2005年7月分

7月31日
7月も今日で最後。これから埼玉の自宅に移動します。

昨日走った記録を書き忘れた。午後8時30分出発、8km。前日の疲れが残っている。1km5分21秒〜27秒とタイムも遅い。普段8kmのところを10kmにしただけでこの疲労感は情けない。夏は暑さのために長距離練習が難しい。長距離の練習ができなければフルマラソンは無理だ。10月2日に間に合うのだろうか。あまり無理しないようにしよう。駄目なら延期すればいい。6.5kmから500mダッシュ2分4秒。

7月30日
ユニクロのドライパンツは水着のようでそれだけで過ごしたくなる。パンツ1枚でいると、筋肉やお腹の状態がよく分かる。お腹はたくさん食べれば若干膨らむ。最近は腹筋が6つに割れ、太腿も力を入れると3つに割れる。歯磨きをすると腕の付け根の筋肉の塊がいくつも動く。筋トレや走り込みの効果が目に見える形で現れている。

広島大学のホールで本番。地元東広島出身の指揮者が指揮をするということもあり、地元の皆さんは暖かい拍手。音で人に感動を伝える仕事というのは本当に素晴らしい。私は100年前には生きていなかったし、100年後にもきっと生きていないだろう。しかしそんなことはどうでもいい。今この瞬間、確かに私は生きている。そして生きている喜びを音によって聴衆に伝えることができる。光り輝き、永遠と感じられる瞬間は確かにある。

<久々高尾版クラシック悪魔の辞典>
追悼〜遠藤先生
昔芸大オーケストラをえんちゃんが指揮していた。第九の終楽章冒頭。オーケストラがぐちゃぐちゃになって止まった。そしてビオラのおじさんがえんちゃんに言った。「あのー、ぐるぐる回しておいてもらえますか?そうすると合うと思うんですけど。」えんちゃん「分かった。やってみる。」そして再度挑戦。えんちゃんは言われた通り腕をぐるぐると回した。そうするとぴったりと合うではないか!要するに、下手な指揮ならない方がまし、もっと具体的に言うと、邪魔な打点はない方がましということである。

指揮法基礎編
1.流れを作り、オーケストラを先に進めたい時には打点を打ってはいけない。それは流れを止め邪魔になりオーケストラを合わなくするだけだ。
2.流れを作り、オーケストラをを先に進めたい時には、若干先振りする。ただし先振りには丁度いいポイントがあり、そこより速くても遅くてもオーケストラは動かない。このポイントを知らずに先振りしすぎてオーケストラがついて来ず、なぜついて来ないのか何年経っても理解できない指揮者は意外と多い。
3.ゆっくりとしたアウフタクトで曲を始め、インテンポの曲にも関わらず音楽的な理由もなく途中で先振りしてもオーケストラがついて来るはずがない。そのテンポで演奏したいのならそういう風に始めればよいのだ。これができない指揮者も意外と多い。

7月29日
今日はリハーサル、明日広島大学で本番。今回はなぜ指揮者が二人?Aさんは見た目はただのおじいさんなのだが、指揮をすると指揮者としてこれまで積み重ねてきたものが目に見える。指揮とは面白いものだ。その人の人間性、音楽性、知性、これまでの経験などが全て見える。これは音楽全般に言えることだろう。

午後6時55分出発、10km、所要時間50分53秒、1km換算5分10秒。午後6時から9時頃は雨という予報で今日は走れないかと思っていたら、予報が外れた。天気予報は外れるものだ。どんなにスーパーコンピューターを駆使しても、分子1個ずつの長時間にわたる動きを全て予測するのは不可能だ。今日は比較的涼しい。そのため足が軽く、調子がいい。1km5分15秒→5分6秒→5分1秒といった具合。楽に走って1km5分1秒は久しぶりだ。これぐらいで走るとスピード感があり、走っていてとても気持ちがいい。よーし、調子もいいし涼しいし、今日は距離を伸ばしてみようということで10km走ってみた。若干足に疲労感がある。長い距離の走りこみをしていないからだ。しかし8km以上は今日以下の気温でなければ無理だ。無理やり暑い中を長距離走れば調子を崩す原因になる。10月2日にフルマラソンを走れるかどうかの判断は8月後半になってからにしよう。8.5kmから500mダッシュ1分55秒。足が軽いのでピッチ走法でテンポのいいダッシュができた。

9月は文化庁で九州ですか。10月には韓国公演。旅が多すぎて調べる気にもならない。と思っていたが、長崎の後2日空いてその後熊本というスケジュール。この間観光できないか?定期演奏会が近いのでさらわなければならない。練習場所と時間を確保しつつ、長崎、雲仙、島原観光できないだろうか。うーん、久しぶりに旅する気力が湧いてきた。

7月28日
朝からクラシカジャパンの番組にタイトルをつけ、分割し、不要な部分をカットし、DVDに焼くという作業。現在夜10時だが、ようやく終わりが見えてきた。今日焼いたDVDが40枚ほど。凄い数だ。しかしこれで終了ではない。本来はタイトルを印刷しなければならないが、今回もその時間はなさそうだ。一体いつになったらその時間が取れるのか。

随分前からテレビの映りが時々おかしかった。細かい波が立つのだ。きっとコードの接触不良だ、変えないとと思っていた。今日気が付いたのだが、冷蔵庫のスイッチが入ると画面が歪む。ひょっとしてと思って試してみたらやはりそうだ。何と換気扇を回すと画面に細かい波が立つのである。まさか換気扇が原因だとは思わなかった。

午後7時5分出発、8km。実は昨日たまやで食べ過ぎた。本番前におにぎり2個。たまやでは肉だけでいいと思っていたが、お茶漬けが美味しそうでついつられて食べてしまった。それが夜10時過ぎ。おかげでお腹が重い。しかし走っていれば徐々に軽くなる。1km5分26秒→5分21秒→5分19秒といった具合。6.5kmより500mダッシュ1分55秒。昨日休んだので足が軽い!自然とピッチが速くなる。たまには休息もいいものだ。

購入者の声
<デュコフメタルアルト用ピンクゴールドをご購入の方より>
とにかく、吹いてみて驚きです。豊かな鳴りと音の粒だち、レスポンスの良さは、これまでの比ではありません。もっと吹き込むにつれて、更に素晴らしさが味わえると思いますが、まずはお礼を兼ねまして、驚きと大満足の感想をお伝えさせていただきます。どうも、ありがとうございました。

7月27日
定期演奏会本番。渡辺さんの演奏は感動的だった。これまで数多くのソリストと一緒に演奏したが、最も感動したかも知れない。ヴァイオリンで記憶に残るのはグルーズマン。技術は表現の手段に過ぎないとでも言いたげな圧倒的な表現力、そして楽器の鳴りがすごい。それらを支える技術も超一級。しかしそれを超えるほどジーンときた。もちろん私の状態も違う。最近はヴァイオリンのレッスンを聴講したりしてヴァイオリンという世界の奥深さ、その奥深さ故の底が見えない恐ろしさを知っている。そういう視点から見ると、彼女の技術は凄まじい。そしてそれを成し遂げるために彼女が積み重ねてきた努力、時間の途方もなさに呆然とする。気迫と表現力もすごい。アンコールもパガニーニらしいが、ヴァイオリンの人たちが力なく笑っていた。考えられないほどのテクニックだ。「あの難しいパッセージをあのスピードで?そんなことが可能なの?」「左手でピツィカートのトリルということは、2本の指で弦を押さえて2本の指でトリルをしてということ?」つまり全く別世界に彼女は住んでいる。参りましたと言うほかない。そして彼女の人生=ヴァイオリンである。
私自身は疲れがまるでない本番だった。走ることのいい影響が出ている。今日は定期演奏会本番ということで走らない日だ。本番で消費するエネルギーは8km走ることに比べると4分の1程度だろうか。つまり今日の方が普段より楽なぐらいである。また、シベリウスの管弦楽法は非常に効果的かつ効率的だ。吹いている時には必ず意味があるし、そうでない時には休みも多い。
終了後例によってたまやで楽しく過ごした。

7月26日
リハーサル3日目。明日本番。渡辺さんはより気迫のこもった演奏になってきた。明日の演奏会が楽しみだ。

午後6時45分出発、8km。気温が低く、風があり、走るのが楽だ。台風さん、ありがとう。まだ日没前。山の中腹より上が太陽の光を浴びて明るく輝いている。海田方面のビルにも日が当たっている。しかし瀬野川河川内のコースは西側の日浦山のおかげで日陰になっており紫外線を浴びる心配はない。やや日が短くなってきた。もう秋だ。なあんてことはないが、フランスのニースでは7月末はすでに涼しくなっていた。8月に入るともう海で泳ぐのもためらわれるほどだった。夏の盛りにも秋の気配はあるものだ。今日はひたすらボーっと走った。1km5分21秒〜24秒。この時間は人が多い。人を眺め、瀬野川の小魚を眺め、渡り鳥を眺め、すずめの大群の鳴き声を聴き、飼い犬とその飼い主を眺め、風を感じ、そうして走っているうちに頭の中が真っ白になった。気持ちいい!何とあまりにもボーっと走ったために6.5kmからいつもダッシュする地点を通り過ぎてしまった。こんなことは初めてだ。慌てて100m遅れぐらいでスタート。500m大体2分6秒。あまり正確ではないがまあ勘弁してくだされ。汗の量も少ないし、体への負担も少ない。いつもこれぐらいの気温だといいのだが。

