2006年5月分

5月31日
現在の景気回復を支えたのは、非正社員である。
アジア、特に中国の安い労働力に対して、規制緩和、構造改革はせざるを得なかった。
企業は正社員の採用を減らし、パートや派遣労働者を増やし、その結果賃金が安くなりコストダウンに成功したのである。
しかし安い賃金と不安定な生活を強いられている人が大勢いるという問題を置き去りにしてはならない。
景気が回復し、企業は再び新規採用を増やしはじめた。
そのため有名大学卒業予定者はたくさんもらった内定を断るのに大変なのだそうな。
不景気な時代に卒業し派遣などで働いている人は、今さら正社員になるのも難しい。
そういう人たちは不運を嘆くしかないのだろうか。

派遣社員は文句を言うと首になる。
東京のフリーの音楽家のようだ。
バブルの頃までは文句を言う音楽家は多かったが、今や東京のフリーで文句を言う人は皆無である。
かなりひどいことがあっても、誰も何も言わない。
そう言えば文句を言っていた人たちの姿を見ない。
そういう人は呼ばれなくなったのである。
寄せ集めオーケストラに、1人でもN響や読響の人がいるとフリーは助かる。
「何?昼休みが30分?馬鹿野郎!冗談じゃない!」
必ず文句を言ってくれる。
フリーはその仕事がなくなると困るが、安定した地位で高給をもらっている人にとっては、そんな安いギャラの仕事はなくなろうが痛くも痒くもないのである。

オーケストラには、団員、契約団員、エキストラという3つの労働階級がある。
これは、会社における正社員、派遣社員、パートに該当する。
団員は給料、ボーナスをもらい、厚生年金、健康保険なども当然ある。
契約団員というのは、団員が病気や怪我で長期間休む場合や、オーディションで採用なしとなった場合に短期間雇用契約を結ぶものである。
1年以上の契約であれば団員と同様の社会保険があるが、1年未満の場合はない。
エキストラはいつも安いギャラで来てもらっている。
団員はこのエキストラの待遇改善に努力するのが当然であろう。
エキストラのギャラを上げると自分達の給料が下がるなどと発言するどうしようもない腐った団員がいることもあるが、そういう人間は悪臭を放つ前に早急に袋に詰めて燃えるゴミに出すべきだろう。

社員に占めるパートの割合は会社によってまちまちである。
熟練を要する仕事にパートは向かない。
パートというのはせいぜい数日で習得できる範囲の仕事をこなすための単純労働者である。
つまりパートの多い会社というのは、ほとんど単純労働で成り立っているのである。
オーケストラというのは、幼い頃から修行を積んだ各楽器のスペシャリストが集まり、数年から数十年もかけてアンサンブルを積み重ね、その結果として質の高い演奏をする団体である。
本来定期演奏会などの主要な演奏会は全員団員で演奏するのが理想だが、なかなか予算の関係で難しい。
たとえ一人一人の技術が高くても、寄せ集めオーケストラには限界がある。
それに対して既存のオーケストラは、何となく聴いていてしっくりとするものや、そのオーケストラ独自の個性や色を持っているものだ。

NHKのサッカーに関する3夜連続の特集が面白かった。
特に最終日、プレスという技術に関する番組は非常に興味深かった。
サッカーは11人が一つの生命体のように動かなければならない。
しかし実際にはそれは非常に難しい。
瞬間的に状況に応じ素早く反応して動き、他の選手とイメージを共有するというのは大変なことだ。
オーケストラには指揮者がいる。
危なくなったら指揮者の元に集結すればいい。
しかしサッカーはプレー中監督に頼ることができない。
選手同士が連携し、イメージを共有しなければならない。
しかも考える時間はほとんどない。
これは相当に頭がよくなければできない作業だ。

今日も府中で音教午前午後2回本番。
音楽室などの狭い部屋で、生徒50人ぐらいを相手に演奏するという何とも贅沢な企画。
私はやや贅沢すぎるかなという気もする。
せっかく学校に行ったのだから、全校生徒に聴いてもらいたいという気持ちもある。
オーケストラというのは、大きなホールで大勢のお客さんに聴いていただくようにできている。
だから狭い空間ではやかましくなりがちである。
しかし、こういった新しい試みは必要なことだ。
マンネリに陥ってはいけない。
常に新たなアイデアを入れ、刺激的で感動的な演奏であり続けよう。

午後7時05分出発、11km。
0〜1km 4分50秒
1〜2Km 4分54秒
2〜3km 4分58秒
3〜4km 5分02秒
4〜5km 4分51秒
5〜6km 4分55秒
6〜7km 4分54秒
7〜8km 3分49秒
8〜9km 4分44秒
9〜10km 4分57秒
10〜11km 5分00秒
トータル52分58秒
左足首にやや違和感。
ちょっと速く走りすぎである。
速く走ると足への負担が大きい。
今日はゆっくり走ることにした。
ゆっくりと思って、実際楽に楽しく気持ちよく走っていて1km4分50秒というのは悪くない。
あまりずっと楽に走っていてもだれるので、7kmから1kmダッシュ。
何だか苦しい。
何が苦しいかと言うと、息である。
普段は息を吐くことを意識しているが、ダッシュ時には吸うことも同時に意識する。
しかし吸いすぎるとだんだん肺に空気が溜まるような感じがして苦しくなってくる。
吸った分はきちんと吐いているつもりなのだが、十分ではないのだろう。
それで吸う息を制限せざるを得なくなる。
このあたりもう少しうまくできないだろうか。
しかしタイムを見て驚いた。
1km3分49秒。
過去記憶にないタイムである。
そりゃ苦しいわけだ。
調子はいいぞ。
ただ、自分としては調子はいいのだが、1km3分でフルマラソンをずっと走る人がいるということはどうにも理解不能である。

5月30日
何だかんだとやっているうちに5月も残り僅か。
何だかんだとやっているうちに人生残り僅かって嫌だなあ。

府中の中学校、小学校で午前午後2回音教本番。
今回はあまり吹くところがないので、昼休憩などにしっかりと練習。
モンブランは大分できてきた。
ヴィドール、ドビュッシー、プーランクはそれほどさらい込まなくても演奏できる。
リサイタル、もしくは録音だけでもしたい。

昨日今日と同僚H君にトスカグリーンラインのたるを吹いてもらう。
圧倒的な鳴りにH君もびっくり。
後はその圧倒的な鳴りが好きかどうかという問題だけである。
たるだけで楽器が5割は間違いなくトスカに近づく。

午後6時50分出発、11km。
0〜1km 4分39秒
1〜2Km 4分45秒
2〜3km 4分48秒
3〜4km 4分49秒
4〜5km 4分44秒
5〜6km 4分39秒
6〜7km 4分39秒
7〜8km 4分35秒
8〜9km 4分40秒
9〜10km 4分49秒
10〜11km 4分43秒
トータル51分55秒
強い空腹感で直前にバナナを食べ過ぎてしまった。
胃が重い。
今日はゆっくり走ろうと思ったが、なぜか最初から速い。
トレーニングを積むにつれて自然とストライドが広くなってきているのだ。
気温が高く、昨日までよりもかなり汗をかいた。
すでに走るには暑い。
夏は大変だ。

5月29日
明日からの音教のリハーサル。
指揮は茂木さん。

リハーサル後2時間ほど練習場で練習。
幸運なことに1人で音を出すことができた。
曲はモンブランのコンチェルトシュトゥック。
なかなか手ごわい相手だ。
留学中散々練習したし、少し前にも何日か練習したのに、まるで完成しない。
自宅ではリードが薄いのではないかとか、音が硬いのではないかなど気になっていたが、ホールでは全く気にならない。
逆に厚いリードは響きが落ちる。
トスカの威力はホールでは圧倒的である。
狭い部屋で悩んでいても仕方がない。
それが確認できてよかった。
練習最後の1枚はリコーを使用。
リコーのグランドコンサート・シックブランクは魅力のある独特のいい音が出る。
また音が非常に出やすく演奏が楽だ。
このリードを選ぶ人がいてもいいと思う。
ただ、音色が変わりにくい、ダイナミックレンジの幅がヴァンドレンに比べると若干狭いなど気になる点もある。

午後7時45分出発、11km。
0〜1km 5分16秒
1〜2Km 5分10秒
2〜3km 4分56秒
3〜4km 4分46秒
4〜5km 4分36秒
5〜6km 4分43秒
6〜7km 4分43秒
7〜8km 4分18秒
8〜9km 4分18秒
9〜10km 4分40秒
10〜11km 4分47秒
トータル52分17秒
速く走ると衝撃によるダメージが足に残る。
意外と昨日高速で走ったダメージが残っているなと感じつつ、ゆっくりとスタート。
しかし体は徐々に目覚め、勝手に速くなる。
7〜9kmが1km4分18秒なのは、歩いたり走ったりしている若いのが、抜かれたとたんに猛然と走り出し、後ろで足音がうるさかったため加速したのである。
途中で歩くような連中と一緒にされては困る。

5月28日
昨晩は、質の高い刺身、寿司、地元の魚などをご馳走になりました。
山陰フィルの皆さん、ありがとうございます。
フルートの方、強い強いと何度も言ってごめんなさい。
ひょっとすると、木ではなく銀のフルートにすればすんなりと解決する問題かも知れません。
鳴るポイントという問題があります。
銀のフルートは、ふっと力を抜いたところでも音が出ます。
それに対して、木のフルートだと、もう少し力を入れたところでないと音が出ない感じを受けます。
演奏者に力が入っているということが、音色に影響します。
実際の音量とはまた別の問題として、弱く吹いているつもりなのに強い音色になってしまうという、音色の問題が生じるのです。

午前中、附属中学校でクラリネットの生徒4人を教える。
さすがに頭がよく礼儀正しい子達で教えていて楽しかった。
ここはブラスバンドではなくオーケストラ部で、部員が何と80名以上いるそうな。
2万円で買ったというマイケルというクラリネットを吹かせてもらった。
http://www.maccorp.co.jp/jm/clarinet.html#cl430
日本の会社だが、生産は中国で行っているようだ。
意外にちゃんとクラリネットの音がするのでびっくり。
中学校吹奏楽部にはこれぐらいで十分かも。

