2005年6月分

6月30日
France2
エリートと労働者は平均年齢が7年違う。これは驚くべきニュースだ。平均年齢には様々な要素がある。食事、飲酒、睡眠、喫煙。できれば飲酒量と喫煙率も同時に出して欲しいが、それにしてもこの差は大きい。

10時から室内楽の合わせ。メトローはやはり非常に難しい。グノーはやりなれていることもあり順調。ヤナーチェクは大変。3時半まで。さすがに疲れます。

Google Mapsで世界旅行
http://maps.google.com
地図右上のsatelliteをクリック。そして世界中どこでも自分の行きたいところへ行く。東京、パリなどの大都市はかなり詳細な写真まであり楽しめる。ルーブル美術館など画面からはみだしてしまうほど。ルーブルからチュイルリー、オペラ通りからオペラ座、久しぶりにパリを観光しました。行きたいところの位置を正確に知っていないと難しいですが、ヒントとしては大都市は周りと写真の色が少し違うので分かります。

6月29日
メシアン われ死者の復活を待ち望む サイモン・ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団 クラシカジャパン
宗教の世界は奥深い。この曲にもストーリーがあるはずだがそれを知らずに聴いている。最後の審判ということか?最初入り込めないもどかしさを感じたが、徐々にその音楽に引き込まれる。メシアンの作品の多くがそうだが、この作品も神、すなわち人を超えた、人の手の届かないところにあるものを表現している。延々と続く壮大なラスト。そこで体に電流が走り涙が出る。なぜ?どうして信者でもないのにこれほど感動するのか。これはキリスト教の世界を表現した音楽だが、しかし音楽は人類共通のものだ。人知を超えたものへの畏敬や憧れといった気持ちも人類に共通するものである。

ジュリーニのリハーサル シュトゥットガルト放送交響楽団 ブルックナー 交響曲第9番
もそもそと小さい声で喋り、下のほうで小さく振る。言っていることは普通のことだ。しかし音楽は徐々にジュリーニの音楽そのものとなっていく。人柄、音楽への愛情はすばらしい。その根本には歌がある。

午後7時40分出発、8km。5kmで満足している自分というのは我慢ならない。そろそろ8kmを回復したい。しかし以前ほど8kmが楽ではない。なぜ?暑いからか?ランニングを始めたのは去年の9月20日。私はまだ夏のランニングを経験していない。だから暑い状況ではどのようなコンディションになるのかがまだ分からない。それとも練習不足か?5kmばかり走っていてはいつまでたっても8kmは楽にはならない。1km5分30秒でいい、ダッシュはしばらく封印。とにかく8kmを走る、それを優先しよう。

猛烈な眠気。5kmと8kmでは眠気が全く違う。

「ヒロシマのオルフェ」で検索していちばん上にあったのがこのページ。
http://www.ops.dti.ne.jp/~k1-naka/newpage5.html
何ともひどい話だが、これが原爆の現実だ。この曲を広響は7月6日に演奏する。

6月28日
5時半起床、現在夜11時過ぎ。眠い。

久しぶりに朝のラッシュ時に電車に乗る。私がこの時間帯に電車に乗るのは年に1、2度といったところ。無理やり乗り込まれ押しつぶされてもみんな不満な顔一つしない。偉いのではない。抵抗しても疲れるだけだからだ。無表情、無反応は自己防衛手段である。私は大きなスーツケースを持っている。その私を後ろから無理やり押してもケースごと倒れるだけだ。そうなれば私だけではなくほかの人にも迷惑がかかる。そんなことなどこの集団は全く考えもしない。集団としての思考停止である。たまには大きな荷物を持った人だっているのだ。そういう時は状況に応じて判断し、一声かければいいのだ。無言で押すなど言語道断。それを集団でやるのだからたまらない。集団でやるから個人の責任は曖昧だ。誰も責任は取らない。この辺が日本の恥ずべき文化である。

広島に移動。午後から室内楽の合わせ。仕上がりは順調。

実は髪が長くて切りたくて仕方がなかった。埼玉に移動するまえに切っておけばよかった。失敗した。元々強いくせ毛。この湿度はたまらない。リハーサルの帰りにジュリエットに寄る。ここのMさんはくせを生かしたカットをする。だから伸びすぎると曲がりすぎるのだ。伸ばしすぎは禁物。それが今回よく分かった。これからはきちんと1ヶ月ごとに切ろう。あー、すっきりした!

午後8時出発、5km。初めてランニングシャツを着る。やはり半袖に比べて圧倒的に涼しい。それでも汗だくである。1ヶ月ぶりに上流に行ってみたが、道を広げた部分はまだ工事中。一体いつまでかかるのか。固い土がでこぼこし、これでは膝を痛めてしまう。

埼玉に比べてこちら広島の自宅の水道水は圧倒的に美味い。しばらく飲んでいると水道水だと分かるが、それほど気にならない。最近埼玉の自宅ではミネラルウォーターを買って飲んでいたが、こちらでは湯冷ましで十分かも知れない。

「命をつなぐ」なるほどその通りだ。一つ一つの命は短くても、命は全体としては永遠性がある。今年見る蜂と去年見た蜂は別の蜂だ。しかしまるで同じ蜂がずっといるかのように見える。命は次の世代にバトンを渡すことによって永遠性を獲得しているのだ。

6月27日
午前6時35分起床、7時40分出発、5.2km。筋トレの段階ですでに暑い。日は高すぎ、紫外線は強すぎ、暑すぎる。昨日夜走ったのでだるさも残る。

日没後ランニング宣言
これからしばらくの間、ランニングは日没後に行うことをここに宣言します。今の時期、いくら早起きしても太陽はかなり高く、紫外線も強く、気温も高く、この状態でのランニングはデメリットが多すぎます。早朝ランニングにも、目が覚める、体が目覚め活発に一日中活動するなどの利点があり、日没後のランニングにはどうしても寝る時間が遅くなってしまうなどのデメリットもあるのですが、この状況では残念ながら早朝ランニングを続けることはできません。また涼しくなり日が短くなれば再開したいと思います。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
今日早速吹きました!リガチャーはやはり、付けるのが難しいですが、とても音が出しやすいです。特に低音域は力まずに素直に音が出ている気がします!