7月25日
シベリウスのヴァイオリン協奏曲。ソリストは渡辺玲子さん。何と私より1つ下ですか。15歳で日本音楽コンクール優勝。すごい。芸高を2年の時中退。日本音楽コンクールに優勝してりゃ、何をやっても説得力があるよな。これが芸高以外に何もない人なら「あんた、何考えてんの?」ってことになる。漆原朝子さんと同級生だ。そのまま芸大に来ていれば一緒にアンサンブルしたかも知れない。中退後は朝は7時半から勉強、昼からは食事の時間を除いて夜10時半か11時までずっと練習していたそうだ。このクラスの人はみんなそうだろう。楽器は例によって日本財団から貸与されているストラディヴァリウスのようだ。確実で極めてレベルの高いテクニック、楽器も当然のことながらよく鳴り、表現もすばらしい。それでも第3楽章はテクニック的にぎりぎりになる難曲だが、そのぎりぎりであるということによる鳥肌が立つような興奮と感動がある。難しくても前向きのテンポで攻めていこうという気迫が感じられる。

午後6時55分出発、8km。暑さと睡眠不足で調子はいまひとつ。昨日は夜11時過ぎてからリガチャーの注文などのメールがいくつか入り、作業しているうちに寝るのが遅くなってしまった。夏は暑さにより体力の消耗が激しい。無理はしないようにしよう。距離を8kmから11km以上に伸ばすのは涼しさを感じる気温でないと無理だ。10月2日にフルマラソンの準備が間に合わなければ11月にすればいい。涼しい方が記録もいいしね。6.5kmから500mダッシュ2分4秒。ダッシュしようという余力も少ないし、ダッシュしていても体の切れはあまりよくない。

7月24日
定期演奏会リハーサル初日。シベリウスの交響曲第5番をみっちりと練習した。この曲は分かりやすい、誰にでも親しみやすく感動する部分と、まるで頭の中に霧がかかるように曖昧で分かりにくい部分が混在している。わざとずらしたり細かく複雑に書いたりしてその効果を出しているのだが、演奏する方は大変だ。非常に集中して演奏しないと落ちる。落ちると復帰できない。合わせるのも大変だ。そうして苦労してリハーサルを重ね本番で演奏すると、それを聴いた聴衆は何だかぼんやりとした非常に曖昧な印象を受けるのだ。

午後7時5分出発、8km。1km5分16秒〜19秒程度。調子は普通。6.5kmから500mダッシュ2分2秒。昨日と同じように楽に走ったつもりだが、昨日より4秒速い。今日の調子が普通、昨日が若干調子が悪かったのだと思う。

半年前に比べて足が太くなっている。最近それを実感する。筋トレ、プロテイン、納豆など理由はいろいろとあるだろう。片足で400g筋肉量が増えている。それにより、怪我をしにくく、長距離にも耐えられる足になっているはずだ。このタニタの体重計は過去1年分以上のデータが蓄積できる。走り始め、この体重計を購入した去年9月からのデータが全て残っている。走り始めた頃は体脂肪率が10%前後だった。現在では5%台。体重は半年前と変わらないが、筋肉量は全身で1kg増えている。脂肪と引き換えに筋肉が増えたということになる。

7月23日
シベリウス ヴァイオリン協奏曲 Vn:ジネット・ヌヴー ワルター・ジュスキント指揮 フィルハーモニア管弦楽団
ヌヴーの歴史的名演を久しぶりに聴く。その技術の高さ、音程の正確さ、内から発する迫り来るような表現力は何度聴いてもすごい。若干丁寧すぎて流れを止めるように感じる部分もあるが、それも持ち味だろう。実はこの曲は相当な難曲で、生演奏で完璧な演奏に出会えることは少ない。あの時代にこれだけの演奏をしていたというのは驚くほかない。

暑い。「雨でも降れよ。」と言ったら雨が降ってきた。「よし、この際思いっきり降れ!」と言ったらものすごい雨になった。「雷よ、落ちろ!」とは言っていないのだが雨とセットらしい。光ってから音が聴こえるまで1秒以内の至近距離で数十連発。「きゃー!助けてー!」普段は雷を眺めて楽しむ私だが、今日のはさすがに怖かった。屋根を突き抜けて直撃されたらどうしようとあらぬ心配をしてしまった。「もういい、そろそろ止んで。」と言ったら止んでくれた。昨日地震の話をしたら今日関東で大きな地震。山手線はかなり長い時間止まっていたようだ。下手にいろんなことを思わないようにしよう。なあんちゃって。ところで関東の皆さん、余震はありますよ。気をつけてください。

今年も地元香川県でお盆の頃師匠とその生徒達による合宿と演奏会がある。今日その楽譜をさらっていたら、何とアドリブがあるではないか。「あのー、コードだけ書かれても困るんですけど。私ジャズは専門外ですので。」さてどうしよう。

498円で巨大で美しい桃が4個。安すぎる。一体どんな味なのか。安いリンゴを買うとそれなりのひどい味がする。きっとこいつらも味はいまいちだなと思いつつ食べてみたら美味い!何てお得なんだ!おかげで毎朝贅沢な朝食を摂ることができる。

午後7時25分出発、8km。体が重い。いろいろとその原因を考えてみたが、どうやら食べすぎのようだ。おかげで体脂肪率は6%までアップ。そろそろ胃に負担をかけないように気をつけよう。この季節は水もたくさん飲まなければならず、どうしても涼しい季節よりも胃が膨らんでしまう。タイムは上がらない。1km5分26秒から28秒。ただし体にしっかりとエネルギーが蓄えられている感じがし、足の筋肉に粘りが感じられる。これは長距離を走れということか。しかし残念ながら時間がない。これ以上夕食を食べる時間を遅らせるわけにはいかない。残念だが普段どおりの8kmで帰ってきた。6.5kmから500mダッシュ2分6秒。余裕のあるゆったりとしたダッシュなのでタイムはこれぐらいだろう。

購入者の声
<テナーサックス用ロジウムをご購入の方より>
かなりきついのですが徐々に慣らしていこうと思います。上から下まで良く鳴ってくれ、サブトーンもきれいに出てくれるのでとても気に入りました。

7月22日
今日阪神淡路大震災を体験した人と話す機会があったが、やはり私の認識はまだまだ甘かったようだ。巨人に掴まれて上下にシェイクされている感じだとその人は表現していた。死を覚悟したそうだ。ピアノの下敷きになって死んだ人もたくさんいたそうだ。私も埼玉の自宅では、グランドピアノ、大型ステレオ、本棚に囲まれて寝ている。本棚の対策は先日行ったが、ピアノ、ステレオ、テレビなども対策を講じる必要があるようだ。自分のピアノに殺されたくはない。まだ死にたくない。しかし関東大震災は近い将来必ず起こる。

今日はさすがに疲れた。10時半からゲネプロ、1回目の本番が1時から、2回目の本番が4時半から、終わったのが6時半。過呼吸症候群が理解できた。疲労が激しくなり、体はたくさん呼吸して酸素を吸うことによって回復しようとする。しかし実際にはそこまでたくさんの酸素は必要ないのだ。呼吸するのが苦しい感じがする。これは呼吸筋が疲れているのだと思っていたら、走ってみたら全く大丈夫。疲労によってそのように感じるようだ。

8時半出発、8km。疲労により呼吸するのが苦しい感じがしていた。これほどの疲労も珍しい。定期演奏会後よりも疲れている。拘束時間の長さがじわりと効く。足は強制的にじっとさせられていたので予想通り軽い。呼吸筋が疲れているのかと思ったら元気一杯であった。こういう時は走ると疲れが取れる。運動することにより体の隅々にまで酸素が行き渡る。走ることを意識すると1km5分14秒、瀬野川を眺めながらぼんやりと走ると1km5分23秒。やはりタイムは意識によって変わる。6.5kmから500mダッシュ1分59秒。今日は全力の7〜8割程度のロケット呼吸法を試した。吐く息の量を若干抑えることでタイムが速くなりすぎないようにコントロールする。タイムは想定どおり。このように呼吸の量をきちんとコントロールすることができればこの呼吸法は使える。

