2005年11月分

11月30日
これから定期演奏会本番。

フルマラソンを完走する幼稚園児。6歳の子供が走ったり歩いたりしながら7時間弱でゴール。日本のフルマラソンの大会は道路規制の関係でほとんどが制限時間5時間以内。幼稚園児が完走できる大会は年に1つ、2つぐらいか。それにほとんどの大会は18歳以上にしか出場を認めていない。そういう意味ではホノルルマラソンは初心者に優しい。制限時間がないため歩いても完走できる。しかし記録更新を目指すトレーニングを積んだ人には暑すぎる。本来は最初から最後まで止まらず歩かずに走り通すことを完走、それ以外のゴールは完歩と言うべきだと思う。

すばらしい演奏会だった。上原さんの本番での集中力、表現力はすばらしかった。ここはこんな音色で弾いてみてはどうだろうと思うところもあったが、この難曲中の難曲をこれだけ弾けるだけでもすごい。これで初めてとは信じがたい。確かにリハーサル初日は合いにくい箇所もあったが、どんどんと改善されていった。これからますます経験を積み、すばらしいピアニストになっていくことだろう。
下野さんの新世界もすばらしかった。凄まじいエネルギー。情熱溢れる熱演であった。
今日は上原さんのおかげで立ち見が出るほど。2000人のホールの満員のお客さんを前にこういった素晴らしい音楽家と共演できるというのは何ともうれしい。生きていてよかったと実感できる瞬間である。

午後10時25分出発、11km。
0〜1km 5分02秒
1〜2Km 5分05秒
2〜3km 4分59秒
3〜4km 5分02秒
4〜5km 4分45秒
5〜6km 5分02秒
6〜7km 5分09秒
7〜8km 4分11秒
8〜9km 4分58秒
9〜10km 5分07秒
10〜11km 5分11秒
トータル54分46秒
昨日ほどの調子ではない。本番で疲れているし、時間が遅すぎる。本番後に走ると寝るのが遅くなる。健康のためには走らず早く寝た方がいい。しかしどうも走らずにはいられない。本番後何もせずに寝るというのも面白くない。本番を終えて、よし帰ったら走ろうとワクワクしながら帰るというのもいいものだ。ランニングは私にとって、本番よく頑張りましたというご褒美の意味合いがある。

11月29日
忙しい忙しいと言いながらばたばたと過ごしているうちに11月も末。時間がなさすぎる。もっと余裕のある生活をしたい。しかし走るのもリガチャーもやめられない。業務も忙しい。ユニオン定期大会の議案書もやらないといけない。しばらくはこんな生活が続きそうだ。

私の周りで「のだめカンタービレ」がやたらと流行っている。と思ったら、何と「音楽の友」12月号にも特集されているではないか!びっくりした。私も読んでみたいが、とりあえず12月末まではそんな時間はない。

リハーサル最終日。明日本番。明日の新世界は新しさと情熱にあふれるいい演奏になるだろう。これは下野さんのおかげである。ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番は大分落ち着いてきたが、終楽章はまだ大変な箇所がある。まあ明日は何とかなるだろう。練習場はわんわんと響きすぎソリストの音が聴きにくいのだ。もう少し吸音したいのだが。明日はもっといろんな音がクリアに聴こえるだろう。

午後7時10分出発、11km。
0〜1km 5分16秒
1〜2Km 5分09秒
2〜3km 5分01秒
3〜4km 4分49秒
4〜5km 4分44秒
5〜6km 4分55秒
6〜7km 5分01秒
7〜8km 4分18秒
8〜9km 4分50秒
9〜10km 4分57秒
10〜11km 4分37秒
トータル53分43秒
昨日よりもさらに調子がいい。トータルで55秒速い53分台。ひょっとして最近楽に走っているつもりでも自然と速くなるのはオルニチン、アルギニンのサプリメントの影響もあるのだろうか。トレーニングだけで説明していいのかどうか迷うほど以前と体の感じが違う。速く走るつもりがないのに足が勝手に速く走ってしまうのだ。顕著なのは最後の1km。昨日もそうだがゆっくり走ろうと思っているのに足の要求に応える形で最後数百メートルをダッシュ。足に余裕がある状態でランニングを終えているので、明日も調子はいいはずだ。

11月28日
定期演奏会リハーサル2日目。今回新世界はチューバなし。自然で澄んだいい響きがする。どうして第2楽章にだけチューバがあるのかずっと不思議に思っていたが、初演の時にアメリカのバストロンボーンが低い音が出なかったためにスコアにチューバと書き込んだらしい。本来はなかったのだ。第2楽章のソ♯ラシソ♯ファミファソ♯ラソ♯ファミ〜という箇所。アクセントに見えたのは実は三連符の3であった。ちゃんと3と書けばいいのに、急いでいたのかアクセントに見える。原譜で確認したが、確かにそうだ。そうでなければ位置がおかしい。これを印刷屋がアクセントと解釈して現在に至っている。
ピアノコンチェルトは非常に疲れた。上原さんは時に非常に速く、時に猛烈にテンポを動かして演奏する。それに合わせるのが非常に大変。目は乾き、頭は疲れ、体は固まった。こういう時は気持ちよく走るに限る。

食事の量を増やし体重を53kg台に戻すことに成功。体脂肪率は5%台のままだが、筋肉量が大幅に回復した。エネルギー切れという感じも全くなくなった。一安心である。リハーサル後の間食に蜂蜜を持って行き、パンに大量につけて食べた。これがかなり効く。疲労回復に即効性があり、エネルギー補充にもいい。生クリームやチョコレートのように胃腸に負担をかけたり消化に時間がかかったりしない。非常に便利な食品だ。

午後6時50分出発、11km。
0〜1km 5分14秒
1〜2Km 5分09秒
2〜3km 5分05秒
3〜4km 5分13秒
4〜5km 4分58秒
5〜6km 5分02秒
6〜7km 5分08秒
7〜8km 4分19秒
8〜9km 4分46秒
9〜10km 4分50秒
10〜11km 4分47秒
トータル54分38秒
昨日たった1日のゆっくり走で足の疲労がかなり取れた。これほどすぐに取れるとは思わなかった。それでも7kmまではとにかく快感重視。いかに気持ちよく走れるかを目標とする。特に4kmからの追い風下り坂、楽にゆっくりと走っているのに4分58秒というのは非常に気持ちよかった。しかしゆっくり走った方が気持ちがいいということではない。速く走った方が快感が増すこともある。7kmからの1kmダッシュもスピード感があって強い快感がある。その後のある程度のスピードを保ちながらも楽にと思って走った2kmも気持ちよかった。今日はとにかくランニング全体が快感であった。アマチュアなのだから、日々のランニングが楽しく気持ちいいということが最も重要なことかも知れない。最後の1kmはゆっくりと思っていたら、足に余力がありすぎ勝手に先に行く。結局速いタイムになってしまった。足が負荷が足りないと言っている。もっと距離を伸ばしたりスピード練習をしても大丈夫なようだ。走った後のシャワーは、全体を4分台、11kmを52分台で走った時の全身の細胞が沸き立っているような快感に比べると普通の気持ちよさだ。速く走ればまた別の快感があるのだ。

11月27日
定期演奏会リハーサル初日。チケット完売とのことでどうしてかと思ったら、上原彩子さんがソリストだからであった。以前東京で共演した時は思ったよりもはるかに上手くてびっくりした。非常に集中力が高く、一体どんな練習を何時間しているのだろうと思うほどの完璧な演奏だった。明日からの合わせが楽しみだ。
下野さんは速めのテンポで体脂肪の少ないきりりと締まった演奏。いつもながらいい指揮者である。今回手書きの原譜が手に入ったということで見せていただいた。これは有名な話だが、なぜ2番フルートにソロがあるのかというと、最初1番フルートに書きはじめたのだが、書く場所を間違えぐちゃぐちゃと消して、それから2番に書いてある。本人は1番のつもりだったかも知れない。1番フルートだけ八分音符、他は四分音符というのは、全部を八分音符にするのが面倒で以下同文というつもりだったらしい。作曲家によっては、かなり高い精度で書かれてあれば原譜を見る必要はないかも知れないが、ドヴォルザークの特にこの作品については絶対に見た方がいい。他にも同様の作品は多数あるだろう。

リハーサル後議案書読み合わせ。どうもパソコンの画面では気が付かず、印刷すると分かるということがたくさんある。やはり紙の方が読みやすいということだろうか。大量の宿題が出てしまった。これを素早くこなさなければならないが、どこにそんな時間があるのだ?

午後7時15分出発、11km。基本はゆっくり走。7kmから1kmダッシュ4分10秒。速く走る気にならない。これは疲労もあるが、エネルギー不足というのも原因だと思う。ここ数日続く体重減少、これは消費カロリーが多すぎて摂取カロリーが追いつかないという状況を示している。今日も12時頃から猛烈な空腹感に襲われた。昼食はもちろんご飯大盛り。その後走るまでに間食を2度しているが、それでも足りなかった。現在1日5食。明日は朝食を2度食べて1日6食にすべきかどうか迷っている。

11月26日
ショーソン 交響曲
ジャン・フルネ指揮 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
豊かな響きで録音されている。フルネもさすがに曲をよく理解し指揮している。宇宙的な広がりの中に豊かな情感がある。名盤と言えるだろう。以前広響でも演奏したことがあるが、この曲はもっと評価されていいと思う。

日本の主な汚染物質による損失余命(平均寿命がどれだけ短くなるかを表す尺度)
煙草 1000日以上
受動喫煙(心臓病) 120日
ディーゼル粒子 14日
ホルムアルデヒド 4.1日
ダイオキシン類 1.3日

癌の原因
煙草 30%
悪い食習慣 30%
運動不足 5%
職業 5%
遺伝 5%
ウイルス・細菌 5%

「受動喫煙で肺がんや心臓病死」
WHO(世界保健機関)は2001年5月31日の世界禁煙デーに際して「受動喫煙によって人口100万人当たり年間147〜251人の死亡者が発生する」と警告。日本にあてはめると2〜3万人に相当。

国立がんセンター「年に1万9000人が受動喫煙死、うち肺がんが1000〜2000人」と発表。(平成15年5月)

この無関係な人間まで巻き込んで殺す毒物が麻薬同様の扱いをされていないというのは、おかしいとしか言いようがない。喫煙者というのは他人の命を脅かす存在である。

午後7時5分出発、11km。
0〜1km 4分57秒
1〜2Km 5分01秒
2〜3km 5分05秒
3〜4km 5分02秒
4〜5km 4分51秒
5〜6km 4分54秒
6〜7km 5分03秒
7〜8km 4分44秒
8〜9km 4分59秒
9〜10km 5分00秒
10〜11km 5分00秒
トータル54分40秒
足が疲れている。こんな練習毎日続けたら疲れるんじゃないかと思っていたら、やっぱり疲れた。ははは。毎日序盤は体が温まるまでゆっくりと走る、疲労を感じたらその日は最後までゆっくり走る、などの対策が必要だ。先日のフルマラソンでピッチ走法に目覚めた。今日までそれで突っ走ってきたが、今日がまた転機となる。ピッチ走法で高速で走るだけがトレーニングではない。LSDも重要だし、練習に変化とメリハリが必要だ。