松江駅近くで昼食。
またまたご馳走になってしまった。
ありがとうございます。

2時発の高速バスで広島に帰る。
行きと違い、このバスは停車する個所が多く、三次からは多くの人が乗車。
所要時間3時間半。
新幹線だともうちょっとで東京だよ!
しかも揺れて気分が悪くなるので本も読めない。
寝たり景色を見ながらぼーっとして過ごす。
さすがに疲れた。

午後8時40分出発、8km。
0〜1km 4分29秒
1〜2Km 4分18秒
2〜3km 4分24秒
3〜4km 4分26秒
4〜5km 4分07秒
5〜6km 4分22秒
6〜7km 4分25秒
7〜8km 4分23秒
トータル34分59秒
雑用が多く出発が遅れて時間がない。
今日は残念ながら8km。
その代わりスピードを上げた。
もはや好調時とタイムは変わらない。
スピードが速いため心肺機能にはかなりのトレーニングになったが、やはり足には8kmは物足りない。
もう少しゆっくりでいいから11kmは走りたい。

5月27日
ショスタコーヴィチの証言
「私は歓喜の終楽章など夢想だにしたことがない。」
第1楽章は悲劇。
第3楽章は鎮魂。
終楽章は、ベートーヴェンなら最初から歓喜だが、どこまでも暗い戦争のイメージである。
中間部に再び鎮魂歌。
耐えに耐えて、長調になるのは最後ほんの少しだけ。
それさえ、自分の身を守るための手段であったのかも知れないのだ。
しかしこの証言を知って初めてこの曲は理解できるし、感動は深まる。

昨日は帰宅したのが12時20分頃。
寝たのが1時20分頃。
今朝は6時起き。
松江まで高速バスに乗る。
バスというのは本が読めないというのが辛い。
景色を眺めながらボーっとするか寝るしかない。
寝不足のためできるだけ寝ようと思ったが、寝たような寝てないような状況。

松江駅近くのお店で前回と同じ博多というお店に行く。
ここは1000円でかなり質の高い料理が食べられる。

山陰フィルを指導。
曲は第九。
まず2時間クラリネットパートの練習。
これはほとんど第3楽章だけで終わってしまった。
それから2時間木管セクションの練習。
2時間ちょっとで何とか最後までいけたが、第九はスコアをめくってもめくっても終わらない。
クラリネットパートぐらいならそれほど感じないが、木管セクションとなると相当なエネルギーがある。
それを指揮するにはこちらも相当のエネルギーが必要だ。
木管だけでこれだけのエネルギーがあるのだ。
オーケストラ全体を指揮するとなるとその何倍ものエネルギーが必要だろう。
そしてもしこれがプロオーケストラなら、相当勉強しないと自分の身が危ない。
指揮者は大変な仕事である。

実は松江は私が知る限り全国で最もホテル同士の競争が激しい地域である。
駅前に、「4980円で朝食夕食無料!」
その隣は、「3890円で朝食夕食無料!」
さらにその隣に「2980円で朝食夕食無料!」
ほんまかいな。
山陰フィルの方に取っていただいたこのホテルは、四千円台で朝食夕食無料。
夕食を食べたところだが、無料と思えば悪くない。
部屋は広くてきれい。
しかも、これから行こうと思っているのだが、温泉大浴場とサウナが無料である。
これでLAM接続できれば完璧だが、残念ながら部屋にはない。
今ロビーのパソコンコーナーでLAN接続してこれを書いている。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
Tシリーズリガチャは、息が入りやすくレスポンスがいいので、人に勧めては、そのまま差し上げてしまって。
同じリガチャを何個も購入する事はそうそうないのですが、それができるのも、リガチャとしてはかなりの低価格で提供していただいているからです。
素晴らしいリガチャを、リーズナブルな価格で販売していただけて感謝です。
ありがとうございました。

5月26日
お?このパン、美味い。
嫌な味がしない。
黒糖と書いてあるのに甘すぎない。
「黒糖くるみレーズン」有限会社プチ
名前の通り、小さい会社のようだ。
無添加を謳っている。
裏を見ると確かにそうだ。
どのパンを買っても、食パンにすら添加物が入っている。
当然体にはよくないだろうし、何より嫌な味がするのだ。
やはりパンは無添加でなければ美味しくない。

ジュリエットで髪を切る。
床屋は普通髭を剃る。
美容院は普通顔剃りはしない。
カットとは別料金、しかも千数百円ぐらいかかるが月に一度ぐらいは顔剃りして欲しい。
自分では完全にできない部分があるからである。
それで私はいつもシェービングをお願いしている。
さすがに追加料金がかかるだけあって、いろいろと塗ったり拭いたりしてくれる。
泥パックか何か分からないのだが、とにかくパックして7分間放置される。
水分補給という話だが、これが見た目も触った感じも非常にいい。
自分でもできないかと思い、広響の女性でもきっと詳しいであろうMさんに相談すると、添加物で肌が荒れたり、脂を取りすぎたりと、人によっても違うし結構難しいらしい。
このパックの前後もいろいろとやっているので、パックだけがいいのかどうかも分からない。
プロの技は簡単には再現できないようだ。

定期演奏会本番。
みんなこんなにドミトリエフ氏がいいと思っていたんだ。
もっと分かりにくさに対して不満があるかと思ったが。
演奏が終わってからの団員の指揮者への拍手がこれほどになることは稀である。
人柄の良さもある。
何より音楽の作り、流れが個性的で見事であった。

終了後はたまや。
今日は6日前からレバ刺しと牛タタキを予約。
給料日後の金曜日ということでたまやは大賑わい。
こちらも定期演奏会はお客さんが来やすいということで金曜日が多い。
予約しておいたレバ刺し、牛タタキ、タン刺し、コーネ、カルビ、タン、豚足などを堪能した。
今日は一緒に飲んだお二人の人生経験に基づく哲学がとても勉強になった。

5月25日
リハーサル3日目、明日本番。
ドミトリエフ氏のテンポ設定は個性的で、しかもなるほどと納得させられるものがある。
ムラヴィンスキーがそうだった。
さすがにムラヴィンスキーの下で副指揮をやっていただけのことはある。
ただしムラヴィンスキーよりも自然で柔らかく優しい感じである。
特にすばらしいのは、第1、第4楽章序盤のテンポ。
楽譜には所々にアチェレランドやアニマートなどの指示が書かれているが、大きく全体を見ればショスタコーヴィチは徐々に速くしたかったのだということが分かる。
書かれてあるところで急に速くはせず、部分的には僅かなアチェレランドに留めながら、じわじわと速くなりクライマックスに到達する。
それにより劇的な効果が生まれる。
実はこれができる指揮者は数少ない。
私の知る限り、トスカニーニとショルティのテンポ構成は見事である。
ショルティのビゼー作曲カルメン全曲のCDからラマの踊りを聴いてみて欲しい。
これほど完璧なテンポコントロールは稀有である。
それに近いテンポコントロールができるという一点だけ見ても、ドミトリエフ氏は優れた指揮者であると言うことできる。

私は今回エスクラのためリハーサルが早く終わり、久しぶりに広島駅ビル6階の五右衛門で昼食。
ここのパスタ大盛りはかなりの量で、私のような大食いでも十分満足できる。
日本人やイタリア人は麺の腰を重要視するが、フランス人にはこの腰という感覚が全くない。
だからフランス人はパスタをとにかく柔らかく煮込む。
そして、びしょびしょで伸びきった麺をナイフで切り刻み、どろどろぐしゃぐしゃにして食べる。
留学中、学生食堂で初めてこの光景を見た時には気分が悪くなって吐きそうになった。
同様のことは日本でもある。
東京に本場香川県で修業を積んだ人がうどん屋を開いた。
私の中学高校の先輩I氏が会社の近くということもあり頻繁に通っていたのだが、最初は十分香川県でも通用するほどの麺であったのに、次第に柔らかくまずくなっていった。
I氏がご主人に聞くと、麺が固いと言う人がいるのだそうな。
そんなことで麺を柔らかくするようでは大したうどん屋ではない。
どんな料理人でも、この料理の美味しさはこれだという確信がなければならないはずだ。
香川県のうどんが美味しいのは、うどんにうるさい人が多いからである。
私の父も、他の料理の味はほとんどどうでもいいのに、うどんにだけはうるさい。
そして東京のうどんがまずいのは、うどんの本当の美味しさを知らない人が多いからである。
客のレベルが料理のレベルを決めるのだ。

うどんの美味さを一言で言うと、それは食感の快感である。
うどんというのはいろんな美味しさがあっていい。
快感も様々である。
香川県でもいろんな種類のうどんがある。
その中から二つだけご紹介しよう。
<つるつる系>
その姿はキラキラと輝き、艶やかで滑らかな曲線が何とも美しい。
口に入れて噛もうとすると、つるっと逃げていく。
まるで生きた魚のようだ。
それを何とか捕まえて噛むと、途中までは弾力があり、最後にプチッと弾ける。
それはプリプリのエビを食べた時の食感に似ている。
<もちもち系>
艶がありつつも細かい粒も見える。
食べるとまるでつきたての餅のようだ。
ねっとりと喉を通っていく感覚がたまらない。

フェスティバル2本と最後のお別れ。
明日とある方にお渡しすることになっている。
B♭を吹いて驚いた。
何なんだこの吹きやすさは!
あれ?トスカと変わらないじゃない。
やばい。
狭い部屋では差が分かりにくい。
しばらくして遠鳴りの差を確認できたが、このB♭管は相当いいぞ。
A管も柔らかくていい感じである。

下記のたるとストラップは、いずれも売れてしまいました。
現在掲載後数時間しか経っていません。
皆さんの素早い反応に驚いています。

フェスティバルにトスカGLのたるをつけてみた。
おおおおお!すごい!
断然鳴りがよくなり、1.5倍ぐらい遠鳴りする感じだ。
ここまで違うとは驚きだ。
実はトスカグリーンラインA管66mmのたるが1個余っています。
私は65mmが丁度いいので、66mmは必要ありません。
B♭管にも使えます。
1万5千円でいかがでしょうか?(送料500円、代金引換も同じ値段でできます。)
ご希望の方はご連絡ください。
(埼玉の自宅に置いてきたため、発送は6月4日以降になります。)