自分から迷惑メールが来る。アドレス詐称である。これはひどい。もう我慢ならん。明日にでもDIONに電話しよう。タイトルなどを10件設定して受信しないようにするという程度の対策では全く足りない。どこか他のプロバイダーはメールが一度に大量に送られるなどにより迷惑メールを自動的に判別しストップするそうだ。DIONに対策がないのなら乗り換えるぞ。

7月21日
郵便貯金会館にて夏休みさわやかコンサートリハーサル。明日本番。木星もあり意外ときつい。明日はゲネプロ2回本番。

午後6時55分出発、8km。5時20分に間食。プロテイン入り牛乳とバナナだけにしておけばよかったのに、お腹が減っていたのでパウンドケーキをプラス。やはりこれが胃にもたれた。3時間以上前なら消化できるが、走る2時間前以降にこれを食べてはいけない。序盤はこのもたれた感じばかりが気になっていた。ペースは1km5分13〜15秒で安定している。昨日休んだので足が軽い。ロケット呼吸法で500mダッシュ1分54秒。速すぎる。2分9秒ぐらいにしておこうと思ったのにスピードがコントロールできない。ロケット呼吸法はダッシュ後に息が乱れないという利点がある。今はこの呼吸法をするとどうしてもタイムが500m1分54秒になってしまうが、これでスピードをコントロールできれば実用性が増すはずだ。

7月20日
ヴァイオリンオーディション。受験者12名、その内2名が2次審査へ。その内1名が3次審査へ。詳しく感想を書きたいところですが、この辺で止めておきます。

その後、運営委員会、4時から地本にて西日本幹事会。九響のお二人をお迎えして。終了後交流会。

飲み食いしたのが7時半まで。現在9時半。只今走ることを断念しました。ジョッキ3杯、つまみたくさん、締めに大きなおにぎり2個。さすがに無理です。

7月19日
定期演奏会のCDを聴いてスコアを読んで、クラシカジャパンの録画したものにタイトルをつけて編集してDVDにダビングしてと思っているところにメッキ屋さんからリガチャーが返ってきた。これを優先しないと。メールを書いて、梱包してでもう2時15分。他にも雑用山積み。新聞を読む時間など全くない。誰か助けてー!

午後7時15分出発、8km。体が重い。調子はいまひとつ。なぜ?暑さか、食べすぎか、水の飲みすぎか、蓄積疲労か。いろいろと考えているうちに、1km5分20秒、18秒、13秒、11秒とタイムがどんどん速くなる。結局調子はいいの?悪いの?どっち?ダッシュもできないかと思っていたが、結局やる気になった。ただしあまり速く走るときついので、腰高の正しく美しいフォームで楽なダッシュ。500m2分9秒。まあこれぐらいでいいでしょう。
体脂肪率が5%から5.5%に増えていた。よかった。このまま減り続けたらどうしようかと思っていた。今日は午後3時にプロテイン入り牛乳、バナナ、パン。午後6時20分にVAAMと塩とバナナ。さすがにこれだけ食べれば私でも体脂肪率は増えるようだ。一安心。

呉市吹奏楽団の皆さんへ
ヒンデミットの吹奏楽のための作品の名前は、「吹奏楽のための交響曲」でした。大学生の頃演奏しましたが、名曲です。ぜひやってみてください。
同じく学生時代に演奏したのが、メシアンの「異国の鳥たち」。かなりの難曲ですが、これもまたすばらしい曲です。
先日クラシカジャパンで見て感動したのは、メシアンの「われ死者の復活を待ち望む」。弦楽器のないオーケストラといった編成。非常に宗教的な曲ですが、これもまた感動的な名曲です。
「クラリネットキャンディとの出会い」などについては、上の「過去の独り言」から2005年1月7日分に書いてありますのでよろしければご覧になってください。
替え歌については、2004年6月27日分、30日分に書いてあります。
ランニング、低体温症などについては、トップページからrunning clubに書いてあります。

小泉さんが首相になるということは、小泉さんが解散権を持つということだ。郵政民営化法案否決→解散→総選挙→自民党分裂崩壊。うーん、楽しそう。早く解散しないかな、楽しみだ。ワクワク。小泉さんは解散してこそ歴史に名を残す。自民党を本当にぶっ潰した男として後世に語り継がれるであろう。自分達の利益さえ確保できれば、国民の税金や将来の日本などどうなってもいい。族議員というのはこういうどうしようもない連中である。こいつらがいる限り日本に未来はない。この腐った連中を掃除するにはこのタイミングでの総選挙が最も効果的だ。

7月18日
これから呉で本番。

大分値段が安くなってきたので久しぶりに桃を食べた。前にも書いたが、桃は手で皮を剥いてかぶりつくのが正しい食べ方である。包丁で剥くなんてとんでもない。手で剥けないのなら剥けるまで待つべきだ。今朝は手で完全に剥けた。うれしい!この表面の食感を大事にしなければならない。包丁を使うとこの食感が台無しになるのである。
ついでに言うと、手羽先の唐揚げの正しい食べかたというのがあるが、あれば間違っている。中の骨を取ってなどとんでもない。あれはかぶりつくのが正しい食べ方である。なぜならそれがいちばん美味しい食べ方だからだ。骨を抜けばそのダイナミックな味わいは損なわれ、ただのつまらない鶏肉の味になってしまう。かぶりつき、しゃぶるのだ。そうすれば本能が呼び覚まされ、肉の旨さにくらっとする。いちばん美味しい食べ方こそが正しい食べ方である。

今日は実は体力的にきつい本番である。スケルツォは、もう慣れたが技術的にはオーディションで常に出るほどの難曲だ。夜想曲、結婚行進曲は吹きっぱなし。ワルキューレはオリジナルならまだいいが今回は3管編成にアレンジしてあるため、1番クラリネットだけが吹きっぱなしでやたらときつい。そして白鳥の湖が止めを刺す。まあしかしゲネプロでセーブしたこともあるし、今日はそれほどソロが多くない。全曲セーブせずに吹いてみた。体は大丈夫だが、こういう時は思考能力に影響が出る。白鳥の湖で若干集中力に翳りが見えた。しかしそれもすぐに回復。こういう時、走っていることのいい影響がはっきりと出る。これだけ体力的にきつい演奏会を全力で演奏しても、終わってみればもう1回やってもいいなと思うぐらいである。演奏向上を目指している人にはランニングをお勧めする。

白鳥の湖について
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/swanlake-g.htmより引用
「バレエのストーリーは、ムゼーウスのメルヘンのロシア語翻案を読んだ作曲者のチャイコフスキー自身によって構想が練られ、ベギチェフとゲリツェルによって原台本が書かれ(1876年)、1877年にモスクワ・ボリショイ劇場で初演された(ライジンガー振付)。この台本では、白鳥の姿を手に入れた妖精の娘オデットが、継母である魔女のロットバルトに命を狙われており、王子ジークフリートが、愛の力で彼女を救おうとするも、魔女の策略に屈し、最後は、オデットもろとも、魔女が起こした嵐の中、氾濫した湖の水に飲み込まれるという物語だった。作曲者の死後の1895年に、プティパ、イワノフ、それに、作曲者の弟のモデスト・チャイコフスキーによって改訂版(サンクトペテルブルク・マリインスキイ劇場)が上演された時、オデットは、悪魔ロットバルトによって白鳥にされてしまった人間の王女となり、王子は、愛の力で、その呪いを解こうとするが、悪魔の策に屈し、絶望した二人は、湖に身を投げ、永遠の世界で結ばれる(つまり、昇天する)という物語になり、これが、今日の「白鳥の湖」の基礎になっている。バレエ団によっては、王子が悪魔を倒すという、いわゆるハッピーエンド演出をとる事もあるが、これは1937年のメッセレル版(ボリショイ劇場)以来旧ソ連で広がったもので、原典版とは程遠い結末。また、今日では様々な解釈、演出が存在する。」

なるほど、勉強になります。最初はまるで違うストーリーだったのですね。しかも最後は救いすらない。今日のプログラムには、二人が死に、魂が結ばれるというストーリーが書かれていた。私はその話は知らなかったので、それを読んだ後本番で演奏中涙が出てきた。そう、これこそがこの音楽が描くストーリーだと。悲劇に突き進み、二人は死ぬ。しかし魂は結ばれる。悲劇なのだが、そこには救いがある。それをあの長調になった部分が表現しているのだ。これは明らかにハッピーエンドの音楽ではない。最後だって長調の和音ではなく、単音だ。しかし上記の文章を読むと、それすらチャイコフスキーが思い描いたストーリーではない。しかし曲自体がかなり改変されている。今日演奏した終曲だって、誰がいつ作って誰がアレンジしたものだか分からない。それら全てを調べるには、時間も気力もない。どなたかお好きな方、お願いします。分かったら教えてください。