体重52.6kg、体脂肪率5.3%。体重減少が止まらない。やばい。どうやってたくさん食べよう。たくさん食べることも能力だ。あらゆる手段を講じよう。

<クラリネットQ&A>
質問
先週友人よりクラリネットを譲ってもらい、練習をしています。ただどうも基本的なチューニングが高いように感じるのです。ピアノに合わせてチューニングしているのですが、樽のコルクが見えるぎりぎりまで緩め、それでもまだ高いので樽上部のマウスピースとの接続部を少し(1〜2mm)開けて合わせています。これくらいは特別珍しいことではないのでしょうか?一応音は普通に出ていると思うのですが何分素人なので自分で思っていてもそれが本当の正しい音なのかも確信がもてない部分があります。教えて頂ければ幸いです。
答え
ピッチが高い原因はいろいろと考えられます。
1.噛みすぎ。噛みすぎるとピッチが高くなります。上の歯と下の歯との間隔を広くしましょう。下の歯を下に下ろしてみてください。一度音が壊れるところまで下ろし、そこから少しずつ戻してみてください。
2.アンブシュアが浅すぎる。対策としてなるべく深くくわえましょう。上の歯をマウスピースにつく位置も、下唇がリードに接する位置も深くしましょう。
3.楽器のピッチが高い。普通のピッチで演奏している知り合いの方に楽器を借り、ピッチがどうなるか試してみてください。その場合、仕掛けを全く同じにして、その方と自分でピッチが同じかどうか、マウスピースを自分のものにするとどうなるか、などいろいろと試してみてください。
4.口の中が狭い。口の中が狭いとピッチが高くなります。イという形ではなく、もっと広いオやアといった口の形にしてみてください。
5.マウスピースのピッチが高い。マウスピースの開きが狭いとピッチが高くなります。開きの広いマウスピースを使えばピッチは低くなります。例えばヴァンドレンのマウスピースでは、M15、5RVなどはピッチが高く、B40などはピッチが低くなります。B40では開きが広すぎて演奏できないという場合は、M30あたりが丁度いいかも知れません。アメリカ仕様のマウスピースはさらにピッチが低くなります。ただし中音域のピッチが特に下がるために注意が必要です。
6.リードに腰がなかったり薄すぎたりするとピッチが高くなります。薄すぎないほどよい厚さの、腰(中央下部)のしっかりとあるリードで演奏しましょう。
7.響きとピッチを明確に区別できる人は、音大生でもほとんどいません。アマチュアの方はよく、実際には響きが高いのに、ピッチが高いと思い込んでいます。イという音は同じピッチでも高く聴こえます。それに対してオやアといった音色だとそれよりも低く聴こえます。ピッチについて語る時、響きとピッチを明確に区別するということは非常に重要です。

11月25日
昨日同様、音教午前午後2回本番。八本松は電車で十数分。近くて助かる。

体重52.8kg、体脂肪率5.6%。久々の52kg台。ここ数日どんどん体重が落ちている。理由として考えられるのはスピード練習。以前よりも速いペースでの練習で、カロリー消費も全く違うだろう。間食を含め食べられるだけ食べているのだが、これ以上どうやって食べればいいのだ?
ひょっとして数日前から飲んでいるオルニチン、アルギニンのサプリメントの影響もあるのだろうか。スポーツをやる人は、プロテインやアミノ酸だけでなく、オルニチンを摂取することで成長ホルモンの分泌が活発になり筋肉がつきやすくなると勧められて飲んでいるのだが、基礎代謝が増えるのでダイエット効果もあるのだ。しかし私の場合体重が減るということは筋肉量が減るということにつながる。できるだけ53kg台は維持した方がいい。
このサプリメント、1日にオルニチン1000mg、アルギニン1000mgを摂取できる。飲み始めて3日目なのでまだよく分からないが、何となくここ数日とても元気だ。
昨日一昨日は顔が若々しかった。どうも牛乳を豆乳に変えたことが原因のような気がする。豆乳には何か体を若々しくする成分が入っているように感じる。
昨晩リガチャー関連で寝るのが遅くなってしまった。寝不足はすぐに顔に出る。集中力にも影響がある。寝不足即疲労、疲労即老化。できるだけ気をつけよう。

午後6時15分出発、11km。
0〜1km 4分46秒
1〜2Km 4分46秒
2〜3km 4分44秒
3〜4km 4分45秒
4〜5km 4分43秒
5〜6km 4分50秒
6〜7km 4分51秒
7〜8km 4分43秒
8〜9km 4分49秒
9〜10km 4分48秒
10〜11km 4分49秒
トータル52分39秒
ややきつさがある。最初から飛ばしすぎだ。寝不足の影響もあるだろう。蓄積疲労はどうだろうか。夜のコースをひたすら高速で走る。あの人何をあんなに急いでいるの?という感じである。考えているのはほとんど呼吸のことばかり。吐くのはそれほど意識しなくてもできる。よりたくさん吸おうと思ったら意識しなければならない。消費量よりも多くの酸素を供給してやらなければならない。足の疲労は呼吸によって回復するのだ。今日も消費量を上回る酸素を供給することに成功。おかげで頭は冴え、視野が明るくなった感じがする。体も元気一杯である。

購入者の声
<メイヤーアルトラバー用(セルマーの通常品で)、ヤナギサワメタルアルト用(デュコフの通常品で)、いずれもピンクゴールドをご購入の方より>
少し吹いたところ、音が艶やかになった気がします。リードがきれいに振動するようになりました。また、ビジュアル的にもカッコイイです。本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

<M30の選定をご依頼いただいた方より>
本日M30が届きました。早速吹いてみました。大変満足しています!!!5RVライヤーを常用してましたが、ライヤーに比べ音色がきつくない、まろやかな感じがします。要望通り、高音でも音がやせません。リードは今までより薄めが合うようです。以前ライヤーで合わなかったリードを50枚ほど吹いてみましたが、20枚ほどちゃんと鳴り、その中で10枚ほど合うリードを選ぶことが出来ました!(ライヤーとは合うリードが違うのかなあ??結構ヒット率高いです!!)バンドレンでは、トラディショナルよりV12が合う気がします。ゾンダも合いました。グランドコンサートやグロタンは合いませんでした。あと一番の効果は、今までHIGHピッチの楽器で悩んでたピッチが低めになりました!今までより2mmほど入れても大丈夫になりました。長いバレルの購入も考えてましたので、それに比べるとリーズナブルでした。今日は嬉しくて、リード選びを含め5時間も吹いてしまいました。吹きすぎでヘトヘトです。本当にありがとうございました。

11月24日
音教午前午後2回本番。

なかなか才能に溢れた指揮者である。これからどんどん活躍するだろう。うちにもぜひ多く来て欲しい。期待しているからこそということで書くのだが、指揮法について若干研究して欲しい。加速減速の原則はぜひ守って欲しい。ボールを上に投げ上げれば徐々にスピードが遅くなり、あるポイントで止まり、そこから落ちる。落ちる時は徐々にスピードが速くなる。指揮の場合は、振り上げた腕は上に行くに従って徐々にそのスピードを落とし、下ろす際は徐々にスピードを上げる。これによって次の点がどこに来るのか予測できるのだ。それと、振り下ろした腕が本来の打点の少し手前で別の点を打つ癖がある。これによっていつ入るのか分かりにくくなっている。この癖も直した方がいい。2箇所ほどうまく行かないところがあったが、それはその指揮に複数の解釈が存在しうるからである。それが出るべきところなのか、それともアウフタクトなのかが分からないのだ。予備動作がなければそれはアウフタクトでしかあり得ない。そうでしかないという風に振れば、オーケストラが混乱することはない。余計な動作があるからオーケストラ内に複数の解釈が出来てしまい、ずれるのである。ずれればそれを修正するために余計な時間と集中力が必要になる。そういうことが続くと団員の中に機嫌が悪くなる人が出てきて雰囲気が悪くなる。それは指揮者にとって決していいことではない。本来その人の持っているいい面がそれによって阻害されてしまうのだ。ちょっとしたトラブルでもできるだけない方がいい。それによって評価が大きく変わってくる。

午後6時5分出発、11km。
0〜1km 4分56秒
1〜2Km 4分57秒
2〜3km 4分42秒
3〜4km 4分42秒
4〜5km 4分44秒
5〜6km 4分45秒
6〜7km 4分49秒
7〜8km 4分36秒
8〜9km 4分36秒
9〜10km 4分38秒
10〜11km 4分38秒
トータル52分11秒
すんごいなあ。絶好調である。これだけのタイムで走っていて走り終えても息が全く切れていない。ポイントは呼吸だ。息が切れるというのはつまり、酸素消費量に対して酸素供給量が足りないということだ。ならば消費する以上の酸素を常に供給すればいい。そうすれば息が切れることはない。走る時に最も重要なのは呼吸だったのだ。このレベルになると、パワーブリーズという呼吸筋を鍛えるトレーニング器具が必要になってくる。通信販売でしか手に入らないが、恐らくこれでトレーニングすれば楽器にもいい影響がでると思う。
そういえば以前、10km47分台でえらく喜んだことがあった。今は普通に走ってそのタイム。随分遠くに来たものだ。

購入者の声
<B♭クラリネット用金メッキとピンクゴールドをご購入の方より>
実は嫁へのプレゼントだったのですが、おそるおそるリガチャーを装着して(笑)吹いてみました。すごく吹きやすいと喜んでおります。昨日使ったリードがこもっているような音が鳴っていたそうですがすごく鳴るらしいです。どうもありがとうございました。

11月23日
午後明日あさっての音教のリハーサル。指揮者が若々しく溌剌としていて面白い。

ブラウンの電動歯ブラシが返ってきた。新品になり、新しいデザインと充電中であることを示すブルーのランプが格好いい。さすがデオデオ、太っ腹である。デオデオには随分お世話になっている。パソコンのハードディスク交換、プリンタは新型の新品に、エアコン。電動歯ブラシが新品になるのは今回が三度目である。

女児殺害。矢野ってうちからかなり近いんですけど。参ったなあ。しかしテレビ朝日の感情的な取材、報道と被害者の友人にしつこく質問するやり口にもぞっとする。

午後7時出発、11km。
0〜1km 5分16秒
1〜2Km 5分03秒
2〜3km 4分56秒
3〜4km 4分52秒
4〜5km 4分41秒
5〜6km 4分52秒
6〜7km 4分56秒
7〜8km 4分50秒
8〜9km 4分53秒
9〜10km 4分57秒
10〜11km 4分55秒
トータル54分18秒
ピッチ走法にもいろいろとある。ゆっくりしたピッチ走法、ストライドの狭いピッチ走法、ストライドの広いピッチ走法などなど。いろいろと変化をつければいい。とにかくピッチ走法で走るべし。そうすれば足を故障する気配もないし、楽に速く走れる。今日は最初からピッチ走法だが、最初はゆっくりとしたピッチ走法。体が目覚めたのを見計らって徐々に呼吸を深くし、自然にスピードを上げる。さすがに昨日の疲れもあるし、昨日よりも序盤からスピードアップしているために後半は疲れてきた。しかしトータールでは今日の方が速い。そしてこの走りが気持ちいい!猛烈な快感!終わってシャワーを浴びる時も体中の細胞が、ゆっくりと走った時の何倍も活性化されて喜んでいる。この気持ちいいと感じる範囲でやっている限り、体にはいいはずだ。