しばらく前から同僚が愛用しているBG社のゴム式ストラップ(レザー)を購入して試してみた。
現在立って演奏する時のみ紐式のストラップを使用しているのだが、紐は融通が利かないという欠点がある。
うーん、いまいちしっくり来ない。
私は残念ながら紐の方が、不便な面もあるが合っているようだ。
どなたか欲しい方いらしたらお譲りします。
確か定価5250円ぐらいだったと思いますが、2000円でいかがでしょうか?
(送料500円、代金引換も同じ値段でできます。)
本体と指あて部に引っ掛ける皮2枚、カタログ。
入っていた透明プラスチックケースはありません。
今日一度試してみただけです。
ご希望の方いらしたらご連絡ください。

午後6時50分出発、11km。
0〜1km 5分0秒
1〜2Km 5分0秒
2〜3km 5分4秒
3〜4km 5分3秒
4〜5km 4分49秒
5〜6km 4分46秒
6〜7km 4分51秒
7〜8km 4分46秒
8〜9km 4分56秒
9〜10km 4分51秒
10〜11km 4分36秒
トータル53分43秒
久しぶりに書きたくなるタイム。
楽に走っているのに、これだけ4分台が並ぶとは自分でも驚いた。
人間の体は面白い。
鍛えると短期間で劇的に変化する。

5月24日
リハーサル2日目。

来月から自転車の片手運転は犯罪です。
警察に捕まれば5万円以下の罰金を取られ、犯罪者となります。
雨の日の傘も、携帯メールも駄目です。
ついでに無灯火も同様に取り締まって頂けるとより助かります。

ポスカムの容器に入っている紙。
これひょっとして包み紙ではないか?
ふと思いつき、容器の裏を見ると、何とそう書いてある。
これまで何年も、これはのりのついたメモ帳だと思って、実際そう使っていた。
何てこった!

午後6時50分出発、11km。
序盤中盤は1km5分9秒平均。
楽に走ってこのタイムだから、気分もいいし距離が短く感じる。
2〜3kmのみ1km4分51秒だが、これは実は犬に追いかけられたのだ。
スターウォーズに出てくるクローン兵を大量に作る星の宇宙人に似た、普通の犬を左右からペチャンと潰したような犬。
正面から見ると小さいのだが、横から見ると結構大きい。
こんな魚、水族館にもいるな。
こいつがじゃれついてくる。
突進して来るのをよけると、今度は後ろから追いかけてくる。
これが行きと帰りの二度。
勘弁してよ。
飼い主さん、ちゃんと鎖でつないで散歩してくれないと迷惑だよ。

5月23日
定期演奏会リハーサル初日。
指揮はアレクサンドル・ドミトリエフ。
曲はショスタコーヴィチの交響曲第5番。
大胆なスコアの変更を指示するが、ショスタコーヴィチとムラヴィンスキーのリハーサルでのやり取りを実際に見ている人である。
「ショスタコーヴィチはスコアにはこう書いたけれども、実際にはこういう風にやりたかった。」
実はほとんどの作曲家で同じようなことがある。
アルフレッド・リードさんの指揮でブラスバンドのコンサートマスターとして演奏している時、アルメニアンダンスで中学の頃から疑問に思っていたことを質問した。
「確かに書き方が違うのは知っている。でも同じように演奏して欲しいんだ。」
こう答えが返ってきた時、感動で寒気がした。
プーランクがコンセルバトワールを訪れて修正した間違いも、メシアンがマスタークラスで指摘した間違いも、いまだに直されずに出版され続けている。
楽譜からだけでは全ては学べないのだ。
さて、ドミトリエフ氏。
柔らかい指揮。
時に曖昧に見えるかもしれないが、この程度で演奏できないようではプロではない。
流れのある、自然なショスタコーヴィチ。
まるで清流を歩いているかのようだ。
虚飾のまるでないその音楽の作り方が、曲の本質をかえって浮かび上がらせる。

本格的にトレーニングを再開し、大食いの季節がまたやってきた。
昼食をご飯大盛りで食べたにも関わらず3時には強い空腹感。
リハーサル後、4時頃松屋で牛丼を食べる。
牛丼は安く手早く大量の糖質を補給できるため便利である。
もちろん夕食もいつも通りたくさん食べる。

午後6時45分出発、11km。
ついにカタナ・ケージ。
ようやくここまで回復した。
感慨深い。
ケージは軽い割りに非常にクッション性がいい。
見た目としては踵の下のエアクッションが目立つが、前足部のクッションも柔らかくて気持ちいい。
エアマックス360との差はあまり気にならなかった。
出だしは1km5分20秒台。
4kmほど走ると体が目覚めてきて徐々にペースが上がる。
1km5分18秒、12秒、そして5秒まで。
足を痛めてはいけないので今日はこのぐらいにしておこう。
残りは5分10秒台。
最後にタイムが落ちるということもなく、大分体が鍛えられてきたようだ。
たった数日トレーニングしただけなのに、パワーブリーズと腕立て伏せがかなり効いている。
呼吸筋の動きがよく、大量の酸素を摂取できるし、腕に力が入るため鋭い腕振りができる。

購入者の声
<アルトサックス用金メッキをご購入の方より>
早速リガチャーを使ってみたところ、音がクリアに出るのに驚きました。
これからまたこのリガチャーを注文することになると思いますので、その時はよろし
くお願いいたします。

5月22日
今度アマチュアオーケストラを指導するため、第九をスコアリーディング。
スコアから膨大なエネルギーが伝わってくる。
第3楽章はまるで天上の楽園のようだ。
演奏家にとって、指揮者の視点というのは非常に重要だ。
できれば全ての曲を、指揮ができるぐらい勉強して演奏すれば理想的だが、残念ながらそこまで時間はない。
指揮者の視点があれば、自分がどういうバランスで、どういうフレーズで、どういう音色で、何を聴いて演奏すればいいかがよく分かる。
クラリネット奏者にとって、第九の第3楽章はまず最初にきついという印象があるが、実際には楽園であるかのように演奏しなければならない。
この曲は数え切れないほど演奏した。
全ての音は体にしみこんでいる。
また、大学生の頃、大野さんについてしっかり指揮の勉強をした曲でもある。
おかげで今でもドイツ語で各声部を歌うことができる。

午後6時40分出発、11km。
昨日と同じようにピッチ走法でと思って走ったら、なぜか1km5分10秒台。
なぜいきなり30秒もタイムが上がるのか。
回復が急である。
右足にやや怖さがあるが、以前のように違和感がすぐに痛みになることはなく、最後までずっと同じ状態。
もうほとんど大丈夫と言っていいのではないだろうか。
結局9kmからはややタイムが落ちたものの、それまでは1km5分10秒台を維持。
もう完全にケージを履いてもいいタイムである。
さて、明日大事を取ってエアマックス360にするか、そろそろケージにするか、悩ましいところだ。

足が急回復したため、ずっと迷っていた7月9日の北軽井沢マラソンに申し込んだ。
ハーフマラソンぐらい、この調子ならなんてことない。
眺めがいいそうだ。
タイムを気にせず、思いっきり景色を楽しんで走ろう。

すご録が勝手に録画してくれていた「ひろしまシンフォニー」を見る。
広響コンサートマスターの田野倉さんに密着取材。
コルンゴルトやコープランドの音楽が使われている映画の映像などあり、なかなかよくできている。
私ならコンチェルト当日、ゲネプロ後にまでカメラが回ってインタビューなど勘弁して欲しいが、それを普通にこなしている田野倉さんはさすがである。
さて、これはいつのことだったかと日付を調べると、何と先月ではないか!
1月ぐらいかと思っていた。
あれからあまりにもいろいろなことがあり、4月の定期演奏会が何ヶ月も前のことのように思える。
そうだ、思い出した。
あの時S君がトスカを持ってきていなかったら、私は今トスカを使っていないのだ。

購入者の声
<M30トラディショナルの選定を依頼された方より>
楽団の練習で吹いてみましたが、今回のは息が素直に入りとても吹きやすいマウスピースでした。
やはりプロファイルよりも息がしっかり入りますね。
リードも選びやすくなったと思います。
特にハイトーンだと息をしっかり入れないとピッチも下がるので、その点でも勉強になります。
ホールではどんな風に響くのか楽しみです。

5月21日
久しぶりに朝の筋トレ再開。
ただし足関連のいくつかのメニューは回数を減らした。
まだやや怖さがある。
管楽器奏者は演奏によって腹筋、背筋が鍛えられている。
そのためこれらの筋肉は全く衰えを感じない。
足はゆっくりではあるが走っているので筋力自体はある。
腕力は明らかに落ちている。
何となく腕が細くなったような感じもある。
ただ、これまでやっていた回数はこなすことができた。

オーボエのSさんが、クランポンのグリーンラインを試奏している。
一昨日は手探り状態でやや大人しい印象があったが、昨日の本番では十分に音量があり、音色が柔らかく、ずっしりとした存在感があった。
ただ、昨日の状況ではマイクも入っているし周りもうるさいし、結論は出せない。
定期演奏会できちんとした評価をしよう。

昨日の指揮の藤野さん、喋りがおかしかった。
曲と何も関係ない。
駄洒落でがっくりしているうちに次の曲。
リラックスできていいかも知れない。
ネタ1 中華料理店での「可もなく不可もなく」
  2 鶴の恩返し 鷺編
  3 鶴の恩返し 雁編
まあここで書いても面白くないか。

