2006年4月分

4月30日
私の演奏家人生は、トスカ以前とトスカ後の2つに分かれる。
正式にはB♭管はまだ借りている状態だが、購入はもう決まっている。
これ以上の楽器は想像できない。
B♭管、A管の2本が揃った4月28日は記念すべき日となった。
ホールでの存在感は圧倒的だ。
他の木管楽器とのバランスを取るため、相手にもよるが普段はフォルテでも4割から5割程度の力で演奏する。
そして、ここぞというソロで8割ぐらいの力で吹き込むと、信じられないほどの太く存在感のある音、豊かな音量と響き、遠鳴りなど全てが手に入る。
夢のようだ。
音色が単調になるなどということは全くない。
むしろ逆に、表現の幅は圧倒的に広くなり、響きがあるため音色の魅力が増す。
重要なのは、これらによって人に与える感動が大幅に増すということだ。
楽器について何も言っていない後ろの金管楽器の人から、「今日は感動したよ。」と言ってもらえたりする。
お客さんの印象も格段によくなるだろう。

これからのクラリネット奏者は、トスカグリーンラインを吹く人とそうでない人に分かれるだろう。
これだけ存在感、音量、響き、感動が増す楽器があって、しかもそれを使わずにそれ以上の演奏をするというのは容易ではない。
現在クランポン以外のメーカーの楽器を吹いている人の少なくとも何割かは、これをきっかけにクランポンに足を運ぶことになるだろう。
オーボエではグリーンラインを使用する人がどんどん増えていくはずだ。
何年後かにはグリーンラインのフルートやピッコロができるかもしれない。
これも非常に魅力的な楽器になるはずだ。
すでにエスクラのグリーンラインは使用している人がいて、相当いいらしい。
技術的な問題はあるだろうが、ぜひバスクラのグリーンラインを早く出して欲しい。
バスクラの鳴りむらにはいつも苦しめられているのだ。

中学1年生の女の子がチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾く。
その完璧さに唖然とする。
しかもすでに、先生から教わったのではない、内側からほとばしる表現力を備えている。
一地方都市での話しだ。
芸高は間違いないだろう。
いや、待てよ。
ひょっとしてこのレベルが各都道府県に1人ずついたとしたら?
まさか。

広島に移動。

午後9時30分出発、5km。
さあ帰って走ろうと思うと、なぜかとても楽しくうきうきとした気分になれる。
走ることによって人生が非常に幸せになっているのだ。
なぜだろう?
不思議だ。
ペースは1km7分。
やや遅すぎてストレスが溜まりそうなペースだが、それでもやはり走ることは気持ちいい。
とりあえずこのペースで5kmなら足に違和感は出ないということが分かった。

購入者の声
<M30トラディショナルをご購入の方より>
選定していただいたM30を、楽団の練習でさっそく使用致しました。
以前はM30のプロファイルを使っていましたが、トラディショナルのほうがより深みのある音になり、以前より鳴りも良くなったようです。
いつも音が細く「聞こえない」と言われていましたが、マウスピースを変えて解決しました。
無理なく息が入り、表情も付けやすくとても満足しています。
これから愛用させていただきます。
本当にありがとうございました。
また購入の際は宜しくお願い致します。


4月29日
今日から旅。
木管で飲もうと居酒屋を探しているうちに打楽器と合流。
しばらく楽しく飲んでいたのだが、11時頃そこに金管楽器乱入。
内1人泥酔。
やはり金管楽器のパワーは凄い。
詳しく書きたいところだが、もう1時過ぎ、明日も早いので今日はこの辺で。
お休みなさい。

4月28日
メッキ屋さんから、金の価格高騰によるメッキ代値上げの連絡が来た。
新聞で読んで知ってはいたが、自分にも関係すると今気が付いた。

クランポンでトスカA管を正式に購入。
B♭管は展示品もない状態だが、K氏があちらに出す分をこちらに回してとアクロバティックに駆け回って下さり、お店が閉まった6時過ぎに、「何とかなりました!」
K氏は偉い!
結局2本吹かせてもらったが、そのうちの1本は、数年前にアリニョン先生に吹かせていただいた楽器、先日のI先生選定品と同じクラス、もしくは超えているかもしれないほど高いレベル。
もうほとんどこれを購入してもいいのだが、とりあえずお借りすることになった。
トスカ、特にグリーンラインは非常にレベルが高く均質で、先日のA管3本もどれを購入してもいいぐらいであった。

その後、クランポンのK氏、修理の方、修理窓口の方と飲みに行く。
実はクランポンには何年も行っていなかった。
何としても今トスカを吹かなければならないという強い思いが私をクランポンに向かわせたのである。
以前は修理の方とは顔も合わせなかったが、最近は気楽にアトリエに入り、直接話して修理してもらえるようになっているようだ。
以前とは随分雰囲気が違う。
これだけ親しく一緒に飲み、「何でもしますので言って下さい。」とおっしゃっていただけるのは非常にうれしい。
久しぶり、もしくはほとんど初対面の皆さんと、非常に充実した飲み会となった。
ノミニケーションの重要性を再認識した会であった。

4月27日
アクタスでマウスピース選定とレッスン。
今回B40に数本なかなか吹きやすいのがあり驚いた。
やはりM30トラディショナルは、私が現在使用しているということもあるが当りが多い。
昼食は道玄坂の回転寿司で。
全て1皿120円。
これでボタンエビまで出てくるのだからすごい。
ウニもイクラも、大トロも120円。
大きなカニが半分入ったカニ汁はだしがよく出てうまかった。
この店、一体どうなっているのか。

「音楽家学校別人間学」
国立音楽大学
管楽器全体に、金管楽器、特にトロンボーン的な要素が見られる。
つまり、体育会系、酒好き、宴会好きなどなど。
みんなで集まってわいわいやるのが好きで、結束が強い。
にも関わらず、なぜか一人一人はマイペースで身勝手だったりする。

「オーケストラ別人間学」
NHK交響楽団
全員頭が切れ、ダカーポなどがややこしい場合も誰一人間違えない。
非常に集中力が高く、常に真剣である。
演奏会の多くが録画され、放送される。
そのため、特に首席奏者には信じがたいほどのプレッシャーがかかる。
そのなかで立派な演奏を続ける精神力は尊敬に値する。
日本フィル
コンサートマスターよりもいちばん後ろのおじさんが弓を使っていたりするのが見ていて楽しい。
オーケストラ全体に熱気と音楽への情熱が溢れている。
演奏の質も高く、感動的である。
財政難でがっくり来ている人もいるようだが、ぜひ頑張って欲しい。
新日本フィル
ここも、弦楽器一人一人がかなり積極的に弓を使う。
全体に積極性の高いオーケストラである。
数年前新日フィルの人と話していたら、「新聞にボーナスがなくなる恐怖って書いてあったけど、ボーナスがなくなるのって恐怖なんだ。へえ。」と言っていた。
十数年前、エキストラで乗っていたら事務局の人が、「今年の冬はボーナスが出ます!1ヶ月!」
ぱちぱちぱちと拍手が起こった。
あれ以来ボーナスは出ていないようだ。
給料は安いが、プライドは高い。
高い水準の演奏をしているというプライドで生きている人たちである。

午後7時45分出発、5km。
一昨日より速く走ったせいか、4km過ぎから右足外側が痛み出した。
あーあ。
順調でもあと2週間ぐらいかかりそうだ。

4月26日
茂木大輔著「オーケストラ楽器別人間学」
茂木さんとは今度広響で何度も共演することになるので、その準備として途中まで読んだ。
多分一時期筒井康隆にはまったことがあると思われるその文章(私も実は高校時代、当時入手できた70冊ほど全てを読んだほどの筒井ファンだが、文章はこうはならない。)が、なかなか楽しい。
実は我々はオーケストラで一緒にやっているからといって、他の楽器がどんな楽譜を演奏しているのかさえあまり知らないのだ。
以前ヴィオラパートを吹いて驚いたことがある。
何てつまらないんだ!
これを続けるのは耐え難い苦痛に思える。
それをコントラバスの人に言ったら、「コントラバスはもっとつまらないよ。」だって。
そうだろうなあ。
当たり前の話ではあるのだが、同じオーケストラでも、楽器によって楽譜は驚くほど違うのだ。
それで性格が違ってくるのは当然のことである。