ランニングと生姜湯のおかげで高い体温が戻ってきた。36.9度。数年前なら微熱である。この体温を維持できれば免疫力が高まり、そう簡単に風邪を引いたり病気になったりはしないはずだ。今回の風邪の第一の原因はフルマラソン時に感じた寒さだ。それがフルマラソンによる体力の消耗、前後のスケジュールと重なって発病した。しかしあの時ロングスリーブシャツを着ていれば暑くてタイムは落ちただろう。非常に難しい選択だった。できるだけマラソンで風邪を引かないように気をつけなければ。

11月22日
NHKの「あなたが主役 音楽のある街で」の収録をしてきました。私は全く目立ちませんが、アマチュアのクラリネットやバンドネオンの方の音楽への情熱がすごくて感動しました。よろしければご覧になってください。
11月26日18時よりBS2にて

午後9時35分出発、11km。
0〜1km 5分22秒
1〜2Km 5分26秒
2〜3km 5分26秒
3〜4km 5分12秒
4〜5km 4分44秒
5〜6km 4分48秒
6〜7km 4分51秒
7〜8km 4分33秒
8〜9km 4分41秒
9〜10km 4分43秒
10〜11km 4分35秒
トータル54分26秒

一昨日最初からピッチ走法にしたらあまり気分がよくなかったので今日はゆったりと走ってみたが、そうするとゆっくりと走っているにも関わらず足への負担が気になる。3kmから徐々にピッチ走法に移行。すると断然速いのに足への負担はずっと少ない。しかも楽で、4分台で走っているのにきついからそろそろやめようという気にならない。やはりこの走法で行くべきだ。あまりにも楽に速く走れるので、次回3時間半は切れる!という確信を感じてしまった。しかしそれはちょっと気が早いな。

呼吸1 普通に。
呼吸2 口からロケットを発射するように息を吐く。
呼吸3 吐くのは2と同様。それにプラスして思いっきり吸う。
呼吸を1から2、2から3へと移行すると、自然とタイムが速くなる。また、疲労を感じた時に同様にすると疲労が取れる。これを「ターボ走法」と名付けよう。

蜂蜜って美味いなあ。熊になった気分。

豆乳にもいろいろとありますね。私が買う際の条件は、有機と無調整。今飲んでいるのはマルサン。これはあっさりとした味。「豆腐もできる豆乳」も濃厚で美味しい。

少しだけ高いバナナを買うと美味しい。有機栽培というのもうれしい。見た目のポイントは付け根の部分がいきなり太くなっていること。ねっとりとした味わいで、うーん、濃密!栄養も格段と多く含まれている。ただ残念なのは、バナナは体を冷やす作用があるということだ。スポーツをする人にとってなくてはならない食品なのだが、寒い季節には食べ過ぎないように注意が必要だ。

11月21日
昨日の夜から今朝にかけて、録画しておいた昨日の東京国際女子マラソンを見た。私が実際に見たのは、力をぐっと内側に溜め込んでいる高橋選手だったが、35km過ぎのあのスパートには感動して涙ぐんでしまった。ここでこのスパートをするために、彼女はどれだけの努力を積み重ねてきたのだろう。ピッチ走法の選手は、普段はピッチ走法でスパートする時はストライドを広げればいい。ピッチはそのままでいいのだ。言うのは簡単だが、マラソンで35kmからというのはいちばんきついところなのだ。1秒がなかなか経ってくれない。そこでスパートするには並外れた練習量が必要なはずだ。彼女の足は、それを物語っている。

広島に移動。広島大学内のホールでリハーサル。明日本番。新幹線車内では読書するのを楽しみにしているが、私には熱中しすぎる性質がある。ほどほどにしないと目が疲れてしまう。いつも気をつけなければと思っているのだが、今日も久しぶりにゆっくり新聞を読む時間が取れ、うれしくてつい1週間分読みまくってしまった。

実は気温の低下に伴って体温が低下している。これはまずい。私は変温動物じゃない。生姜を買ってきて生姜湯を飲む。朝晩サプリメントを飲むお湯、これを生姜湯にすれば体は温まるはずだ。今日初めて試したが、確かに体がぽかぽかと温まる感じはする。何とか正常範囲内の36.6度まで体温を上げることができた。これからはあらゆる手段を使って体を温めよう。冬風邪を引いたり体調が悪くなる原因は冷えであることが多いのだ。冷えはまた、癌発生の原因となるなど万病の元である。

11月20日
昨日のなぞなぞの答えは「食パンマン」、理由はミミがあるから。ちなみにミミというのは耳ではなく端という意味なので、そういう意味ではアンパンマンにもカレーパンマンにもミミはある。だから振り返るはずだということになります。

東京国際女子マラソンを品川駅付近で観戦してきました。まず16km過ぎ地点で全選手を見ました。トップは速すぎて写真が撮れない。優れた連写機能があれば別ですが、遠くにいる写真を1枚、これは遠すぎてほとんど使えない。次が丁度正面、その次の写真ではすでに遥か彼方に行ってしまっています。それでも何とかいい写真を1枚撮ることができました。



1位のバルシュナイテ選手と高橋選手の太腿裏側のハムストリングスのすごいこと!盛り上がってますよ。
解説者が「5km17分というゆったりとしたスピード」なって言ってますよ。1km3分24秒でしょう。私1kmを全力で走って3分30秒です。残念!
何とも品格のある、格好良く、フォームも美しい人が走っているなと思ったら、谷川真理であった。市民ランナーとして参加していたようだ。今回参加している人は全員フルマラソン3時間半以内のタイムを持っている人だ。つまり女性だが全員私より速い。エリートランナー達である。全員の走りを見たが、何ともいろんな人がいる。特に腕の振りが個性的な人が多い。トップランナーに無駄はないが、市民ランナーには何か癖があることが多い。体が傾いている人、上体が揺れる人、やたらとお尻や太腿が太い人。よく走れるなあ。一通り市民ランナーを見終えて、再び折り返して返ってきたトップランナーを見ると、その速いこと!びっくりする。その中で、高橋尚子は最もエネルギーロスの少ない走り方をしている。ピッチ走法である。10歩で3秒。ストライド走法の選手(バルシュナイテ選手のような)が10歩で4秒だからかなり違う。これで5km17分ということは、高橋選手は1歩1.47m、バルシュナイテ選手は1歩1.96mということになる。このピッチ走法により、エネルギーロスを極力抑え、上下動を少なくし、その結果足への負担を少なくし、後半に余力を残す。特に27km地点では、高橋選手がエネルギーをぐっと内側に溜め込んでいるのが伝わってきた。帰ってからビデオを見たが、スパートした時はストライドが広くなっていた。

午後7時15分出発、7.5km。足への負担を減らそうと最初からピッチ走法にしたが、どうも気分がよくない。最初から競技しているような感じだ。最初はもっとゆったりとリラックスしてウォーミングアップのつもりで走りたい。そうしないと長い距離を走ろうという気力もなくなる。500mやや速くで2分10秒。しかし終わった後のシャワーの気持ちのいいこと!いい汗をかき、体が活性化して喜んでいる。少々の風邪ならこれで治るだろう。

購入者の声
<テナーサックス用1.8mm金メッキをご購入の方より>
早速使わせていただきましたが、思っていたよりも気持ちよく音がでて購入してよかったとしみじみ思いました。ほんとにありがとうございました。

11月19日
昨日のなぞなぞ、答えは「中学生」でした。お分かりになりましたか?
次のなぞなぞ。これも小学生レベル。
「アンパンマン、食パンマン、カレーパンマンが歩いていました。後ろから声をかけると一人だけ振り返りました。誰が振り返ったのでしょうか?その理由は?」

久しぶりに朝の筋トレを復活。筋力は全く衰えていない。むしろ最後のバーピー30回などは以前よりずっと楽なぐらいである。

風邪の症状は昨日とあまり変わらない。このままの状態だと今日も走らない方がよさそうだ。昼出かける時には昨日同様ゆっくり少しだけ走ってみよう。

昼、ランニングシューズと普段着で1kmほどゆっくり走ってみた。足は全く問題ない。むしろ走りたがっている。風邪の症状のみが問題だ。

午後練習していると、体調が上向きだんだん走りたくなってきた。午後5時15分出発、10.3km。5日間休んだ。足は軽い。ただ持続力が若干衰えた感じはする。久しぶりに走ると、走ることが気持ちよく、楽しくて仕方がない。これからしばらくは、最も楽しいスピードで、最も気持ちいい距離を走ろう。7kmまでは快調だったが、7kmから徐々におかしくなってくる。右足首外側に違和感。ここは痛めていないはずだが。そう思ってかばうと今度は左足太腿前側。次は右足裏のハムストリングス。要するに深いところにあったフルマラソンの疲労が走ることによって表に出てきたのだ。これからはこれらの疲労と仲良くし、走りながら徐々に治していこう。完全に疲労が取れた時には以前よりも実力が上がっているはずだ。疲労が出てきてからはピッチ走法にギアチェンジ。そうするとスピードは速くなる。ストライドは全く意識せず、ピッチを速めにしてそれを保つ。これは先日のフルマラソンの時の走法だ。あの時は、いかに楽に、故障せずに走るかということを考えているうちに自然とこの走法になった。息が全く乱れない、非常に楽な走法であるにも関わらず、1km4分台でも走れるし、フルマラソンで最後までスピードを保つことができる、まさに私にとって理想的な走法である。

11月18日
夏の暑さは耐えがたい。暑いと長い距離を走れない。しかし秋も深まると日が短く、暗いと寂しい感じがする。寒いと外に出るのも億劫になる。

8時間半睡眠。シャキンと目が覚めた。おお!風邪治ったかな?甘かった。起きて活動を始めると徐々に症状が出てきた。リンゴを食べると体中の細胞が喜ぶ。体は風邪にはリンゴがいちばんと言っている。風邪で何が辛いって、そりゃ走れないことだ。日曜日には東京国際女子マラソンを見に行く予定。それまでにはどうしても治さないと。

家族に囲まれて幸せに過ごし、こんな幸せな人生にお別れするのは耐え難いと嘆き悲しみながら死んでいく老人と、一人暮らしで寂しいし、もうそろそろいいかなと死を受け入れて死んでいく老人。幸せなのはどっち?

以前ここにも書いたお婆さんが突然亡くなった。90歳。明るく前向きで、頭もしゃきっとしている。前日までぴんぴんしていたそうだ。ぽこっと逝けて幸せなのか?まだまだ生きられたのではないか?人の死はどうやっても不幸ではないか。なぜ老人はこうも簡単に死んでしまうのか。死ぬと分かって生きている人間って一体何?

