無く、大手音楽事務所所属の音楽家を悪く書くと仕事がなくなるので当たり障りのないことを書き、それほど名前が知られていない人をこき下ろして憂さを晴らしている。
「コンクール」
耳の無い日本人に便利なシステム。
「チャイコフスキー国際音楽コンクール」
ソ連崩壊後その権威は地に落ちヨーロッパでは相手にされていないのに、なぜか日本人だけはありがたがるコンクール。
「ジュネーブ国際音楽コンクール」
あからさまにスイス人を優先し、明らかにへたくそなスイス人が入賞しているという事実はあまり知られていない。
「ミュンヘン国際音楽コンクール」
世界中から審査員を集めるため意見がまとまらず、面白くもなんともない人が入賞したりする。

10月9日
ジョギング。どういう訳か調子がいい。100mのタイムの3分の2以上が34秒台。全体のタイムも23分20秒と前回よりも40秒速くなった。これまでの訓練の成果か、VAAMのおかげか、昨日のヘルスステッパー40分のせいか、それとも昨日の負荷が少なかったため疲れが取れたのか。理由はよく分からないが、とにかく足がよく前に出る。今日はこれから本番なのでこれぐらいにした方がいいだろうが、もうそろそろ距離を5kmにしてもいい頃だと思う。疲れもまるでなく、むしろ走ることでやっと体が起きた感じがする。

台風で東京が大変なことになっていますね。特にいつも利用する池袋駅の映像には衝撃を受けました。台風、地震などの災害は私を避けるようです。皆さん、私と行動を共にした方がいいですよ。

<高尾版クラシック悪魔の辞典>
「お辞儀」
通常は演奏者が聴衆に対してするものだが、稀に演奏者がお辞儀をすると同時に聴衆全員がお辞儀をするという非常に礼儀正しい地域もある。
「チューニング」
オーボエのA音を基準に、弦楽器は調弦し、管楽器は音が出ることを確認するための儀式。フランソワ・ルルーは、無音からA音を徐々に膨らませ、全員がチューニングを終えた後再び無音まで音を小さくして消えていくというパフォーマンスを行う。一体どんな性格をしているのか、頭を割って中を見てみたいものである。
「指揮者」
共通の敵を持ち、悪口を言い合うことによってオーケストラ団員の団結力を強めるための手段。
「プロオーケストラ」
生活するだけの給料が支払われているオーケストラ。常に同じメンバーで演奏を積み重ねることにより、音楽、音色、タイミングなどを一つのものにしていくことができる。
「寄せ集めオーケストラ」
1回いくらでギャラが支払われるオーケストラ。全員が優れた奏者であっても、たまに一緒にやるぐらいでは音楽の共有まではできない。
「セミプロ寄せ集めオーケストラ」
音大を出たからといって、現在音楽で食べていくことができていない人はプロとは言わない。そういう人が集まったオーケストラはプロとは言えないため、とりあえずこういう呼称で呼んでおこう。
「アマチュアオーケストラ」
音大出身者で構成されていても謙虚にアマチュアを名乗るオーケストラも多い。そこに同じような音大出身者で構成されたオーケストラができてプロを名乗ると、いろいろと感情の軋轢が生じる。
「プロオーケストラ余談1」
昔山形交響楽団がとある町に演奏に出かけた時、そこの町長は山響をこう紹介した。「皆さん、今日は山形交響楽団の方々が、わざわざ仕事を休んで演奏しに来てくださいました。」
「プロオーケストラ余談2」
昔広島交響楽団がとある地方に演奏に行ったとき、そこのホール関係者は、「普段はどのようなお仕事をされているのですか?」と聞いた。
「指揮者余談」
岩城さんが指揮者になった理由は、指揮者にあれこれと言われるのが嫌でたまらなかったからだそうだ。本人が雑誌で発言している。現在は本人が言いたい放題である。