「音楽家学校別人間学」
桐朋音楽大学
先輩、後輩の区別がなく、敬語を使うことがない。
家はお金持ちで、自己主張の強い派手なお嬢様方が多い。
演奏も華やかである。
先輩であろうが、自分の方が上手いから偉いという怖い世界である。
東京藝術大学
当然敬語を使い、先輩の方が偉い。
地味でこつこつと努力を積み重ねる田舎者的、農民的な人が多い。
演奏も地味で堅実。
ところがここ10年ほどは、不景気の影響かどうか分からないが、桐朋的な芸大出身の音楽家が増えてる。
間違いなく桐朋系が芸大に流れ込んでいる。

「オーケストラ別人間学」
地方オーケストラの弦楽器奏者
高校、人によっては大学からと、弦楽器としては信じられないほど遅くに楽器を始めた人も多く、その分歴然とした技術的な差があり本人もそれを自覚しているために、謙虚で大人しい人が多い。
在京オーケストラの弦楽器奏者
自信とプライドで仕事をしている。
それが尊大に見えることもある。
ただし、在京自主オーケストラは信じられないほどのハードスケジュールのため、消耗している人も多い。

4月25日
昨日、首席制度がないために質を落としている地方オーケストラがいくつもあると書いたが、最近状況は変わりつつある。
名古屋フィルは数年前に首席制度を導入した。
九州交響楽団は現在、首席制度導入に向けて労使協議中である。
私が知っている各オーケストラの首席制度について書いてみる。
NHK交響楽団 首席募集
読売日本交響楽団 首席募集
東京都交響楽団 首席募集
東京交響楽団 首席募集
日本フィル 楽団員による投票
新日本フィル 首席募集
東京フィル 首席募集
群馬交響楽団 第1奏者募集
名古屋フィル 楽団員による投票
京都市交響楽団 首席募集
大阪フィル 第1奏者募集
大阪センチュリー交響楽団 首席募集
こうして書いてみると、首席制度のないオーケストラを探す方が難しい。
プロオーケストラなのだから、役割についてきちんと決まっているということは当たり前のことなのだ。
アマチュアオーケストラや仲良しクラブではないのだから、プロとしてこういう制度がないというのは恥ずべきことである。

アンサンブルの質という問題もある。
木管を例に説明しよう。
木管楽器の1番を常に一人の人が演奏する場合は、組み合わせは1通りである。
2管編成で首席制度のある大阪センチュリーなどいくつかのオーケストラは実際にこれで運営されている。
この場合、相手がどう来るかという予測は極めて容易で、アンサンブルの質を高いレベルに維持しやすい。
その対極にあるのが寄せ集めオーケストラである。
一応全員プロだから大体は合うのだが、細かい癖に対応しきれない。
また、オーケストラというのは、長年その相手と、音や言葉によって音色、アンサンブル、音楽を積み上げてきた集大成だ。
そういうもののない状態で高いレベルのアンサンブルをするのは無理というのものだ。
首席が2人の場合、クラリネット奏者であれば、フルート2人、オーボエ2人、ファゴット2人、合わせて8通りの組み合わせがある。
多くのオーケストラはこれぐらいの組み合わせで運営されている。
それでは1番を3人が吹くとしよう。
クラリネット奏者1人に対して、フルート3人、オーボエ3人、ファゴット3人、合わせて27通りの組み合わせと、2人の場合に比べて3倍以上の数となる。
これは寄せ集めオーケストラに近い状態と言えるだろう。
アンサンブルはかなり難しくなる。
その結果、オーケストラとしての質は低くなると言っていい。
1番を吹く人の数は1人か2人、それ以上で質の高い演奏を維持するのは困難なのである。

広響の弦楽器について、問題点を挙げてみよう。
まず、現在コンサートマスターが1人しかいない。
そのため不在の場合はゲストコンサートマスターを招聘する。
コンサートマスターというのは、オーケストラで最も重要なポジションであり、そこによその人に来られても困るのである。
オーケストラというのは、コンサートマスターと一体となって音楽的経験を積み、そこでそのオーケストラ独自の音色や個性を出していくものだ。
コンサートマスターは最低でも2人は必要である。
第2ヴァイオリンに首席がいないため、定期演奏会などの重要な演奏会にゲストトップを招聘するというのも同様に問題がある。
これもぜひ首席が必要だ。
コントラバスは、パート内の取り決めによって特定の人がトップを務めているが、音楽監督による指名、首席オーディションによる選出、楽団員による投票など公に決められたものではないという問題がある。
これについてもやはり、きちんと首席を決めるべきだろう。

ところで業務外の話はどうなったんだ?
あれだけ多方面から多くの人の意見が寄せられて、それを放置するのはまずいだろう。

午後7時出発、5.2km。
足に違和感がほとんどなかった。
1km6分40秒台から50秒台という遅いペースで走ったということもあるだろうが、予想よりも回復が早くてうれしい。
このまましばらくはLSDペースで距離を伸ばしていこう。

NHKのサイボーグに関する番組。
ヘルメットを被るだけで脳波を読み取る装置。
脳、脳に栄養や血液を送る装置、脳波を読み取る装置、読み取った脳波を元に動く手足、目、耳に代わる装置。
もはや神経をつなぐ必要すらない。
人間が、ほとんど脳だけで生きていける未来は、意外と近いかも知れない。

バスクラって、半分メタルクラリネットだよなあ。
本当は全部木で作った方が音がいいのだが、難しいし相当高くなる。
先日N響でバスクラを吹くお二人がとあるメーカーのバスクラ用ベルを揃って購入されたそうだが、きっと音はいいだろうなあ。
値段は30万円ぐらいだそうである。
T響のT氏が特注でバセットクラリネット用の木管のネックを作ってもらって吹いていたが、かなり音がいいそうだ。

4月24日
埼玉の自宅に移動。
トスカグリーンラインは重い。
特にA管。
しかしリュックの重さまでが重く感じられるとは思わなかった。
ダブルケースにパソコンなどなど。
腰が危ない。
背負っている時はいいのだが、持ち上げる時は気をつけなければならない。
楽器はなるべく軽い方がいいのだが、断然いいのだから仕方ない。

首席制度について考えてみたい。
こんな会社、どうですか?
社長から平社員まで全員同じ給料。
同じ給料で責任だけ負わされるなど冗談じゃないと、全員平社員を希望するだろう。
それではこれはどうだろう。
役職は何もなく、全員が平社員の会社。
誰が会社の顔となり、責任を負い、指示を出すのか分からない。
これでは会社は成り立たない。
それではオーケストラに戻って考えよう。
ここに、A、B、Cという3人の管楽器奏者がいるとする。
A、B両氏は1番を吹く能力があるが、C氏にはそれがない。
もしC氏が演奏会で1番を吹けば、演奏に傷がつきお客さんから苦情が出て経営が危うくなる。
C氏に自覚があれば問題ない。
1番を吹かなければいいのだ。
しかし問題は、C氏が自分は上手いと勘違いしている場合だ。
そして歳が上などの理由でこのC氏の立場がA,B両氏よりも強ければ、C氏が1番を吹くことが多くなり、その分お客は来なくなりオーケストラの存続に関わる。
そういう場合は、きちんと首席制度を作るなり音楽監督が誰が1番を吹くかを指名するなどしなければオーケストラは機能しない。
ところが実際には、明らかにこの人とこの人を首席にすればオーケストラとしてのレベルが格段に上がるのに、首席制度がないために他の人と平等に回すなどして質を落としている地方オーケストラはいくつもある。
楽団員が首席制度を作るというのは、「トゥッティだって頑張っている。」などという訳の分からないことを言う連中や、役割が違うにも関わらず「俺より1円でも高い給料をもらうやつがいるなど許せん。」などというどうしようもない人間がいたりして、難しい面もある。
本来は音楽監督や事務局がやるべきことである。
しかし、楽団員も、このオーケストラの演奏の質に関わる問題を放置するということは聴衆に対して失礼な行為であり、それが自分達の将来にも影響するということをもっと自覚すべきである。

4月23日
廿日市定期本番。
トスカは非常に楽だ。
同じ音量なら7割の力で済む。
前半はA管だけだが、あれだけ多くのソロがあるのに疲れがまるでなかった。
体力を消耗しないというのは非常に重要なことだが、それだけではない。
客席で聴いていたO氏によると、非常に繊細な音がするという。
これは楽器の響きということもあるが、力みがなく楽に演奏できているということが影響している。
他の楽器とも合いやすい。
特にフルートとフッと溶ける感じは自分でも快感である。
後半A管は第2楽章のみ。
さて、自分のB♭管。
吹き方を変えなければならない。
ぐっと力を入れる。
しかし第1楽章のドーファファーミーやラーレレードーというソロは、トスカならもっと楽な力でもっと豊かな響きが客席に伝わるだろうなと予測できるのがくやしい。
A管は購入決定。
B♭管も早く欲しい!