小学生のなぞなぞ。大人は分かって当然?
「ちゅうはちゅうでも臭いちゅうってなあんだ?」
答えは明日。

昼、出かけた時にナイキフリーと普段着でゆっくり走ってみた。足は大丈夫。ただ帰宅後やはりまだ風邪の症状が若干あるため今日もランニングは念のためやめておいた。かなりよくなっているのだが、明日はどうだろう。

高橋尚子は怪我をしているようだ。うーん、どうなるのだろう。せっかく応援に行くのだから、できれば元気で走ってもらいたいのだが。

昨日買ったマウスピースが絶好調!上の倍音がきれに並び非常に効率よく響くため、楽に吹かなければならない。p<mf>pを、今までは3<6>3という力で吹いていたとすると、それを2<4>2にする感じ。楽に吹いた方が魅力的な音色になるし、ここぞという時には音量的にも音色的にも大きなコントラストをつけることができる。これまでのマウスピースよりもリードを若干薄めにする必要がある。しばらく練習で両方使い、リードが揃えば本番でも使用したい。

自分がいずれ死ぬことが分かっていて平気で生きている人たちはおかしいんじゃないか?まともじゃないぞ。

11月17日
アクタスでマウスピース選定。エスクラ用B44とB♭クラリネット用M30。M30はなかなかいいのがあり、自分用も購入。

風邪気味だか熱はない。食欲はすごい。昼食は和幸でカキフライ、エビフライ、ヒレカツの盛り合わせ。カキは巨大でジューシー。エビも大きく味もいい。和幸恐るべし。ご飯×2、キャベツ×3、味噌汁×2。体がキャベツを欲している。風邪気味ということで朝食と間食にリンゴとみかんを食べるようにしている。それとビタミンCは普段朝と晩に飲んでいるが、症状がある間は朝食後、昼食後、間食後、夕食後の4回に飲むようにしている。その分量も増やしている。風邪薬は症状を抑えるだけ。眠くなり昼間の活動に差し支える。解熱剤は風邪に対する抵抗力を弱め、風邪を長引かせる。抗生物質は普通の大人には不必要。腸内のいい細菌まで殺すためよほどのことがなければ飲むべきではない。つまり風邪で医者に行ってもお金の無駄だしかえって体に悪い。風邪を引いたら食事、睡眠、サプリメントで治べし。
今日で4日走っていない。足の筋肉の状態としてはもう今日から走ってもよかったのだが、風邪がきちんと治るまでは我慢。

11月16日
埼玉の自宅に移動。旅が続き、フルマラソンの影響もあり、疲労して風邪を引きそうだ。こういう時はビタミンをたっぷり摂ってたくさん寝るのがいちばん。最も体が欲するのはリンゴ。次がみかん。体の声には素直に従おう。

牛乳は体に悪い?いくつかの事件を思い出した。私は過去ミルクティーで何度かひどくお腹を壊している。レモンティーで壊すことはないので、あれはやはりミルクが原因だ。牛乳が消化に悪いことは間違いない。体がそれを負担に感じていることも確かにあった。しかし牛乳は体にいいという思い込みがあったためにそれらの体の声は無視されていたのだ。もっと体の声を敏感に、そして先入観なしに聞き取ろう。実はアイスクリームでも負担を感じることがある。最近違和感を感じるのはキムチ。発酵食品で体にいいはずなのだが、どうも毎日食べ続けると体に拒絶反応がある。中に入っている何か刺激物を嫌がっているのだ。

体の声が聞こえない人は多い。多いというよりも大多数の人には聞こえていないと思う。ケーキのクリームは消化が大変だ。チョコレートも同様。私はこれらの食品を、消化するのが大変だから避けようと思うことがある。油もそうだ。お酒を飲みすぎるとその時精神的に盛り上がっても、翌日疲労している。体には大きなダメージなのだ。煙草を吸う人は、完全にこの回路が壊れているのだろう。毒を飲み続けて平気なのだから。

今回のフルマラソンはアップダウンの激しいコースで3時間34分。ということは次の目標は起伏のあまりないコースで3時間29分、28分だろう。残念ながら1km5分0秒では3時間半は切れない。4分55秒で最初から最後まで走る必要がある。しかし目標を立てるのはいいが、駄目でもまあいいじゃないか。趣味なのだから。楽しく、気持ちよく、体にいいランニングを目指そう。私の場合は、夏以外の季節は1日11km、最初の5kmをウォーミングアップとし、それから徐々にペースを上げる。この練習が最も気持ちいい。この練習を基本にしよう。決してやりすぎないこと。健康が第一、タイムはその次だ。

11月15日
朝9時に目覚ましが鳴る。9時間睡眠。しかし体がだるく起きる気がしない。フルマラソンの疲労がじわじわと出てきた。ホテルの朝食は9時半まで。このまま寝るか?布団の中でしばらく悩んだ末起き上がった。朝食はしかしやたらと食べた。パンを何度もお代わり。エネルギーが枯渇しているのだ。最後にフルーツ盛り合わせを4皿。体がビタミンを猛烈に欲している。

11月14日
今日からまた旅に出る。人生は旅だ。

<無意識>
無意識というのは面白い。前日は全然スピードが出なかった。明日のレースに備えようと無意識のうちにセーブしているのだ。レース当日は楽に走っているつもりなのに、なぜか1km5分を切るようなタイムが出る。無意識にレースということに反応しているのだ。

<歯ブラシ>
歯ブラシが壊れた。あんまりマラソンとは関係ないが、他にもいろいろと一度に壊れたのでついでに書く。レースに意識が集中しているためにいろいろなことが起こるが、これは関係ない。ただ単純に壊れた。デオデオに出すと、もう4年も経っていた。早いものだ。ブラウンの電動歯ブラシだが、4年も持てば十分だろう。デオデオの五年保障はしかしすごいサービスである。これまでにも別の電動歯ブラシを2度新品にしてもらっている。今回もきっと新品が返ってくることだろう。

<サングラス>
サングラスを壊してしまった。汚れていたので拭いていたら落として割ってしまった。サングラスは外で拭かないように気をつけよう。ナイキに持っていったら修理できるそうだ。購入してまだ半年、ただ無料かどうかは出してみないと分からない。格好いいのだが、1点で支えられているためもろさもある。

<トイレ>
男性トイレがやたらと混んでいる。みんな大に並んでいる。マラソンで走っていてお腹が痛くなるのは最悪の状況、絶対に避けなければならない。朝の習慣をつけることが重要だ。数千人規模の大会なので、トイレの数はもう少し増やして欲しい。

<水>
水分摂取はもちろん十分にしなければならない。しかし飲みすぎると途中でトイレに行きたくなる。トイレには行列ができていることが多く、かなりのタイムロスになる。
走り終えてからアミノバリューを1リットル、ミネラルウォーターを1リットル飲んだ。ようやく体の中を循環し始めたのは1.5リットルあたり。それまで体はただ水を吸収し続けた。今回はそれほど汗をかくことはなかったが、それでもこれだけ水分が欠乏している。途中でもできるだけ水分は摂取すべきだ。目に見えない、汗にならずそのまま肌から蒸発する水分や息から放出される水分のことも考えなければならない。

<汗>
私はあまり暑さを感じなかったし、汗もそれほどかかなかった。汗だくになって走っている人とコントラストが激しい。この気温であんなに汗をかいている人は、もっと暑い季節は大丈夫だろうか?

<綿>
さすがにあまりいないが、時折綿のシャツを着て走っている人がいる。綿はやめましょう。乾きが悪く体にまとわりつくし、風邪を引きますよ。

<服装>
最初はロングスリーブシャツ、ロングタイツで走るつもりだったが、エアロビをやっているうちに暑くなった。風もないので脱ぐことを決意。それからゼッケンを半袖シャツに付け替えた。結果は大成功。暑くもなく、寒くもない。日陰は若干寒さを感じたが大丈夫。下をロングタイツのままにしたが、これで丁度よかった。

<開会式>
招待選手紹介などやっていたが、トイレや服装、ストレッチなどこちらも忙しくてなかなか聞いている余裕がない。あれ?金さん、今日は来ているんだ。次の日曜日の高橋尚子選手を応援してくださいなどと喋っていた。

<エアロビ>
開会式後、エアロビ。最初は簡単だが、徐々に難しくなる。なかなか楽しい。私はあまり向かないが、エアロビで汗を流すというのもいい。

<足の故障>
筋肉痛はあるが、足を故障した感じは全くない。10月に20km走っただけで左足首を痛めたのはやはり走り方が悪かったのだろう。アマチュアはピッチ走法でできるだけ上下動を少なく、足への負担を最小限に抑えて走るべきだ。

<新幹線>
三連休でもないのになぜ満席?秋の行楽シーズンということ?事前に予約すべきであった。しかし帰りは時間が分からない。それでもある程度余裕を持って予測し予約すべきなのだろう。

<ピッチ走法>
なぜこのピッチ走法でこれほどのスピードが出るのか?1km5分前後のペースを最後まで保つことができた。なぜそんなことが可能だったのか、自分でもよく分からない。火事場の馬鹿力?レースでは思わぬ力が出るようだ。

<仮装>
仮装して走っている人もいた。お尻をお尻にぶらさげていたり。ゴール手前で鬼の衣装を着ている人に出会ってびっくり。この人この格好で3時間半ちょっとですか。すごいな。

<景色>
景色は本当にすばらしかった。しかしそれをずっと楽しむ余裕はなかった。楽しんでもほんの数秒、すぐに走ることに意識を戻さなければならない。路面が悪いところでは下を見ないといけない。足を挫いては台無しだし、ちょっとした段差が最後に影響することもある。走っている間は常に自分の体との対話である。42km走るのに、今この上り坂でこれぐらい筋力を使って大丈夫なのか。この下り坂でこれだけ衝撃があっても大丈夫か。常に対話し、考えながら走る。

<ランナー>
マラソン大会は全国のランナーが集まる日である。基本的には男が圧倒的に多い。年代としては30代から50代が多い。一目見てランナーと分かる人もいれば分からない人もいる。どちらが速いかといえば、一目見て分かる人の方が圧倒的に速い。分かる人は頬がこけていて、しかし不健康な感じではなく、むしろ鍛えて痩せているというのが伝わってくる。逆に分からない人はランナーとしては太い。走るというのは体重を移動させるということだから、軽い方が有利なのは言うまでもない。重いということは途中でのペースダウンや怪我につながりやすい。

<分析>
10km: 50:52実                    1km5分5秒
20km: 1:41:53実 10km〜20km 51分1秒 1km5分6秒
30km: 2:31:57実 20km〜30km 50分4秒 1km5分0秒
40km: 3:23:00実 30km〜40km 51分3秒 1km5分6秒
GOAL: 3:34:24実 平均タイム1km5分5秒

ペースダウンを全くしていない。自分の実力で、あのアップダウンの激しいコースで、このイーブンペース、このスピードが可能とは思えないのだが、なぜだ?30kmからは徐々に疲労してきた。35kmからはかなり苦しかった。ピッチだけは維持しようと思って走った。まさか全くタイムが落ちていないとは驚きだ。一体自分の体はどうなっているのか?