6月26日
午後8時出発、7.5km。最近5kmに行き詰まりを感じていたが、それは距離が短いために無意識に速く走ろうとするからであった。1km5分30秒ぐらいでいいやという気持ちでゆっくり、その代わり長く走る。そうすると体は楽でいつまでも走っていたいと思えるし、走っていて楽しい。久しぶりにランニングの原点を思い出した。

昨日は完全に4食。しかも夜遅くかなり飲み食いした。今日も昼がかなりの量であった。当然体重は増えている。53.6kg、600g増。しかしなぜか体脂肪率は6.5%と増えていない。そして左足の筋肉量は8.8kgから9.2kgに、右足の筋肉量は8.7kgから9.1kgに増加。体重の増加分以上に足の筋肉量が増えている。たくさん食べてもそれが脂肪にならず、全て筋肉になる。理想的だ。自分でも一体自分の体はどうなっているのかと思う。

6月25日
France2
フランスの異常気象は相当深刻だ。猛暑、水不足。特に地中海地方は元々降水量が少なく、作物は枯れ、川は干上がっている。それに対してパリ周辺ではヒートアイランド現象により猛烈な集中豪雨に襲われる。人類は手遅れになりつつあるということにいい加減気が付くべきだ。

日傘宣言
私はここに、必要と感じられる場合は日傘を差すことを宣言します!(といってもただの雨傘ですが)すでに日本は熱帯性気候、何らかの対策を講じないと体が壊れます。

八王子で管楽器の皆さんと楽しく飲んだ。特にUさんの話が面白い。この人はトレーニングマニアである。国立の自宅から川崎まで自転車で通ったとか、川崎が近くなると海の香りがしてやってきたんだなという実感が湧くとか、先日ハーフマラソンに出たばかりだとか、今日も仕事前に走ってきたとか、8月にもレースに出るとか、とにかくすごい。この8月で定年の方の話である。金管楽器で40代で駄目になる人を多く見てきて、自分も太りやすい体質。当時80kgあった体重を現在は62kgでキープしている。39歳の時に目覚めたそうだが、39歳というと私が走り始めた歳と同じ。みんなこれぐらいの歳になるといろいろと考えるのだ。定年まで金管楽器で首席を務めたまま終えられるというのは素晴らしい。しかも定年後もまだまだいけそうだ。39歳で走り始めた頃は60歳で走っている自分をイメージしていたそうだ。今度は70歳でマラソン大会出場を目標としているそうな。今後は10歳刻みで目標を設定したいとのこと。いやはや凄まじい前向き思考である。ちなみに私の目標は、100歳から110歳の間に5kmでも10kmでも距離は何でもいいので年齢別で何らかの世界記録を樹立することだ。

秋津からの上り終電は土曜日は23時52分。新秋津でドアが開いたのが23時49分45秒。通常は改札から改札まで3分かかる。階段近くの車両まで移動し、ドアが開いたらすかさずダッシュ。階段を駆け上がり、改札を通り、ひたすら走る。西武線の改札を通り、階段を駆け上がったところで4秒前。電車が遅れていなければ危なかった。しかし何とかセーフ。たらふく飲み食いし、背中に重い荷物を背負い、片手にも重いバッグ。しかも背中の荷物は壊れ物で振動しないように気をつけなければいけない。よくこの状況で走ろうと思ったものだ。日頃走っていなければ考えられないことだ。しかしおかげで3000円の節約になった。

6月24日
沖縄平和祈念公園平和の礎。そこに花束を捧げて座り語りかけるお婆さんの写真。あの時私はその数の膨大さに圧倒された。しかしその一人一人が確かに生きていた。そして沖縄戦で死んだ。それを実感しようとすると気が遠くなる。

6月23日
午前6時半起床。9時間睡眠、寝すぎだ。VAAMを飲んで準備していると雨が降ってきた。このやろう!飲む前に降れ!仕方ない。午後は走れるかな。早朝ランニングの利点は、その時点で雨が降っていても午後に走れる可能性があるということだ。夕方だと降っていればその日はもう走れない。

サトテクノでC−13とフェスティバルを選定。C−13は思ったよりも良かった。しかし当然のことながら高い楽器と同様ではない。フェスティバルは全体にレベルが高く、個体差が小さかったために選ぶのに若干苦労した。

久しぶりに芸大オケのHさんと会った。明日芸大オケは定期演奏会で何とオールラヴェルプログラムだそうな。ラ・ヴァルス、ピアノ協奏曲、左手のための協奏曲、ダフニスとクロエ。聴いただけで勘弁して!と言いたくなる。芸大オケの皆さんお疲れ様です。

午後5時55分出発7.5km。久しぶりにランニングコース西の終点まで行ってきた。7km以上走るのは4月17日のフルマラソン以来である。5kmに慣れているせいで、膝、足の裏、腹筋に負担を感じる。この距離を走るには足の筋肉がまだ弱い感じがする。やはり何事も練習が全て。練習をすればその分結果が出るし、しなければ出ない。

一昨日から今日にかけて体脂肪率の減少と筋肉量の増加が著しい。やはり鍛えればその分の効果はあるのだ。体脂肪率は6.7%→6.5%→6.3%。左足筋肉量8.4kg→8.7kg→8.8kg。右足筋肉量8.3kg→8.5kg→8.7kg。ただし筋肉量はたくさん食べると増えるなどよく分からない部分もある。

6月22日
雨のため早朝ランニングはお休み。午後には止むとのことなので午後に走ろう。

昨日久しぶりにT響のUさんとお話する機会がありました。相変わらずお元気で、一昨日ハーフマラソンを走ったばかりだとのこと。6月は体が暑さに慣れていない上に湿度も高く危険な月と言われています。気をつけてくださいね。8月にもレースに出場されるそうです。フルマラソン3時間半を切るのを目標にしたら?とか、100kmに出てみなよ!と言われましたが、3時間半を切るには相当な練習が必要。100kmはどう見ても体が壊れます。しかしもう体は完全にいい状態になったので、久しぶりにランニング雑誌を買って次のマラソン大会をどれにするか決めようかな。富士登山マラソンも出場は厳しいけど見に行くのは刺激になっていいかも。

午後4時15分出発、5.2km。午後だから午前中より体が起きて調子がいいだろうと思ったら変わらなくてがっかり。500mダッシュ1分50秒、1km換算3分40秒。その後の500mが2分23秒、1km換算4分46秒。お!結構速いなと思っていたら肝臓付近が痛くなってきやがったこのやろう。ここは実力よりも速く走ると痛くなる部分だ。つまり君の実力は現在この程度。足の筋肉には余裕があるのだが、内臓がついていかない。

6月21日
昨日久しぶりにサッカーを観た。ブラジル対パラグアイ戦。録画で結果が分かっていて、それでもこれだけ面白い。ブラジルの選手は本当に見ていて楽しい。一人一人の技術が驚くほど高い。中でも光り輝いているのがロナウジーニョ。まるで相手をなめているかのように余裕がある。時折見せる圧倒的な走る速さ、絶妙のパス、ボールコントロール。これだけ上手ければやっていて楽しいだろう。

午前6時5分起床、7時出発、5.2km。曇っていたが途中から半分晴れ半分曇りという天気。蒸し暑い。500mダッシュ1分51秒。足の筋肉が張っていて勝手に先に行く。そうすると心臓がきつい。

NHKスペシャル 新シルクロード 第6話 敦煌石窟に死す
村の男の7割は徴兵され異民族との戦いでその多くが死んだ。残された家族は貧困にあえぐ。借金が返せず7歳の男の子を奴隷として売らなければならなかった両親の話。莫高窟に数多くの壁画を遺した無数の無名の絵師、戦いによって死んだ無数の無名の兵士。この世は辛く悲しい。せめてあの世では幸せに生きたい。極楽浄土を願う人々の想い。敦煌莫高窟への道沿いに延々と続く墓。彼等にとっては莫高窟に少しでも近いところに葬られるのがこの上ない幸せだったのだ。