本番後、呉市吹奏楽団の皆さんとモーツァルトでお茶。2時間以上楽しくお喋り。最近忙しくてこういう時間がなかなか取れないが、こういう時を過ごすというのも重要なことだ。
私の近くの某氏が、過去数度の演奏会で本番中しょっちゅう隣に話しかけているのが気になるとの指摘あり。皆さんステージマナーには気をつけましょう。

午後9時出発、8km。呉のモーツァルトではケーキとアイスコーヒーに入れたシロップで糖分補給。帰宅後はVAAMとバナナに塩をつけて。電車内でしっかり水分補給。エネルギー補給よし、水分補給よし、VAAMよし、塩分よし。すっと大量の汗が出る。汗もよし。しかし出発が遅すぎる。夕食が10時になってしまった。走りたいのだから仕方がない。1km5分20秒〜26秒。タイムは遅いが、今日はいかに体にエネルギーを溜め、ダッシュで爆発させれるかということが目標。遅いペースということもあり体はとても楽。走ることも楽しい。6.5kmから500mダッシュ1分54秒。今日はロケット呼吸法を編み出した。口を大きく開け、大砲が砲弾を発射するように強烈に息を吐く。しかしきつい。きついと思ったらタイムが速いではないか。この呼吸法は自然とタイムを速くする。しかしタイムが速くなればそれなりに体はきつくなるのだ。一つよかったのは、ダッシュの後息が乱れなかったことだ。いつもはダッシュに対して吸う酸素の量が足りない。だからダッシュの後しばらく呼吸が乱れるのだ。今日はそのダッシュに必要なだけの酸素をリアルタイムで吸うことができた。その時必要な酸素はその時に吸う。これはやはり基本だろう。通信販売で売っているパワーブリーズという呼吸筋トレーニング器具をやっぱり買ってみようかな。ダッシュには効果覿面だろう。演奏にもいい影響が出るのではないだろうか。

走ると頭がよくなるというのは最近よく言われることだ。先日はあるある大事典でも紹介されていたし、ランニング関連の本や雑誌でも何度も取り上げられている。要するにワーキングメモリーという短期記憶を司る脳の部分が活性化しその能力が高まるのだ。走っている間のことは非常によく覚えている。走っている間に何を考えていたかはほとんど全て覚えているし、ここにタイムをいつも書いているが、それは後で時計を見て書いているのではない。全て覚えているのだ。しかもここの文章は走った後すぐに書いているわけではない。しばらく経っても一つ一つのタイムははっきりと覚えている。先日のテレビで記憶力の優れた人を何人か紹介していたが、どの方も動きながら覚えていた。動くということは覚えるのにどうやら重要なことのようだ。受験などでたくさん覚えなければならない人は、動きながら声を出して覚える方法がいいかも知れない。

7月17日
リハーサル2日目。明日呉で本番。

日傘宣言からしばらく経ったがついに日傘を差した。といってもただの黒い雨傘だが。強烈な日差しと高温。「変な人がいる。」というレベルではなく、すでに「そうだよなあ。この暑さじゃ差したくなるよなあ。」と共感を得られるレベルだと勝手に思っている。午前中から水分補給をしっかりとしている。毎夕走っているので、発汗機能も高まっている。以前はあまり運動しなかったため汗をかきにくく、そのため体温が高くなりすぎて調子が悪くなったことがあった。上半身三分の二は日陰。そこで汗が自然と大量に流れ出る。それが風で蒸発して体温を下げ、気持ちいいぐらいだ。熱中症予防、紫外線を避けるなど日傘の効用は大きい。

午後7時出発、8km。この時期、瀬野川河川内はやたらと人が多い。今日はまだ時間が早いが、遅い時間は花火族がその傍若無人ぶりを遺憾なく発揮している。ウォーキング・ランニングコースを利用している人がたくさんいるのに、そちらに向けて打ち上げ花火を打ち上げるなど言語道断。先日は子供を連れた父親がコース上でネズミ花火。こいつ脳が腐っている。いい歳をしてそれが人の迷惑になるかどうかも分からないとは信じられない。そうかと思うと別の場所ではコースを挟んでキャッチボール。あれは人間ではないな。動物だ。ちゃんと誰か所有者が鎖でつないで管理しないと。所有者がいないのなら保健所で処分だ。
さて、気を取り直して。一昨日よりは調子がいいが、昨日ほどではない。若干睡眠不足。これが大きい。蓄積疲労もあるかも知れない。しかし1日8kmぐらいで蓄積疲労などと言っていてはフルマラソンはとても無理だ。そろそろ距離を伸ばしたい時期なのだが。時間が早い分気温が1度ぐらい高いだろうか。猛烈な汗が眉を通り越して目に入りそうになる。そういえば塩を舐めるのを忘れた。ナトリウム不足になるほどの距離ではないが、一応気をつけよう。タイム自体は1km5分20秒、5分13秒、5分9秒とどんどん速くなる。しかし残念ながらダッシュをする余力まであと一歩というところであった。

体脂肪率がついに5%丁度になった。やばい。気温が高いなかを大量の汗をかいて運動すると負担が大きい分体脂肪も落ちるようだ。

7月16日
呉定期リハーサル初日。今回は名曲揃いだ。まずメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」。序曲、クラリネットソロをいい気持ちで吹いたその後のヴァイオリンのメロディがたまらない。スケルツォは今回はゆったり目のテンポで豊かな表情をつけての演奏。指揮の円光寺さんの趣味である。間奏曲も名曲だ。その切迫した訴えかけるようなメロディがすばらしい。終曲は言わずと知れた結婚行進曲。後半はワルキューレの騎行で始まる。円光寺さんは若干平凡。私ならもっと劇的に展開する。しかし彼は白鳥の湖で水を得た魚のように俄然面白くなる。ドラマチックな構成、表現もすばらしい。広響は久しぶりだが、以前よりはるかによくなった。そして今回は組曲には入っていないため演奏されることの少ない終曲を演奏する。長い物語の最後を締めくくるに相応しい、劇的で、重厚で、悲劇的な曲だ。どう考えてもこれだけ悲劇に向かって曲が押し進んでいく最後がハッピーエンドのはずはないのだが、それでも感動する。チャイコフスキーの才能は計り知れない。

午後7時35分出発、8km。今日は朝から水を大量に飲み、走る前には塩を舐めた。大量の汗をかくと塩分不足で体が痙攣することがあるそうだ。その予防である。昼食はお弁当におにぎり1個プラス。帰宅後はプロテイン入り牛乳とバナナ。エネルギー満タンである。睡眠時間は7時間半とやや短めだがいい質の睡眠が取れた。昨日は新幹線での移動、前日の疲労、睡眠不足、水分不足と悪条件が重なった。それとは対照的だ。おかげで絶好調!1日でこれほど調子がよくなるとは驚いた。タイムは昨日と同様楽に走っているつもりなのに、1km5分20秒、5分13秒、5分3秒とどんどん速くなる。そして昨日よりも圧倒的に楽だ。昨日とのコントラストが激しくて感動する。走ることが楽しくて仕方がない。昨日より大量の汗をかく。やはり昨日は水分不足だったのだ。6kmから500mダッシュ1分58秒。気持ちいい!

体重計での昨日と今日の比較が面白いので久しぶりに書いてみる。

         昨日    今日
体脂肪率   5.4%   5.1%
全身筋肉量 46.8kg 47.7kg
左足筋肉量 8.5kg  8.9kg
右足筋肉量 8.3kg  8.6kg
体重      52.2kg 53.0kg
体水分量   36.2kg 36.8kg

体水分量が600g増えている。今日は帰宅後昨日ほど体が水を欲しなかった。水分を十分に摂ったおかげだ。体重はその影響もあり800g増えている。どういう訳か筋肉量が全身で900gも増えている。多分昼もたくさん食べ、帰宅後も食べて栄養補給を十分にしたことが原因だろう。しかしいくら食べても体脂肪率は減る。5.1%は最低記録である。5%を切らないようにこれまで注意してきたが、このままだとやばい。しかしすでに可能な限り食べている。胃への負担を考えるとこれ以上食べるのは難しい。

7月15日
広島に移動。新幹線で富士山に関する雑誌を読む。やはり最大の問題は高山病。5合目から8合目あたりの山小屋に一泊して順応する、とにかくゆっくり歩き、疲れる前に休憩するなどが重要。金曜日夜から日曜日は混雑し前がつかえて進めないほどだそうだ。平日に登るようにしよう。天気も心配だ。雷が鳴り始めたらどこに逃げればいいのか?強風でお鉢めぐりができなかったという話も多数。登山ツアーで山小屋に身動きが取れないほどに詰め込まれ眠れず、翌日遅れないように歩いたら高山病でダウンなど悲惨な体験談も。何と登山の成功率は6割〜7割程度だという。多くの人が途中で挫折しているのだ。これは気合を入れて準備しないと。