11月13日
いびがわマラソンを走ってきました。大垣から近鉄揖斐線で北上、終点揖斐駅からバスで10分ほどで会場に着きます。昨日は風が強くどうなるかと思いましたが、今日は風もなく、天気もよく、気温もほどほどですばらしいコンディションとなりました。揖斐川は波もなく、まるで湖のように静かに佇み、紅葉と相まってとても美しかったです。高低差128m、アップダウンの激しいコースとして知られ、自己記録更新は無理だと思っていましたが、結果は何と10分も短縮してしまいました。走り始めて1年2ヶ月、ようやく体が出来上がってきたという感じがします。暑い夏も走り続け、10月の月間走行距離は330km。野口みずき選手の「走った距離は裏切らない。」という言葉は本当かな?と疑問を感じながらもこつこつと走っていたことがこういう結果につながり、やっぱりあの言葉は本当だったのかと実感しています。さすがに35km過ぎからはきつく時間がなかなか経ってくれませんでしたが、終わった後の疲労度は前の2大会よりずっと少なく、筋肉痛はあるものの普通に歩けます。前の2大会はまだ体が出来上がっていなかったのだということをようやく理解しました。

ゼッケン12297
高尾 哲也
フルマラソン男子
10km: 50:52実
20km: 1:41:53実
30km: 2:31:57実
40km: 3:23:00実
GOAL: 3:34:24実
時刻:14:04:24実

<読者ランナー>
このページの愛読者の方と運よくお会いすることができました。とても温和な感じの方で、お会いできてよかったです。

<舗装>
ただでさえアップダウンがきついのに、舗装ががたがたのところがあり苦労した。早く舗装してね。

<あの人には>
いくら何でもあの人には負けないだろう。あんな太いおばさんに負ける訳がない。そう思いながらどんどん離された初マラソン。すごいな、あのおばさん!さすがに今回そういうことはなかった。

<足音>
足音の大きい方、エネルギーロスが大きく、故障の原因になりますよ。なるべく静かに走りましょう。

<煙草>
応援の方、煙草はやめてください。非常に大きく息を吸っているのです。煙を吸うと普段の数倍も気分が悪くなります。

<応援>
応援が非常にすばらしかった。特に子供達には力をもらった。ただしこういう時力を出しすぎると後で疲れるので気をつけないと。

<アップダウン>
高低表を見ると全体として中間地点まで上り、そこから緩やかに下るのだが、実際に走ってみるとアップダウンの激しいこと!これは大変。景色を眺めながら走るという点ではすばらしいコースだが、記録更新には向かない。

<下り>
実は下りは疲れる。スピードをセーブする方向にエネルギーを使いたくない。なるべく自然に落ちるように、重力に逆らわず、逆にそれを利用して下る。ただし、下りは足に負担が大きい。アマチュアはピッチ走法でちょこちょこと下るべきだ。

<ピッチ走法>
韓国で、そしてその後しばらくピッチ走法が続いた。その後左足首がよくなると、徐々にストライド走法に戻しスピードを上げた。しかし今回はフルマラソン。ストライドを大きくすると故障する危険がある。ストライドは狭くても気にしない。その代わりピッチは保つ。この作戦が見事に成功した。周りの人よりも明らかにピッチ走法。歩数が多い。これで上下動を少なくし、足の疲労を抑えることができた。

今日はこの辺で。また明日。

11月12日
昨日佐賀から広島の自宅に帰ったかと思ったら、今日は大垣にいる。人生は旅のようなものだというが、私の場合は人生=旅である。といっても、昨日までは仕事、今日明日は趣味のマラソンのためなのだが。
今日は午後3時から行われる金哲彦さんのランニング教室に出かけた。揖斐は山に囲まれ、広々とした田園地帯。お茶が名産らしい。そこを揖斐川がゆったりと流れる。明日はこの揖斐川沿いを走る。揖斐駅から送迎バスで健康広場というところへ。広場というから公園でやるのかと思ったら、ジムも入っている立派な建物であった。1時間早く到着し、近くを少しだけランニング。推定3.8km。最初はゆっくりとジョギング、後半スピードを上げてと思ったが、この程度の距離では体が温まっていないため、そんなにスピードも出ない。最後に短いダッシュを数本入れて終了。少し汗をかいたという程度である。多少やらなさすぎのような気もするが、明日はハードだからこれぐらいでいいのかも知れない。走ったのが午後2時10分から30分。最高気温の頃だが、風が強く思ったより寒い。ロングスリーブシャツにロングタイツで走ったが、丁度良かった。明日は風は治まるようだが、放射冷却現象により最低気温が6度とかなり低い。やはり今日と同じ格好で走るべきかも知れない。暑くなれば上を脱いで腰に巻けばいい。邪魔かな?明日の朝現地で最終判断しよう。とにかく寒いという状況はよくない。筋肉にもよくないし、トイレが近くなったりお腹が痛くなったりしないか心配だ。
何と金哲彦さんがドタキャン。代わりの片岡純子さんは何と昨日の夜話をもらったというから驚いた。まあ金さんは以前話を聞いているので、違う人もいいかも知れない。片岡さんの経歴は以下の通り。すごいなあ。日本記録3つですよ。細さと体脂肪率ではそう負けないが、実力は別世界の人である。ただ、故障にはかなり悩まされたようだ。最終的に引退したのも怪我が原因だそうな。こういう選手は皆故障しないぎりぎりのところまで追い込まないと人には勝てない。はっきり言って体には悪い世界である。そういう私も、明日のフルマラソンは体に悪い。それは知っている。向上心、目標に向かって努力するという生き方、達成感、こういう精神面が大きい。フルマラソンのために日頃節制し、健康に気を使う。健康でなければ走れないからだ。普段のランニングは明らかに体にいい。トータルで考えれば、記録向上にこだわりすぎない限り、マラソンは体に相当いいと思う。

石川(片岡)純子
1970年6月13日生まれ 東京都出身 都立狛江高校〜東京農業大学短期大学〜大京〜富士銀行(現みずほ銀行) 2005年4月より、チーム ミズノ アスレティック所属、女子マラソンを励ます会委員
1993年 東アジア大会(上海)3000M 8′59″10(日本新)
       世界陸上競技選手権(ドイツ・シュツットガルト)10000M出場
1994年 東京シティマラソン ハーフ 1時間08′41″(日本新)  
1995年 水戸国際陸上 10000M 31′31″12(日本新)
       DNガラン(スウェーデン) 5000M 15′15″92
       世界陸上競技選手権(スウェーデン・イエテボリ)10000M出場
2000年 東京国際女子マラソン 2時間28′20″

11月11日
佐賀駅から車で20分ほどのところにある小学校で音教。その後JRで広島の自宅に帰る。帰るとまだ午後6時。さらえるではないか!ということで少し練習した。

帰り道自宅近くのスーパーに寄る。牛乳と豆乳、さあどちらにするんだ、体君?頭を真っ白にして体に聞いた。体は豆乳を選んだ。牛乳を嫌がっている。動物性脂肪の消化しにくさにやや拒絶反応があるのだろうか。例の本「病気にならない生き方」を読んで、弁当の揚げ物は残すようになった。これも前からあんまり美味しくないな、弁当には入れて欲しくないなと思っていたのだが、敏感になっている。本からはいいところだけもらえばいい。今回より体の声を敏感に聞き取ることができるようになった。

今日は5kmほどの短い距離で徐々にペースを上げ、最後にスピードを出して体に刺激を与えておこうと思っていたのだが、佐賀から広島までずっと雨。自宅に帰ってからレーダーや衛星画像を見ても上がりそうにない。ここで走ると絶対に調子は悪くなる。最悪風邪を引く。仕方がない。休もう。

明日は朝からマラソン会場に移動。金哲彦さんのクリニックに無料で参加できるのだ。明日からは天気は回復しそうだ。小雨ぐらいならいいが、大雨の中を42kmも走るのはつらいものがある。いい天気でよかった。

何を着るかが難しい。予想最低気温9度、最高気温19度。10時半スタート。半袖短パンだと最初やや肌寒さを感じるだろうが、最高気温19度ということは長袖ロングタイツでは暑すぎる。やはり基本は半袖短パンだ。一応一式持って行って当日最終判断しよう。

11月10日
昨日の話。このきらびやかなメインストリートに飲食店がほとんどないというのは驚きだ。他の店が閉まるのも早い。午後8時はほとんどシャッター街である。飲食店が多い裏通りを歩いたが、ほとんどが居酒屋かスナック。仕方がないので、数十分も歩き続けた末ようやく見つけた中華に入る。そうすると、厨房におばさんが一人いて、ドアが開く音がしたにも関わらず私に全く気づかず、なまけもののようなゆっくりとしたスピードで平行移動しながら店の奥へと去っていった。こりゃ駄目だ。店を出てさらに20分ほど歩いて和食の店に入る。料理が出てくるまで20分。本でも持ってくるべきであった。何もせずにこの時間は耐え難い。幸い出てきた幕の内弁当は、一品一品がいい素材でしかも出来たてで美味しかった。何とかいい食事をすることができた。

午後11時就寝、午前8時30分起床、9時間半睡眠。これで疲労感が大分取れた。やはり睡眠は重要だ。しかし寝すぎで若干頭の働きが悪い。
そのせいかどうか分からないが、佐賀駅で買ったお弁当を車内に忘れてしまった。小さい荷物は単独で網棚に置いてはいけない。反省。JR長崎駅に電話すると、探してくれ折り返し電話があり見つかったと言う。しかし佐賀駅まで送ることはできないとのこと。取りに行くか、着払いで送るかどちらかだそうな。仕方がない。諦めた。無念である。

肥前鹿島から車で20分、有明海に面した丘の上にある小学校で演奏。学校から海を見下ろすすばらしい立地条件である。合唱する生徒達の一生懸命さと真直ぐな目に感動。

午後4時35分出発、推定走行距離7.5km。フルマラソン3日前ということで若干距離を落とした。昨日調子が良すぎたため少し足が重かったが、帰り道は折りたたみ走法でスピードをかなり上げることができた。折りたたみ走法、快調である。今日も佐賀城跡地の濠周辺を走ったが、このコースは本当にすばらしい。水を見るとほっとするし、巨大な木々はこの町の歴史を感じさせる。土の道は足に優しい。明日また走りたい、そんな気持ちにさせるコースである。

何とこのページを愛読していて、13日のいびがわマラソンに出場するという人からメールをいただきました。音楽をやっていて(もちろんやっていない人も大歓迎)、しかも走っている人が続々集結中。当日は数千人もいるのでお会いできるかどうか分からないですが、うれしいことです。

1日8km程度のランニングは明らかに体にいい。体がそう言っている。低体温症は過去の話。冷え性?何それ?免疫力が高まり、年3回風邪を引いていたのが嘘のよう。ランニングほど強力なダイエット法は他にありません。私の場合は逆に痩せすぎるため、どうやってたくさん食べて太ろうかという苦労があるが。体温が高いために冬は暖かく、痩せているために夏は涼しい。走った後は頬が紅潮し、体全体が活性化されているのが分かる。

牛乳がよくないというのはちょっと待てよ。日野原重明さんの朝食は、牛乳コップ1杯とフルーツジュース、昼は牛乳コップ1杯。夕食は普通に。これで94歳、若々しくまだまだ長生きしそうだ。これはどう説明するのだ?
乳製品がよくないと言うが、ブルガリアで乳製品を大量に摂取しつつ、100歳を超えて長生きしている人がたくさんいるという事実はどう説明するのだ?