購入者の声
<オットリンク用1.8mmピンクゴールドをご購入の方より>
サックス経験4年程なので、難しいことは判りませんが、逆にそんな私でも感じられるぐらいはっきりとした違いがありました。同じリードで他のリガチャーと繰り返し吹き比べてみました。全般的には購入者皆さんが仰るように音が出やすい、余計な倍音が出過ぎない 等々に加えて、音階によって音色が他のものとバラツキがあるという事をずっと悩んでいましたが、これが一挙に解決されました。楽器のせい、自分が未熟と諦めていたのですが、どの音域でも同じような聞きやすい音になり、感激しています。上達した気になって(これは勘違い(~_~;))吹くことが今まで以上に楽しくなりそうです。ありがとうございました。

10月8日
園田高弘さんが亡くなられたそうです。これまで数多くのピアニストと共演してきましたが、その中で最も印象に残る方でした。清らかな高みを一人歩く。そのような演奏をする人を、私は他に知りません。人はなぜこのようにいとも簡単に死んでしまうのか。私には納得できません。

魔笛。これは明らかにフリーメーソンの世界だ。儀式、試練などなど。やたらと3にこだわる。3は聖なる数字であり、完全なるものなのだ。三和音が三度鳴る。トロンボーンは神の楽器であり、3本で三和音を奏でる。夜の女王の家来は3人の女性。子供も3人。他にも無数にある。モノスタトスの台詞は台本がよくできている。西洋では善悪ははっきりしている。それに対して東洋では善悪はそう簡単に分けられるものではなく、混在している。モノスタトスは奴隷だ。パミーナに恋をし、思いを遂げようとしてザラストラに厳しく罰せられる。そのモノスタトスに奴隷の身の辛さを訴えさせる今回の台本は、西洋では考えられないだろう。この東洋的な思想が、ザラストラやその団体のいかがわしさを浮き彫りにする。「女は男の導きがあって初めて正しい道を進むことができる。」要するに男尊女卑の世界である。その上奴隷をこき使い、容赦ない罰を与える。人種差別社会である。そして儀式。これは完全に新興宗教団体だ。そうなると娘を奪われた夜の女王が哀れになってくる。ザラストロは力が強いから正義なのだ。今のアメリカのようなものだ。

あれ?ヴァームパウダーは昨日飲んだVAAM190という小さい缶より断然うまい。なぜ?同じ17アミノ酸3000mgのはずなのだが。効果はどうだろう。

<高尾版クラシック悪魔の辞典>
(鈴木淳史氏の「クラシック悪魔の辞典」を読んで思ったことを、これからちょこちょこと書いてみます。)
「現代化演出」
深い森や豪華絢爛たる舞踏会会場など本当はお金があれば作りたいのだが、それができないために枠だけ作ってごまかす時の言い訳。

10月7日
VAAM190を今飲み終えました。非常に濃い感じ。ちょっと喉が渇いたからといって飲むには全く適していません。ジャリジャリするというのは極端だけど、非常に細かい粒が入っているような感じもあります。あ、頭がくらっとしてきた。大丈夫かな、これ。

せっかく買ってきたDVD−RWをパソコンが認識しません。おかしいなと思って先日は書き込みができたDVD−Rを入れたらやっぱり認識せず。CD−RとCD−RWは大丈夫です。さすがソニー。メーカー愛で乗り越えるしかありませぬ。最近新しいデジカメで高画質の動画を撮影するようになったので、バックアップするのにCD−RWでは全く容量が足りません。仕方ないのでいくつかに分けてバックアップしますが、面倒くさい!修理するには、まず埼玉の自宅に帰り、古いパソコンにデータを移し、それからこれを修理に出してと。あー、面倒!

さて、走ってきました。前半はまるで汗をかかず、効果ないのかな?と思いつつ走っていました。きつさも変わらない。100m35秒台を維持していますが、やっぱりきつい。15分過ぎぐらいから汗をかきはじめ、自宅に帰ってからかなりの汗。少なくとも20分以上は運動を続けないと効果がないかも知れません。全体のタイムは5秒縮まりましたがこれは誤差の範囲かな。体重は昨日の200g減に対して500g減。汗をより多くかくことに間違いはありません。昨日に比べて疲れた感じがしない。顔も血色がよく、疲労した感じがありません。どうやら疲労を軽減するという効果はあるようです。