敦煌文書「百歳篇」より
十歳 春に蓮は咲き 親の自慢の男の子
二十歳 馬で遊ぶや西東 生活の苦を知らぬ日々
三十歳 立派に学なりて いずこの人とも親しみぬ
四十歳 そろそろ下り坂 心を通う人もなく 老後のことを愚痴るのみ
五十歳 仕事もきつくなり 未来の望み影薄く 鏡に写るは白髪だけ
百歳 あの世に旅立ちぬ 偽り多きこの命 死んでしまえば土饅頭

これが本当に極楽浄土を信じていた人たちの歌なのか?死んでしまえば土饅頭とは。五十歳から百歳にえらく飛躍がある。若い頃が幸せとも限らない。これは成功した人の歌なのだろう。この時代、多くの人にとって生きるということはもっと辛く大変だったはずだ。しかしいくら現実でもこれほど夢も希望もない歌が当時よく知られていたとは一体どういうことなのだろうか。そこに人々は何を思ったのか。諦めの気持ちなのか。金持ちだっていずれは年老いて死ぬ、大して変わりはないということなのか。

6月20日
梅雨なのに、しかも結構毎日雨が降ってるのに、毎日走れる。不思議だ。
午前6時起床、7時5分出発、5.2km。今日は月曜日。昨日と街の表情はまるで違う。交通量が多い。通勤の皆さん、お疲れ様。みんなもっと元気そうな顔で歩こうよ、朝なんだし。500mダッシュ1分57秒、1km換算3分54秒。

久しぶりに新聞の折り込みチラシを見たら怪しい広告の嵐。1位はダイエット関連。座るだけで痩せる座布団だって。大体マイナスイオンでダイエット効果なんて聞いたことがない。よくそんないい加減なことが書けるな。安易に信じる馬鹿な人を狙っているのだろうけど。記憶力をよくするために核酸だって。核酸だろうと何だろうと食べれば分解されてアミノ酸です。こういう悪質な業者はもっと厳しく取り締まるべきだ。刑務所で反省させよう。

6月19日
午前7時15分起床、8時出発、5.2km。昨日遅くなったので寝坊してしまった。しかし日曜日はこの時間帯でも人も車も少なく快適だ。500mダッシュ1分57秒、1km換算3分54秒。もう少し体が目覚めるとうれしいのだが。

あなたの体力年齢診断
<質問>
電車の乗り換えであなたはこれから階段を上ります。あなたはどう思いますか?
<答え>
1.思わず駆け上がりたくなる。→体力年齢10代〜20代
2.特に何も思わない。→体力年齢30代〜40代
3.あーあ階段か、しんどいなと思う。→体力年齢50代〜60代
4.自力で上りたくない、できればエレベーターかエスカレーターにしたいと思う。→体力年齢70代以上

<質問>
階段を上り終えた時、あなたはどういう状態ですか?
<答え>
1.2段飛ばしで駆け上がったが、ほとんど息は切れていない。→体力年齢10代〜20代
2.2段飛ばしだと若干息が切れる。普通に上れば息は切れない。→体力年齢30代〜40代
3.普通に上っても息が切れる。→体力年齢50代〜60代
4.脈がかなり速くなり、息も苦しい。→体力年齢70代以上

阪神大震災で身内を亡くした人の証言。「箪笥が飛んできて額を直撃した。」家具は倒れるのではない。飛んでくるのだ。この証言にはショックを受けた。やはり地震対策はきちんとしなければ。

6月18日
午前6時5分起床、7時5分出発、5.2km。500mダッシュ1分56秒。ターボ走法というのを開発した。
通常の呼吸は下記の通り。

吐ー 吐吸 吸 吐ー 吐吸 吸
左 右  左 右 左 右  左 右

この時吸う息の量を意識的に増やす。

吐ー 吐吸ーー 吐ー 吐吸ーー
左 右  左 右 左 右  左 右

吐ー 吐吸ーーー吐ー 吐吸ーーー
左 右  左 右  左 右  左 右

吐ー 吐吸ーーー吐ー 吐吸ーーー
左 右  左 右  左 右  左 右

吸う息の量を増やすと、体は自然と速く走る。名付けてターボ走法。

6月17日
午前6時5分起床、7時5分出発、5.2km。500mダッシュ2分1秒、1km換算4分2秒。ピッチ走法。ストライド走法をするほど体が起きていない。これぐらいのタイムならそれほどきつくない。

昨日はアクタスでマウスピース選定。5RV19本中5本、M30プロファイル18本中1本、M30トラディショナル5本中1本を選んだ。M30トラディショナルは本数が少なかったが、豊かで幅広い音色の1本があった。M30プロファイルは1本だけ飛びぬけていいマウスピースがあり、満足。音の抜け、音色ともかなりのレベル。5RVは納得できる本数だけと思っていたが、幸いレベルが高く依頼された5本全てを選定することができた。

何年ぶりだろう、随分久しぶりに歯医者に行った。4日間ほど何となくじんわりとした痛みが左上奥の歯から感じられたからだが、結局異常はなかった。一時的なものだそうな。その代わりに歯石を取ってもらった。これが久しぶりだと結構痛い。しかし十数年前から信頼して通っている歯医者だけあって、血が全く出ない。技術が低かったり丁寧さが足りないとかなり血が出る。この差は大きい。

ぎょうざの満州に今年もなすの味噌炒めの季節がやってきた。この甘みは病みつきになる。家で作るとどうしても油っぽくなってしまう。強火でさっと炒める。油っぽさはまるでなく、なすの甘みだけが増す。それを味噌の辛さが引き立てる。ご飯をつけても560円。定期的に食べたい一品である。

6月16日
午前6時30分起床、7時30分出発、5.2km。500mダッシュ1分50秒、1km換算3分40秒。足の筋肉は問題ないが心臓がきつい。

朝食を食べながらFrance2を見るのが最近の習慣。最初は日本語、次にフランス語。日本語訳でも相当難しい。ほとんど理解できる部分とあまり理解できない部分に分かれる。今日のニュースは、サマリテンヌというデパートの倒産。従業員も社長も涙声。フランスでは無人で人工知能のついた飛行機をドローンというようだ。言葉の響きも姿も忍者みたい。

弦楽器がうらやましいと思う時
数十人が束になっているので、指揮者が速く振ってもこれ以上無理というポイント以上は速くならなくて済む。数十人の圧力は凄い。指揮者は最初思い描いていたテンポよりも遅いテンポで妥協することがよくある。管楽器のソロだとこうはいかない。1対1なので指揮者は強く出られるのだ。