午後7時40分出発、8km。調子が悪い。1km5分32秒〜36秒で精一杯。このペースにしては心拍数が速い。
考えられる原因
1.エネルギー不足。帰って計ったら体重52.2kg、体脂肪率5.4%。両方とも下がりすぎだ。4時頃空腹感があり、その後なくなったが、エネルギー不足の可能性も残る。
2.水分不足。新幹線車内でも到着してから練習中もずっと水を飲んでいた。しかし量が足りなかった。ランニング後膨大な量の水を飲んだこと、汗の量が少なかったことからして水分不足は明らかだ。明日からは気をつけよう。喉が渇いたと思った時にはすでに手遅れだ。
3.暑さ。明日の朝の最低気温が24度。ということは28度ぐらいはあったのだろうか。暑さにより体への負担が増していることに間違いはない。この夏のランニングは一体どうなるのだろう。あまり無理をして体を壊しては何にもならない。場合によってはフルマラソン出場を11月にずらすことも考えなければ。
4.疲れ。これも十分考えられる。昨晩は用事で帰宅が遅くなり、今朝は早くに起きた。疲労と睡眠不足は確かにある。本当は体調管理のため起床時に心拍数を計った方がいいそうだ。体調が悪い時は普段に比べて心拍数が増えているそうな。今日疲れにより安静時の脈拍が上がっていた可能性はある。

7月14日
フランスでは革命記念日。

アンプが届いた。予想はしていたのだが、やはり古いアンプが良すぎた。相当に豊かでふくよかな音だとは思っていたが、新しいマランツと差が出てしまった。比較すると若干音が細く硬い。若々しい感じはするが、この巨大なパイオニアS955というスピーカーにはもっといいアンプが必要なのだ。広島では何の問題も感じず大満足だったアンプも、巨大スピーカーではやや不満が出てしまう。古いラックスのアンプに匹敵するものは、一昨日試聴したDENONの2機種。SA1なら文句なし、SA11で何とかというところだろう。しかしアンプ1台に六十数万円、三十数万円も出す気にはどうしてもなれない。いいステレオを持つと困った問題が生じるものだ。

7月13日
昨日の話。ビックカメラでプリメインアンプ試聴。最近のDENONは高級機種がすばらしい。少し前までは考えられなかったことだ。PMA−SA1。60万円台前半。圧倒的な音の豊かさ、ふくよかさ。PMA−SA11。30万円台前半。SA1と比べるとパワーは普通だが、やはり豊かでまろやかな音色。この辺はマランツを圧倒している。高級機種で印象に残ったのはこの2機種。それでは新製品で14万円ぐらいのPMA−2000AEもいいのではないかと思って聴いてみたが、こちらはいまひとつ。音が薄く安っぽさを感じる。この価格帯ではマランツのPM−15S1が断然いい。実は広島で先日購入した機種だが、値段よりもはるかにいい音がする。20万円台といっても違和感は全くない。音が太くしっかりとしていて、安っぽさがまるでない。8万円台のマランツは高級機種を聴いた後では聴くに堪えない。15S1とは全く世界が違う。SA1やSA11にも憧れるが、そこまで出す気はない。という訳で、マランツのPM−15S1を購入。明日の午前中に届く予定。

9月25日に浜離宮朝日ホールでバルトークのコントラスツを演奏する。10年ほど前ヴァイオリンの大平まゆみさん、ピアノの田中明子さんとクラヴィーノ・トリオを組んで演奏活動を行っていた。8年前に大平さんが札幌交響楽団コンサートマスターに就任。しばらくお会いできなかったが、8年ぶりにクラヴィーノ・トリオの復活である。多忙な方で、今回は名古屋でしか時間が取れない。田中さんと一緒に名古屋に移動して合わせ。久しぶりにお会いしたが、むしろ8年前よりも若返ったのではと思うほど若々しく、相変わらずのハイテンション。演奏も熱い。過去の合わせや本番を思い出しながら合わせをした。懐かしい。経験を積み、以前よりも冷静さと曲の全体像を捉える力が3人とも増したと思う。9月の演奏会が楽しみだ。

朝は霧雨。午後4時40分出発、12.8km。本来日没後に走るはずなのだが、今日は空が分厚い雲に覆われ気温も低くこの時間でも大丈夫。涼しい中を走るのは本当に快適だ。昨日は移動と合わせがあり帰宅が遅くなった。疲労と睡眠不足で調子はいまひとつ。しかし走っていると徐々に調子はよくなるのだ。5km過ぎあたりからは絶好調。最高1km5分0秒まで上がる。時間も早いし長い距離を走ってみよう。東久留米市のランニングコースに比べて埼玉県新座市の川沿いの道は広く、景色も広々として人々もゆったりしていて気持ちいい。景色を楽しみながら走る。しかしさすがに10kmを超えると足が疲れてくる。これだけの距離を走るのは久しぶりなのだから当然だ。毎日これぐらい走っていれば何ともないはずだ。さて、8月末に富士山登山、10月2日あたりにフルマラソンを考えている。今は涼しいため長い距離を走れるが、暑くなった時にどうなるか。10月2日に申し込みをしたのに、8月暑くて長い距離を走れず不本意な成績に終わるというのは困る。これから夏の走りこみという未体験ゾーンにいよいよ突入する。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
早速吹いてみましたが、本当に音の抜けが良くてビックリしました。今まで何か詰まっていた物がとれた様な感じがしました。しかも低音から高音までまんべんなく良く鳴ります。このところ色んな仕掛けを試したりしましたが、いまひとつ納得がいく物が無かったのですが、これでもう安心といった感じです!楽団の練習に行くのも楽しみになりました。本当に有難うございました!

7月12日
某ヴァイオリン奏者のレッスン聴講。弓のスピードは常に変化している。1拍の四分音符を演奏する時、音の出始めに急速に加速し、その後緩やかに減速する。それによってビート感や動きが表現される。

午前6時15分起床、7時10分出発、8.2km。空は分厚い雲に覆われ、気温も低く、走るのには絶好のコンディション。1km5分15秒〜20秒程度のペース。調子もタイムも悪くないが、夕方の兎状態の時と比べると走る楽しさにおいて劣る。夕方調子のいい時は走るのが楽しくて仕方がないのだが、朝はそこまで体が起きていない。今日はこれから夜遅くまで用事があるので仕方ないが、夕方走れる時は夕方にした方がいいような気もする。

France2
水不足が深刻。山火事も多発。屋根に降った雨水をためて利用するシステムは僅か2000ユーロで設置できる。これにより家庭で使用する水を40%減らすことができる。法律で義務付け同時に補助金を出せば膨大な量の水を節約できる。
アメリカ南部を襲ったハリケーン“デニス”。150万人の住民が避難というのはすごい。日本ではいくら強い台風でも住宅を根こそぎ破壊することは珍しいから、対応は随分違う。

7月11日
午前7時起床、7時50分出発、7.5km。今日は夜遅くまで用事があり、朝走らないと走れないことになる。紫外線は嫌だが曇っているので大丈夫だろうと思って出発したら晴れてきやがった、このやろう!夜走ると寝る時間が遅くなる。その翌朝走ろうとするとどうしても出発時間が遅くなってしまう。朝も晩も走ろうとするとどうしても無理がある。足は昨日の疲れを残しているかと思ったら、逆に粘りがあり勝手に先に行く。タイムは1km5分6秒まで上がり、その分心臓に負担がかかる。直射日光による暑さも心臓には負担になる。心の中で、毎日走りたい君と紫外線は嫌君は激しく戦っている。この決着やいかに?

高校入学祝のこの巨大で豪華なステレオ。あまりにも当時最高のものを買ったので買い換える気にならなかったが、このアンプのボリュームなどの接触不良はもう耐え難い。購入から25年、接触不良とも十数年付き合っている。修理か新しいアンプかこの数ヶ月間迷いに迷ったが、ついに新しいアンプを購入することに決めた。明日買いに行こう。30万円以上出せば完璧だがそこまでする気はない。10万円台のものを買う予定だ。でも高いアンプとあまりにも音が違ったらどうしよう。あー!また心が揺れる。