10月6日
ジョギング。ほんのちょっとした前に進もうという意思で、100m36秒ペースを維持できる。28分かかっていたタイムを24分に短縮。でもきつい。次の目標はこのペースを楽に維持すること。次に距離を5kmに伸ばしたい。平均タイム100m36秒で24分ということは、先日地図で計って4.5kmだったコースは、実際には4kmだったようだ。
特に昼間のジョギングは、精神に大きな影響を与える。朝起きてから考えているのはこんなこと。「宇宙とは何か?空間と物質と時間だ。それでは生命とは何か?遺伝子の働きにより、ある構造を、物質を循環させながら維持するシステムだ。それでは自分とは何か?そのシステム上に生じた意識だ。それでは意識とは何か。電気信号の集合体か?」それがジョギングを終えると、目の前がぱっと明るくなり、生きていることが純粋にうれしくなる。前向きになれる。まあどちらも重要なことなのだが。

VAAM190を購入。VAAM、AminoVitalのHPや、あるある大辞典のアミノ酸に関するページなどを見て研究しました。理論は分かりました。後は実際にどうなるかです。明日まずVAAM190をジョギング30分から1時間前に飲んでどうなるか試してみます。

購入者の声
<アルトサックス用ピンクゴールドとソプラノサックス用ピンクゴールドをご購入の方より>
A.Sax用(ピンクゴールド)をメイヤーラバー(6M)、リードはリコージャズセレクト2Hの組み合わせで使いました。大きさ的には一番初めは少々きつめの感じもありましたが2〜3日使用できつい感じはなくなってちょうど良くなったようです。とにかく軽く、楽に音が出るのでびっくりしました。コントロールも楽です。それでいて芯があるまとまった音が出るのでさらにびっくり。他のリガチャーに較べて、音に耳障りな倍音が乗らないという感じでしょうか。今まではかなり吹奏感の重い、ハンドメイドの革製のリガチャーを使っていて、これも大満足はしていたのですがTシリーズと較べると、音に耳障りな倍音が混じる感じ(悪い表現ならビャービャー言う)が耳についてしまうようになりました。Tリガチャは非常に素直な、耳障りでない、聴きやすい、それでいて明るい、太い、遠くまで飛んでいく音という感じです。これは初めての感覚です。通常私はジャズのビッグバンドで演奏するのですが、いつも私の隣で私の音を聴いているメンバーもTシリーズのほうが聴きやすくいい音だと申しておりました。アンサンブル中でも特に問題なく埋もれない音で鳴ってくれました。なおその皮リガチャに較べるとちょっとサブトーンが出にくいかな?と最初は思ったのですが、リードをちょっとだけ厚めのものにしたら問題なくなりました。とりあえず今のところ良い点しか思い浮かびません。素晴らしい!というわけで金メッキとロジウムも試してみたく追加注文させていただきました。
S.Sax用(ピンクゴールド)はバリラバー、リードはリコージャズセレクト2Hの組み合わせで使いました。大きさ的には、僅かにユルユル、という感じで、はめ方にもよりますが上、下、どちらか1本の巻き線が浮かんでいて、残りの4本でリードを固定している、という感じでした。そのような状態ではありましたが、全然問題なく使えており、吹奏感や音色の傾向はA.Sax用のそれと同じで、非常に満足しています。特に私にとっては吹奏感が軽く、かつコントロールしやすくなったので非常に嬉しいです。私自身はアルトにくらべソプラノを使いこなすのはまだ下手で、正確なピッチと良い音色の両立にかなり悩んでいるのですが、Tシリーズにしたことでこの問題が大きく解決に前進したような気がします。
1年ほど前ソプラノのマウスピースを買うときに、楽器店にあるリガチャをほぼ全種類(15種類くらい)試して、一番コントロールがしやすいと思ったグロタンの革製リガチャーを買ったのですが、Tシリーズにくらべると吹奏感が重く苦しいですね。ということで私にとっては市販リガチャーのどれよりもTシリーズがあっているようです。ありがとうございます!ところでたまに使用する程度なのですがアルトサックス用のデュコフメタルも持っていまして、ものは試しにS.Sax用(ピンクゴールド)を使ってみたところ、少々ガバガバではありましたが巻き線3本くらいでリードを押さえるくらいになりました。とりあえず吹いてみたところ、いままでの傾向通り軽く鳴り、しかも素直だけど太い音、ということで、とても良かったので、デュコフメタルアルト用も追加注文させていただきました。
また所属するビッグバンドのメンバーに貸してみたところやはりその効果にびっくり、是非使って見たい、ということでテナーやバリトン用の追加注文となりました。しばらく後にはウチのバンド、サックスパート全員Tシリーズかもしれません。