弦楽器がずるいなと思う時
指揮者は皆自分はテンポ感があると思っているのだろうが、実際には弦楽器の幻惑から逃れられる指揮者はごく僅かだ。指揮台に立つと弦楽器がインテンポに聴こえるのだ。これに打ち勝つには相当に強いテンポ感が体の中になければならない。そしてその幻惑に捕らえられたまま指揮すると、曲全体の構成もよく分からない、古典などの形式もどこにもない、聴いていて気分の悪い演奏になってしまう。いい指揮者は弦楽器を上手く導ききちんとした構成を作るものだ。弦楽器といっても一枚岩ではない。例えばコントラバスがタッタッタッタッタッタッタッタと刻む。その上でヴァイオリンがメロディや弓の都合で速くなったり遅くなったりしたらコントラバスの人は気分を害するものだ。「あいつら、好き勝手に弾きやがって。ちゃんとテンポで弾かんかい!」とぐちる訳だ。しかし弦楽器の人は束になっているので、自分達が正しいと思い込んでいることが多い。

購入者の声
<エスクラ用金メッキとB♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
きつめに作ってあるということですが、なじんでくるとすごくいいですね!リコのシルバーを気に入って使っていたのですが、このリガチャーは高音までクリアですし、すごいボリュームです。大事に使います。また是非よろしくお願いします。ありがとうございました。

6月15日
午前5時55分起床、6時50分出発、5.2km。雲が分厚く、涼しいというよりは若干寒い。僅かに雨が降る。500mダッシュ2分8秒、1km換算4分16秒。肉体的には中途半端なダッシュで欲求不満が残るが、タイムはそれほど悪くない。
空が暗いと気分も暗い。私は割合気分が天気に左右される。雨が降らないと困るということは分かっているのだが。
皮膚が所々痒い。汗疹になりそうな予感。今日は涼しくて助かる。今調べてみたら、汗疹とは汗を皮膚の表面まで運ぶ導管が詰まってできる炎症のことだそうだ。ということは薬を塗るということは逆に詰まり具合を悪化させることになる。涼しく乾いた状態を保つことが重要。

私はなぜ日頃お酒を飲まないのか。飲んだ翌日どうも体がだるい。それが嫌なのだ。睡眠障害も気になる。こういうことがなければ適量ぐらい飲んでもいいのだが。

多分しばらくの間飛行機には乗らない方がいい。JALもANAも整備士も管制官も皆おかしい。トラブルが多すぎる。これは大きな事故の前兆かも知れない。どうしても仕事で仕方ない時はお祈りしよう。きちんと改善されるまで乗らないのがベストだ。

多分次の関東大震災までは関東には住まない方がいい。小さな地震は大きな地震の前兆だし、大きな地震は余震を引き起こす。といってもいろいろと事情があって仕方ないのだが。一応地震保険には先日入ったが、死んでしまっては何にもならない。

6月14日
午後9時15分就寝、午前6時25分起床。目覚ましをかけなかったら、9時間以上寝てしまった。おかげで元気一杯!
午前7時20分出発、5.2km。曇りで昨日より涼しく走っていて気持ちいい。残念ながら朝はダッシュする気にならない。3km過ぎから徐々に体が目覚めてタイムが若干速くなる。

朝からリガチャー関連のメール、梱包、発送、リガチャー製作、練習で夜になってしまった。何て一日だ。

今日の朝日新聞。
「公務員 リストラ進むか 鳥取県、最低評価の職員に勧奨退職 再教育でダメならクビ」
どんな職業でも、仕事ができない人をクビにするのは当然のことだ。契約が一つも取れない営業マンばかりでは会社は潰れるし、ミスばかりする医者のいる病院に患者は来ない。オーケストラも同様。

<アルトサックス用ピンクゴールドをご購入の方より>
とても心地よい吹奏感で、音に幅が出た気がします。もう少し鳴らしていくと柔らかくてよく響く音になるかなー?と思っています。この値段でこの音なら大変満足です。ありがとうございました。また機会があれば、他のメッキにも挑戦したいと思ってます。

6月13日
午前5時25分起床、6時15分出発、5.2km。久々の早朝ランニング。夕方に比べると体が起きていない。ダッシュする気にならない。3.5km〜4kmの1分58秒が精一杯。その代わり早朝は静かで車も少なく快適だ。ただしひんやりとした感じはもうない。生暖かく猛烈に汗をかく。それもまた気持ちいいのだが、早朝のひんやりとした空気の中を走る爽快さはそれとは比較にならない。
帰って体重計に乗ると、やはり筋肉量がやや少ない。筋肉が目覚めていないのだ。筋肉が完全に目覚めるまでには4時間かかる。

食べ物の好き嫌いはその人物をよく表す。
1.過去のある出来事が、その食べ物が嫌いな原因になっていることが多い。それを大人になってからも解消できないのは、出来事と食べ物に関係がないのに分けて考えることができない知能の低さ、理性的判断能力の欠如を示す。
2.異文化、自分と異なるものへの拒絶度の高さを示す。食べ物は文化である。その文化に親しむためには、一度そこにどっぷりと浸かってその文化になじむことが重要だ。そしてその文化が自分のものとなった時、その人の中には元々のその人の文化と合わせて二つの基準ができることになる。それがその人の物の見方、考え方を広げるのだ。例えばヨーロッパに留学して、ガス入りの水は嫌い、オリーブは嫌い、臭いのするチーズは嫌いなどと言っている人は、留学によって得ることができることの多くを自らの狭量さによって失っているということに気が付くべきだ。
それでは食べ物の好き嫌いの度合いによって、ランク付けをしてみよう。
レベル1 好き嫌いはない。→健全。問題なし。
レベル2 若干の好き嫌いはあるが、食べられないことはない。→ほぼ健全。
レベル3 いくつか嫌いなものがあり、どうしても食べられない。→問題あり。理性的に考えることによって問題のないレベルに移行できる可能性はある。努力次第。
レベル4 好き嫌いが激しい。→性格に問題がある。表面的には分からなくても、深く付き合えばその人物の問題点が浮かび上がることが多い。努力によって改善することは困難。なるべく人里離れたところで暮らした方が他人に迷惑をかけずにすむ。
レベル5 好き嫌いが激しい上に、それをひけらかしたり、自慢話のようにする。→人間として最低。「私は馬鹿で、性格も最悪です。」と言っているに等しいのに、それに気が付きもしない。存在自体が社会の迷惑。なるべく早く消えてもらうのが世のためである。

あのね 
げんがっきのおんなのひとが 
のーすりーぶでびぶらーとかけてひだりのにのうでぷるぷる
みぎてはあっぷでぷるぷるだうんでぷるぷる
これはあんまりうつくしくないよ

あのね おばさん
へそだしるっくがみっともないっていうときは
おなかをひっこめてからいったほうがいいよ
そうしないとただのひがみにきこえるからね

あのね
へそだしるっくはおなかのでているひとはやらないほうがいいよ
あんまりうつくしくないからね

あのね
あしのみじかいひとはまたがみのみじかいずぼんははかないほうがいいよ
たんそくでみっともなくみえるからね

あのね
おしりのたれたひとはまたがみのみじかいずぼんははかないほうがいいよ
あんまりうつくしくないからね

みんなかがみをみてからいえをでようね

サトテクノでRC A管とプレスティージュB♭管を選定。プレスティージュは国際仕様の2本が安くなっているのだが、なかなかのレベル。RCのA管は日本仕様5本、国際仕様3本。日本仕様の中の1本を選んだ。かなり高いレベルだと思う。