広島の自宅のトイレは、井戸水を使うせいかフィルターに砂がたまり、年に1,2度外して掃除しなければならない。
タンクの上の蓋を取り、中蓋もとり、書かれてある通りにフィルターを回して取ろうとするのだがどうも硬い。
えい!と引っ張ったら何とフィルター部分が中に残ってしまった。
どうやっても取れない。
仕方がないのでつけようとしたら、つけることもできない。
弱った。
インターネットで調べたら、クラシアンは1回8000円。
えーん!高すぎる。
再度チャレンジしたが駄目。
もう一度調べる。
「水の救急車」の方が安かったのでそちらに電話する。
電話の対応は悪かったが安いので仕方がない。
2時間ほどで来てもらった。
その方、しばらくあれこれ悩んだ末、最後はえいや!と力任せ。
まあ直ったからいいや。
3分悩んで2秒の力任せで直って4200円は高いが、自分でどうしてもできなかったのだから仕方がない。
やれやれ。
今日の反省。
フィルターは、取っ手の部分と中のフィルターの部分がネジ式で接続されている。
今日は取れないからといって何度も回したが、そのために内部にフィルターが残ってしまった。
ねじるのは一度だけにすべし。
それと力任せは後で大変なことになるのでやめよう。

ドビュッシーのクラリネットとピアノのための第一ラプソディ。
この曲は梅干に似ている。
留学中、アリニョン先生の別荘で何人もの人が集まってパーティーが催された。
日本人初のアリニョン弟子であるO先輩は日本料理を作ることになった。
そのメインは五目寿司。
一つ一つの素材から調理し、細かく切ってご飯と混ぜる。
大変な作業だ。
私と2番弟子のIさんも切る作業などを手伝ったのだが、慣れていないのでOさんはご機嫌斜め。
この時のお寿司は梅干で淡く味付けされており、絶品であった。
お寿司を食べたアリニョン先生はOさんに、
「これは繊細すぎてフランス人には分かりにくいかも知れない。」
フランス人だけでなく、西洋人が梅干を理解し共感することは稀有である。
しばらくして、豚カツにかけていたブルドックのとんかつソースを食べて、
「これは素晴らしい!どうやって作ったんだ?」
文化って難しい。
さて、ドビュッシー。
久しぶりに練習してみたが、これは凄い曲だ。
それまでの音楽の概念をひっくり返すほどの個性がある。
それは印象派の絵画そのものだ。
光によって微妙に変わる色彩。
時間が経つことによって同じ景色も色が僅かに違う。
よほど注意深く、繊細に演奏してあげないとこの曲は壊れてしまう。
まるでシャボン玉のようだ。
そして、残念ながらこの曲を日本で演奏しても、聴衆がいまいち理解しないまま終わってしまうことがある。
この曲の演奏時間は7分。
以前指揮者の広上さんのリハーサルで、普通の人が喋るのとまるで違う高い周波数で喋られてしばらくの間何も聞き取れなかったことがある。
明治時代、最初に汽車を見た人たちは汽車が見えなかったそうだ。
そんなに高速で移動するものが存在するとは思わなかったからだ。
これらと同様、この曲は日本の一般の聴衆が思っている音楽とまるで違う。
ある程度、こんな曲もあるのだ、こういう曲はこう楽しめばいいのだということを知っていれば楽しめるのだが、知らないと何が何だか分からないうちに終わってしまうのである。
しかしこれほどの名曲を楽しまない手はない。
いい演奏を何度か聴けば、きっと演奏会でも楽しめる。

トスカはやはり凄い。
この繊細の極致のようなドビュッシーの曲、そのピアノ、ピアニシモを苦もなく表現できる。
そして最後の閃光、ここで見事なフォルティシモを吹いてみせる。
ヴィドールも練習したが、こちらも劇的だ。
吹いていて興奮する。
表現の幅の広さは圧倒的だ。
なぜかやはり指が速く動きすぎる。
これではお客さんには聴き取れない。
適度にもう少しゆっくり吹いた方がいいだろう。

何だか久しぶりにフランス音楽を練習していたら、リサイタルがやりたくなってきた。
せっかくフランスでフランス音楽の伝統を学んできたのに、オーケストラばかりでしばらく演奏していない。
「高尾哲也 クラリネット・リサイタル」
フランス音楽名曲選
サン=サーンス ソナタ
ショーソン アンダンテとアレグロ
ヴィドール 序奏とロンド
〜休憩〜
ドビュッシー 第1ラブソディ
モンブラン コンチェルトシュトゥック
プーランク ソナタ
音響のいいホールで演奏して、それをCDにしてと夢は膨らむが、言うは易し行うは難し。

午後7時5分出発、11km。
やったー!久しぶりの11km!
朝筋トレを久しぶりにやろうと思ったということは調子がいいということなのだろう。
最初の2kmも1km5分40秒台。
同じように走ってこれだからやはり調子がいい。
その後徐々にタイムが落ちるが、途中でピッチ走法にしてみようと思いついた。
そう思うということも復調してきているからだ。
ピッチ走法を意識すると、着地の衝撃は減る。
これはいい。
決してストライドを広げないように、着地の衝撃はできるだけ弱くと思いつつも1km5分40秒台に回復。
何だか明るい未来が見えてきたようでうれしくなってきた。
ケージを履く日、そして1km4分台で走る日も近い!

体重が52.4kgと減ってしまった。
私の場合、体脂肪はもう落ちないので、体重が減るということは筋肉量が減るということである。
それはまずい。
今日は昼ご飯と別に2時ごろおにぎりを2個食べたが、それでは足りないようだ。
1日完全4食にすべきかも知れない。
ただ、腕だけは体脂肪率が下がり、筋肉量が増えている。
今朝数十回腕立て伏せをしただけなのに、すでに効果が出ている。
ほんのちょっとした努力で人間の体は驚くほど変わる。

5月20日
科学とは反証可能なものである。
昨日まで信じられてきたことも、今日違う事実が分かれば今日からは間違いとなる。
それに対して宗教とは反証できないものである。
教義が「カラスは白い。」と言えば、カラスは白いのである。
自ら考え判断するということを放棄し、他者にその判断を委ね、それを信仰する。
それが宗教である。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」の封切りを前に、カトリック教会を中心とした反発が起きている。
キリストは実在の人物であり、神であるかのような素晴らしい人であった。
このキリストの素晴らしい教えを実践して生きて行こうということならいいのだが、昔のことなので復活などのおまけがついてキリストは神になってしまった。
私には、キリストがある女性と愛し合い子供をもうけたというのは人間らしい微笑ましいエピソードだと思うが、キリストは神だと信仰している人には問題なのだろう。
何しろ宗教というのは反証できないものだし、キリストが人だとキリスト教自体の存在が危うくなるのだから。
十字軍、宗教戦争、魔女狩り。
キリスト教の名の下に一体何人が殺されたか。
ガリレオも一歩間違えば殺されるところだった。
数百年も経ってカトリック教会は過去の過ちを認めたが、それは地球が動いてもキリスト教は存続できると判断したからであって、自らの存続が危うくなるようなことを認めるわけがない。
どの宗教でも信者は都合の悪いことに目をつぶるが、それが果たして人間としてまともな生き方だろうか。
私は事実は事実として受け入れる。
それが人間として真っ当な生き方だと思う。

現在の体重は52.7kg前後、4月のフルマラソンまでは53.1kg前後であった。
違いは筋トレ。
足が完全に治るまで筋トレをお休みしている。
これによって筋肉量が減り、体重が減ったのである。
毎朝15分のストレッチと筋トレの効果は大きい。

岩崎宏美さん。
16歳でデビューして31年。
今年は年女だそうな。
歳を隠そうともしない。
見た目は若い頃とほとんど変わらない。
しかし経験を積み、それが内面を充実させ、落ち着いた雰囲気がある。
「この曲は、当時はよく分からなかったのだけど、何年かしてからこういうことがあり、その時にやっと曲の意味が分かった。」
人生経験を積むことで曲に込められた想いを知り、より深い感動を聴衆に与えることができる。
喋りにも深みがある。
結婚し、2人の息子を育てながらコンサートなどの活動も続ける。
これ以上理想的な生き方があるだろうか。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
私の大学の吹奏楽団では、ほぼ誰も見たことのないリガチャーだったようで、気づいた人はみんな、目を剥いて食いついてきました(笑)
難しいことはよく分からないのですが、吹いてみて、抵抗なくすぅっと管に息が入っていく感じがしました。
音も、素人の自分なりのイメージに近づいたように思います。
マウスピースとリードがミラクルフィットして、何だか楽器も喜んでいるような気がします。
これからもっと自分の技量を磨いて、頑張ろうと思います。
ありがとうございました!!

5月19日
明日の広響ポップスコンサートのリハーサル。
明日のコンサートは何とチケット完売だそうな。
後半岩崎宏美さんを迎える。
歌謡曲をあまり聴かない私が何曲も知っているのだから、この人の存在は大きい。
相変わらずお美しい。
あれ?眼鏡をかけたそのお顔、ヨン様にそっくりだ!