午後7時出発、3.2km。
フルマラソンから中6日。
先発ローテーションピッチャー並の間隔。
もちろんエアマックス360でLSDペース。
コウモリの季節。
瀬野川の空で無数のコウモリたちがスターウォーズさながらの空中戦を演じている。
コウモリの季節ということは虫の季節。
虫の季節ということは、新緑の季節。
春である。
安芸中野駅付近には燕も増えてきた。
最盛期には数百羽が駅付近の電線で寝る。
それは壮観である。
あーあ、やっぱり右足外側に痛みが出てきた。
15km過ぎで痛みが発生するなんて早すぎる。
それから27kmも走ったらそりゃ痛めるよ。
しばらくは休養とLSDペースによって回復に専念しよう。
次回からはよほどでなければレーサー2は禁止。
ハーフなら15kmレースペース、フルマラソンなら25kmから30kmのレースペース。
それをレーサー2でできなければこのシューズは履いてはならない。
準備不足で履くと痛い目に遭う。
それと、フルマラソンを走るのなら必ず長距離練習を週1回はしよう。
気持ちよく42.195kmを走りたいものだ。
今後の目標としては、6月か7月に、タイムは全く関係なく、景色を楽しみながらハーフを走りたい。
それと、夏に高い山を目指そう。
こんな短い距離でも多少は汗をかき、体が活性化されて気分もいいし、やはりランニングはいい。
気分よく、楽しく走りたい。

さて、久しぶりの体重計。
53.1kg。
増えていない感じはあったが、むしろ減っている。
食事の量は同じで、走っていないのになぜ?
サプリメントが効いているという感じと、フルマラソンの余熱が残っていて基礎代謝が高いという感じがする。
体脂肪率は、5.1%!
何それ?
運動もししていないのにどういうこと?
君は大丈夫か?

購入者の声
<B♭クラリネット用金メッキをご購入の方より>
今までピンクゴールドを使用しておりましたが、今回の金メッキはそれに比べると凛とした感じで鳴るように感じました。
マウスピースにセットした時のフィット感というか、感覚もメッキによって違うように感じたのですが、気のせいでしょうか。
ピンクゴールドの柔らかい感じとはまた違っているようで、まだ大きいホールで演奏していないのですが、どういうふうに響くのか楽しみでもあります。
高尾さんのクラリネットは、広響の定演で聴かせていただく以上に透明感を感じました。
音色が太いというか、暖かいというか、芯があって、どこまでも響いていくような音色だと思いました。
私は学生時代この曲の1楽章を演奏したことがありますが、どうやったらこんな音色になるのか、ため息が漏れました。
テクニックだけでなく、曲に対しての想いや感情が凄く伝わってきて、引き込まれるような気がしました。
(製作者注:メッキの種類によって、表面の滑り具合や硬さは異なります。ピンクゴールドは銅と金を混ぜたものですので最も柔らかいです。次に金。ロジウムは硬く、つるつるとした感触です。)

4月22日
リハーサル2日目、明日本番。
トスカグリーンライン。
うーん、悩ましい。
圧倒的に豊かな鳴り。
太く、深く、密度の高い音色。
他の楽器との合いやすさ。
一度知るともう元には戻れない。
しかし、ドヴォルザークのチェロ協奏曲第2楽章のソロが慣れない。
この楽器ではどう吹けば最もいいのかということが分かっていないということが分かった。
2度目を今の楽器で吹くと、住み慣れた我が家。
明るく軽やかな音色で、フレーズも自由自在。
音色の変化も手馴れたものである。
しかしトスカを知ってしまうと、フォルテで楽器が鳴っていない感じや、他の楽器と合いにくいという感じを持ってしまう。
トスカを住み慣れた家にすることができればこんな素晴らしいことはないが、今の段階でどこまでできるか分からないというのが辛い。
うーん、悩ましい!

リハーサル後集会。
今日は人数は少なかったものの、活発な意見が出て充実した集会となった。
自分に都合の悪い案件を放置し葬り去ったり、情報を公開せず自分のやりたいように裏で動くような人間がはびこってはユニオンは終わりである。
そうならないためには、ユニオン会員一人一人がきちんと現状を認識し、言うべきことをはっきりと言うということが重要だ。

4月21日
ヤマザキ ずっしり蒸しパン
何でこんなものを買ってしまったのだろう。
うえっぷ。
甘すぎる。
裏を見ると、いろいろと入っている。
ん?
何と砂糖が最初に書いてある!
つまり小麦粉よりも砂糖の量の方が多いのだ。
信じられん。
あ、来た来た。
顔に嫌な感じ。
この感じがある時、吹き出物が出る。
そうか、吹き出物の原因は糖分の過剰摂取だ。
昔チョコレートの食べすぎでにきびが出たことが何度かあったが、同じことだ。
ひょっとすると添加物も関係しているかも知れない。
食パンにさえいろんな添加物が入っている。
日本人は米を食えということか。

廿日市定期リハーサル初日。
トスカで吹いてみた。
まずモーツァルトのドンジョバンニ序曲。
響きがあるので普段の8割ぐらいの力で楽に吹ける。
驚いたのは他の楽器と音が合いやすいということだ。
5小節目のフルートとのユニゾンは、1回目トスカで吹いた時はきれいに合ったが、2回目自分の楽器ではややずれた。
他の部分でも、同様の現象が見られる。
これは音程もいいのだが、そうではなく響きがあることが原因だろう。
次にブラームスの交響曲第1番。
こちらは残念ながらA管は第2楽章のみ。
しかしその第2楽章のソロは、響きがあり、全ての音がクリアに聴こえつつ、音に色艶や魅力があった。
もうほとんど買うことは決まった。
現在B♭管が手に入らないのが残念だ。

朝の電車でIさんのお父さんとお会いした。
大阪の娘さんのところに行くところだそうな。
マラソンの話で盛り上がった。
この方は定年退職後の60歳からランニングを始め、65歳でホノルルマラソンを完走された。
85歳の今も背筋が伸び、頭もしっかりとして、見た目も若々しい。
さすがに今ではウォーキングにしているそうだが、毎朝6時から1時間、自宅周辺の起伏のあるコースを歩くそうだ。
「今の体があるのは、60歳から走ったおかげ。」という言葉が重い。

購入者の声
<アルトサックス・メイヤー用ピンクゴールドをご購入の方より>
リガチャーとCDが届きました。
どうもありがとうございます。
低音のピアニシモがよく鳴るようになってe-saxでミュートしているときでも練習しやすくなりました。
音色も申し分なくたいへん気に入っています。
マウスピースが新しくなったらまた注文します。
CDもすごくよかったです。
普段クラッシックを聴く機会があまりなかったのですがこれをきっかけにいろいろ探ってみようかと思います。

<ルソーバリトンサックス用マウスピースをお送り頂き、1.8mmと2mmピンクゴールドオーダーメイドをご注文された方より>
今日、吹きました!
すべての音の音色がまとまりやすくなって、音のむらもなくなった気がします!
気分やリードの調子でリガチャーの太さをかえられるのもうれしいです。
ありがとうございました。

4月20日
広島に移動。

借りているトスカで練習2日目。
すでに体が元に戻れないと言っている。
フォルテもピアノも同じように吹いても響きがまるで違う。

昨日の話。
レストランで昼食。
デザート付きだったので、久しぶりにケーキを食べた。
クリームが美味い!
「和菓子では駄目。ケーキでないと。」という女性が多い理由、それがこのクリームだ。
クリームとはつまり脂肪と砂糖である。
人間というのは脂肪とか糖分という高カロリーなものを美味しいと感じるようにできているのだ。
同じようなものに牛丼がある。
牛丼の何が人をとりこにするのか。
それは脂身と砂糖と塩である。
人間の根源的欲求を満たす食品として、牛丼とケーキは共通しているのである。