6月12日
最近、某若手実力派ヴァイオリニストのレッスンを聴講する機会が何度かあったが、その引き出しの広さには毎回驚くばかりだ。次から次へと高度な話が出てくる。小学生相手でも手加減はなし。昨日特に面白かったのは、音をパキパキとはっきり弾くために、左手の指を若干ピツィカートのように外にはじく奏法。ヴァイオリンの世界は奥深く、非常に刺激になる。

午後7時15分出発、5.2km。500mダッシュ1分48秒。1km換算3分36秒。全力の7割程度の力だが、それでもすでに結構きつい。ピッチもストライドも共に全力の7割ぐらい。ハイブリッド式?こちらにもコウモリがいる。1匹だけ確認した。巣穴でも作ってやれば爆発的に増えると思うが、虫よりコウモリの方が嫌いという人もいるのだろうな。虫には蚊も含まれ、蚊には将来ひょっとしたらマラリア蚊も含まれるかも知れない。そう考えるとコウモリがたくさんいた方が絶対いいと思うが。こちらは燕やコウモリが少ない分虫が多い。体によくぶつかる。口を開けて息を吸うと時々口の中に入ってくる。今日は1匹肺に入りそうになって咳き込んでしまった。非常に困る。こちらは暗くなるのが広島より30分ぐらい早い。夕方は早朝に比べて車の量が多い。暗くて交通量が多いから、車道と交わるところはかなり注意しなければならない。しかし止まったら止まった秒数だけが無駄になるのではない。加速、減速によるエネルギーロスも非常に大きい。特にダッシュをしている時に止まるというのは、気持ちの面でもマイナス要素が大きい。まあ仕方ない。命の方が大事だ。広島では車道と交わるのが1箇所だけなので、どうもこちらに来ると交差箇所の多さが気になる。

6月10日
幸せな演奏会だった。豪華なゲスト、すばらしい演奏。250回を記念するにふさわしい。個人的には昨日絶賛していたリードは薄すぎた。何となく予想はしていたのだが。ドン・キホーテ前半で交換。ドン・キホーテ最後、チェロのグリッサンドが主人公の死を表す。それに絡むソロを、ゲネプロで秋山さんにもう少し小さくと言われた。それで小さく吹こうと思ったら、予想よりも小さい音でびっくりした。自分でびっくりしてどうする!しかしかなり印象的なピアニシモになったようだ。

終了後はいつものようにたまや。今日はゲストお二人と一緒に。牛タタキ、カルビ、コーネ。う〜ん、今日も美味!

購入者の声
<バスクラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
当方はクランポンのバスクラを使用しており、リガチャーも元々付属していたものを使用していたのですが、今回このリガチャーを使用してみて驚きました。低音域から高音域まで全ての音が、非常にスムーズに、思い通りに鳴り、リガチャーでここまで変わるのかと嬉しい悲鳴を上げております。レスポンスも大変よく、本当に心地良く吹くことができます。楽器の構造特性上出にくいとされている音も満足できる響きになり、かつ全体に音の粒が整った印象を得ています。素晴らしいリガチャーです。今後とも使用させていただこうと思う次第です。

6月9日
定期演奏会3日目。明日本番。自分でもうっとりとするほどいい音色のリードが1枚、それに近いレベルのリードが1枚。薄めの本番用が5枚、厚めの本番用が5枚。さてこの中から、どれでゲネプロを演奏し、どれで本番を演奏するか。ドンファンは基本的にA管なので若干薄めのリードの方がいいが、しかし中間部の最も重要なソロはB♭管。リードを替える時間はないし、もし時間があったとしてもそのリードに順応できず結果は悪くなる。1枚のリードで吹くしかない。そうするとどの厚さのリードがベストか。選択が難しい。それに今日よかったリードが明日もいいとは限らない。リードの評価は曲によっても違う。ピアノが美しいリードでも、薄めだと思いっきり吹き込むことができずフォルテでは不満が残る。

午後9時半出発、5km。リハーサル後ゲストを八昌にご案内。八昌のお好み焼きは量が多く、胃がもたれる。3時間半以上も時間を開けたのにまだ重たい感じが残る。しかし!500mダッシュ1分59秒!久々の1分台!1km換算3分58秒。久しぶりの3分台で非常にうれしい。行きも帰りも蛍鑑賞。特に残像を残しながら表れては消える飛ぶ蛍は美しい。

6月8日
ドン・キホーテと言えば、無名の副指揮者だったバーンスタインが、ワルターの病気により当日急遽ニューヨーク・フィルを指揮し、一夜にしてスターになった時の曲だ。十数年前、小沢征爾指揮新日フィルで演奏したことがある。その時のチェロが今回のソリストも務める堤剛さんだった。堤さんの実力は知っていたが、ヴィオラの店村さんがあんなに上手な方だとは知らなかった。音色、表現力、テクニック、どれも一流である。
今回は第250回記念定期演奏会ということでソリストが3人もいる。もう一人はピアノの三船優子さん。背がすらっと高く、美しいピアニストである。ブルレスケは難曲中の難曲。しかもあまり演奏されないのでレパートリーにもならない。日本では若林君が恐らく唯一と言っていいと思うがこの曲をレパートリーとし、各地で演奏している。先日九響でも手馴れた感じであった。それに対して多分三船さんは慣れていない。ぎりぎりのところで弾いている箇所もある。テンポがかなり動くのでこちらも緊張する。しかしどの曲でもそうだが、完璧に弾けばいいというものではない。音楽というのは感動を伴うものだ。感動がないものを音楽とは言わない。彼女には華がある。アルゲリッチを思わせる、内から発する何かがある。多少慣れていなくても、私はこういう演奏を聴きたい。
ドン・キホーテで1箇所猛烈に気持ちいいところがある。フルオーケストラがフォルテで鳴っている。その上を突き抜けて、自分の音が会場の向こうまで飛んでいく。これほどの快感を味わう機会はそう多くない。オーケストラでの演奏は基本的に快感なのだ。この曲では特にそれを強く感じる。日々の努力、緊張、様々な苦労、それらを吹き飛ばしてくれるのが聴衆に感動が伝わった時の喜びであり、この快感なのだ。

午後7時40分出発、5km。レッスンでまたもや出発が遅れてしまった。久々500mダッシュ!2分17秒、1km換算4分34秒。大したことはないが、まあ手始めということで。ダッシュをすると目が覚め、体の細胞が活性化する。帰りは今日も蛍鑑賞。

さて体重計。体重52.9kg、体脂肪率6.0%。筋肉量47.1kg。ん?本当?残りは5.8kgしかないよ。それで骨とか脳みそとか皮膚とか、全てなの?信じられん。体脂肪率6%ということは、脂肪は3.17kg。ええ!ということは残りは2.6kgしかないよ。ますます信じられん。骨量2.6kg。ゼロになっちゃった。この体重計、おかしいよ、タニタさん。