7月10日
7月後半広響には4つの演奏会が立て続けにあり、今回その全ての1番クラリネットを担当する。それら全てを今さらっておかなければならない。午前中はCDを聴いたりスコアを読んだりし、午後は練習。これを休みとは言わない。
「ワルキューレの騎行」は本来4管だが、今回は3管で演奏する。そのまま1本減らすだけかと思っていたら甘かった。本来は1小節ごとに吹けばいいのだが、全て吹くように編曲されている。きつい!後半指が疲れて吹けなくなる。留学中、ウィーンの同級生宅に転がり込み、2週間ウィーン国立歌劇場の立見席150円に通いつめた。その時の演目の一つがこのワルキューレ。前半と後半で何と金管が総入れ替えされていた。それだけきついということだ。ついでに木管も総入れ替えしてくれないかなと思うほど、木管もきつい。日本では総入れ替えできるような裕福なオーケストラはないのできっと最初から最後まで同じ人が演奏するのだろう。東京にはきつい仕事が多いので、リード楽器ならリードを薄くするなど楽に演奏できるようにして対応している人が多い。そうしなければやっていけないのだ。しかし楽に演奏できるようにすれば音は小さくなり表現も小さくなる。オーケストラも全体として音が小さく大人しい演奏になりがちだ。広響のように毎回全力で演奏できるスケジュールというのは東京から見ればまさに楽園である。
チャイコフスキーの「白鳥の湖」はオリジナルでは悪魔が勝つ。これを現在は王子が勝つように筋を変え、フィナーレを短調から長調にアレンジしている。これが非常に違和感がある。明らかに短調のイメージでオーケストレーションしてあるものを、オーケストレーションはそのままで調性だけ長調に変えているのだ。重く分厚く悲劇的な金管、これが長調で演奏されると全くおかしい。大勢の子供達も見るはずのスターウォーズエピソード3は、主人公が愛する人を救おうとするがために悪の道に落ちて行くというストーリだ。現在公開中の映画「宇宙戦争」も、異性人によって地球や人類が徹底的に攻撃され破壊されるという映画である。あのエンターテイメントの国アメリカが現在ではこのような映画を作るのだ。正義と悪がそう簡単に分けられるものではないということを皆が知っている現在、この「白鳥の湖」もそろそろオリジナルバージョンで演奏してもいい頃だと思う。さて、今回はどちらで演奏するのだろうか。

午後6時35分出発、10km。久々の10km。朝も早く起きたが、日差しがあったので日没後にした。紫外線はできるだけ避けたい。最も楽で楽しく気持ちいいペースが1km5分20〜22秒に向上。先日から10秒以上も速い。かなりベストコンディションに近づいてきた。ゆっくり走っているので心臓への負担が軽く疲れがほとんどない。タイムを気にしなくていいのなら明日ハーフマラソンに出場してもいい。それぐらい調子がいい。今は距離を伸ばすということを念頭に走っているためダッシュは禁じているが、最後に姿勢をよくするために少し速く走ると体が軽く反応してくれる。ポルシェでゆっくり走っているような余裕がありとても気分がいい。
距離を伸ばすと体重と体脂肪が落ちる。体重52.1kg、体脂肪率5.8%。ただし体脂肪率5%を切ると怖いので可能な限りたくさん食べるようにしている。
あー、そこの人、木綿の半袖シャツをびしょびしょに走るのはよくないよ。汗をかいてもかかなくても運動効率は同じ。水を飲めば体重は元に戻る。体温を上げすぎると体調が悪くなる。びしょびしょだと気持ち悪いし後で急に冷えて風邪を引く。これだけ気温が高く湿度も高いのだから、ポリエステル系のランニングシャツ、しかもできるだけ通気性のいいものがいいと思うよ。
これ以上涼しいウェアはない。しかし私も帰ってみると絞ろうかと思うほどランニングシャツが濡れていた。この季節、ランニング前後の水分補給は非常に重要だ。帰ってから寝るまでずっとちびちび飲んでいる。おかげで1日2リットルで足りなくなってきた。この2リットルのミネラルウォーターを一度に2本も買って持って帰るのは嫌だなあ。

購入者の声
<オットリンクメタルテナー用ピンクゴールド1.8mmと2mmをご購入の方より>
音質についてまで、意見できる腕前ではないのですが非常に伸びのよい、やさしい表情のある音になりました。今のリードのせいか、私の好みなのか、2,0mmの方が合っているみたいです。これからどんどん、どちらも吹き込んでいこうと思います。

7月9日
昨日のスターウォーズ・エピソード2。本編が始まるまで15分以上とは何ともふざけている。どうせ録画しているのだから後で見るべきであった。コマーシャルも多すぎるし興醒めだ。これからは番組は録画し、コマーシャルを飛ばして見よう。その方が時間を節約できる。こういう時ソニーの「すご録」は便利である。おまかせチャプターであらかじめ勝手にチャプターをつけてくれている。それによってボタン一つでコマーシャルを飛ばすことができる。他には例えば、「世界・不思議発見!」を録画し、回答場面を飛ばす、「世界一受けたい授業!!」を録画し、つまらない授業を飛ばすといった使い方もできる。これらもボタンを数回押すだけで簡単だ。
スターウォーズ。第1作を見たのは中学1年生の時だった。衝撃的な体験から28年。何とも長い年月が経ったものだ。要するに宇宙チャンバラなのだが、映画の楽しさを満喫させてくれた。第2作での親子の対決。その劇的な展開、そして緊張感。この第2作がシリーズ最高傑作だと思う。第3作。我が子が死ぬほどに苦しめられているのを見かねて命を懸けて救うダース・ベイダー。当時も感動したが、今では涙なしには見られない。そしてこのエピソード2。我々は未来を知っている。神の視点から物を見ているのだ。

午前6時5分起床、7時出発、9km。あーよく寝た!やはり10時前に寝ると睡眠が完璧だ。完全熟睡疲労完全回復!久しぶりに黒目川下流埼玉県側終点まで行ってきた。寒い。半袖シャツは広島に置いてきてしまった。ランニングシャツしかない。しかし走っていれば丁度よくなる。涼しいというのは走る上で本当に楽でいい。

シベリウス 交響曲第5番 バーンスタイン指揮 ウィーン・フィル クラシカジャパン
なぜかムジークフェラインではなくコンチェルトハウスでの演奏。バーンスタインの晩年。新しい分絵が明るい。バーンスタインはマーラーを指揮する時よりも冷静だが、だからといって冷めているわけではない。気持ちがこもりレベルの高い名演だと思う。シベリウスが徐々にその曖昧さの表現と重ね絵の手法を深化させていく過程を見ることができる。寒々しく霧のかかったような光景の中にも、生きる強い意志が感じられる。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
最初は、説明書通りなかなか下の方まで入りにくかったですが何度か違うリードとの相性を試しているうちにピッタリ合うようになりました。感想はバッチリです!もともと下手なもので、27年前の高校のブラスバンドの時に購入したR13に付属のリガチャーを使用しておりましたが皆さんの感想どおり吹き抜けが良くなり、楽に音が出るような感じがします。ありがとうございました。

7月8日
ロンドン同時テロ。何ともひどい。先ほど届いたロンドン在住の知人からのメールによると、自分がいつも通る場所、通る時刻にあったのでドキッとしたとのこと。テロリスト達は自分達が非イスラム国に住む同胞たちに甚大な被害をもたらしていることなどどうでもいいのだろう。私の場合は新幹線をよく利用するのでそれが心配だ。今日も東京を地下鉄で移動しなければならない。イスラム系の顔を見たら車両を移る?こんなことが現実になりそうだ。この際多少の不便は仕方ない。日本政府には厳重な警備をお願いしたい。

午前5時50分起床。夜型から一気に朝型生活への移行である。夜型生活は疲れる。特に夜仕事があると疲れる。人間の体は夜休むようにできているようだ。それを体が主張している。午後6時から9時の3時間のリハーサルは午前10時半から4時の4時間のリハーサルよりも疲れる。夜12時から朝9時までの9時間睡眠は夜10時から朝6時までの8時間睡眠よりもはるかに劣る。睡眠の質がまるで違うのだ。これから規則正しい朝方生活で、夜型生活でたまった疲れを吹き飛ばしてしまおう。音楽家というのはしかし、夜型生活にならざるを得ない面がある。夜演奏会があるからだ。これは音楽家が抱えるマイナス要因と言えるだろう。

午前6時50分出発、8.2km。日差しがあり気温が高いなかを走るつもりは全くないが、今日は分厚い雲に覆われ気温も低くランニングには絶好のコンディション。コンディションがよければ朝走るのも気分がいい。

水がまずい。広島では湯冷ましで十分おいしかったが、こちらでは駄目だ。残念ながら買うしかない。

サトテクノで楽器選定。まずプレスティージュとフェスティバルを2本ずつ出してもらう。それぞれ1本いい楽器があり同じぐらいのレベルだったが、今回はダークな音色との依頼なので、軽く明るめのプレスティージュではなく、太くしっかりとした音色のフェスティバルを選ぶ。今回は幸運にも7本から選定できた。鳴りのいい楽器が3,4本。さすがにこのクラスになるとレベルが高い。その中から軽くなりすぎず太く豊かな音色でなおかつ遠鳴りする1本を選定。完全にプロレベル、最近はアマチュアの方でも皆さんいい楽器持ってますね。しかしこれだけ頻繁に選定していても、自分の楽器が負けたと思うことはまだ1度もない。吹き込んでいるということもあるだろう。実はこの楽器は衝動買いした。サトテクノでたまたま出ていた楽器を吹いてみたら自分のよりも断然いい。これは買うしかない。その時あった3本の中から選んだ。今日の半分以下の本数である。あの時の自分の感覚は正しかった。おかげで目移りしたり無駄遣いすることがなくて済んでいる。
遠鳴りするかどうかは反射音で判断している。ドミソドとフォルテで素早く吹き、最後の音は短く切る。その時なるべく遠い壁に向かって吹き、その壁からの反射音を聴く。幸いサトテクノにはある程度距離のある壁があり判断には好都合だ。今日は全体のレベルが高く即断できなかったため結構筋肉を使ってしまった。帰宅後練習したら口の筋肉が疲れていた。