こういう演奏会では楽器のよさがあまり分からない。
リハーサル終了後プーランクのソナタを吹いて、この楽器の鳴りの凄さを確認。
そうしないと不安になる。

ナイキストアへ。
春になり、衣替えもした。
さあエアマックス360オレンジの季節だ!
意気込んで店に入ると、色が変わってオレンジはなくなっていた。
ショック。
ホームページには併記していあるのに。
僅か3ヶ月の命。
何と儚い。

午後7時20分出発、8km。
雨という予報だったが、運よく夕方雨が上がった。
平均スピード1km6分30秒。
まだやや不安感はあるが、徐々に慣らしていこう。

購入者の声
<M30トラディショナルの選定を依頼された方より>
音が前よりふとくなりました♪
周りの音ともよくとけ込むようになりました。
本当にありがとうございました。

<テナーサックス用2mmピンクゴールドをご購入の方より>
持っていたロジウム2ミリと届いたピンクゴールド2ミリを吹き比べてみました。
甲乙つけがたくピンクゴールドは音が太くやわらくてロジウムは滑らかで非常に吹奏感がすばらしい。
どちらもいいところがありじっくり使って行きたいと思います。
ありがとうございました。

5月18日
ついに41歳。
誰か引き取ってくれないだろうか。
お祝いのメールをいくつかいただいた。
ありがとうございます。

今日も雨。
こりゃ梅雨じゃないか。
今日は移動だから走れないのは仕方ないとしても、明日も雨で走れそうにない。
これじゃ7月のハーフマラソン出場は無理だ。

広島に移動。
今回は過去最大の荷物。
背中にはダブルケースとパソコンの入ったリュック。
右肩にもダブルケース。
これは今回購入していただく方が山口県の方で、広響定期演奏会を聴きに来てくださるということなので、その時にお渡しできるように持って来た。
そして、右手にエスクラ。
これは次の定期演奏会でエスクラを吹くため必要なのである。
左手にはリモアの大きなスーツケース。
衣装、着替え、ランニング用ウェア、リガチャー製作用工具、マウスピース、在庫リガチャーなどが入っていて、でこれも重い。
さすがに今回は駅までタクシーを利用したが、それでもかなり疲れた。
移動の疲労度は荷物の重さに比例する。

「本当は怖い家庭の医学」で飛文症をやっていた。
そういえばもう20年以上見えていないなあと思いつつ、新幹線から外の景色を眺めると、何と見えるではないか!
つまり、見ようとすれば見えるし、見ようとしなければ見えないのだ。
時計の秒針の音みたいなやつだ。

今日もモンブランのコンチェルトシュトゥックを練習。
以前よりもはるかに息が続く。
以前書いたブレスマークを、ブレスせずに2つ越えたりする。
ピアニシモを出すのが非常に簡単ということが理由として挙げられる。
他の楽器では、ピアニシモを出すには息の量は変えずに息のスピードだけを遅くするイメージで、音量は小さく、音色は柔らかく、ピアニシモでもきちんと響かせてという意識を持って演奏する。
ところがこの楽器は、ただ小さくしてピアニシモが響く。
しかも極限のピアニシモが容易に出て、それがまた魅力的なのである。
学生がいきなりこの楽器を使うことはいいことなのかどうか。
問題は生じないだろうか。
心配になる。

まだ慣れていない面もある。
画家が絵の具を変えたような感じである。
明らかに表現の幅は広がるのだが、これまでと同じように演奏しても違う音色が出る。
それがしっくりとこないこともある。
音色、音量、フレーズなどをもう一度検討しなおさなければならない。
この作業には時間がかかりそうだ。

最近のコマーシャル。
フランス語で金曜日という意味のvendrediをバンドルディと発音するのはやめて!
気持ち悪くて吐き気がする。
せめてヴァンドルディと言ってくだされ。
頼むから。

pipitという車。
ヨーロッパの多くの国でpipiがおしっこという意味なのは知っているだろうに、どうしてこんな名前をつけるのだろう。
これを見た欧米人がどう思うか、考えただけでも恥ずかしい。
日本人の知的レベルに疑いを抱かれかねないこのような行為は謹んでいただきたい。

購入者の声
<M30トラディショナルの選定を依頼された方より>
早速吹いてみましたが、今まで使用していた5RVライヤーと比べて音の響きが豊かになったように感じられます。
そして、高音域まで気持ちよく音が出ます。
今まで、高音域になると音が痩せてしまっていたのですが、以前より太い音が出るようになったと思います。
CDも拝聴致しました。
とても、太く豊かな音ですね。
楽器がとてもよく鳴っているという感じがします。
今、ご使用されているトスカでの演奏を是非聴いてみたいと思いました。
ややドイツ管に近い音がするとの事なので、
出来ればブラームスの五重奏曲で聴いてみたいですね。
今回は、お忙しいにもかかわらず、良いものをご選定頂きありがとうございました。
また次の機会にも、どうぞ宜しくお願い致します。

<M30トラディショナルの選定を依頼された方より>
今までB40トラディショナルを使用していましたが、選定していただいたM30は、とても楽に息が入ります。
それに、今までだと使えるリードが限られていたのに、どのリードを吹いてもよく鳴るような感じがします。
まだひとりで吹いただけですので、今度の合奏が楽しみです。
本当にありがとうございました。

<デュコフメタルアルト用ピンクゴールドをご購入の方より>
早速使ってみましたが、リードの鳴りが非常に良く満足しています。
一ランク上の固さのリードでも使える感じですね。

5月17日
明日で41歳。
時はどうにも止められない。
老化も死もなければ何百歳になろうと構わないが、そうでない現実がある以上、歳を取れば取るほど歳を取ることの痛みは増す。
40代はその入り口。
微妙な年齢である。

今日はモンブランのコンチェルトシュトゥックを練習してみた。
信じられないほどの究極のピアニシモ。
しかも確実に響いている。
やはりこの楽器はすごい。
ただ、思ったよりも鳴りすぎてしまう音があり、まだ完全に思ったようには演奏できない。
楽器の持つ能力を探り、そこから新たな音楽表現をしようと試みている最中である。
やたらと指が速くまわるのはなぜ?
あまりに速すぎて、テクニックを示すにはいいが音楽的ではない。
一つ一つの音がクリアに聴こえるためにそう聴こえるのか?
それともこの楽器は実際に指が速く動くのか?
感触は若干違うが、キーの重さに変わりはないと思う。

夜から雨という予報だったので夕方走ろうと思っていたら、午後1時頃からすでに雨。
天気予報さん、頼むよ。

パソコンはやっぱり面倒。
もらったパソコンにノートンインターネットセキュリティーをインストール。
インターネットに接続。
ところがアップデートができない。
その原因が分からない。
弱った。

クラリネットQ&A
<質問>
B♭管、A管の持ち替えでは、マウスピースを付け替えていますか?それともたるからですか?
B♭管、A管にそれぞれ別のマウスピースをつけてみようと思うのですが、いかがでしょうか?
<答え>
私はマウスピースを付け替えています。
たるから付け替える人も結構いますが、A管のたるはB♭管のたるよりも短いため、B♭管のたるをA管につけるとピッチが若干さがりますのでご注意ください。
B♭管、A管にそれぞれ別のマウスピースをつけるというのは以前バルトークのコントラスツという曲でやったことがあります。
これは持ち替えの時間がほとんどないためですが、現在ではこの曲でもマウスピースから付け替えています。
この最大の理由はリードの乾きです。
リードが乾くと音に雑音が混じってしまいます。
また、リードやマウスピースが違うことに急に対応できない危険性があります。
A管にはB♭管に比べて若干薄めのリードが合います。
本来はB♭管とA管でリードを変えるのがベストですが、オーケストラでは持ち替えに時間がない場合が多いですし、リードを変えると新しいリードに対応できず、それがミスにつながる危険性があります。
そのため、どちらにでも対応できるリードを選んでそれで演奏することが多いです。
ただ、曲により、A管の多い、もしくはA管の重要度が高い曲では若干薄めのリードを使用するなど、場面に応じてリードの厚さを変えるということはしています。

5月16日
クランポンでトスカの調整。
B♭管のキーを軽くしてもらう。
キーが重いと吹いていて疲れてしまう。
これで大分楽に演奏できるようになったし、ピアノでのレガートもかかりやすくなり、フランス音楽のような微妙な色彩をより表現できるようになった。

エスクラも同時に調整してもらった。
どうも気が付くとタンポが虫に食われているのだ。
エスクラは吹かない期間があるため、どうしてもそうなってしまう。
修理の方に相談すると、「防虫剤を入れると吹けなくなる。ビニール袋に入れて冷暗所に保管するのがよい。」とのことであった。
梅雨時など湿気を防ぎたい時も、ケースをビニール袋に入れることである程度湿気を防げるようだ。

エスクラのプレスティージュ・グリーンラインを吹いてみたいのだが、残念ながら非常に入荷数が少ないとのことで在庫がない。
代わりに1年ほど前に設計を見直したという木のプレスティージュを吹かせてもらった。
ベルにリングがない。
高音の音程は確かにいい。
軽く華やかな音色。
ただ、現在の私のエスクラ、RCは非常にいい楽器で、比較すると私の楽器の方が断然いい。
楽器全体がよく振動している。
グリーンラインは年内に入るかどうかという話。
機会があれば吹いてみたい。

生徒で武蔵野音楽大学大学院を修了し現在はプロとして活動しているIさんが、楽器の調子が悪いので見て欲しいとのこと。
クランポンで待ち合わせ、部屋をお借りして吹いてみる。
マウスピース、リード、リガチャーに問題があり、その根本原因は噛みすぎであった。
噛みすぎによって音がうるさく汚くなる。
→重く鳴りにくいマウスピース、リード、リガチャーを選ぶ。
→楽器がおかしいと感じる。
こういうことである。
B♭管はなかなかいい状態であった。
ただA管がよくない。
つまる。
本人と相談すると、この機会に購入したいということで、急遽在庫のある楽器を2本ずつ出してもらう。
試奏したのは下記のとおり。
R13グリーンライン
RC
ヴィンテージ(これのみ1本)
トスカ(木)
プレスティージュ
フェスティバル
トスカグリーンライン(私のA管)

R13グリーンラインが思ったほどよくなかった。
重く鳴りにくい感じがする。
グリーンラインであればいいということでもないようだ。
トスカはグリーンライン用として設計されている。
ある程度設計をグリーンラインに合わせて変更する必要があるようだ。
ヴィンテージが意外とよかった。
軽くきらびやかな感じ。
木のトスカは最初はそれほどでもない印象だが、そのうちにその音色のまろやかさ、深さ、柔らかさが心地よくなってくる。
ただ、私の楽器、トスカグリーンラインと比較すると随分普通、他の楽器との差は少ない。
トスカグリーンラインは特別に、まるで限界がないかのように底鳴りする。
Iさんのうまさが楽器によって全く違って聴こえる。
例えば同じ演奏をしたとして、Iさん本人の楽器では30点、木のトスカ80点、トスカグリーンライン100点という感じである。
本人も気に入り、トスカグリーンラインを購入することを決定。
ただ、残念ながら在庫がない。
次回入荷したら連絡してもらうことになった。
さて、次回の入荷は一体いつになるのだろうか。
Iさんはオーディションやコンクールを受けるので、ぜひそれには間に合って欲しい。