11月9日
肥前鹿島から車で10分のところにある小学校で音教。長い間先生をしているが学校にオーケストラが来てくれたのは初めてという先生と校長先生の感激ぶりが印象的だった。

佐賀駅近くのホテルに宿泊。

午後4時55分出発、所要時間49分、うち信号待ちと観光に3分。実質走行時間46分。推定距離8.7km。佐賀駅からシンボルロードという道を真直ぐ南下すると、佐賀城跡に到達する。広大な土地が城濠に囲まれている。その中に佐賀城跡、公園、県庁、図書館、病院、放送局、学校などあらゆる主要施設が詰まっている。濠の中に民家まであるのは面白い。緑が多く、巨大な濠の周りに土の道があり、ランニングに最高の場所だ。帰りは暗くなっていた。この数日間気温はどんどん下がってる。昨日からロングスリーブシャツ、ロングタイツ姿である。シンボルロードの電飾が非常に華やかだ。やはり電飾は黄色1色がいい。虹色にすると、一つ一つの色が良くないのか、作った人の趣味が悪いのか、気分が悪くなることがある。昨日初めて試した踵を引きつけ、足をコンパクトに折りたたんで素早く前に出すという走法が快調である。楽に速く走れる。帰り道調子が上がり、どんどんスピードが上がる。駅に走っている人や自転車を追い越す。1km4分25秒ぐらいはいっただろうか。この走法に名前を付けよう。「折りたたみ走法」でいかが?

「病気にならない生き方」新谷弘実著という本を読んだ。詳しくはまた書くつもりだが、肉や乳製品、つまり動物性のものはよくないと言っている。いろいろと反論したくもなるが、実は牛乳に関して心当たりがある。確かに消化には悪い。そこでとりあえず今日から2日間牛乳のかわりに豆乳を飲んで人体実験をすることにした。私の場合、毎日朝と走った後に200mlの牛乳にプロテインを入れて飲んでいる。これを豆乳にするのだ。紀文の成分無調整豆乳というのを買ってきた。今飲んでみたところだが、牛乳に比べて美味しくはないが、ココア味のプロテインで大分ごまかされる。飲めなくはない。さて、飲んだ後の感じとしては、確かに牛乳のような胃腸の中で消化されずにいるという感じはない。栄養的にはどうなのだろうか。とにかくしばらく試してみよう。いちばん大事なのは、自分の体が発する信号を敏感に察知し、最終的にはそれを信用するということだ。

11月8日
いびがわマラソンが終わらないうちに2つもマラソン大会に申し込んでしまった。
1つは1月29日の勝田全国マラソン。
http://www.city.hitachinaka.ibaraki.jp/marathon/
もう一つは4月16日の長野オリンピック記念長野マラソン。
http://www.naganomarathon.gr.jp/
特に大分先ではあるが、長野マラソンは一流選手が出場するので楽しみだ。スピードがまるで違うので一緒に走るというわけにはいかないが、ウォーミングアップを見るだけでも興奮するだろう。この長野マラソンは今のうちに申し込んでおかないと締め切りになってしまう。皆さんも一緒に走りませんか?

眠りが浅い。夢をたくさん覚えているし、夜中に目が覚める。それでも一昨晩よりは慣れてきた。このベットは硬いベットではない。しかも今回無理を言ってシーツの下のマットを2枚にしてもらっている。にも関わらず腰や背中が痛い。横になって寝る時間が増えた。要するにいつも寝ている低反発マットがよすぎるのである。それ以前に寝ていたマットレスに敷布団という組み合わせもホテルのベットよりは負担が少なく心地よい。仕方ない。慣れるしかない。

午後中学校で音教。体育館の天井はアスベストが吹き付けられているように見える。アスベストではないという説明を受けた。確かにアスベストなら生徒は入れないだろう。しかし、今調べてみたのだが、写真を見ても文章を読んでも、あそこにあったあの綿状の物質がアスベストかどうかの見分けはつかない。困ったことである。
椅子によって床を傷つけないようにという配慮からだろうか、床にシートが敷いてあるが、これはオーケストラの音を3割減ぐらいにする。響きが減れば当然のことながらその分感動も減る。

体調は下降気味。これは睡眠の質が悪いためだ。顔色があまりよくない。

午後4時42分出発、昨日と同じコースなので推定8.7km。昨日の調子はどこへやら。まあ堅実に走ろう。途中何枚か写真を撮った。これから写真館に掲載するつもりである。やはりこちらは日が長い。昨日と同じ岸壁にたどり着いたのが5時10分。それから2分間写真を撮ったりして休憩したのだが、まだ沈む前の夕日が徐々に雲に隠れ、その光が弱まっていく。老衰という感じだ。帰り道、新しい走法を試したら結構いい。踵をややお尻の方に引きつける。そうすると膝が前に素早く楽に出る。傘はそのまま持つよりも折りたたんだ方が歩きやすい。それと同じ感覚である。ピッチ走法で楽にスピードを上げることができる。帰ってシャワーを浴び鏡を見ると顔色がよくなっている。調子もよく、元気になってきた。少しぐらいの体調不良は走れば治るのである。

写真館に「2005年11月文化庁九州公演」を新設しました。よろしければご覧になってください。

博多駅地下のレストラン街を歩いていて、「特製ちゃんぽん」が目に留まった。こんなところで食べて美味いわけないじゃない。分かっているのにどうしても食べたい。この欲求は何?食べてみると案の定ただの塩コショウ味。まずくはないし、野菜や具が大盛りだし、まあいいか。長崎に行きたしと思えども、長崎はあまりに遠し。ああ、四海楼のちゃんぽんが食べたい!

クラリネットQ&A
<質問>
使用楽器:エリート、マウスピースB40、リード:ヴァンドレン青箱3半を手直ししたもの、マウスピースパッチは1mm程度のゴム板を東急ハンズで購入したものを薄い両面テープで付けてます。貼り付ける面積は市販の半分程度だと思います。
私の下唇は厚めであるのですが、楽器を吹いているアンブシュアを鏡で確認すると、下唇はほとんど口の中に隠れています。リードと下唇の接地面積が少ないほうがリードも振動するし、コントロールも行いやすい気がしてきましたが、いかがでしょうか。
<答え>
お考えの通り、リードと下唇の接地面積は少ない方がいいです。べったりとつけると振動を止めてしまいます。
他にもいくつか原因が考えられるので書いてみます。
1.エリートはいいポイントを見つけると何ともいえない音の出る魅力的な楽器ですが、あまり大きな音や太い音の出る楽器ではありません。リードが厚すぎたり薄すぎたり、噛みすぎていたり、どこかで響きをと止めているとただの小さな音になってしまいます。そしてこのポイントはかなり狭いところにあります。そういう意味で難しい楽器であると言えます。
2.B40も難しいマウスピースです。まず選ぶ段階で、ほとんどのマウスピースがつまって音が出にくい状態です。私も時々依頼を受けて選定しますが、数十個のうち1個いいのがあればいいという感じです。まず第一にいいマウスピースを選ぶことが重要です。そのポイントは息がスムーズに入ること、音が素直に出るということです。B40ライヤーの方が若干この辺りがうまくいっていると思います。
3、マウスピースパッチは面積には問題ないと思いますが、念のため素材に問題がないかどうか、ヤマハのマウスピースパッチを同じように切って貼り、響きに違いがないかどうか確認してみてください。
4.リガチャーは響きに大きな影響を与えます。ゴムや皮は響きを止めるのでやめた方がいいと思います。自分の耳に心地よく響いても、客席では鳴りが悪く雑音の多い小さなつまらない音に聴こえます。同様に大きなネジがついていたり大きな金属や余分なものがついているもの、リードにべったりと接地するものは避けましょう。シンプルなものの方が客席により多くの豊かな響きを伝えます。
5.噛みすぎは響きを止めます。上の歯をつく位置、下の歯をつく位置が浅すぎないように、上の歯と下の歯との間隔が狭すぎないように、口の中が狭くなりすぎないように注意しましょう。

11月7日
博多駅からバスで博多埠頭まで移動。そこから高速船で壱岐へ。所要時間1時間10分。そこからバスで島の反対側の中学校まで30分。そんなに小さい島ではない。船は思ったよりも揺れない。大丈夫だと思って読書していたら、途中からやや揺れて酔ってしまった。帰りは大丈夫だった。中学生達は静かによく聴いてくれたが、やや大人しい印象であった。

午後6時50分出発、52分。信号待ち4分ぐらい。海辺で夜景を眺めて1分休憩。推定走行距離8.7km。昨日距離を減らしただけなのに、いきなり絶好調である。体が軽すぎる。もう少しこの時期でも負荷をかけてもいいような気もする。絶好調というのは危険だ。これまで人ごみを避けて裏通りを通っていたが、今日は博多駅から大博通りを真直ぐ福岡サンパレスまで。この大通りの歩道は広くて走りやすいのだが、素材が石かレンガで硬い。あまりに足が軽くてスタートからしばらくストライド走法で快調に飛ばしていたが、左足首が危険を訴えた。その後ペースを落とし、帰りはピッチ走法で上下動を少なくし、足への負担を少なくしてやや速く走った。みなと大橋を渡り、巨大な工場が立ち並ぶ埠頭を岸壁まで走る。そこからの眺めやみなと大橋からの眺めがすばらしい。明日は明るいうちにカメラを持って行こう。

アミノバイタルプロはやはりいい。体が元気になり若返る感じがする。味にも大分慣れてきた。マルチビタミンは毎朝飲んでいるので、この効果は多分マルチビタミン系の影響ではないと思う。アルギニンの影響が大きいのではないだろうか。走らない日も飲みたいと思う。VAAMではそうは思わない。VAAMはあくまでも走る能力を高めるものだ。それに対してアミノバイタルプロは体を元気にし、若返らせ、その結果走っても疲労感を少なくしてくれる。

11月6日
午前中リハーサル、その後福岡に移動。リハーサル後少しさらってから移動したのだが、博多駅に着いたのが14時44分。早すぎる。駅の本当に目の前のこのホテル、客室が全て高い階にあり眺めがいい。値段も安く朝食も無料でサラダ、果物まであり言うことなし。前回の文化庁に続いての宿泊である。