6月7日
定期演奏会リハーサル初日。ブルレスケもドン・キホーテも今日はソロなし。しかしパート譜にはソロのガイド。複雑な曲がよけい分かりにくい。

午後7時50分出発、5km。会議で遅くなってしまった。仕方がないのでストレッチだけで筋トレを省略。2.5km過ぎからなぜかストライド走法で走りたくなった。こんな気持ちは久しぶりだ。どうやら筋トレを省略したため、体力が余っているようだ。3〜3.5km2分17秒、1km換算4分34秒。3.5〜4km2分14秒1km換算4分28秒。4〜5km4分37秒。1km4分30秒を切るタイムは随分久しぶりだ。何だか体が絶好調でうれしい!
蛍を見に数十人もの人が川沿いの道を歩いている。さすがにそれだけの観客がいるだけあってたくさんの蛍を走りながら見ることができた。高いところを飛んでいると特に明るく美しい。

6月6日
うえーん、こんなに天気がいいのにドン・キホーテの勉強で午前中が終わってしまった。山に登りたかったよー!
しかしその甲斐あってようやくこの曲が見えてきた。大真面目なずっこけ騎士による深刻な喜劇の各場面が思い浮かぶ。クラリネットのソシソミシソミ〜というメロディは、「昔々あるところに…」ということだ。つまり私は語り手の役。チェロがドン・キホーテ、バスクラとテナーチューバがお供のサンチョ・パンサ。本当は原作を読むべきなんだろうけど、なかなかそこまではいかない。

午後7時出発、6km。今日はなぜか速く走る気がしない。まあそういう日があってもいいか。1km5分10秒から26秒。その代わり少し長く走った。鷺が魚をつかまえようと川にくちばしをつっこむが、失敗。次は鷲?鳶?鷹?(今googleで検索して写真を見比べたのだが、それでも分からない)が上空から急降下して川の中の魚を両足でつかもうとするが、失敗。狩もそう簡単ではない。行き、午後7時13分頃はまだ燕が飛んでいる。帰り、午後7時18分頃はもう無数のコウモリがいる。両者はしかし同時には決していない。まるで日没後何分からはどうぞという取り決めがあるかのようだ。

NHK芸術劇場 クリストフ・エッシェンバッハ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 Pf:ラン・ラン
ランが姓でランが苗字?このパンダのような名前の中国人がこれほど上手いとは知らなかった。表情百変化、自分の音楽にうっとりするタイプだ。普通こういうナルシストの東洋人が演奏すると、作曲家を引きずりおろして足で踏みつけるような不快な演奏になるものだが、思うがままに弾いているようで古典のスタイルやベートーヴェンの音楽の本質を全く踏み外さない。表情を変えると、それと同じぐらい音色が変わる。これはすごい。思わぬところでピアノになったり、予想のつかないフレージングをしたりするが、それら全てが楽しい。先日のロンクイッヒといい勝負。これから注目すべきピアニストだろう。

亡くなった人を焼くと骨が残る。しかしその人はずっとその骨で生きていたのではない。それは死んだ時の骨に過ぎない。骨というのはどんどん入れ替わっているのだ。骨だけではない。人間の体は全て徐々に入れ替わっている。去年の自分と今年の自分は、構造的には似通っているが物質的にはほとんど他人だ。自分がいずれ死ぬといって悲しむことはない。どうせ死ぬのは別人だ。自分がずっと自分だというのは気のせいに過ぎない。ここまで書いて思った。般若心経はこういうことを言っているのではないだろうか。釈迦は当時すでに宇宙、そして物質の本質を見通していたのだ。

6月5日
ハリス 交響曲第3番 バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィル
うーん。悪くはないんだけど、よくもない。魅力がなくもないのだけど。

W.シューマン アメリカ祝典序曲 バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィル
ちょっと詰め込みすぎかな。序曲なのだからもっとすっきりしてもいいような気もするが。しかし魅力ある作品ではある。ヴァイオリンあたりが非常に難しそう。

アイヴス 答えのない質問 バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィル
拍手が鳴り終わる前に、そして指揮者が振り返って棒を下ろす前に弦楽器の伸ばしが始まる演出。最後は弦楽器が音を伸ばしている最中に指揮者が帰って行く。始まった瞬間、体に電流が走った。この曲には何かがある。弦楽器とまるで関係なく、管楽器が質問を投げかけるが、答えは返ってこない。まるで私の人生のようだ。「人間とは何か?」「…」「自分とは何か?」「…」答えのない質問をし続けながら、私は生きている。最後、トランペットの最後の音が半音上がる。これはどういう意味か?答えはあったのか?なかったのか?分からないまま曲は終わる。

アイヴス 交響曲第2番 バーンスタイン指揮 バイエルン放送交響楽団
中世の衣装に身を包んだアメリカ人が、「ケンタッキー、おお我が故郷!」と叫んでいる。人を感動させる何かを持っている作曲家だが、アメリカン・フォークソングと交響曲の混合というのは、どうしても違和感が残る。

R.シュトラウス ブルレスケ Pf:マルタ・アルゲリッチ アバド指揮 ベルリン・フィル 1992年 CD
ブルレスケというのはそこそこの佳作だと思っていたが、なかなかいい曲ではないか。そう思える演奏に初めて出会った。時に嵐のように激しく、時に背筋が寒くなるほど魅惑的。ほとんどのピアニストが弾くだけで精一杯のこの曲でここまでの表現ができるアルゲリッチはやはり只者ではない。オーケストラの音色もすばらしい。

「ポートレート・チャイコフスキー」
広響がロシア公演で演奏したサンクトペテルブルグのホールで収録されている。1997年の撮影だが、当時はまだ後ろにオルガンがある。我々が演奏した時にはなかった。なぜ?お金がなくて売り払ったのか?あり得ないとも言い切れない。代わりにカーテンが吊るしてあり、おかげで管楽器が響かず苦労した。交響曲第6番終楽章。「聴こえるが、演奏されていない。」という表現は面白い。聴衆にはメロディが聴こえるが、実際にはメロディなど誰も弾いていないのだ。

リガチャー製作で昨日から今日にかけてかなりの時間を取られた。おかげでたまっていたたくさんの番組を見ることができたのだが。明日登山は無理かな。

NHKスペシャル「一瞬の戦後史」
ボスニア・ヘルツェゴビナ。この隣人による強烈な憎しみと殺意は一体どこからやってくるのか。

午後7時5分出発、5km。自宅西にある日浦山に太陽が隠れるのがついに午後6時になった。午後7時10分、鉾取山と原山の上半分はまだ夕日に照らされて輝いている。あそこではまだ太陽は沈んでいないのだ。タイムは1km5分から5分5秒。左足ふくらはぎ外側に違和感があり5kmで終了。筋トレもやりすぎると走れなくなるので適度にしないと。加減が難しい。

直径2.1cm、4GBのハードディスクが近々東芝から関連各社に供給される。莫大な量の音楽や写真を保存できる携帯電話がもうすぐ出てくる。以前、ハードディスクビデオデジカメが欲しいと書いたが、もうそろそろ作って欲しいな。