10月5日
12時から運営委員会。議案書大詰めです。3時から8時半まで魔笛歌合せ。同じ練習時間でも、10時半4時より大分疲れます。9時半帰宅。これから議案書手直し。ううう、しんどい。

10月4日
魔笛リハーサル2日目。オーケストラのみ。明日から歌合わせです。
リハーサルは午前中に終わり、帰ってから議案書の手直し。コンビニで読み合わせ分をコピー。文化庁のことをいろいろと考えなければならないのに、議案書に追われて時間がない。今夜は何とかその時間が取れそうだ。

ジョギングは登山よりきつい。今日は夕方明るいうちに行ってきました。明るいと距離の表示が見えるのでタイムが計れる。最初の10分ちょっとは順調に34〜35秒程度。そのうち徐々に疲れ、帰りは38秒前後。もう少し帰りのタイムを何とかしないと。10km60分ということは10000m3600秒。100mを36秒でコンスタントに走らなければならない。頑張ろう!

10月3日
今日は宮島登山、かや谷コース。相変わらずのすばらしい眺めでしたが、台風で多くの木が倒れ、無残な感じもしました。途中倒木で道が分からなくなり、少し迷ってしまった。しかし今回は楽!いくら登ってもまるで苦しくならない。特に心臓は、平らな道になると物足りなさを訴えるほど。ジョギング1週間でこれほどの成果が出るとは!シルクのTシャツは寒い。確かに今日は曇りで気温も低かった。保温効果は感覚的にはゼロ。ただ、暑い時期にはこれほどぴったりの下着も他にないでしょう。汗でべたつくなどということはまるでなく、汗が水蒸気となってスーっと外に逃げていく。Aigleの長袖シャツも汗で濡れるということがない。とても快適です。登山用靴下も、クッションはいいし、確かに汗で濡れるという感じがまるでしない。やはり速乾機能は重要です。

イチローの言葉。「あの時(94年日本で210安打)は怖さを知らなかった。今年は色々な怖さを知り、乗り越え、自分の技術を確立した上で残した数字だから、僕にとって重みが違います。」怖さを知るということは非常に重要です。通常オーケストラでソロを演奏する場合、怖さを知らないというのは非常に危険なことです。しかし、時には怖さを知らない人の方がいい演奏ができ、怖さを知っている人の方が結果が悪いこともある。怖さを知り、それを乗り越え、自分の技術を確立し、全ての面で怖さを知らなかった若い頃の自分を越える。そのためには努力しかないのだろうか。

昨日テレビを見て書いたイチローの言葉と、今日新聞に載っていた文章が少し違う。「やっている間にプレッシャーから解き放たれるのは不可能。背負ってプレーするしかない。でも、ドキドキ、ワクワクといったプレッシャーが僕にとってはたまらない。それがない選手ではつまらない。」そう簡単に言ってのけるその裏に、どれだけの努力が隠されていることか。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
先日ピンクゴールドのリガチャーを購入しましたが、反応がよく、安定感がすばらしかったです。いいリガチャーに出会えました。

10月2日
イチロー、新記録達成!こんなに感情を表に出すイチローを見る機会はめったにない。インタビューでの言葉が感動的。「わくわくしたり、ドキドキしたり、プレッシャーがかかったりするのが僕にとって最高の瞬間。それが醍醐味です。それがない人間ではつまらないですから。」84年間誰も抜くことができず、到達不可能と言われた記録を塗り替え、その直後の発言がこれだ。この1週間ほどは人生で最もプレッシャーがかかった時期だったであろうに、プレッシャーは喜びだという。一体どうなっているのか。私もできるだけ難しくプレッシャーのかかる曲にチャレンジするようにしているが、どうしてもそれは苦しみも伴う。まあ彼の努力に比べれば私の努力などたかが知れているだろう。日々の努力あるのみ。いつの日か、私もどんな大きなプレッシャーをも喜びにすることができるように。