午後4時45分出発、47分。信号待ち多分5分ぐらい。推定走行距離7.8km。こちらは暑い。緯度はそれほど変わらないはずなのに、まるで9月下旬のような気温だ。久しぶりに半袖短パンで走ったが、この格好で止まっていても全く寒くないのだからすごい。ただしやはり5時を過ぎると徐々に気温は下がる。以前走ったお寺の多い裏道を通り、博多港まで出る。やはり海はいい。ただし信号待ちが多すぎ、道は固かったりでこぼこだったり。細い交差点も多く気を使う。途中相撲部屋があった。九州場所なんだ。相撲に興味がなくなって久しい。体重53kgの私と、その3倍はあろうかという人たち。激しいコントラストである。

博多駅周辺は当然ながら飲食店、スーパー、書店などあらゆる店が多数あり便利。今回ようやくどこに何があるのか把握しつつある。今日は駅ビル地下1階の浜勝という豚カツ屋に入った。和幸と似たようなお店だが、胡麻をすり鉢ですってそこにソースを注ぐ、ご飯が白米と麦飯から選べるという点が違う。結構繁盛していて、肉も悪くない。しかし和幸と比べると、キャベツが乾いた感じがしたり、味噌汁にダシが足りない気がしたりして、総合的に見て和幸の方がレベルは随分高い。ご飯、キャベツ×2、味噌汁お代わり。帰りにアイスクリームを買って帰る。これで少しは太れるか?これ以上痩せるのはまずい。

11月5日
やはり夜中に走ると朝足の筋肉に疲労が残っている。それに夜は早く寝た方が同じ睡眠時間でも体調はいい。それは分かっているのだが、どうしても走りたい。しかし大事な本番の前には走れない。難しいところである。これも広島ならではの悩みである。東京ならホールから帰るとすでに遅すぎて走る気にならない。

France2
フランスが燃えている。昨夜は車500台以上が燃やされ、レストランやデパートも破壊、放火された。この国は大丈夫か?

佐々木功 「ゆっくり走れば速くなる」
「私の経験からみて、ランナーの故障は右より左の方が多いように思われます。それは右利きの人は左を軸足として走ることが多いからだと思われます。」
なるほど!最近私が気をつけていることは、立つ時に左足にではなく右足に重心をかけることである。これまでは左足に常に重心をかけていたが、気をつければこの習慣は変えることができる。もう一つ。疲れていない方の足に呼吸を合わせる。呼吸を合わせるとその足に重心がかかる。その分負担が増す。これまで左足に無意識に重心をかけてきた。基本は右足、右足が疲れてきたら左足に呼吸を合わせるようにしている。

ゲネプロ2時間というのは弦楽器を基準とした時間である。金管楽器にはきつすぎる。読響の1時間というのが正しい。もしくはN響のように、11時ゲネプロ、7時本番にすれば、その間に唇を回復することができる。木管は何とかなることが多い。最近は私も楽に吹く技術が進化した。しかし重要度が高く逃げようがないフレーズが多い時はゲネプロで疲労し、本番に影響することもある。記憶に残るのはモーツァルトの13管。あれはきつかった。昔チャイコフスキーのバレエ「眠りの森の美女」ゲネプロ本番を1日でやったことがあるが、あれは辛かった(東京の某臨時オーケストラ)。さあ本番と思って楽器を持つと、すでに握力がないのだ。どうしようかと思ったが、何とか根性で演奏した。ああいう状況が続けば、奏者はそれに対応する。つまりリード楽器ならリードを薄くし、楽に演奏する。そうすると音量は小さくなり、演奏は大人しく、つまらなくなる。きつすぎるスケジュールは聴衆から感動を奪うのである。(注:広響のように業務規定がしっかりとあるオーケストラではこういうことはありません。)

午後6時30分出発、11km。
0〜1km 5分22秒
1〜2Km 5分22秒
2〜3km 5分23秒
3〜4km 5分30秒
4〜5km 5分15秒
5〜6km 5分18秒
6〜7km 5分26秒
7〜8km 4分36秒
8〜9km 4分44秒
9〜10km 4分46秒
10〜11km 5分8秒
トータル56分55秒
昨日の疲れが残っている。まあ翌日に疲労を残さないトレーニングはトレーニングではない。回復するまでゆっくり走ろう。7kmからやや速くと思って走ったら、思ったよりも速い。しかもその後の2kmも結構いいタイムが出た。足は少し重いぐらいに仕上げた方が後半に粘りが出ると言うが、やや筋肉に張りがあるぐらいの方がいい結果が出たりする。
さて、明日はフルマラソン1週間前。丁度明日からまた旅に出る。明日からは8kmを楽に走り、疲労を徐々に抜いていく。前日は5kmを軽く走る。今日が最後の強い負荷であった。これぐらい大した負荷とは言わないか。

走り終えて鏡を見ると、顔が痩せている。体重を量ってみると昨日より300g減の53.0kg。昨日は何を食べた?朝食はいつものようにプロテイン入り牛乳、バナナ、パン、この日の果物は柿。昼食はすき焼き丼。夕食は主催者に出していただいたお弁当。夜プロテイン入り牛乳とバナナ。そうか、これじゃ足りないんだ。昼食、夕食をご飯大盛りにするか、もう1食増やさないと体重を維持できないのだ。気をつけよう。

購入者の声
<Esクラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
今までは高音がきつくなりがちでとても気にしていたのですが、このリガチャーをつけて吹いてみたところ、高音も楽に出せるようになりました。とてもうれしいです。また購入することがあったらよろしくお願いします。本当にありがとうございました!

11月4日
<クラリネットQ&A>
質問
私はすぐにピッチがうわずってしまい困っています。何か良い方法があれば教えて頂けないでしょうか?
答え
ピッチが上ずるのはかみすぎが原因です。
具体的には、
1.アンブシュアが浅くなっていないか確かめる。上の歯の位置、下の歯の位置が浅いとピッチが高くなったりリードミスが出やすくなったりします。
2.歯と歯の間隔が狭くなっていないか確かめる。下の歯を下に下ろし、上の歯と下の歯の間隔を広くする。
3.口の中が狭くなっていないか注意する。イではなく、ウやオという風に広い口で演奏するよう心がける。
この3点に注意すれば安定するでしょう。

質問
響きが高いから息をもっと下にまでいれて!っと言われるのですが、よく分かりません;;響きが高いより低いほうがなぜ良いのかわからないです。
答え
響きが高いというのは、発音で言うとイの音になっているということです。イという音は他の楽器とピッチが合っていても合ったように聴こえないためアンサンブルができません。また聴いていて苦しい感じがします。ウやオという響きならお客さんにも心地よいし、多少ピッチがずれていても他の楽器と合っているように聴こえます。他の楽器とアンサンブルする時は、ピッチと響きの両方を合わせることが重要です。

質問
リードの薄さでピッチは変わるものなのでしょうか?
答え
薄いリードを噛んで演奏すればピッチは高くなります。厚いというよりも腰のある、つまりリードの腰と呼ばれている中央下部に適度な厚みのあるリードを、浅くない適度に深いアンブシュアで歯と歯の間隔を広く取り、口の中も広い状態で演奏すればピッチは低くなります。
もう一つ。開きの大きいマウスピースほどピッチは低く、開きの小さいマウスピースほどピッチは高くなります。例えばB40やB40ライヤーは、M15や5RV、5RVライヤーに比べてピッチは低くなります。

France2
これはもはや戦争だ。車百数十台が燃やされ、警察官にも投石が続く。不良グループが暴れているという状況ではない。根底には人種差別や貧富の格差がある。

結婚する数は減り、結婚してもその43%が離婚。離婚率が50%に迫る勢いというのはすごい。この国は大丈夫か?なぜか出生率は変わらないそうだ。

午前中はクラシカジャパンの録画したままになっている映像に名前をつけたりハードディスクからDVDに焼いたり。2ヶ月間この作業をする時間が取れなかった。今日は新幹線移動のため、家を1時20分に出ればよい。そのためたくさんの時間があった。

福山リーデンローズは何と満員。ソリスト千住さんの知名度だろうか。金さんの指揮はすばらしかった。音楽に流れと勢いがあった。毎回これぐらいやってくれるのなら何度来てもらっても大歓迎である。

私にはチャイコフスキーの交響曲第4番第1楽章は末期癌患者の心の叫びに思える。「生きたい!生きたい!」心の中ではそう叫んでいる。しかし医者の言葉は残酷だ。「現在の医学ではこれ以上治療法はありません。今を大切に生きてください。」生きたいとどんなに叫んでも、状況は変わらない。諦めるしかない。しかしそう簡単に自分の命を諦められるものか。第2楽章は過去の回想。

歳を取り、楽に吹くことを覚えた。ゲネプロは体力を温存するためにとにかく楽に吹く。本番も全て全力で吹く必要はない。そうすると今までよりも周りのいろんなことが見えてくる。伸ばしの音を大きく吹き続けるべきところはそう多くない。大体は他でもっと重要なことをやっている。それとバランスを取るべきだ。楽に吹き、吹くことよりも周りを聴くということを優先すると世界が変わる。ただし、ゲネプロも同じようにやっておかなければ怖いところもある。楽に吹いてたところを本番だけ全力で吹くと、筋力、心拍数など様々な要素が変わってくる。重要なポイントはなるべく同じように演奏しておいた方がよい。

午後10時10分出発、11km。
0〜1km 5分20秒
1〜2Km 5分18秒
2〜3km 5分24秒
3〜4km 5分25秒
4〜5km 4分58秒
5〜6km 5分0秒
6〜7km 5分15秒
7〜8km 4分50秒
8〜9km 4分54秒
9〜10km 4分57秒
10〜11km 5分19秒
トータル56分45秒
本番を終えると体は適度に温まり、走りたくて仕方がない。広島駅でアミノバイタルプロを飲み、10時に帰宅。すぐに出発。ストレッチは休憩のたびに何度も念入りにやってある。調子は昨日ほどではない。ダッシュではなく後半4分台を並べたが、ややきつさがあった。しかし走れるというのは本当にうれしい。本番後は走ってシャワー、プロテイン入り牛乳、寝る。これがベストだ。これも新幹線移動だからできること。車だと無理だ。

11月3日
明日の本番のリハーサル。曲は韓国公演とほぼ同じだが、私にとっては久しぶりである。チャイコフスキーの交響曲第4番第1楽章はどんなに強く求めても叶う事のない願い。指揮は金洪才さん。洪水のような才能、すごい名前だ。もう一人、若手の金聖響さんは聖なる響き。清水和音さんはそのまんま。ジャンルは違うが、野茂英雄、息子に英雄という名前をつける親も大したものだ。松井秀喜は秀でる喜び。鈴木一郎はなぜ一郎?話がそれてしまった。以前はよかったり悪かったり。精彩を欠くこともあったが、今回の金さんはいい。テンポ感があり音楽に推進力がある。