ドヴォルザーク チェロ協奏曲 デュプレ:Vc バレンボイム指揮 シカゴ交響楽団 1970年
とても冷静に弾いているとは思えないほどの感情表現と音程、リズムの正確さの両立。
この人は一体どうなっているのか。
何度も聴いているCDだが、聴くたびに驚きと感動がある。
感情表現を支えるのが極めて高い技術だが、特に楽器を鳴らす技術はすごい。
ヴィブラートも、その速さや幅が完璧にコントロールされている。
こうして今もCDでその稀有な才能に接することができることに感謝したい。

ブラームス 交響曲第1番 バーンスタイン指揮 ウィーン・フィル 1981年
これも何度も聴いているCD。
ものすごく粘り気の強い歯磨き粉のような曲と演奏。
どこを切っても血が噴出すかのような名演である。
ところどころにバーンスタインのうなり声。
客席の物音や咳も入っている。
特に最後の音の直前に入っているうなり声が印象的だ。
彼は確かに生きていた。
そしてこれが彼が生きた証だ。
大学時代、芸大寮で悪友S(現在日フィル)と一緒に聴いた思い出。
同じく芸大寮で現在神奈川フィルにいるM先輩など数名で一緒に聴いた記憶。
あの頃みんなこのCDに夢中だった。
「この演奏を生で聴いたら感動しただろうなあ。」と語り合ったものだ。
このCDは私にとって青春の思い出でもある。

4月19日
何だか時間があると思ったら、朝筋トレせず、夕方走らないからであった。

<筋肉痛>
フルマラソン後3日。
大分足の痛みが引き、普通に歩けるようになってきた。
翌日は階段の上り下りも普通に歩くのも辛い状況。
翌々日は階段の上りは大丈夫だが下りがきつい。
今日は下りも大丈夫。
今回のレースは、痛みが出るのが早すぎて嫌になってしまった。
長距離練習はエアマックス360で2時間20kmのLSDと思っていたが、実際にはレースで履くシューズで25kmから30km走らないといけないようだ。
レーサー2でその距離を走ると足を痛めてしまう危険性がある。
ということはレーサー2は私には分不相応なのだろうか。
1kmでケージと5秒違う。
フルマラソンでは3分30秒の差になる。
これは大きい。
しかし、もし途中で足を痛めて失速すればこれぐらいの差はすぐに逆転する。
どちらにすべきか悩ましい。

<日焼け>
顔と手に最も強い日焼け止めを2度塗ったのだが、それでも日焼けした。
腕には時計の痕がついている。
ロングタイツと靴下の間にも塗るべきであった。
風呂に入ると痛い。
耳なし芳一状態である。
顔や手は痛くないということは、日焼け止めの効果はあったということだ。

<練習>
もちろん今回も帰宅後練習した。
特に支障はない。
足が痛いだけである。
私は音楽家なので、当然のことながら練習が最優先。
たまに走ることを優先したいという欲求に駆られるが、この原則は厳守する。

浄水器について調べている。
広島の水は煮沸すれば何とか飲めるが、こちら埼玉の水は煮沸してもいまひとつ。
現在ミネラルウォーターを買って飲んでいるが、それよりも浄水器の方が安いし、ご飯や料理にも使えて便利である。
今のところアルカリイオン浄水器がいいのではないかと思っている。
検索で第3位あたりに来るサイトは、いろいろと参考にはなるが非常に怪しい。
自分の勧めるものだけを褒め、他を徹底的に非難しているが、いずれも都合の悪いところには根拠は示さず、明らかに恣意的である。
検索ではよくこういうことがあるが、複数の人が支持しているものでなければ無視した方がいいだろう。

4月18日
思い出した。
あいつだ。
あの声だ。
10年経つだろうか。
かなり昔のことだ。
女性クラリネット奏者の電話番号をあちこちに電話をかけて聞きまわるおじさん。
同じことをまだやっているのだ。
ホールかどこかに行き、チラシを手に入れ、そこに書かれている電話番号に片っ端から電話し女性の音楽家の電話番号を聞く。
うっかり教えたらさあ大変。
しつこい電話がかかってくる。
こういう懲りないやつは早く刑務所かどこかに隔離した方がいい。

サトテクノで楽器修理。
その後クランポンへ。
Hさんからバスクラを借りる。
Kさんとちょっとお話と思ったら、何とトスカのA管1本何とかなると言う。
3本試奏。
今のA管は、恐らく多くの人が吹いて驚くだろうと思うほどの名器である。
それと比べても確かに断然いい。
ただ、先日S君が持ってきたB♭管を今回も吹いたのだが、これが素晴らしすぎる。
それに比べると若干重いような気もしないでもない。
B♭管に比べてA管が重くなるのは当然のことだが、だからこそB♭管に比べて若干軽めのA管にするのが理想だ。
特に響きのある1本を選び、購入を前提にお借りすることになった。
この楽器の本当のよさは大きなホールでなければ分からない。
次の廿日市定期が楽しみだ。

4月17日
長野マラソン、NHKの番組がなかなか面白かった。
一流選手を追うよりも、一般の選手を追う方が感動したりする。
これだけ各大会が数千人から数万人という規模で開催されているのに、市民ランナーの視点からの番組を見たのはこれが初めてだ。
自分なりの目標に向かって努力し42.195kmを走るというのは、誰を取り上げても感動があるはずだ。
これからもぜひこういった番組を作って欲しい。
一流選手がこれほどの田舎道を走るというのも見ていて楽しい。
何とももどかな景色だ。
国際大会は普通大都市で開かれるが、たまにはこういう大会があってもいい。
「目指せサブスリー」というタイトルだが、サブスリー(フルマラソンで3時間を切ること)は、元々陸上をやっていた人でなければ達成は相当難しい。
フルマラソンを走る人で達成できるのは、わずかその数パーセントに過ぎない。
今回長年の夢がかなった人の喜びはよく分かる。
もう一人の女性は、故障で3時間34分というタイム。
最後は足がほとんど死んでいたが、人のことは言えない。
私はもっと死んでいた。
「へろへろ」というTシャツを着た人が、本当にへろへろになって私の前を走っていたが、その後ろを走っている私も同様にへろへろであった。
谷川真理さんの、「マラソンは走ってみないと分からない。」という言葉が心に残る。
しかし、前回、前々回と比べて今回が特に悪かったのには必ず理由があるはずだ。
特に1週間前からの調整が怪しい。
どうすればどうなるのか、いくつもの本を参考にやっているのだが、自分なりの結論をきちんと出そう。

4月16日
長野マラソン
ゼッケン 3098
高尾 哲也
総合男子
10km: 50:07実
25km: 2:02:07実
30km: 2:29:32実
Goal: 3:44:38実
時刻:12:19:38実

前回あれぐらい走れたので、それが自分の実力だと思っていたら大きな間違いだった。
15km付近ですでに右足外側に痛み。
だましだまし走っていたら今度は20km手前で肝臓付近に痛み。
疲れるのが早すぎる。
徐々にペースを落とし、最後の方は歩いていないだけと言ってもいいほど。
情けない。
要するに練習不足。
特に長い距離の練習が決定的に足りない。
レーサー2を本番で使用したいのなら、1ヶ月前ぐらに一度レーサー2でレースペースで30km走るべきだ。
それができないのならカタナ・ケージで走った方がいい。
今回もケージで1km5分ペースで走った方が結果は良かっただろう。
根本的に考えを改めなければならない。
君はフルマラソンを甘く見すぎている。

特に序盤はものすごい応援。
長野市民の半分は応援しているのではないかと思うほどである。
太鼓、吹奏楽部などの応援も多い。
それに一人一人が一生懸命大きな声で応援している。
そういう意味でこれまで走った中ではNo.1の大会である。

景色もすばらしい。
遠くの山脈に雪が残っている。
桜は2,3分咲き。
あそこの桜は満開だと思ったら梅だった。
のどかな景色の中を走るのは何とも気持ちいい。
ただし景色を楽しむ余裕があったのは序盤だけであった。

雨または雪というから準備したのに、晴れたよ。
もちろんその方がいいのだけど。
最初は気温が低く、ロングスリーブシャツとロングタイツ、防水の帽子と防水の手袋。
手袋は万が一雨が降ったらということで持って行ったのだが、2kmですでにお役御免。
ロングスリーブシャツは30km付近で脱いで腰に巻きつけた。
朝は3月初旬並み、昼は4月下旬並み。
調整が難しい。

ひょっとして、前回と今回の差は、直前1週間のトレーニングの差ではないだろうか。
今回はレーサー2で8kmを1km4分台を並べて走った。
これが負担が大きすぎたのではないだろうか。
前回は違和感の関係でかなり負荷の小さい練習だった。
それで今回よりも足がずっと元気だったのではないだろうか。

<エスクラ用ピンクゴールドをご購入の方より>
さっそく使ってみましたが抵抗があまりないのに音が広がりにくく音色もまろやかになりました☆
周りからも好評でした!
どうもありがとうございました!