オーボエのグリーンラインが3本検品に出ていた。
先日お願いしてあるので、これがこれから広島に行き、広響のSさんが試奏する予定。
非常に楽しみだ。

5月15日
昨日走ったのを書き忘れた。
最近よく書き忘れる。
ランニングに対するテンションが下がっているからだろう。
午後7時15分出発、7.5km。
平均スピード1km6分40秒。
右足に無理をすると再発しそうな嫌な予感があるため、ゆっくり、できるだけ衝撃を与えないように注意する。
幸い問題なく走り終えた。

アクタスでマウスピース選定。
二十数本が入荷したばかりという絶好のタイミングで、合計36本を吹いた。
夜はライスターの公開レッスンがあったようだ。
ライスターとはもう7年ぐらい前だろうか、メンデルスゾーンの二重協奏曲を共演したことがある。
あまり音量が大きくないのでバランスを取るのに苦労したが、近くで聴く音量と客席のいちばん後ろで聴く音量が同じなのには驚いた記憶がある。
すき焼きが好物とのことで、本番後高級すき焼き店にご一緒させていただいた。

午後5時30分出発、7.5km。
平均スピード1km6分40秒。
トレーニングを積み重ねている時期であれば、これは負担を減らして足の筋肉を回復させるためのメニューだが、昨日の疲労が残っているという現状。
まあ仕方ない。
富士山に登った時に使用したサポーターの機能のあるロングタイツがあることをすっかり忘れていた。
履いてみるとこれがなかなかいい。
今のように足に不安がある時にはこれを履いて走るべきである。

1.7.5kmを普通に走れるようになる。
2.徐々に距離を伸ばす。10〜12km走れればOK。
3.徐々にタイムを上げる。1km4分30秒前後のタイムを並べられれば完璧。

できれば足の不安は5月中に払拭して6月にはトレーニングを積み、7月にハーフマラソンに出場したいのだが、間に合うかどうか分からない。

ガソリン高でアメリカでも日本でもドライバーは大変らしい。
簡単なことだ。
車をやめればいい。
この際健康のために自転車通勤や通勤ランなどいかが?
なにしろ40歳以上の男性の2人に1人はメタボリック症候群(内臓脂肪症候群)なのだから。

今日の朝日新聞 「禁煙できないのは病気?」
小谷野敦。この人は喫煙者の敵ではないか?
喫煙者は馬鹿で身勝手ですと宣伝しているようなものだから。
「つかまらないやつがいるのに自分がつかまるのはおかしい。」と言っている犯罪者みたいなものだ。
そんなこと小学生でも恥ずかしくて言わない。
知能は幼稚園児並だ。
よくこんなのが東京大学非常勤講師をやっているな。
受動喫煙で年間一体何人が死んでいると思っているのだ?
都合の悪いことには目をつぶり、勝手なことばかり言う。
社会のゴミだ。

5月14日
星が生まれ、そして死ぬと言うが、実際には星は生きていないのだから死ぬことはない。
星を形成している物質は星がなくなっても存在する。
物質の状態が変化するだけだ。
星は基本的に存在する限り同じ物質で構成されているが、人間は1年も経てばほとんど別の物質になっている。
人間とは同じ物質で構成されているものではなく、同じ形や性質を維持するシステムなのだ。

中学校吹奏楽部の先輩に、車で中古パソコンを持ってきていただいた。
余っているので無料で下さるとのこと。
先輩、遠いところをわざわざ持ってきていただきありがとうございます。
この方は東京大学を卒業され、現在IBMで研究をなさっているというエリート中のエリートである。
この中学は国立で、吹奏楽部OB会の半数ぐらいは医者、次に官僚、エリート会社員、音楽家の順(多分)で、なぜか音楽家も多い。
同級生ではN響トロンボーンのY君、某吹奏楽団クラリネットのOさん、一つ上にフルートのTさん、3つ下にクラリネットのK君などなど。
皆さん芸大出身である。
さて、頂いたパソコンを起動してみると、CPUが私のノートの半分だというのに起動時間は4分の1ぐらい。
余計なものを入れないというIBMのポリシーがこのあたりに生きている。

トスカでプーランクのソナタを練習してみた。
ややドイツ管に近い音がするため、この生粋のフランス音楽を演奏する上で若干戸惑いも感じる。
先日フルートのH君が、「金のフルートよりも銀の方が息が持つ。牧神のソロがブレスなしで吹けたりする。」と言っていたが、分かる気がする。
銀のフルートは少ない息でも鳴る。
それに対して金のフルートは、比重が高いためもう少したくさん息を入れたところにポイントがある。
そのため大きな音はするのだが、その分息も消費する。
トスカグリーンラインも同様の傾向が見られる。
問題を感じたら、とにかく一段小さく吹く。
そうすれば解決策が見えてくる。
音色や音楽がつまらなく感じるのは吹きすぎているせいである。
これは決してトスカのせいではない。
メゾフォルテはメゾピアノ、フォルテはメゾフォルテ、メゾピアノはピアノで演奏すると丁度いい。
そしてここぞという時にたっぷりと吹けば圧倒的な存在感を示すことができる。
第1楽章中間部や第2楽章のピアニシモの吹き方がまだ慣れない。
しばらく練習して研究してみよう。

N響アワー
モーツァルト 交響曲第1番
初めて聴いた。
8歳でこれだけまともな曲を作れるというのはすごいが、佳作という印象もある。
ジュピターと同じ主題が出てきてゾクッとした。
8歳の時の最初の交響曲と同じ主題が最後の交響曲にも出てくる。
これは偶然なのだろうか。

ショスタコーヴィチ 交響曲第1番
いずれも1989年、90年と一昔前のN響。
亡くなった方も映っている。
主要なメンバーはかなり入れ替わっている。
音も今とは大分違う。
9歳でピアノを始めたショスタコーヴィチは、いかにして19歳でこれほどの個性を確立しえたのだろうか。
驚くほかない。

5月13日
中学校吹奏楽部の大先輩からリガチャーの注文メールが来た。
びっくりしたなあもう。
現在大阪方面で眼科をなさっている。
熱心な方で、中学にも高校にもよく指導に(遊びに?)来られていた。
この中学校吹奏楽部OB会は毎年恒例の新年会などかなり頻繁に交流がある。
ただこのKさんとはしばらくお会いしていないので、またお会いできる機会があるとうれしい。

4時本番でゲネプロはなくなったのだが、ホテルは12時に出なければならない。
12時過ぎからホールで音出し。
さすがに4時間前には誰もいない。
この音響のいいホールでたった一人で音出しできるというのは贅沢だ。
きついプログラムなので疲れないように小さく吹いているのだが、それでもホール全体が響く。
何ともすばらしいホールである。

この曲はきつい。
音が多すぎる。
体力的にもしんどいが、精神的にはもっときつい。
意識を保つ限界に挑戦しているようでもある。
しかし今日もすばらしい演奏となった。
今年度から定期演奏会を2回にし、その両方ともが満席に近い状態。
これだけの感動があれば、間違いなくお客さんは来る。
重要なのは感動だ。

5月12日
本当は非常に忙しいのに、旅先なので非常に暇だ。
銅線と工具などを持ってきてリガチャー製作でもするか?
重すぎる。

「Newton 宇宙・無からの誕生」
ちょっと値段は高いが、きれいな絵と分かりやすい解説で宇宙の誕生などについて書かれている。
しかし結局どんなに分かりやすく書いても、人間としては理解しにくいことである。
これだけの広さがあり、そして膨大な量の物質がある宇宙が無から生まれたということ自体まず理解しがたい。
「電子は無数の状態が共存している」というのも同様。
虚数時間って一体何?

すばらしい演奏会だった。
これほどの「我が祖国」は聴いたことがない。
同じ日程で行われているプラハの春での演奏とどちらがいいだろうと考えるほどである。
何といってもコバケンはすごい。
見ているだけでも感動する。
オーケストラもすばらしい。
ホールの響きも最高。
そしていくつかの仕掛けもある。
最大の仕掛けは倍管、つまり管楽器を倍にしてある。
実際には木管楽器がほぼ倍(ピッコロなどを除く)で金管楽器は倍になる訳ではないが、それでも人数は増えている。
これによって全く響きが違う。
ただ倍管にすればいいというものでもなく、コバケンは倍管を非常に有効に使っている。
弦楽器も16型。
これらはお金がないとできない。
名古屋の聴衆の皆さんがこういう贅沢な演奏会を楽しむことができるというのは何ともうらやましいことである。

5月11日
昨晩も飲んでました。
昨日のお店は、巨大なブリカマが280円など信じられない安さでしかも美味しい。
手羽先の唐揚げと言えば名古屋。
以前は名古屋にしかなく、来るたびに風来坊というお店で楽しんでいた。
ここ6,7年ぐらいだろうか、他地域でも食べられるようになった。
数年前にジョナサンというファミリーレストランが出したのはまずかった。
味が中までしみこんでいない。
広島のとある居酒屋ではかなりのレベルのものが出るようになった。
数年前久しぶりに風来坊に行って、広島の居酒屋の方がおいしいのでがっかりした記憶がある。
そして昨晩のお店。
これは絶品!
1本の量も多く、味付けも最高!
むさぼるように食べた。
私が知る限り、ここがNo.1である。
(名前だけ書きます。いそや。栄駅近く。)
こう書くと名古屋の人はいろいろと言うだろうなあ。
ここの手羽先はどちらかというと身がたくさんついていてナチュラル。
もっと味が濃厚にしみこんでいたり、香辛料が効いていたり。
手羽先にも店によっていろんな味があり、優劣つけがたい。
最終的には好みの問題である。

午後5時15分出発、走行時間1時間と30秒。
信号待ちを5分30秒とすると実質走行時間55分。
平均スピード1km5分40秒。
推定走行距離9.7km。
いやー、こんなに楽しいランニング観光は久しぶりだ。
栄のホテルから北上。
市役所や県庁が特徴的で見ていて楽しい。
そして名古屋城。
我が祖国第1曲を思い出した。
壮大な石垣。
その周りを1周。
これを自分で作らずに大名達に作らせるのだからものすごい権力だ。
かつての栄華がしのばれる。
公園内にランニングコース。
距離は1.3km程度と短いが、距離表示があり、足に優しい土の道なのがうれしい。
タイムを確認したら1km5分30秒。
3日も休んだので足が速く走りたがっている。
自分では1km6分以上のペースで走っているつもりなので不思議だ。
気が済むまで周回してから帰る。
ホテルに帰ってからものすごい空腹感と眠気。
来た来た!
ちゃんとトレーニングしていればこれが毎日あるのだ。
最近さぼり気味だからなあ。
味噌カツ丼で足りず、コンビニでおにぎりとアイスクリーム。
やはり走るとたくさん食べなければ持たない。

5月10日
走りたいのに雨で走れない。
時間があるのに。
あー、運動したい!