やはり午後強い疲労感。腕から肩にかけてだから、これは楽器による疲労だ。音教は肉体的に結構疲れる。音教本番後にさらうと肉体に対して負担が大きすぎる。しかしこのチャイコフスキーの交響曲第4番はある程度さらわざるを得ない。できるだけ体に対する負担を軽くとは思っているのだが、限度がある。

午後4時55分出発、11km。
0〜1km 5分18秒
1〜2Km 5分17秒
2〜3km 5分11秒
3〜4km 5分17秒
4〜5km 5分4秒
5〜6km 4分59秒
6〜7km 5分6秒
7〜8km 4分34秒 やや速く
8〜9km 4分47秒
9〜10km 4分50秒
10〜11km 5分3秒
トータル55分31秒
行きは夕方、帰りは夜。日はどんどん短くなる。朝から足の筋肉はやや疲労気味。あまり速くは走れないかと思ったらそうでもない。むしろ昨日より記録はずっといい。明るいとやや速くなるし、今日は向かい風もそれほど強くなかった。8.5kmから面白い現象が起こった。「やや速く」を終えてようやく足の筋肉が目覚め、速く走りたがる。これまでの走りこみで鍛えられ、筋肉が太くしっかりとしている感じがする。それに対して肝臓があまり余裕がないと言う。久しぶりに足が内臓より強くなった。

アミノバイタルプロはよさそうだ。終わった後に覚醒感があり、疲労感が少ない。問題はVAAMよりも値段がやや高いことである。

11月2日
France2
「フランスでは年間3000人が受動喫煙によって死亡している。」
冗談じゃない。健康増進法を無視し、いまだに分煙していない飲食店経営者、無神経な喫煙者は許さない。健康増進法に関しては、早期に厳しい罰則を設けるべきだ。それよりもこの軽い麻薬よりも害の大きい毒物は、早く麻薬同様の扱いにすべきなのかも知れない。結局マナーの向上を訴えてもマナーの悪い人間はいたるところに存在し、他人の命を脅かしている。歩行喫煙するような無神経な人間には1年間の町の清掃を刑罰として課せばよい。

「フランス人の80%、喫煙者の56%が飲食店など公共施設での全面禁煙に賛成している。」
分煙に多少の仕切りは無意味だ。完全に分離してもドアの開け閉めで煙は流れてくる。新幹線の禁煙車に時々喫煙者から煙が流れてくることがある。ドアが2枚あり、その間にデッキがあるにも関わらずである。公共施設の全面禁煙は当然の流れである。

「現在4人に1人が火葬を希望している。10年後には2人に1人が希望すると予測される。」
火葬の方が費用が安く、環境にも優しいと考えられているようだ。あちらでは心理的抵抗が強いと思っていたが、意外だ。

「これから高齢化により死者の増加が見込まれ、葬儀屋は成長産業である。」
確かにそうなんだけどね。

「サルコジ内相がまた失言。『あのごろつきどもに飽き飽きしているのですね。排除しましょう。』これで少年達が暴徒化。」
だから前から言っているでしょう。サルコジは駄目だって。どうしてあんなのが次期大統領候補筆頭なんだ?今後も間違いなく失言、問題発言を繰り返しますよ。

郵便貯金会館でゲネプロ、音教本番。今日は高校で90分。

いつもこのホールの時はホールのレストランで食事するのだが、今日は閉まっていた。仕方がないので川を超え西へ。冷麺のお店に入る。アステール前より麺がややおいしい。つけダレもいいので総合評価はこちらの方が上。冷麺は大食いには損だ。大盛りを頼むと結構高くなるのに、麺だから午後お腹が減る。

午後6時5分出発、11km。
0〜1km 5分9秒
1〜2Km 5分23秒
2〜3km 5分24秒
3〜4km 5分33秒 向かい風、上り坂、ちんたら走り
4〜5km 5分1秒  追い風、下り坂、加速
5〜6km 5分13秒
6〜7km 5分24秒
7〜8km 4分23秒 追い風、下り坂、やや速く
8〜9km 4分54秒
9〜10km 4分56秒
10〜11km 5分13秒
トータル56分39秒
帰宅後猛烈な疲労感。たくさん寝たのになぜ?しかしそんな疲労感は走れば吹き飛ぶ。足の筋肉にはやや疲労感があるが、翌日に疲労が残らない程度の練習で済まそうなんていうのは志が低い。今日は午後6時過ぎ出発ということで東からの山風。午後5時なら丁度凪状態。場所によって弱い東風だったり弱い西風だったり無風だったり。前半西風後半東風ということもある。風の中それに抵抗せず楽に走っているとタイムが落ちる。その差が顕著なので上に書いてみた。特に3kmからと4kmからは特にダッシュしたわけでもないのに32秒も違う。驚くべきタイム差である。7kmから下りを利用してややダッシュ。楽なダッシュでこのタイムが出るのは向かい風と下り坂のおかげである。その後の2kmも4分台を維持。特に9kmから疲労が溜まった状態での向かい風、上り坂で4分台が出たのはよかった。

アミノバイタルプロは高級ウィスキー、VAAMはビール。VAAMを飲むと心拍数があがり、細胞が活性化されるような感覚がある。体が戦闘状態に入る。それに対してアミノバイタルプロはあまりそういった効果はない。何となく頭が冴える感じがし、走り終えた後もその覚醒感が残る。常に冷静でいられる。確かにアミノバイタルプロの方がビタミンなどを加えてあるという感じはする。汗の量、利尿作用などは同様。そういえば走った後の疲労感が少ない気がする。あまり11km走ったという感じがしないのだ。

11月1日
午後5時5分出発、11km。
0〜1km 5分14秒
1〜2Km 5分15秒
2〜3km 5分14秒
3〜4km 5分14秒
4〜5km 5分13秒
5〜6km 5分14秒
6〜7km 5分18秒
7〜8km 4分34秒
8〜9km 4分40秒
9〜10km 4分59秒
10〜11km 5分13秒
トータル56分12秒
夕焼けが美しい。やはり明るいうちに走った方が気分がいい。西の空を見ながら8分弱走り、東の空を見ながら8分弱走る。これを3往復。刻々と色合いが変わって行く。水平線の上は濃いピンク、それが上に行くに従って薄いピンクになり、白になり、薄い青になり、薄い紫になり、濃い青、やがて暗い灰色になる。
さすがに昨日調子に乗りすぎた。若干足に疲労感がある。しかしゆったりと景色や鴨、鯉を楽しみながら走ってこのタイム、完全に調子は戻った。7kmから下りに合わせてピッチを速くすると体が自然に反応し加速。楽なダッシュぐらいのスピードになってしまった。速すぎるのでダッシュは中止。しかし10kmですでに疲労を感じるのだから大したことはない。フルマラソン当日は5kmまでは1km5分20秒から25秒、5km以降は1km5分10秒から15秒で走るように。決して4分台で走ってはいけません。君の実力で4分台は自殺行為です。

10月の走行距離
 1日 11km
 2日 11km
 3日 11km
 4日 14km
 5日 17km
 6日 14km
 7日 14km
 8日 仕事のため休み
 9日 15.2km
10日 所用のため休み
11日 19.7km
12日 10km
13日 10km
14日 雨のため休み
15日 韓国へ移動のため休み
16日 9km
17日 10.5km
18日 8.5km
19日 10km
20日 12km 日本へ帰国
21日 14km
22日 14km
23日 14km
24日 14km
25日 11km
26日 11km
27日 11km
28日 11km
29日 11km
30日 11km
31日 11km
合計329.9km。
10月はよく走った。そして苦労した。左足首を治すのに20日間もかかってしまったが、いろんなことを考えるいい機会になった。

アミノバイタルプロを買って飲んでみた。まずい。あんまり美味しくない。これまで1年以上、ずっとVAAMを愛飲してきた。その理由は、
1.安い。
2.高橋尚子が飲んでいる。
3.飲んで効果を実感できる。
4.美味しい。
ということであった。ではなぜ今アミノバイタルプロなのか。最近オルニチン、アルギニンについて調べていた。アルギニンというのはなかなかよさそうだ。VAAM最大の欠点は、総量としてはアミノ酸3000mgと書いてあるのだが、何が何ミリグラムという表示はどこを探してもないのだ。それは企業秘密ということなのだろうが、これは分からないと困るのである。逆にアミノバイタルプロは成分を明示してある。ビタミン類が入っているというのがVAAMとの違いだが、成分表の中で特にアルギニン0.61gというのが目を引く。610mgといえば、アルギニンのサプリメントで摂取するよりも多いぐらい、つまりすごい量なのだ。できれば安くて美味しい方がいいのだが、とりあえず14袋買ったのでしばらく飲んでみよう。今日は何となくちょっと違うという感じはある。多少覚醒感があるというか。ただもう少し続けて様子を見る必要があるだろう。

私、意外と影響されやすいのです。昨日のあるある大事典を見て、早速コーヒーを買って昼食後に飲みました。コーヒーの最大の利点は、体を温める作用ではないだろうか。飲むとそれから3時間ほどはぽかぽかして暖房をつける必要を感じない。もう一つ、コーヒーを飲むとランニングの結果がいいのだ。以前コーヒーとアーモンドチョコレートというのにはまった時期があった。ただしチョコレートもアーモンドも消化に時間がかかるため、走る2時間前には食べておかないといけない。そういう意味では不便ではある。コーヒーは脂肪を燃焼する作用を高める。そのため結果がよくなるという側面があるが、カフェインによって心拍数が上がるという側面もある。実際にはフルマラソンではこの手は使えない。トイレに行きたくなるのは困るのである。それと、コーヒーを飲むと最初に調子よく走りすぎる危険性がある。フルマラソンはあくまでも30km以降が勝負。いかに楽に走りそこまで体力を温存するかが最重要課題で、コーヒーはむしろそれを妨げる恐れがある。10kmレースの前などはいいかも知れない。

先日NHKの戦艦大和についての番組で、元乗組員(故人)のインタビュー映像が流れていたが、ハイビジョン撮影であまりにもリアリティがあり、その人が亡くなった方だという実感が湧かなかった。昔は肖像画、その後白黒写真、カラー写真、白黒の映像、カラー映像、ハイビジョン映像。技術はどんどん進歩し、現在の映像はデジタルデータのため劣化しない。何年経っても色あせることがないのだ。技術の進歩により、過去がまるで現在であるかのように迫ってくる。コンピューターグラフィックも進歩した。何億年も前の地球がまるで現実であるかのように再現される。テレビがない時代には霊を信じる人はほとんどいなかったそうだ。現在ではかなりの人が信じているらしい。これも映像技術の進歩が大きく影響を与えている。私の場合はバーンスタインなど故人の大量の映像。映像の中のバーンスタインはあまりにも生き生きとしているために、亡くなってから大分経つという事実とのギャップに私は悩まされることになる。こうしてこれからますます映像により過去と現在、現実と非現実が混沌とし、大きな社会問題にまで発展することだろう。

現在って何?今っていつ?今と思ったその瞬間、その時は過去になる。時は止まることなく流れ、全てはいずれ過去となる。この世界に永遠というものは存在しないのか?永遠というものが存在しないのなら、時に終わりはあるのか?