広島の自宅にはベランダが2つあるが、そのうち南側のは前に住んでいた人がプラスチック板で囲んで物置にしている。そこにアシナガバチの巣が今年も2つできた。彼等は非常に大人しい。芋虫などの害虫を食べてくれるので益虫である(そういう意味ではスズメバチも益虫なのだが)。去年網戸と窓ガラスの間にいた数匹が入ってきて駆除してしまった。かわいそうなことをした。西側の実際にベランダとして使っている方だが、今日オオスズメバチが偵察に来た。恐ろしいほど巨大だ。ここは西日で暑すぎるからやめておいた方がいいよ。頼むからやめて。お願い。

バーンスタインはやはりユダヤ教徒だったのだろうか。ユダヤ人だし、多くのユダヤ教関連の曲も作曲しているから当然そうなのだろうが。しかしユダヤ教には死後の世界はない。PMFで死を覚悟し、「神のご加護を」などと神という言葉を何度も語る時、彼は一体何を考えていたのだろうか。

ごみ捨ての帰り、蛍を3匹見つけた。飛ばず草むらを這っているため、注意して探さないと見つからない。数度光ってから見えなくなるのは、光らなくなるからだろうか。それとも移動して草に隠れるからだろうか。

購入者の声
<アルトサックス用ピンクゴールドをご購入の方より>
待望のリガチャー、早速使わせて頂きました。リードが自然に振動する感じで、滑らかに音が出せるようになりました。特に低音域が顕著で、今まででは音にならなかったようなわずかな息でも音が出るんですね。とても吹きやすいです。また音色も角が取れた感じがしました。最初少しきつめで取り付けるのに時間がかかったのですが(変形が怖かったので)、数日でだいぶ慣れてきて問題なくなりました。今回、リガチャーひとつで吹き心地がかなり変わることを実感するのと同時に、サックスを吹くことが更に楽しくなりました。本当にありがとうございました。機会があれば、またよろしくお願い致します。

6月4日
「バーンスタイン in PMF」後半
そうか、勘違いをしていた。このPMFが開催されたのは1990年6月。開会式が6月26日だ。そしてバーンスタインが亡くなったのは1990年10月14日。まさに亡くなる直前の映像なのだ。もう1,2年後に亡くなったのだと思っていた。1918年8月25日生まれ、享年72歳。最近時折やたらと暗く深刻な気分になるのは、死者であるバーンスタインの大量の映像に向き合っているからだ。瀬野川を走っていると、「海田町 ○○○ △△さんの告別式は…」という放送がスピーカーから流れることがある。せっかく人が気分よく走っているのに、「人は死ぬー!人は死ぬー!」というのを聴かされるのだからたまらない。それと同様の効果があるのだ。しかしその命の叫び、若い音楽家への言葉は貴重だ。音楽に携わる人、音楽の道を志す人にはぜひ見てもらいたい。

午後7時10分出発、6km。強い東風。この強風の中でも無数のコウモリたちが空中戦を繰り広げている。行きはよいよい帰りはきつい。せっかく1km5分7秒、5分2秒と順調に来ていたのに、帰りは逆風で1km5分25秒。そのコースを折り返して、行きと帰りのタイムを比較してみた。500m行きは2分22秒、1km換算4分44秒。帰りは2分37秒、1km換算5分14秒。同じぐらいの力で走っているつもりなのだが、やはりかなりタイムが違う。

6月3日
バスセンターまで行き、そこから高速バスで2時間20分。東城は遠い。帰りは次のバスまで2時間以上あるため庄原までタクシーで高速を走り、そこからバス。JRは1日3本だし、なんともはや。帰ったら午後7時20分。これじゃ練習できない。次の定期に向けてさらいこまなければならない時期だが、音教の合間に室内楽の合わせが入り練習時間が取れない。とにかく明日から3日間は家にこもって、午前中はスコアリーディング、午後は練習!山はめどがついてからにしてください。

東城での音教。リードが厚い!吹いていて苦しい。しばらくその理由を考えていたが、演奏会後半にやっと気が付いた。高度が高いのだ。それにより気圧が低い。リードは気圧の影響をもろに受ける。高気圧ではリードがよく鳴り、低気圧では重くなる。もう20年も前の話だが、クランポンの講習会が長野県の山中であった。そこで「こんな厚いリードでは駄目だ!」とドゥプリュ先生に散々しかられたのだ。地上では丁度いい厚さだったのに。リードを1から作り直しである。昨日まで丁度よかったリードが厚くて吹けない。こんな経験はその時以来だから20年ぶりということになる。

最近あまりパソコン雑誌を読まなくなったが、移動中暇なので久しぶりに特選街を買って読んだ。私が知る限り、製品の欠点をきちんと高いレベルで批評できる雑誌はASAHIパソコンとこの特選街だけだ。他の雑誌は広告主が怖くて当たり障りのないことばかり並べ、その結果何の意味もない雑誌になっていることが多い。今回はDVDレコーダーの特集。パソコン関連は進歩や変化が早すぎて定期的に情報を仕入れておかないと時代遅れになる。例えばDVD−Rの値段はこの1年で劇的に安くなったし、2層式のDVD−R、16倍速の書き込みなどしばらく離れていると浦島太郎になった気分である。個人的には薄型テレビはもう2〜3年待ちだ。次の1〜2年でさらに劇的に安くなる。しかしそれよりも問題なのは、民放のハイビジョン番組の少なさだ。ブラウン管ならまあ我慢できるが、その低画質を詳細に表示できるプラズマや液晶で引き伸ばして見るのは耐え難い。民放のハイビジョン番組に関しては後2年ほどでかなり改善されるようだ。そうすると今度問題になるのは番組の質。程度の低いお笑い芸人によるつまらない番組はハイビジョンでは耐え難さが増す。この辺番組の質自体がどうなるのか、それに対して視聴者はどう反応するのか見てみたいところだ。BSアナログが後2年で終了するというのはショッキングな情報。私にとってBSは非常に重要なチャンネルだ。その時はあきらめてデジタルに移行するしかない。

午後8時出発、5km。暗いと地面や人が見えにくく、やや怖さがある。事故防止のため白く反射板のついた帽子を被っているが、交差点では車にも注意しなければならない。最初の2kmはウォーミングアップ。1km5分15秒。このタイムでウォーミングアップと言えるというのは非常に幸せだ。2km手前からピッチを上げ、2〜5kmは1km4分51秒をキープ。このスピードで走ると気分最高!長時間の移動による疲れが吹き飛ぶ。川沿いにいつもより人が多い。ひょっとしてと思って見てみると、蛍だ!何匹もいる!しかも結構明るい。すぐ近くの川に蛍がいるというのも幸せなことだ。

腕の振りが鋭さと力強さを増している。これは筋トレの成果だ。といっても朝食前に5分、ランニング前に5分、合計1日たった10分しかやっていない。しかもそれほど日数も経っていない。にも関わらず、鏡で見ても以前より筋肉がよく見える。タイムもやたらと速い。この程度の努力でこれほどの成果が出るとは!筋トレは面白い!