実は現在の薄型テレビのほとんどはハイビジョンをそのままの画質では映していない。最近ようやく完全なハイビジョンを再現できるフルハイビジョンの液晶テレビが登場した。フルハイビジョンという言葉はおかしい。これが普通のハイビジョンテレビであり、他が偽ハイビジョンなのだ。その画質を確かめにビックカメラへ。うーん、思ったほどよくない。これなら画素数で劣るプラズマの方がましだ。やはり液晶という方式自体に問題を感じる。しかし一つだけ納得できる画質のテレビがあった。ソニーのQUALIA005である。46V型で希望小売価格1102500円、ビックカメラで1080000円。全然安くないじゃない!その画質は息を呑むほど美しい。ただし専用のビデオを流しているのでちょっとずるい。NHKのBSハイビジョンを見て、それから地上波を見てから購入したいものだ。もちろん購入できませんが。このテレビを見てから再びプラズマテレビを見ると、その画素数の少なさが気になってくる。こうなったらこれと同等以上のテレビが買える値段になるまでテレビは買わないぞ。一体何年先になることやら。先月亡くなったジュリーニも言っていた。「最上か、さもなくば無か。」最上のものが手に入らないのであればないほうがまし、芸術家はこれぐらいの気構えでいないとね。
それにしてもブラウン管テレビの売り場スペースと製品ラインナップの貧弱さは唖然とするほどだ。実はブラウン管は現状では液晶テレビよりもはるかに画質がいい。その実力を考えるとこれは明らかにおかしい。

7月7日
今日は七夕。これから東京に移動。

疲れがまるでない。本番で疲れるのではなく、その後飲んで疲れるのだ。もちろんたまにはみんなと楽しく飲むのも大事なことだが。本番後走ってプロテイン入り牛乳とバナナを食べて寝れば体調は完璧である。しかしこれは広島だからできることだ。東京なら本番を終えて帰宅したら11時になっている。

某フルート奏者は学生時代1日6時間以上はさらっていたそうな。うらやましい。前にも書いたが、フルートはヴァイオリンとクラリネットの中間に位置する。さらおうと思えばかなり長い時間さらうことができるのだ。1日にもっとさらえたらと思うことはしょっちゅうだ。本番の日も、さらえば握力が弱り、口の筋肉が疲労して結果が悪くなるからできるだけさらわない。精神的にはさらいたいのだが肉体的にはさらうと結果が悪くなる。この心の葛藤は常にある。私はよく1日たった3時間の練習でプロとしてやっているなあと思う。

7月6日
今日まで本当に忙しかった。リガチャー関係のメールのやり取り、梱包、発送、製作。昨日も今日も午前午後とリガチャー製作。ようやく一段落したが、数日後にはまた製作しなければならない。食べるか寝るか、移動か業務か、リガチャー関連の仕事をするか、走るかという毎日であったが、明日からしばらく業務はお休み。業務かリガチャーか、どちらか片方なら何とかなる。両方一変に来ると大変なのである。

午後6時半より本番。芥川さんの作品は、振り返って見たわけではないが、いい舞台だったと思う。歌の皆さんに拍手!細川さんの作品は長かった。しかしご来場いただいた皆さんは一種独特の世界にどっぷりと浸ることができたのではないだろうか。二階席両サイドのバンダによる会場全体を包み込むような効果も楽しめたのではないかと思う。

忙しかったこともあり何となく疲労が残っている感じがしていたが、本番を終えるととっても元気。足が走りたがっている。散歩に連れて行けと鳴く飼い犬状態である。本番後ということでたまやにも心を惹かれたが、ここはぐっと我慢。走るのを優先しよう。家に帰ってVAAMを飲むと頭シャキーン!一日でいちばん元気な時間帯である。
午後10時35分出発、8km。6.5kmより500mダッシュ2分0秒。速くはないが、心臓にまるで負担を感じない楽で楽しいダッシュであった。暑い季節、夜のランニングは涼しくて気持ちいい。病みつきになりそうである。

7月5日
先日とあるソリストクラスのチェロ奏者と話す機会があったが、その人は高校生の頃朝7時半から休憩を取りながら深夜1時まで練習するという生活を数年間続けたそうだ。我々がその奏者の技術の高さに感動する時、それはその人がかけた時間に感動しているのだ。

今日はゲネプロ、明日本番。細川さんの曲はバンダがホール2階の両サイドに陣取り、本来の効果がようやく出た。金管と打楽器だが、特に鎖の音が効果的だ。芥川さんの曲はほとんどオペラのように上演する。できればこれでオーケストラがピットに入れば完璧だが、今回は細川さんの作品もあるので無理のようだ。やはりこの曲はコンサート形式で演奏するのはおかしい。今回のように衣装を着て舞台でやらなければその本来の姿が伝わらない。

午後10時20分出発、8km。朝は体がだるい。疲労が残っている。やっぱり早く寝ないといい睡眠が取れないのかなと思う。徐々に目覚めてきて午後6時からのリハーサルはとても元気。帰ってきてVAAMを飲むと目がぱっちり!元気一杯!よし、今日もやるぞ!完全な夜型人間の完成である。昨日より涼しく、湿度も若干低く快適。むしろランニングシャツでは若干寒いようにも感じるが、どうせ走れば暑くなる。案の定結構汗をかいた。いちばん楽で楽しく気持ちいいペースは今日も1km5分32秒から36秒。遅い。もっと鍛えている頃はこれが1km5分から5分15秒になっていた。しかし決して速くは走らない。とにかくランニングは楽しいものだ。それが苦痛であってはいけない。5.5kmからふっと足が軽くなる。しかし我慢。エネルギーをためてダッシュに備えるのだ。6.5kmから500mダッシュ1分55秒。昨日より遅いがあまりこれも気にしない。ダッシュも楽に楽しくいきたい。足が自分が思っているよりも先に行く。スピードが気持ちいい。ダッシュもまた快感なのだ。

7月4日
私はいつも重い荷物を背負って歩いている。まず楽器。オーケストラのクラリネットはB♭管A管の二本が常に必要。これだけでもかなり重い。本番の時はそれに加えて衣装。移動する時はスーツケース。買い物も荷物になる。どうしてこういつも重い荷物を持っているのかと思ったら、私は車を持っていないからであった。車があれば確かに便利だ。重い荷物を持たずに済む。先日も室内楽の合わせに譜面台を持っていかなければならなかったのだが、これが結構面倒だった。車であれば問題ないのだ。しかしこの面倒なことが実はかなりの運動になっている。東京広島の移動では荷物は相当重くなるが、その後体重計に乗ると筋肉量が増えている。むしろ走った後よりも増えているぐらいだ。私は車を持たず荷物を持って歩くということでかなりの運動しているのだ。トレーニングだと思えばよい。それに車を持たなければ持っている人に比べて年間相当な金額、下手をすると100万円以上を節約できる。それだけのお金があればいろんなことができる。ただし私の場合は二重生活でその分は完全に消えてなくなるのだが。逆に言うと車を持たないから二重生活が成り立つのだ。車を持っている人は、便利な分持たない人に比べて常に運動不足になっているということに注意した方がいい。この際車をやめるという運動法もあるのではないだろうか。地球環境にもやさしい。やめた分で買い物すれば相当な贅沢ができる。車をお持ちの皆さん、いかがですか?きっとこの便利さを捨てるというのは禁煙ぐらい難しいでしょうが、地球環境のためにもぜひお考えください。

リハーサル3日目。細川さんは広島出身。以前からその作風が原爆関連の表現に合うのではないかと思っていたが、ようやくその原爆関連の作品に出会うことができた。特に子供などが原爆についての朗読する部分の表現は凄まじい。そのインパクトは原爆資料館をはるかに超えるかも知れない。「ヒロシマのオルフェ」もまた相当に怖くなる作品だ。広島という言葉が、まるで水俣市で水俣病という言葉を口にするかのように使われるという意味で、広島で上演するにはかなり際どい作品である。あさっての演奏会にいらっしゃる方は覚悟して来た方がいい。ある種の耐え難さがある。しかしそれでも、原爆について本気で知りたい、考えたいと思っている人にとって、原爆の恐ろしさを直接感情に訴えかけるこの演奏会に来る意義は大きいと思う。

午後10時出発、8km。練習が午後8時半まであり出発はかなり遅くなった。瀬野川は水位が高く、今日も回り道。一部流木などが打ちあがっていた。ランニングコースも一時冠水していたようだ。こんな光景を目にするのは初めてだ。この数日間で7月の月間平均降水量を超えたというのだからすごい。渇水対策本部も吹き飛んだ。とにかく8kmを走ろう。タイムは遅くていい。1km5分30秒ペース。気温はそれほど高くないが湿度は恐らく100%ぐらいだろう。6kmあたりで体がふっと軽くなった。何だか体がダッシュを要求している。これは予想外の展開だ。よし!500mダッシュ1分52秒。1km換算3分44秒。おおおお!体が完全に好調時に戻った!加速がまるでスポーツカーのようだ。足はウサギになったかように軽い。このタイムがまるで苦しくなく、むしろそのスピードが気持ちいい。これは嬉しい。やはり5kmでは駄目だ。6kmぐらいは走らないと体は完全には目覚めない。6km過ぎから走ることがまるで歩くことのように感じられるようになる。それを体験できなければ本当の意味でのランニングを楽しんだことにはならない。急にマラソン大会に出たくなってきた。この調子で練習を積めば近い時期でも出場は可能だ。ようし!楽しくなってきた!