ジョギングコースの距離を地図で計測。片道2258m、往復4516m。タイムは28分。時速9.677km。10km60分は見えた。20km120分を目標に体を鍛えよう。そのうちマラソンの短い距離にチャレンジしてみたい。

もう浪費はやめます。ほんとです。
今日は縄文杉のためのグッズ。Aigleで黄色い速乾機能シャツと、防水透湿機能の雨具上下セット。ガイドブックに雨具上下は常識と書かれていたので。登山用品専門店でシルクの下着と、登山用靴下。シルクはひんやりとして夏向き。寒い時期にはもっと暖かい素材がいいだろう。登山用靴下は速乾機能とクッション性がある。クッションはとてもいい。明日の登山では、それぞれの性能、特に速乾機能を試そう。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
今日早速吹きました。とても楽で、どの音域もむらなく音が出て吹くのが楽しいです。普段使っているリガチャーと比較したら吹けるリードが増えました。周りに使っている人が多いので評判を聞いて前から興味があったのですが、買ってよかったと思います。ありがとうございました。

10月1日
9月も終わってしまった。全ては過去になる。

10月は青空の青!登山するぞ!(猛烈に忙しくて時間があんまりないのだけど)

「緊張=損の法則」
ある程度以上の緊張は、結果を悪くする。いい結果を出したいという思いから緊張するのに、結果が逆になっては仕方がない。だからといってそれを完璧にコントロールするのは極めて難しい。そこが悩ましいところである。
「不安0の法則」
不安が0であれば緊張しない。そのために随分前から準備し、毎日毎日練習し、そして練習ではどうやっても大丈夫。これが直前に急に不安になったりするのだ。全く君ってやつは。
「受け入れる」
君の才能はその程度だ。君がどうあがいても、ルルーにはならない。全てを受け入れれば、苦しみから解放される。なんて、全てを受け入れてしまえばそれは死人で、少なくとも演奏家ではないか。
「脈拍」
例えば脈拍70の人が緊張して本番で100になったとする。その人がトレーニングして脈拍を60にすれば、同様に緊張しても脈拍は90で済む。結果緊張による悪影響がより少なくて済む。私はそのためにジョギングをして心肺機能を高めているのだ。脈拍はすでに50台です。目指せ!高橋尚子の35!無理だって。
「筋肉」
特に足の筋肉は心臓の代わりをする。下半身の筋肉をしっかりとつけると、重心が安定し、演奏が楽になる。

フェニックスホールで本番。おおおおおお!演奏が楽だ!「ピーターと狼」はかなり緊張する曲なのだが、それを吹いても大して疲れない。平然としている。楽しくて、もうほとんどジョギング病と言ってもいいほど好きでやっているジョギングで、これほど効果が出るとはうれしい限りです。

しかしやはり「ピーターと狼」の例の箇所は緊張します。いつもうまくいっているし、今回もリハーサル、ゲネプロ、本番全て問題なし。でも自分の心の中に不安がある。相当準備したはずなのだが。この曲が平然と吹ける日は来るのだろうか。とにかく日々努力あるのみ。

帰宅。ビールのために何も飲んでいない。体脂肪率9.2%。喉が渇いている時は体脂肪率は低い値がでる。私の場合は、喉が渇いている時…9%、通常…10%、たくさん水分を取っている時…11%。ちなみに朝一番と食後は結果が悪い。この体重計の説明書には、朝起きてすぐや食後には正確な値が出ないため、食後3時間以上経った状態で計測するようにと書いてある。

うおおおおお!喉が渇いていると何てビールが美味いんだ!

DVDHDDレコーダー。東芝のRX−5は理想的。HDD600GBはちょっと多すぎだが、下位機種はBSアナログチューナーがない。私にはBSアナログチューナーは必須なのです。うーん、EPGもあるし完璧だなあ。11月発売とのことだが、価格.comで値段が出てないかな。あちゃちゃちゃちゃ。最低価格168000円ですか。一体通常のお店でいくらで売り出されるのか。高すぎます。残念!