健康のため豆乳を飲んでいる人は多いと思うが、調整豆乳には気をつけた方がいい。
かなりの糖分が入っている。
健康のための豆乳で逆に不健康になる危険性がある。
吹き出物の影響で私は最近かなり糖分に敏感になっている。
昨日は飲み会のためにスーパーに行けずコンビニで買い物したのだが、残念ながらコンビニには調整豆乳しかない。
仕方がないので買って今朝飲んだのだが、顔に嫌な感じがある。
糖分が多すぎるのだ。
これを続けると吹き出物が出る。
あまり美味しくないと感じるかも知れないが、豆乳は無調整のものがいい。
私はめいらくの「豆腐もできる豆乳」を普段飲んでいる。
これはかなり大きな会社なのか、全国どこに行ってもたいていのスーパーで売っている。
これを飲みなれると他の豆乳はまずく感じて飲めなくなる。

先日ヤマハトレーディングの方がわざわざ埼玉の自宅までいらして置いて行ったリコーのリード。
シックブランクがいちばんいい。
音が出やすく音色に魅力がある。
しかしやはりそこから先にいかない感じが今回もある。
ヴァンドレンのリードと比べてみると、真ん中の盛り上がりがない。
このために腰がないのだ。
この点はぜひ改善して欲しい。
エヴォリューションはアンファイルドカットである。
これはフォルテは力強く鳴りがいいのだが、ピアノが響かず雑音が混じる。
アンファイルドカット、つまり上部を削っていないせいだろう。
私はやはりファイルドカットがいいと思う。
結局私にはヴァンドレンのトラディショナル(青い箱)3半がベストである。
リコーは当りが多いと言うが、私の場合青箱も同じぐらいの数が残る。
値段はかなり青箱の方が安いので、青箱の方が経済的でもある。

スメタナの「我が祖国」は名曲だ。
人々の喜びや悲しみ、雄大な自然が目に浮かぶ。
男に裏切られたからといって全ての男を皆殺しにしようというのは全くどうかしている。
その彼女の心の迷い、過去の幸福の回想、そしてホルンの合図からの壮大な戦闘シーン。
この曲は本当に見事だ。
5曲目も、抑圧、決意、戦いとその場面が何を表しているのかがすぐに分かる。
CDもいいが、生演奏というのは曲の持つ雰囲気が圧倒的に体に伝わってくる。
この曲はぜひ生演奏で聴きたい。

コバケンはやはり名指揮者である。
病気をされたようで若干体調は思わしくないようだが、それでもエネルギーに満ちている。
指揮台に立つだけでオーケストラの音が変わる。
指揮すれば音楽がうねる。
一言発すればさらに劇的に変わる。
何をどう発言すればどうオーケストラが変わるのかを熟知している。
ただ単に大きくと言うのではなく、やや分かりにくくても違う表現をすれば、そういう音色、音楽になる。
スコアはほとんど見ず、常にオーケストラの方を向いて音楽、音色、フレーズに集中している。
コバケンの演奏会が常に満員になるのには理由があるのだ。

5月9日
飲み会で遅くなってしまったので手短に。
今日からまた旅。
午後5時半から10時半まで大勢で楽しく飲み会。
一品一品味付けのいい料理屋であった。

5月8日
気が付いたら41歳まで後10日。

君はいつもパソコンが遅いとイライラするけど、実は君の方が遅いんじゃない?
時々固まるし。

下記の文章を載せて数時間でB♭管A管セットで購入希望の方からメールを頂きました。
あっという間で申し訳ないですが、売約済みになってしまいました。

これまで使用していたフェスティバルをスペアとして持っておくかどうか迷っていますが、もし希望価格で購入される方がいらしたらお譲りしたいと思います。
購入から5年、その間B♭管100本以上、A管数十本を選定しましたが、これ以上の楽器には出会いませんでした。
B♭管は、鳴りのよさとスムーズな吹き心地、A管は吹奏感の驚くほどの楽さ、音色の柔らかさと軽やかさが特徴です。
5年間使用ということでまだまだ現役です。
B♭管20万円、A管23万円でお願いします。
ご希望の方はご連絡ください。
よろしくお願いします。

5月7日
昨日走ったのを書き忘れていた。
午後7時30分出発、7.5km。
台風のようなすごい風。
向かい風の時はペースが遅くなる。
1km7分のLSD。
久しぶりにこの距離を走れてうれしい。
足に心地よい疲労感。
筋肉がつき、立つと下半身がずっしりとして安定している。
強い眠気も来た。
ようやく運動というレベルまで走れるようになった。

クランポンでB♭管を正式に購入。
先日S君が広島に持ってきたI先生選定品と最終確認のため吹き比べた。
選定品の方がしっとりと柔らかい吹き心地だが、自分の楽器の方が断然よく鳴る。
思ったよりも大きな差だった。
人によっては選定品を選ぶだろうが、クラリネットのピアニシモに限界はない。
小さく柔らかく吹くなどいくらでもできる。
よく鳴り遠くまで音が届く楽器を選ぶのが正解だろう。
選定品もホールではこれまでの楽器と比べて圧倒的に音量が大きく、遠鳴りし、全ての音がはっきりと聴こえた。
それよりも格段に鳴りがいいこの楽器は一体どうなるのだろう。

アクタスに移動しレッスン。

午後7時出発、7.5km。
大雨という予報で諦めていたが、レーダーを見るとなぜか東京都だけ雨が降っていない。
何とか大丈夫だろうということで出発。
昨日の疲労が残っている。
この程度のトレーニングで疲労が残るというのは体力が衰えている証拠だ。
先日のフルマラソンが思ったようにいかなかったためにテンションが下がってしまったが、これから徐々に上げていこう。
ただし、決して無理には上げないし、無理には速く走らない。
速く走るのは、10km以上余裕をもって走れるようになり、速く走りたいという欲求が出てきてからだ。

吹き出物の気配がなくなった。
むしろ宮崎の方がカロリーの高い食事をしていた。
お酒も飲んでいた。
それでは何が違うのか。
違うのはただ一つ、リンゴだ。
要するに吹き出物は糖分の過剰摂取が原因。
甘すぎるパンをやめ、コーヒーをやめたが、実際にはリンゴの果糖が止めを刺していたようだ。
体にいいと信じて毎日1個の半分を食べる習慣を長く続けていたが、考え直さなければ。
どんな食品も食べすぎはよくない。

5月6日
昨日の話。
ゲネプロ後、D氏に"Tu est braiment tres bien!"と褒められうれしい。
D氏にかなり音量を抑えられたが、それによりバランスが整えられ、よりいっそう妖しげな、普通ではない音色で表現することができ、自分でもぞっとした。
トスカには極限のピアニシモで何とも魅力的な音色を出す能力があるということが分かったのも収穫である。
本番後は、共演の皆さん、聴いて下さったヴァイオリンのT氏、Aさん、クラリネットのM君、ファゴットのYさんなど多くの方に絶賛していただき、非常にうれしい。
今回は貴重な経験となった。
これで表現の幅が格段と広がった。
トスカというすばらしい楽器も得られたし、これからはこれまでの私よりも遥かに感動的な演奏を積み重ねていきたい。

本番後M君と宮崎牛の有名なお店で牛肉を楽しむ。
M君とたった1時間ではあるが飲むことができたのはよかった。
その後空港に移動。
埼玉の自宅に12時頃到着。
あーあ、本当に終わってしまった。

忘れ物の話
某ヴァイオリン奏者1
その日は友人と2人で飲んでいた。
店を出て、タクシーでも拾おうかと歩いていると、店員さんが、
「お客さん、忘れ物ですよ!」
手にはヴァイオリン。
これ、ストラディヴァリウスなんだよなあ。

某ヴァイオリン奏者2
みんなで食べようとケーキを買って新幹線に乗る。
名古屋駅で、ケーキを忘れないようにしなきゃと思いつつ新幹線を降りると、何とスーツケースを忘れた。
スーツケースには楽譜と衣装。
大阪駅まで取りに行ったそうな。
結局ゲネプロは中止となったのだが、仲間はケーキを食べずに待っていてくれたのだそうな。

某クラリネット奏者
楽器と荷物をコインロッカーに入れて観光に。
帰って来ると、入れたところには鍵がかかっておらず、中には何もない。
慌てて探すが鍵がない。
電話で問い合わせると、何と鍵をかけずに行ってしまったらしく、警備の人が保管してくれていた。

私の話
博多から長崎行きの電車に乗り、途中で降りる。
しまった!博多で買った1000円の結構豪華な弁当を電車に忘れた!
長崎駅に電話すると、保管してあるという。
しかし持ってきてはくれないそうで、取りに行かなければならない。
1000円の弁当のために何千円も出す訳にもいかず、断念。
翌日同じ弁当を買ってリベンジ。

5月5日
もう終わりか。
とても充実して楽しかったので、終わるのが寂しい。
今日も泊まればよかった。
でもシェーンベルクで手一杯で次の曲をさらっていない。
ここはやはり帰らなければ。

フルートのTさん、昨日ずっと電話で話しているなと思ったら、とある方がドタキャンしたために急遽明日コンチェルトを吹いてまた帰ってくるそうな。
G-Durなら何とかなるということだけど、やっぱりソリストは違うなあ。
私などはオーケストラの前に立つだけで緊張してしまうが、逆にオーケストラで吹く方が緊張するという。
慣れている場所が違うのである。