7月3日
室内楽の演奏会を無事終えました。メトローでかなりくたびれ、そのままグノーに突入。これがきつかった。ヤナーチェクなど貴重な体験をさせてもらいました。お客さんにも喜んでいただけたようでよかった。これからも続けていきたいものです。終了後打ち上げで楽しく盛り上がりました。

7月2日
リハーサル2日目。明日は室内楽の演奏会。
「ヒロシマのオルフェ」の指揮者の方が楽しい。おかげで私の周りはとてもにこやかである。しかし黒っぽいワイシャツ、黒っぽいネクタイ、黒っぽい背広で上半身びしょ濡れになって指揮するのはご本人も暑いだろうがこちらも暑苦しい。半袖で見た目も涼しくいきましょう。

ガムを噛むと緊張する。なぜだろう。本番前はやめよう。ガムには様々な効果がある。判断力が高まり、記憶力が高まり、運動能力が高まる。大リーグの選手が試合中にガムを噛むのはそのためである。しかし私が食後に噛むのはもっぱら虫歯予防のためである。特にポスカムというガムは歯の再石灰化が実感できる。しかし虫歯予防のために噛んでいるのに、他の様々な効果がおまけでついてくるのである。噛むごとに手足の筋肉に電流が流れて行くような実感がある。筋肉に対して刺激になっていることに間違いはないだろう。走る前に噛むと筋肉がより活性化される。他には食直後にも関わらず空腹を感じることがある。唾液によって消化が促進されるからだろうか。このあたりまでは理解できる。しかし緊張するというのはよく分からない。確かに覚醒作用はある。それによって判断力、記憶力が高まるのだろう。覚醒するということが緊張につながるのかも知れない。

今日は楽しいお買い物。まずユニクロ。半袖の多くが古びたり汚れていて大量処分した。ズボンもサイズが変わって枚数が足りない。夏用の半袖、ズボンはこれでほとんどユニクロだ。私はシャツは無地と決めているが、他のブランドでは無地は少数派で、しかもあってもデザインに癖があったりして探すのが大変なのだ。あくまでも私が欲しいのはシンプルなデザインの無地、そして明るい色のシャツ、そういう意味でユニクロは重宝している。他の人と同じものを着ている危険性は高まるがまあいいや。最近は衣類の進歩が著しい。ドライ機能は数年前からだが、今年はズボンもシャツもイージーケアというアイロン不要のものが爆発的に増えた。同じ綿100%というのに涼しさも数年前の製品とは全く違う。家に帰って比べてみると古いものは何とも暑苦しい感じがする。しかもアイロンをかけなければならない。以前はそれが当たり前だったのに、アイロン不要の商品が手に入ったとたんにアイロンがけがやたらと面倒になる。
次はナイキ。ランニングシャツとランニング用短パン。それぞれ1枚ずつしか持っていないので。短パンは長めのものを持っていたが、暑いとその長い部分がだんだん邪魔になってくる。短いものを1枚購入。そしてランニングシャツ。機能、デザインの進歩が凄まじい。半年前に買ったランニングシャツがまるで旧石器時代の遺物のようである。もしくは十数年前の中古車とフェラーリの新車のような差がある。背中側には大きな穴が無数に開き、その周りには無数の小さな穴。通気性と速乾性を限界まで高めている。横には前から後ろに流れるような切れ目がいくつか走っている。これも研究の結果だろう。デザインと配色もかっこいい!これでまた走るのが楽しくなりそうだ。

午後7時5分出発、8.2km。やや気温は低めだが、どうしても今日買ったランニングシャツと短パンを着てみたい!ということでその格好で飛び出した。同じ短パンだが、長さはまるで違う。初めてミニスカートをはいた女の子はこんな気持ちだろうか?ちょっと恥ずかしいが、もう一枚の短パンを最初にはいた時もそうだった。すぐに慣れるさ。この組み合わせ以上に涼しいものはもうない。暑さ対策としては究極のウェアである。気温も低く走っていて気持ちいい。まず上流へ、その後下流へ。今日は雨量が多くいつも通る道は川になっている。遠回りした分200m走行距離が増えた。最近長い距離を走ると心臓に負担を感じていたが、今日はそれがまるでない。その原因をいろいろと考えていたが、どうやら暑さが原因のようだ。だとするとこれから夏のランニングは一体どうなるのだろう。もちろんあまり無理はしない方がいい。しかし場合によっては夏の間長い距離を走れないかも知れない。そうすると9月、10月の大会には間に合わない。夏のランニングを経験していないのでこの辺りがとても心配だ。とにかく涼しい格好をする。体に熱をためていいことは何もない。直射日光を避ける。できるだけ気温の低い時間帯に走る。しかしやれることを全てやって、それでも心臓に負担を感じるようだととても困る。さてどうなるだろう。

7月1日
2005年も半分終わった。

昨日はとある方とその方の馴染みの居酒屋へ。レベルの高いものを食べたい。モーツァルトやベートーヴェンの作品に引けを取らないほど高い芸術性を持った料理を食べたい。私はいつもそう思っている。東京でも時折やや高めのお金を出してここはどうだろうと入ってみる。大体は悪くはない。最近はエビチリを二つのお店で食べた。蝦はぷりぷりしていて美味しい。ソースもそう悪くはないのだが、何かが違う。これではトマトケチャップだ。一つ一つの素材が上手く組み合わさり、これぞまさしくエビチリソースという感動できるソースがあるはずだ。しかしなかなかめぐり合えない。しかし昨日のお店は違った。出てくるものが全て高い芸術性を持っている。中でも炙り焼きは絶品!自分で炭火で焼く。椎茸に酒と塩。外側を焼き、内側は焼かずに食べる。内側の襞の食感に驚く。こんな感触は生まれて初めて経験した。空豆を鞘ごと焼くと中の豆が蒸し焼きになる。皮を剥かなくても食べられるが、ちょっと贅沢だが剥いて食べるとその美味さは感動的。空豆ってこんなに美味しいんだ!蝦をそのまま焼く。そして頭からかじる。その味わい深いこと!殻にも味があり、身も何も味付けしていないため素材そのものの旨味がダイレクトに伝わる。炙っただけでこれほど旨味が増すとは!万事この調子。一見何もしていない。素材を客に出しているだけだ。調理は客自身が行う。しかしそこに高い芸術性がある。これぞまさに日本が世界に誇る文化だ。結局口コミでしかこのレベルのお店には出会えないのだろうか。あまり宣伝しすぎないで欲しいとのことなのでお店の名前だけ。どうしても行きたい方は探してみてください。八丁堀の「遠近(あちこち)」

今日は6日の演奏会のリハーサル初日。細川さんの作品は細川さん自身が指揮する。さすが作曲者本人だけあって、曲の細部への思い入れが感じられる。

夕方から猛烈な雨。両親が香川はこの夏水不足になりそうだと言っていたが、今日はレーダーを見ると香川県にもかなりの雨が降っている。これで少しは不安が解消されればよいのだが。雨は降ってもらわないと困る。しかしこれだけ降るとさすがに走れない。仕方ない。

購入者の声
<B♭クラリネット用、アルトサックス用、テナーサックス用ピンクゴールドをご購入の方より>
今回、初めてリガチャーを使った団員から感想聞いてみました。初めて使う人は2人いたのですが、いずれも楽に音が出るようになったと喜んでおりました。ひとりは、いつもは出ずらい音がすんなり出るようになったそうです。もうひとりは力を入れなくても音が鳴ってくれると感激してました。取り付け方は少し難しいと言ってましたが、じきに慣れると思います。