4月15日
やっぱりそうでしょう、アイフル。
いくらチワワの皮を被っても駄目。
中身はサラ金と同じ。
テレビCM2ヶ月自粛なんてふざけている。
消費者金融がテレビCMすること自体がおかしい。
永久禁止にすべきだ。

長野に到着。
名古屋から特急で2時間49分。
広島からだと遠い。
帰りは大宮までなら1時間20分。
やっぱり新幹線は速い。
街は思ったよりも賑やかだ。
そこら辺中明日のマラソンのために各地から来ているランナーで溢れている。
一般の人と最も違うのはシューズ。
稀に革靴を履いている人もいるが、ほとんどの人はランニングシューズを履いている。
女性は少ないが、必ずズボン。
ハイヒールもあり得ない。
ジャージと帽子も目印。
格好の悪いジャージはランナー全体の印象を悪くする。
ぜひ服装には気をつけて欲しい。

明日午前中の降水確率70%。
雨か雪だって!
勘弁してよー!
最低気温4度。
防寒防水対策はしてあるので大丈夫だとは思うが、やはり晴れれば景色を楽しめて気分がいいし、雨が降ればレースは厳しくなる。

<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
私はたまに母校の中学校に教えにというか遊びにいっているのですが、さっそくそこのClパートの子たちに配ってきました。
反応はものすごく好評で、高音がでやすい、音程が安定する、音量がめっちゃ大きくなった等々、楽しそうに吹いている表情で言葉以上に満足しているのがわかります。
見た目も目立つので他のパートの連中も興味を持ったようです。

4月14日
午後8時15分出発、5km。
昨日休んだのに、足に疲労が残っている。
いくら8kmでも、レーサー2で4分台を並べれば足には負担がかかる。
フルマラソン直前のトレーニングとしては負荷が大きすぎる。
レーサー2に慣れたままでいたいという気持ちもあったが、ここは足の負担を軽減し、軽い刺激を筋肉に与えることにした。
エアマックス360で1km6分台のLSD。
明日はいよいよ長野に移動だ。
今回は記録更新を宣言できるほどのトレーニングは残念ながらできていない。
目標は以下のとおり。
1km4分40秒から5分の間で走る。
1km4分40秒を切るタイムは自殺行為と心得よ。
1km4分45秒から50秒がベストだろう。
ただし、タイムにとらわれず、とにかく楽に走ろう。
体調が悪ければ記録更新や3時間半を切ることは潔く諦めるべし。
前半をセーブし、前回よりも後半を楽に走りたい。
ほぼイーブンペースで3時間半を切れれば大成功としよう。

寒さと雨が非常に心配。

4月13日
やっぱり豊田耕児さんの息子か。
今日のコンサートマスター豊田弓乃さん。
尋常ではない技量とコンサートマスターとしての存在感。
それに子供に弓とつけるのは普通ではない。
豊田耕児さんの息子さんではないかと先ほどたまやで話していたら、やはりそうだった。
ヴァイオリン奏者になるべくしてその遺伝的素質を持って生まれ、幼少から理想的な環境で育つ。
そうするとこれだけの人になるのだろう。
見た目はとっても普通の人なんだけど。

今日もトスカを吹き比べ。
昨日の練習場ではもっと吹いている実感があったのだが、今日はそれがあまりない。
その代わりホールの向こうの方でやたらと鳴っている。
不思議な感覚である。
S君が吹いているのを聴いても、ぐっと存在感が増して断然うまく聴こえる。
これはやはり買うしかない。

定期演奏会本番。
田野倉さんのソロを、ゲネプロ本番と2回聴く。
本番の方が曲に慣れてきた。
コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。
今日はアメリカ音楽だが、コープランド、コルンゴルト、バーンスタインと全員ユダヤ人である。
ドイツ系ユダヤ人、世紀末のウィーン、リヒャルト・シュトラウス、ジョーン・ウィリアムス、ホルストなど、曲を聴いているといろんなキーワードや作曲家の名前が次々と思い浮かぶ。
田野倉さんのソロは見事であった。
彼とコンサートマスター契約できたというのは、広響にとって非常に幸運なことだ。

今日はたまやで打ち上げ。
田野倉さんを囲む会もあったのだが、聞かれたのがリハーサル2日目で、すでにたまやを予約した後であった。
迷った末やはりたまやに行くことにした。
前菜からフルコース。
タン刺し、レバ刺し、センマイ刺し、牛タタキ、カルビ、コーネ。
S君などは締めに焼肉丼である。
一人で黙って悶絶したかのように満足していた。
これだけの料理がこれぐらいの値段で食べられるというのは本当に幸せなことだ。

帰り、O君に送ってもらった。
アルファ・ロメオ。
鉄仮面のような個性的な顔。
しかし乗らないと結局そのよさは分からない。
個性的で高級感のある室内。
座席やドアもいい。
何といってもその加速感、それに音がいい。
あの軽くウィーンと上昇する音は人を強制的に興奮させる。
この車にはまるのは分かる。
この車なら用がなくても乗り回したい。
これほど乗っていて楽しいというのは初めて体験した。

4月12日
定期演奏会リハーサル3日目、明日本番。
交通整理というのは非常に重要なことだ。
100人の料理人が、一人の天才料理人の書いたレシピを基に、2000人のお客さんに料理を出す。
その全体を取り仕切るのが料理長だ。
個々の料理の質から全体のバランス、配置まで一切をこの料理長が取り仕切る。
このため、自分で料理を作ることのないこの料理長の役割は非常に重要となってくる。
一人一人の料理人の個性、意欲、力を引き出しながら、それが全体から見た時にお客さんに満足してもらえるものかどうかチェックし、バランスを整えていく。
実は料理長には、その人の個性を出すことよりも上記のようなことの方が求められる。
料理長が自分の主張ばかりし、個々の料理人の意欲や個性を抑えるようなことをすれば結果として料理の質は低くなる。
個々の料理人が好きに料理を作っているつもりでいても、実は料理長が手のひらの上でコントロールしている。
そういう人が理想的な料理長である。

昼休憩時のホールが静かな時間を狙って、自分の楽器(フェスティバル)とトスカ・グリーンラインを吹き比べ、木管の皆さんに聴いてもらう。
皆さんの感想は、
「比較するとトスカの方が音が均一で、今の楽器の方がむらがあるように聴こえる。」
「響きはトスカの方が豊か。」
「1000ccに対する3000ccの車のようだ。」
「「トスカの方が遠くで聴いても全ての音がくっきりと聴こえる。」
などなど賞賛の声ばかり。
これはお金はかかるが買うしかない。
この楽器を買ってから5年ちょっと。
その間プレスティージュとフェスティバルを選定のため100本以上は吹いているが、一度も自分の楽器以上の楽器と出会ったことはない。
極上のフェスティバルだと思うのだが、その楽器に対してこれだけの圧倒的な差があるというのは驚くほかない。
ちなみに、狭い場所で吹き比べるとこの差が分かりにくくなるので気をつけよう。

午後6時45分出発、8km。
0〜1km 4分48秒
1〜2Km 4分42秒
2〜3km 4分40秒
3〜4km 4分44秒
4〜5km 3分59秒
5〜6km 4分32秒
6〜7km 4分45秒
7〜8km 4分41秒
トータル36分54秒
あまり体調はよくない。
寝不足が原因だ。
今日明日ゆっくり寝て体調を整えよう。
しかし昨日よりはいい。
最初から4分40秒台。
4kmからは4分を切るタイム。
しかし結構頑張ってようやくこのタイム。
今の私の実力では10km40分は無理だし、サブスリー(フルマラソンで3時間を切る)も到底無理。
実力をわきまえよう。
明日は定期演奏会のため休み、あさっては走る。
しあさってフルマラソン前日は休む予定。
あさって今日と同じ強度の練習をしてもいいのかどうか。
休みが2日も入るのでいいような気もするし、もう少しゆっくり走った方がいいような気もする。
難しいところだ。
足が自然とレーサー2に対応し、これまでよりもピッチ走法になっている。
同じスピードで走るのであれば、シューズが重ければストライド走法の方が、軽ければピッチ走法の方が効率がいい。
昨日はクッション性が少ないために足にかなりの負担を感じたが、今日はピッチ走法により昨日より足の負担は大分少ない。
やはりレース当日のシューズには、その前何日間かかけて慣れておく必要がある。