「私の愛した3つのオーケストラ」
バーンスタインが、その生涯や、ニューヨーク・フィル、イスラエル・フィル、ウィーン・フィルとの関係を語る貴重な番組。「オーケストラと指揮者の関係は、いわば恋愛関係、もっと言えばセックスに近い。」こう言われて、ああ確かにそうだなと思える指揮者って、誰か他にいる?そんな指揮者と出会えたら幸せだろうが、まず無理だろう。世界中見渡してもバーンスタイン以外には思い当たらない。

「バーンスタイン in PMF」
先日は録画中に開会式での挨拶を見てその感想を書いた。病気で死が近いことを悟り、感傷的になっている。本来このPMFは北京で行われる予定が、天安門事件でできなくなり北海道になったというのは知らなかった。顔色の悪さ、咳き込み具合から見て明らかに煙草の吸いすぎによる病気だ。煙草を吸わず、食事に気をつけていればまだ生きている可能性だって十分あったのに。残念でならない。体調は悪いが、指揮者としては絶頂期。音楽を本質的なところから細かいところまで全て知り尽くし、表現も尋常ではない。クラリネットに2人の先輩の姿。あの時あの場所にいたのだ。何と幸せな人たちだろう。

6月2日
午後からエリザベトでヤナーチェクの合わせ。その後観音会館に移動しメトローの合わせ。特にメトローは吹きっぱなしで、しかもわざと分かりにくく書かれているため大変。くたばりました。

午後7時出発、5km。1km5分15秒、11秒、9秒、4秒と徐々に速くなり、4分49秒でフィニッシュ。朝食前の筋トレを追加したため、足の筋肉に粘りを感じる。腕の振りも以前より力強い。以前は筋トレを全くしていなかったので、実質的には以前8km走っていた時と同等の練習量になっていると思う。

私はこの家にいたりいなかったりするので、資源ごみなどどんどん溜まってしまうことがある。今日は溜まりに溜まった古新聞やダンボールなどを一気に出した。ふー、すっきりした。物は少ない方がいい。シンプル・イズ・ベスト。

6月1日
6月です。時の流れは止められません。

午後郵便貯金会館で音教本番。ホールは音教でも意外とシビアだったりする。緊張しなさい!ボーっとしてると間違うよ!

あさって東城町というところで音教がある。いつも乗せてもらっているIさんはおり番。仕方ない。書いてある通りバスで行こう。待てよ、芸備線東城駅から徒歩5分のところではないか。JRを調べてみよう。んんん!一日3本!思わず笑ってしまった。これはほとんど廃線状態じゃないか。しかも広島から直通はなく、途中で何度も分断されている。朝いくら早起きしてもJRで昼までに東城駅に着くのは不可能。すんごいな。

実はランニング後だけではなく、朝食でもプロテインを牛乳に入れて飲んでいる。理由はおいしいから。「ウイダー・アミノペムチド・ココア味」、これは美味い!しかし本来プロテインは運動後に飲むものだ。それなら運動しちゃえ!ということで朝食前にも筋トレをすることにした。そのメニューを詳しく書いてみたいのだが、文字だけだと書きにくいし分かりにくい。しかしチャレンジしてみよう。

<ストレッチ>
1.壁押し
アキレス腱を片足30秒ずつ伸ばす。
2.前屈
まず普通に前屈。その後左右の足をクロスして、それぞれ30秒。太腿後ろ側のハムストリングスという筋肉が伸びていることを意識する。
3.片足を手で後ろに引っ張り上げ、かかとをお尻につけてさらに持ち上げる。左右30秒ずつ。太腿前部が伸びていることを意識する。
4.片足を大きく前に出し、後ろの足は膝が床につくぐらいまで伸ばす。
5.四股
片足を90度以上持ち上げ、そこで3秒静止。それから下ろして深く四股を踏む。左右数回ずつ。

<ウェイクアップ体操>
1.踵上げ。15〜20回程度。
2.歩くようにして床を踏む。15〜20回程度。
3.軽くスクワット。20回程度。
4.腕をまっすぐ限界まで上に振る。その後限界まで後ろに。腕振り。20回程度。
5.肘を後ろに強く引く。そのことによって逆の腰が自然と前に出ることを確認する。20回程度。

<7秒法>
1.両手で互いに強く押す。ここからは全て7秒。全力の6割から7割程度の力で。
2.両手を電車の連結部のように組み、強く引っ張る。
3.椅子に座って足をくるぶしあたりでクロスし、下の足は上に強く、上の足は下に強く押す。左右。
4.両手で片足の膝を押さえ、強く押す。足は強く上に上げる。左右。
5.四つんばいになり、右手と左足を真直ぐ伸ばす。逆も。

<筋トレ>
1.フルスクワット
手は頭の後ろで組み、お尻が踵につくまでスクワット。ここからは楽なものを除きもう駄目という限界までやる。
2.ハーフスクワット
片足で立ち、立っている足の方の手で前方の床に触れ、また元の姿勢に戻る。片方5回で交互に数十回。
3.腕立て伏せ
膝をついてもよい。
4.両手を肘まで床につき、足はつま先で支え、お腹は床すれすれのところで静止。そこからお尻を持ち上げる。
5.腹筋
ランニング用のため、角度は30度程度まで。
6.片足を大きく踏み出し、そこから元の位置に戻る。
7.バーピー
真直ぐ立った姿勢から床に両手をつき、両足を後ろに踏み出し、両足を元の位置に戻し、元の姿勢に戻る。

これだけやっても所要時間10分程度。しかしその効果は絶大です。筋肉をつけるためには直後に良質のたんぱく質を摂取するのが理想的。お勧めは納豆です。もちろんプロテイン入り牛乳でも構いません。ダイエットのためには朝食前をお勧めします。朝体の筋肉を目覚めさせると1日活発に活動してくれます。ダイエット効果だけでなく、日々を元気で活力一杯に過ごせます。ぜひお試しください。

午後6時からレッスン。レッスンが7時半までかかったため、今日のランニングは午後7時45分出発。久しぶりの夜のランニングだ。やはり2km手前から足が徐々に先に行く。最初の1kmが5分32秒。それに対して2〜3kmが4分52秒、3〜4kmが4分51秒。足の回転を速くしているだけで、他は何も変えていない。このピッチ奏法は、足や心肺にあまり負担を感じないにも関わらず驚くほど速く走れる。そういう意味で非常に面白い。病み付きになりそう。それに速く走ると気分がいい。

購入者の声
<デュコフメタルアルト用ピンクゴールドをご購入の方より>
早速試奏してみたところ、今までよりも音量が大きく吹奏感も軽くなっていました。(それまでは最初に付属しているリガチャーでした)そこで、以前は「少し硬めかな」と思っていたリードを着けてみました。すると、普通に吹けるんです。これには驚きました。全体の印象としては、今までより吹奏感が軽くなり響きが良く音色も角が取れ、とても良い感じです。今回はすばらしいモノをありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。