購入者の声
<M30トラディショナルの選定を依頼された方より>
先日の練習で友人と使用してみました。
シールが1番(音が太い方)は、昨年11月に選定して頂いたマウスピースと似た感じで吹き込んでも音がバラつかず、まとまった音でした。
11月の物より若干ボリュームがある感じがしました。
シールが10番(軽やかで息が楽に入る)は1番とタイプが異なり、良く鳴ります。
同じM30でもここまで違うとは思っていませんでした。
希望通りの選定ありがとうございます。
友人の方は前のマウスピースがM15であったためリードが合わず1番より10番の方が吹きやすいとのことでした。
M30のピッチにも苦労していたように思います。
ということで、ひとまず私が1番で友人が10番となりました。
リードを選び直して考えるとのことです。
すばらしいマウスピースを有難うございました。
CD聴きました。
とても太く豊な音ですね。
特に2楽章の高音が心地よかったです。
何度も繰り返して聴いてます。
お気に入りの1枚になると思います。

5月4日
午前中シェーンベルクの合わせ。
午後は兵士の物語を観る。
何と屋外でのリハーサル。
宮崎の強い日差しを避けるためにビニールシートを天井にかける。
左側に演奏者、右側に語りの人と俳優。
きちんとこうして聴いたのは20年ぶりだ。
その後ジュリアード弦楽四重奏団の演奏会前半を聴き、練習してホテルに帰る。
夜は兵士の皆さんなどと宴会。
毎日いろんな人と知り合えるというのは貴重な経験だ。
今日も楽しく盛り上がった。

購入者の声
<M30トラディショナルとB♭クラリネット用ピンクゴールドをご注文の方より>
早速使ってみたところ、どちらも非常に楽に息が通ることと、楽器が鳴ることに驚きました。
音色も、高音が柔らかくなり低音がより響くようになりました。
マウスピースは今まで5RVライヤーを使用していたのですが、5RVライヤーでしんどかった厚めのリードでもM30なら普通に吹けます。
ただ、5RVライヤーで良かったリードをM30に使うと、鳴りすぎてすぐへたってしまう感じがします。
とはいえ音質や楽器の鳴りから5RVライヤーに戻ろうという気はせず、当面は今までより厚めのリードでいろいろためそうと思っています。
オリジナルリガチャーは、リードとマウスピースを完全に一体化しているという感じがします。
もう一度他のリガチャー(今まで使ってた革タイプのもの)を使ってみると、リードとマウスピースという別の物をリガチャーで止めているという感じで、その境目が音を鳴らす効率を下げているような感じがしました。
吹奏感は、すごく吹きやすく音の均一性が上がり、ニュアンスを出すときの反応が良好になったと思います。
良いものを送っていただきありがとうございました。
(選定者注:M30は5RVよりも開きが大きいので本来ならリードは薄くなるはずなのですが、息の通りがよく非常に吹きやすいためこのような逆転現象が起こると考えられます。)

5月3日
昨日走ったのを書き忘れていた。
午後5時15分出発、5km。
曇りで気温も下がってきたので助かった。
ホテルの目の前が大きな川。
川沿いを海に向けて下る。
残念ながらあまり整備されていない。
土手はアスファルトだが、橋と交差するところで道が切れていたりする。
河川内は整備されておらず、土ならまだいいのだがでこぼこの砂利道。
せっかくこんな素晴らしい川があるのだから、きちんと整備すればウォーキング、ジョギング、サイクリングと市民の生活の質が格段に高くなると思うのだが。
1km6分30秒ぐらいだのペースだと思うが、このペースだと5kmは全く問題ない。
今日はもう少し距離を伸ばしてみよう。

今日は空き日。
午前午後と練習し、夕方「兵士の物語」のリハーサルを聴く。
コントラバスのYさんとは芸大寮で一緒だったが、お会いするのは十数年ぶり。
クラリネットのAさんともしばらく雑談。
実はここには書けない裏話が山ほどある。
D氏のリハーサルはやはり厳しい。
ちょっとでもずれると非常に不機嫌になり怖い。
常に完璧である必要がある。
技術的にかなり高いレベルの人で、しかも精神的な強さと余裕のある人でないと、演奏することが苦痛になるだろう。
その上に表現をとことん追及する。
シェーンベルクもそうだが、この曲もリズムや和声が完全に体に入っていて、変拍子を振ることに何のためらいもない。
ソルフェージュ能力は超一級である。
曲の背景、スタイルなどへの理解も深い。
これだけ完璧だともうついて行くしかないだろう。
私には若干テンポが速く感じるが、悪魔ということを強調していたので、そういう曲なのかも知れない。

昼食はTさんお勧めの近くのお店で。
まずグリーンサラダ。
次にオードブルとしてビーフシチュー。
それからパンの蓋付きシチュー。
メインはチキンの照り焼き風。
最後にコーヒー。
値段は1050円。
宮崎ってすごい。

午後7時45分出発、6.5km。
距離を伸ばしてみたが大丈夫だった。
上流に行ってみたら、こちらはきちんと整備されていた。
夜は照明少ないために暗く、そのためか人は少ないが、河川内も土手もどちらも広々していて眺めもよく、走っていて気分がいい。
40分走ると汗もしっかりと出て、走ったという充実感がある。

ホテルから裏に出て適当に歩いていると食堂があったので入ってみた。
A御膳というのを注文。
これがすごい。
カレイの煮付け、麻婆豆腐、牛肉とナスのカキソース炒め、マグロの刺身、揚げ鳥チリソース、豚汁。
これらが全てついているのだ。
しかも一品がそれだけで十分というほど量がある。
デザートはアイスクリームの乗ったコーヒーゼリー。
さらにコーヒー、紅茶、バナナジュースからどれか選べるというのでバナナジュースを注文したら、本格的なフレッシュジュースが出てきた。
走ってかなりお腹を減らした大食いの私にも多すぎた。
やや塩味が濃い目なのが残念だが、宮崎って一体どうなってるの?

5月2日
昼は近くのお店で冷汁。
非常に豪華で量も多くびっくり。
独自の味付けでおいしかった。

夜はチキン南蛮の元祖というお店でチキン南蛮定食を食べる。
これも衣の味付けが独特でおいしい。

クラリネットという最もピアニシモを得意とする楽器がこれほど極限のピアニシモを要求されることは珍しい。
これがオーボエ奏者ならきっと自殺するだろう。
トスカが自分が思っているよりも鳴ってしまうということもあるが、大分慣れてきた。
トスカでも極限のピアニシモはもちろん可能だ。
それはやり方次第である。
出過ぎないように気をつけてやっていると、今度は「楽譜に書いてあることは全てやれ!」と細かいニュアンスを要求してくる。
D氏はやはり厳しい。
でも一生懸命やっていると認めてくれる。
だから嫌なプレッシャーではなく、音楽におけるニュアンスやバランスが勉強できることがうれしい。
帝王としての威厳や感情の起伏の激しさはバーンスタインを思い起こさせるが、バーンスタインよりずっと細かく、全てをコントロールする。
よし!ここがクライマックスだ!
ここぐらいは思いっきり吹いてもいいだろうと思って吹くと、「大きすぎる。」
確かに他の楽器とのバランスが悪い。
トスカは思いっきり吹いた時の音量が大きすぎるために、思いっきり吹いた時に感じる快感を味わう回数が大分減ってしまう。
それが欠点と言えるのなら欠点だろう。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
さっそく吹奏楽の練習でT−シリーズを試してみました。
正直ここまですごいとは思ってませんでした。
全音域にわたって吹き抜けが非常に良く豊かに鳴り響きます。
喉音も普通の音域と同レベルで鳴ります。
しかも良く鳴るからといって音が拡がったり金属的に鳴ることは決してありません。
なにより吹いていて気持ちがいいです。
吹奏感が軽くアンブシュアへの負担が少なくなります。
スタッカートも容易で細かいニュアンスの吹き分けも今までなかった位の次元でできるようになりました。
なにしろ楽にいろんなことが出来るので、演奏も余裕を持って対応することが出来ます。
またあまり良くないリードでもそれなりに鳴ってくれるのでリードの選択範囲も拡がったようです。
あまりのことに一瞬自分が上手くなったような錯覚を起こしてしまいました(苦笑)。
もうリガチャーで悩むことが無くなりました。

これらの感想が独りよがりでない証拠に、練習終了後指揮者(教諭で吹奏楽部顧問)が
「今日のクラリネットパートの音がいつもと全然違うけど何故?」
と言って来ました。
そこでT−シリーズの話をしたところ、吹奏楽部クラリネットパートへの全導入を即決しました。
指揮者自身は専門はクラリネットではありませんし、いつもは教育的配慮もあり道具にこだわりをもたない人なので異例のことです。
あとでまた注文のメールをお送りしますのでよろしくお願いします。

あとCDも良かったです。
クラリネットが全体に渡って懐の深い豊かな音色で鳴り響いています。
音楽もオーケストラ奏者らしく大きく捕らえてモーツァルトの美しさを表現しておられます。

新たにT−シリーズを購入される方にはぜひCDを希望されることをお勧めします。
演奏がすばらしいのはもちろんのこと、製作者自身がT−シリーズで模範演奏をしてくれているようなものです。

5月1日
何とインターネット接続のできないホテルに泊まっているため、正式な更新は少々お待ちを。

広島西飛行場へ。
ここは多分初めてだと思うが、もしかしたら大昔に来たのを忘れているのかも知れない。
宮崎か鹿児島ぐらいしか行き先がないという超マイナーな空港である。
立地は最高。
市内も近く、宮島も近く、眺めがいい。
ここを拡張、整備するというのは無理だったのか。
乗った飛行機の座席は3列。
乗客は20名ほど。
プロペラの下にジェットがついている。
ということはYS11か?
よく分からない。
子供の頃に乗ったYS11はもっと機体がきしんでいたような気がするし、少なくとも4列はあったような気もする。
プロペラとジェットの両方をつけるというのはすごいアイデアだ。
このYS11は近々姿を消すそうで、お別れフライトなどのイベントが企画されているようだ。

夜、フルートのTさん、歌のMさんと地鶏のお店に行く。
刺身盛り合わせなど最高であった。
Tさんはとっても普通の人であった。
Mさんは芸大の私の2つ下。
今や現代物などでは他の追随を許さない歌手である。