次の日曜日、私の出場する長野マラソンの模様が、NHK総合で午後4時半から6時まで放送されます。
私はまず映らないとは思いますが、興味のある方はご覧になってください。
気温と天気がとっても心配です。
どうなることやら。

4月11日
定期リハーサル2日目。
今回バスクラで来てもらっているS君がクランポンからトスカを借りて持ってきているので吹かせてもらった。
木とグリーンラインとB♭管2本だが、グリーンラインが圧倒的にいい。
非常に豊かな鳴りである。
これは買うしかないかも。
最低でもB♭管A管で120万はいるなあ。
まずい。

午後6時30分出発、8km。
昨日から今日にかけてかなりの降水量。
久しぶりに瀬野川内の歩道が浸水し、コースに行くのに遠回りした。
ここが浸水するのは年に数回だけである。
コースも一部浸水、一時はコース全体が水に浸かっていたようで、流木などのごみがあちこちにある。
2往復目は暗くなり、流木で足をくじきそうになった。
泥で滑りやすいところもある。
気をつけないと。
久しぶりにレーサー2を履く。
体調はあまりよくない。
寝不足が続いているせいだろうか。
体が重い。
最初はゆっくりと走りウォーミングアップ。
このシューズはゆっくりと走るとただの硬くて怪我をしやすいシューズである。
危険なシューズではあるが、スピードに乗るとやはり速い。
3kmから4分29秒。
6kmから4分11秒。
調子が悪いと言いつつも、このタイムなら大丈夫だろう。

長野マラソンは出発が8時35分。
これは暑さを避けるためである。
一流選手には確かにその方がいいだろうが、市民ランナーには多少暑くてももっと遅い時間の方がいい。
長野の当日の最低気温は3度という予報。
半袖半ズボンでは震える。
しかも降水確率50%。
ひょっとしたら防水のウィンドブレーカーと防水のロングタイツという選択になる可能性もある。
春は天候によって気温が大きく変動する。
一体当日何を着ることになるのだろうか。
できれば雨は降らないで欲しい。
お願い!

4月10日
asahi.com天気予報。
今朝の時点では夕方は雨だが小雨でひょっとしたら走れるかもというぐらい。
それが午後5時時点では大雨でまるで駄目。
明日の夕方は雨が上がるという予報だったのに、今見たら1日中雨。
今日走らないのはいい休養になるが、明日も走れないとまずい。
足が軽くなりすぎ、フルマラソン後半の粘りがなくなってしまう。
困った。

定期演奏会リハーサル初日。
メインはバーンスタインのウェスト・サイド・ストーリーよりシンフォニックダンス。
この曲にはいろんな思い出がある。
まず大学生の時に大野和士さんの指揮で演奏。
「君たち、日本人は1,2というと1で膝を下ろすだろう。黒人は違うんだよ。1で上げるんだ。」
楽しいリハーサルであった。
途中の2分の3拍子を六角形に振ったのが鮮やかな記憶として残っている。

留学から帰ってしばらくして、神奈川フィルから初めて呼ばれた時の曲がこれだった。
バスクラを吹く。
ミ シド♯シー ファ♯ド♯ミというバスクラソロは簡単とは言えない。
バスクラの場合、レジスターを押さえたシの音には神経を使う。
指揮は十束さん。
ドラムとピアノはジャズの方を呼んでいた。
お二人ともあまり楽譜が読めないご様子だったが、特にピアノの方が大変で、しばらくして十束さんがこう言った。
「そこは右手も左手もお休みです。」
何日か休みがあり、再びリハーサル。
ピアノの方は同じ状態で、ホルンのKさんが切れた。
立ち上がって、「いい加減にしろ!」
翌日の本番では、急遽いつも来てもらっているピアニストが弾き、何の問題もなかった。
当時はまだボーリング場の2階でリハーサルしていた時代。
給料もエキストラ代も安かった。
3万円ちょっともらってこんなものかと思っていたら、事務局の方がいらして、
「すみません、楽器使用料が間違ってついていたので返してください。」
返したらギャラが1万9千円ぐらいになった。
リハーサル3日、本番1日。
練習場まで片道千数百円、3往復で五千円ちょっと。
食事代が4千円ほど。
バスクラのリード代が3千円ちょっとかかった。
これじゃ生きていけないと青くなったのを覚えている。
実はいまだに、東京の自主オーケストラのギャラは安い。
リハーサルは1日4千円というところも多い。
交通費片道1000円として往復2000円。
昼食に1000円出せば、残りは1000円。
音楽家もフリーで生きていくのは大変なのである。

4月9日
寝不足。
たまの飲み会は仕方ない。

新幹線で広島に移動。
500系の新神戸広島区間は揺れがひどい。
本を読むと目が悪くなる。
スピードを乗り心地よりも優先した結果である。
なるべくこの列車は避けよう。

午後8時10分出発、8km。
今日がレース1週間前。
今日からは疲労を取るため距離を短くする調整期に入る。
特に速く走るつもりはないが、徐々に加速し、ベストは1km4分24秒。
昨日走らなかったにも関わらず、足に疲労が残っている。
今日はカタナ・ケージ。
明日はレーサー2を試し、あさってはエアマックス360でLSDにしようと思っていたら、どうやら明日は雨らしい。
予定が立たない。

購入者の声
<デュコフメタルアルト用ピンクゴールドをご購入の方より>
低音の鳴りが豊かであたたかく、リードの反応も頗る良好で大変満足しています。
良い品物を本当にありがとうございました。
大切に使わせていただきます。
クラリネットクィンテットのCDもありがとうございます!
今聴いています。
(勿論良い意味で)男性的な、素敵な音色ですね。

<B♭クラリネット用金メッキをご購入の方より>
昨日高尾様のリガチャーを吹かせていただきました。
これはなかなかのもの。
まず、音色は透明できらびやかな感じがします。
また、私のクラリネットはキーが金メッキなので、これにもよくマッチしています。
本当に音が遠くまで伸びる感じですね。
私の好む音の方向性にもピッタリ合っていますので、楽しく使用させていただきたいと思います。
徐々に下のほうに位置を変えながら。
有難うございました。

4月8日
オペラ、バレエはマラソンと同じ。
ペース配分が重要だ。
以前チャイコフスキーの「眠りの森の美女」を1日でゲネプロ本番やった時は死んだ。
今はあの時よりも楽に吹く技を覚えたのでましだろう。
私の場合は握力の温存が非常に重要だ。
握力がなくなるとミスにつながる。
難しい曲だからといってさらいすぎると上手くいかない場合がある。
数日前からは腕を酷使しすぎないことが大事になってくる。
ゲネプロでは極力省エネモードで、特に指はできるだけ軽く楽に押さえること。
本番でも曲によってはかなりの部分を省エネモードで吹く必要がある。
とにかく重要なソロをきちんと吹くことが最重要課題である。
楽に吹いていると、自分を主張することよりも、オーボエやフルートと音を一体にすることや、フォルテではあるけれども自分は伴奏なのでやや小さめの方がいいなど様々なことが見えてくる。
オーケストラでは、実は全力で吹くべきところはそう多くないのである。

長い用事の後、久しぶりのメンバーで飲み会。
只今午前1時50分。
書きたいことが山ほどあるのに書けないのが残念。
おやすみなさい。

4月7日
今日はいろんな方とお話する機会があった。
Kさん「Sさんがトスカを吹いていたが、これまでにないほど魅力的だった。」
こういう話を聞くと欲しくなるなあ。
ただSさんは、納得できる音が出るまで1年かかったと話していたそうだ。
Hさんはすでにトスカを使っている。
ピッチなどの調整にはやはり苦労するようだ。
週に何度も修理に通ったそうだ。

用事の帰り、御徒町のアートスポーツでカーボ・ショッツを10本購入。
フルマラソンの3時間前までに食事を終え、2時間前にこれを3本飲む。
30分前に1本。
レース中は10kmごとに1本。
これでエネルギー切れを防ぐことができる。
これまで4回のフルマラソンでは常にこれを3本携帯し飲んでいるが、飲むとぐっと力が湧く。
これまでフルマラソンでエネルギー切れになったことはない。
これはカーボ・ショッツのおかげだろう。
レース後に飲むのもいいようだ。

午後7時40分出発、7.6km。
今日は朝から用事で寝不足気味。
またオーバートレーニングで疲労が蓄積している。
LSDペースでゆっくりと走る。
本来なら休みたいところだが、明日は用事のため走れない。
フルマラソンを目前にして2日連続で休む訳にはいかない。
とにかくゆっくり楽に。
夜ではあるが、桜などを楽しみながらリラックスして走る。
今日は春にしては寒いが、それでも真冬に比べれば気温は高い。
真冬のウェアを着込めばLSDでもかなり汗をかくことができるので気持ちいい。
やはり汗はかいた方がいい。
その方がより体が活性化されて元気になる。
必要量よりもやや多めの酸素を取り入れ、運動によって血の巡りをよくして体の隅々にまで酸素を送り込む。
汗によって新陳代謝を促し、老廃物を排出する。
疲れていても少しは走った方が体調がいい。
シャワー後の顔も、走る前よりはずっと若々しく健康的だ。

「私のお勧め!」で紹介しているモリス株式会社でアミノペプチドとアミノバイタルプロを購入。
アミノペプチドは通常5000円ちょっとのことろが3580円。
アミノバイタルプロは通常14袋2500円台から2900円台のところが120袋14398円。
1袋あたり179円から207円のところが120円。
どちらもあり得ないほど安い。
先日の京都祇園さくら薬局に比べるとやや時間がかかるが、これだけ安いともう他では買えない。
節約第一である。

4月6日
絵門ゆう子さんが亡くなった。
つい最近まで朝日新聞に「がんとゆっくり日記」を書いていた。
あんなに元気そうな文章だったのに、やっぱり死ぬのか。
「きちんと生に執着しよう。」という言葉に感動し、新聞を切り抜いて保存してある。
あの朝日新聞のコラムが東京版だったというのは今初めて知った。
誰も死から逃れることはできない。
死ぬということが分かって生きている人間とは一体何なのだろう。

午後7時40分出発、11.1km。
今日もスピード練習。
中盤以降1km4分30秒台から40秒台。
疲労が蓄積してややきつくなってきた。
明日は短い距離でもLSDペースにしよう。

購入者の声
<M30トラディショナルの選定を依頼された方より>
マウスピース無事に受け取りました。
今日早速吹いてみましたが、とても吹きやすいです!
息がとても素直に入り、今までの悩みでした高音がfでもキンキンしませんでした。
レガートもスムーズにつながっていい感じです。
おっしゃる通り楽に効率よく鳴らせるマウスピースですね!
何となく5RVとB40のいいとこ取りのような印象です。
後は自分の息のコントロールが今までのマウスピース(B40)仕様になっているので、M30に慣れるよう練習していきたいと思います。
CDの方も聴かせていただきました。
とても柔らかくて温かみのある音だと思いました。
ぜひ見習わせていただきたいと思います。
時折入るビブラートが心地いいですね。
高尾さんのブラームスも聴いてみたくなりました。
弦楽器ではVlaの方の弾き方がいいなと思いました。
長くなりましたが、こんなにすばらしいマウスピースを選定していただき、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

4月5日
十数年間毎日前を通りながら、一度も入ったことのなかった老舗「た川」についに入る。
鰻重を注文。
客の入りから美味しいのではないかと予想していたが、それを遥かに超える美味さ!
表面はほどよく焼かれて香ばしく、脂が乗っているのに上質で嫌味がない。
スーパーで売っている鰻のような嫌な固さももちろんなく、ほどよい歯ごたえ。
久しぶりに美味しい鰻を食べた。
浜松の名店とそれほど変わらないレベルだと思う。
近くにこんないいお店があるということにもっと早く気が付くべきであった。

午後7時30分出発、11km。
今日は時間がないのでカタナ・ケージで普通に走る。
それほど速く走るつもりはなかったのだが、中盤から徐々に加速。
1km4分22秒ペース。
昨日20km走ったのに足の筋肉疲労もなく、関節の痛みもない。
むしろスピードは上がり、持久力が増した。
LSDは本当にすばらしい!
途中1km3分56秒を記録。
久しぶりの3分台!
これもLSDのおかげだろう。

4月4日
ロード・オブ・ザ・リングをようやく見終えた。
第3部の後半、それ以前はこれを描くための序章に過ぎなかったのか。
第3部前半まではただの佳作という印象。
それが後半で一変する。
困った作品だ。
ワーグナーの指輪はもっとそれぞれ楽しめるぞ。
凄まじい戦闘シーンと指輪の魔力、人の心に潜む闇、弱さ、そして希望。
これらを描ききった監督とスタッフに拍手。(ちょっと遅いか。)

ウィーン国立歌劇場再開50周年記念ガラ・コンサートを途中まで見た。
レオノーレ開始早々、映像もないのにフルートはシュルツだと分かる。
その存在感、表現力、個性は圧倒的だが、トゥッティで聴こえるのはピッチが上ずっているからである。
手放しに褒められるものではない。
ちょっと暴れすぎだ。
まあつまらん笛よりはずっとましだけど。
クラリネットのオッテンザマーはつまらん。
ゲニア・キューマイアというソプラノは初めて聴いたが、非常に魅力的な声だ。
バルツァの凄みと迫力はすごい。
ドミンゴは今何歳?
一体いつまでこんな声が出るんだ?
信じられん。
グルベローヴァも出ているし、何とも豪華な演奏会だ。

この家に引っ越してきてからすでに十数年が経つ。
最近毎日前を通るのに一度も入ったことのないお店に入るようにしているが、意外と美味しかったりする。
先日のお好み焼き屋は最近できたお店だが、それ以外はもう何十年もやっているような老舗である。
今日は近くのそば屋に入ったが、安くてボリュームがあり、なかなかおいしかった。
明日は非常に地味で立地も悪いのになぜかいつも客がいるうなぎ屋に入ってみよう。

プロコフィエフ バレエ「シンデレラ」
アシュケナージ指揮 クリーブランド管弦楽団
アシュケナージは熱い指揮をし、特にロシア物は感動的な演奏になることが多いが、棒が分かりにくくアンサンブルには問題が生じる。
このCDもあちこち問題が発生している。
ヴァイオリンの音域が高すぎたり、元々プロコフィエフが無茶を書いているという側面もある。
それに加えてアシュケナージのテンポが速すぎて完璧に演奏するのは不可能。
ピットが暗い、狭い、楽譜が暗くて読みにくい、明るくして欲しいと言うと無理と言われる、一度明るくなったのがいつの間にか暗くされていたりする、楽譜が汚い、間違いが多い、曲が多すぎる、演奏時間が長すぎて死にそうになる、難曲なのに練習が1日しかない、などなどバレエの演奏には常に困難が付きまとう。

3月31日夜11時過ぎ、「私のお勧め!」で紹介している京都祇園さくら薬局でDHCのサプリメント一式を注文。
4月1日午前中に、3日発送4日到着の予定というメールが来る。
4月3日、発送したというメール。宅急便の番号も書いてある。
4日午後到着。
対応は迅速で完璧。
品揃えが豊富で、DHCのサプリメントに関しては全てまとめ買いで割引になる。
その上に楽天のポイントまでつく。
すばらしい!
実はDHCで注文すると届くのに8,9日ぐらいかかり困っていたのだ。

今日の朝日新聞。
ビタミンCが不足すると老化が進行する。
ビタミンCを合成できないマウスを遺伝子操作で作り、ビタミンCが少ない餌で飼育すると、通常24ヶ月で半減するところが6ヶ月で半減した。
ビタミンCがアンチエイジングの基本であることは、他の研究からも明らかである。

午後6時45分出発、20.1km。昼700m。合計20.8km。
LSDを理解し、実践できるようになってから初めて20kmを走った。
1km平均6分10秒前後のタイム。
フルマラソンを目指すのなら、本当はこれを週1回はやらなければならない。
直前になって慌ててやるというのは我ながら情けない。
走ってみてその楽さに驚いた。
特にどうということもないのだ。
飽きることも退屈することもない。
むしろだんだん楽しく気分よくなってくる。
足は疲労してくるが、大したことはない。
以前LSDを知らない頃20kmを走り、足を痛めて治すのに何週間もかかり苦労したことがあるが、故障?なにそれ?という感じ。
エアマックス360+木屑を固めた道+LSDで、大した疲労もなく、故障する心配もなく、長い時間長距離を走って足を鍛えることができる。
これはすごい。
これからはぜひ週1回は入れたい。
問題なのは体力ではなく時間だ。
20km走るのに2時間ちょっとかかる。
でもそれぐらい何とかしようよ。
フルマラソンを目指しているのだから。

購入者の声
<M30トラディショナルの選定を依頼された方より>
早速マウスピースとリガチャーを使わせて頂きましたが、 息を素直に入れることができ、とても楽に吹くことができました。
また今までに比べてどの音域でも音がやせることもなく、 自分の出したい音のイメージに近づけることができました。
本当にありがとうございました。

4月3日
地元の師匠Y先生が上京、サトテクノで楽器選定。
門下生大集合。
プロとして活躍しているMさん、私、芸大今度2年生、この春めでたく芸大に合格した新入生、芸高今度2年生。
地方のクラリネットの先生で、これだけ数多く芸大に生徒を入学させている人は他にいないだろう。
広響の橋本君も同門である。
毎年夏に門下生数十名が集まり、合宿と演奏会を行う。
プレスティージュとフェスティバルを吹き比べ。
私は選定の依頼を受けると、プレスティージュとフェスティバルを2本ずつ出してもらい、どちらにするか決め、それからその機種をさらに何本か出してもらうという方法で選定することが多い。
その時によってどちらがいいかは変化する。
私自身は以前長い間プレスティージュを吹いていて、ここ5年はフェスティバルを吹いているが、プレスティージュの方がいいこともあるし、フェスティバルの方がいいこともある。
今回はフェスティバルがやや重めで、プレスティージュの勝利。
Y先生の目指す音色にも合っていたのでプレスティージュに決定。
途中急遽選定の依頼があり、E11を選定した。
値段の安さと質の高さの激しいコントラストにびっくりした。
鳴りも均一で、音程も完璧である。

Mさんにトスカを吹かせてもらった。
楽器はやや重い。
最初フェスティバルのように吹き込んだらいまいち。
しかし柔らかいピアノを吹いた時の音の太さと豊かさはすばらしい。
私もアリニョン弟子、相性はいいようだ。
ちなみにY先生は目指すものが違うという感じでまるで合わなかった。
キーの形が面白い。
キーや鳴りに慣れるのに時間がかかりそうだ。
A管でモーツァルトのクラリネット協奏曲を吹いたら、なかなかいい。
Mさんのトスカはグリーンラインである。
グリーンラインの方がいいという噂もあるが、確かに均一な感じはする。
Y先生の生徒のグリーンラインが折れたそうだ。
木屑を固めたものなので、割れるのではなく折れるのである。
落としたということだが、ちょっと怖い。
サトテクノの佐藤さんの話によると、現在まだ試行錯誤している段階で、設計がどんどん変わっているからもうしばらく様子を見た方がいいとのこと。
確かにMさんの楽器を吹いても、これまでの楽器とあまりにも違うのでいろいろと問題が生じる予感がする。
Mさんも音程などに苦労したという話をしていた。
あと半年から1年様子を見て、また考えることにしよう。

芸大生や芸高生は家賃8万円で仕送り17万円とか家賃10万円という話。
親は大変だ。
私は芸大寮だったので家賃は2000円だったが、それだけでは済まない。
入学金、授業料、海外のコンクール、留学。
親にはやたらと世話になった。
あの仕送りの大変さが今ようやく分かってきた。

午後7時30分出発、12km。
LSDペース。
昼間は電車が止まるほどの強風。
ものすごい砂埃で駅から自宅まで15分歩いただけで肺がおかしい。
昨日あまり走っていないのでスピード練習をしてもいいのだが、まだ風が強い。
大きく口を開けて空気を大量に吸い込むのは危険だ。
マスクをしてエアマックス360を履き出かける。
幸いマスクをするほどではなかった。
マスクをすると酸素不足になってしまうので、できればしたくない。
疲労が取れているので、せっかくLSDをやるのなら長距離にしたいところだが、残念ながら今日は時間がない。
明日からの3日間でできれば長い距離を走りたい。

4月2日
東久留米駅周辺には多くの飲食店がある。
これまでは行く店が決まっていて行ったことがない店が多数あるが、最近行ったことのない店に入るようにしている。
せっかく近くにあるのだから、一度ぐらいは入って味を確かめてみよう。
ひょっとしたら美味しい店があるかも知れない。
先日のラーメン屋などはなかなかよかった。
ワンタンの皮がぷりぷりしていて気持ちいい。
チャーシューもフレッシュな感じで美味しい。
野菜もほうれん草などしっかりとのっている。
しかも値段も安い。
しかし唯一の欠点として、塩分が多いのが気になる。
今日はお好み焼き屋に入った。
たこ焼きが大きくて美味しそうだ。
広島風お好み焼き海鮮ミックスを注文。
おじさんが一人で作る。
量は多いのだが、ソースがかかりすぎていて、味が濃すぎる。
なぜそばにこんなにソースをかける必要があるのだ?
広島風お好み焼きというのは、蒸されたキャベツの甘みを楽しむものだ。
これではキャベツの甘みが台無しである。
べとべとしていて気持ち悪い。
午後の練習中、水をがぶ飲みした。
塩分摂取過剰の影響だ。
最悪である。
お好み焼きのソースは少なめにして、足りない人は自分で足すのが基本だ。
基本をちゃんと勉強してから店をやって欲しいものだ。

昼2.4km。
満開の桜がきれいだ。
夜は雨のため残念ながらお休み。

日本で生まれた数独というパズルが欧米で流行っているらしい。
任天堂のゲームの広告が新聞に出ていたのでやってみたら、はまるよ、これ!
やばい。
できそうでできない。
できなさそうでできる。
その難易度の丁度良さがすばらしい。

あるある大事典に刺激されてビニール袋呼吸1分間。
ん?これって何か苦しいの?
次はストローでコップの水に泡を出し続ける。
1回目1分26秒。
しかしテレビで1分49秒という人がいたので、負けてたまるか!ということで再度チャレンジ。
2分12秒。
どうだ!
皆さんはいかが?
でもこれ以上やると脳細胞が死にそう。
ほどほどにしておいた方がいいかも。

4月1日
3月の走行距離を振り返る。
 1日 お休み
 2日  8km
 3日 11km
 4日 11km
 5日  8km
 6日 11km
 7日 11km
 8日 11km
 9日 11km
10日 本番のためお休み
11日 11km
12日 11km
13日 11km
14日 11km
15日 13.1km
16日 13.1km
17日 1.1km
18日 お休み
19日 15.1km
20日 11km
21日 11km
22日 雨とたまやのためお休み
23日 12km
24日 定期演奏会本番のためお休み
25日 12km
26日 12.2km
27日 11km
28日 雨と旅先での飲み会のためお休み
29日 4.2km
30日 13.85km
31日 11.8km
合計267.45km
ありゃりゃ、こんなもんですか。
まずいなあ。
これじゃ3時間半切れないかも。
弱気になってきた。
とにかくこれから1週間は距離を稼ごう。

午後5時40分出発、11.1km。午前中3.4km、合計14.5km。
午前中は1km4分40秒台ぐらいのペース。
午後は久しぶりにエアマックス360で1km6分0秒台のLSD。
終盤はさすがに疲れて1km6分20秒台まで落ちる。
桜が満開。
やはり明るいうちに走ると気分がいい。
LSDなのでぼーっと景色を見ながら走れる。
ただ、疲労が蓄積してきたので、距離を伸ばすといってもどこまでできるか。
やりすぎるとレース当日に悪影響が出かねない。

いつも走っている近くに東久留米スポーツセンターがある。
トレーニングジムもあるのか。
雨でどうしても走りたい時来てみようかな。
2時間300円だそうな。

しまった、体重計に乗るのを忘れて服を着てしまった。
たまには服を着たまま計ってもいいか。
ん?体脂肪率7.7%?あり得ない。
服を脱いだら6.0%。
服を着るのと脱ぐので体脂肪率が変わる訳ないじゃない!
この体重計はおかしい。
ちなみに体重53.0kg、服の重さは1.4kgでした。