2007年11月分

11月30日
マーラー 交響曲第5番
サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィル
2002年9月 ベルリン・フィルハーモニー
NHK教育テレビ
いい時代になったものだ。
これだけの名演をハイビジョン映像でハードディスクに録画でき、さらにそれをブルーレイディスクに移すこともできる。
最初から圧倒的な迫力。
ベルリン・フィルの上手さが際立つ。
ラトルはよくこれだけ複雑な大曲を暗譜で細かいところまで覚えて指揮できるものだ。
感心する。
マーラーは快感だ。
特に終楽章。
ただ、第1楽章などはもう少し別のものがあるはずだが。
どうもラトルの顔が軽い。
音だけにすればもっと深みが感じられただろうか。
葬送行進曲が快感だけになってしまってはさすがにまずいだろう。
しかし全体としては本当に素晴らしい名演だと思う。
トランペットのおじさんのいかにも人のよさそうな優しい感じ、やや左にずれたアンブシュアと輝かしい演奏のギャップ、これは一体どうしたことか。
第3楽章では首席ホルン奏者のシュテファン・ドールが前に立つ。
そこまで吹いて大丈夫?
体が壊れるんじゃないかと心配するほどの吹きっぷり。
こんなに鳴るホルンは他に聴いたことがない。
凄まじい演奏であった。
クラリネットのフックスは、ここでも皮のリガチャーで、オーバーアクションと一人だけ極度に鳴りが悪いことのギャップが著しい。
表現しようとしすぎて元の音楽と別のところで何かをやっていて、しかし音はよく聴こえない。
聴衆一人一人の顔が非常にはっきりと分かる。
許可は得ているのか?放送して大丈夫なのか?と心配になるほどだ。
ケント・ナガノが大写しになっていた。
最後にラトルがトランペット首席奏者のところにいって立たせるところで思わず拍手してしまった。
演奏会に行った気になってしまっている。
これもハイビジョン映像のおかげである。

17時50分出発、5.1km。
姿勢がよく、体幹を使って走ることができる。
地面へのインパクトも短く鋭く理想的だ。
昨日とは別人。
体が急回復してきた。
これだけいいフォームで走れるのも、フルマラソンのおかげである。
ベストが5分5秒。
速すぎる。
体幹を使って走ると、速く走ろうとしていないのに体が勝手に速く走ってしまう。
今はスピードよりも距離を求めたい。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドとロジウムをご購入の方より>
このリガチャーにしてからは、倍音や響きの事を考えることが出来ました。
今までは、噛んで圧力を掛けて「絞り出す」という吹き方でしたが、このリガチャーにしてからは、自然の呼吸に近い状態で、リラックスをした、自然な呼吸に近い状態で、「響きを作る」事を目標として吹いています。
本当に、このリガチャーと高尾さんのお陰で、気が付くことが出来ました。
本当にありがとうございます。
やはり基本奏法というのは、本当に大事な物ですね・・・
でも良い道具が無いと、正しい奏法は身につかない・・・と。
あぁ、あと10年早くこれらのものに出会っていればと、思います。笑
これからも、宜しくお願いします。
ありがとうございました。

11月29日
ひょっとすると今すぐ連絡すれば、トスカのベルが入手できるかも知れません。
定価42000円のところ、選定料込み36000円と送料500円でお送りできます。
ご希望の方はご連絡ください。

久しぶりに朝の筋トレを再開。
思ったよりも大丈夫だった。
今回失敗したのはシューズ。
一般の靴は25.5cm。
ナイキは27cm。
カタナ・ケージも、レーサー2も、エアマックス360も、27cmでぴったりだった。
カタナ・スターを試し履きした時、ちょっときつい感じはあったのだが、他のナイキシューズが全て27cmで丁度よかったので大丈夫だと思ったのだ。
何度か履いて走ってみたが、その時も大丈夫だった。
足の両親指が痛み出したのは20km過ぎてからだ。
長時間走り続けることによって血液が足に溜まり、足が膨張していたのだろうか。
両親指の付け根を内出血したようで色がやや濃くなっている。
長時間立っていたり血流がよくなったりすると痛む。
これは参った。
他のシューズよりも先端が細くなっているように見える。
サイズを大きくすればいいのか、それともこのシューズの形は自分には合わないのか。
シューズ選びにはもっと気を使うべきだし、もっと長い距離を履いて走るべきであった。

今日はメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」を練習した。
なかなか手ごわい。
「世の終わり」はフランス語でfin du temps、つまり時の終わりである。
前にも書いたが、時に終わりはあるのだろうかとか、宇宙、そこにほんの一瞬現れてすぐに消えてしまう自分とはなんだろうかと考えさせられる曲だ。
この20世紀の傑作をメインに、ぜひ演奏会を企画してみたい。

18時56分出発、2.33km。
LSDペースで僅か15分のランニングである。
3日間休んだが、まだ足の筋肉は疲れている。
明日から徐々に距離は伸ばせるだろう。
足の両親指の影響がなくて一安心。
今日は「私のお勧め」でも紹介しているCW−Xスタビライクスモデル・ウィンドブロックを初めて履いてみた。
これはいい!
生地が分厚く保温性が高い。
しかも防風機能もあり、寒さを全く感じない。
これまで真冬にはロングタイツの上にウィンドブレーカーを履いて走っていたが、これからはロングタイツだけで済みそうだ。
着すぎると重くなるし走りにくくなりタイムも落ちる。
これは助かる。

11月28日
クランポンで修理とマウスピース選定。
楽器は両方とも特に悪いところはないのだが、とにかく水が溜まりやすい。
音孔の掃除と防水処理をしてもらう。
全体に鳴りもよくなり吹きやすくなった。
マウスピース選定、今日もM30トラディショナルを30本。
なかなかいいものがあり、余分に購入。
その後MさんとMさんの生徒Hさんがプレスティージュを選定していたのでそれに付き合う。
10本あり、全体にレベルが高く、中でも相当にいい楽器を選定。
鳴りが豊かで音が太い。
こんないい楽器でこれから演奏できるとは幸せなことだ。

11月27日
アクタスでマウスピース選定。
今日はエスクラB44とB♭クラリネットのM30トラディショナル。
エスクラB44は新たな入荷があったようで、恐らく誰も吹いていない、そのため硬くて入れるのに苦労するものが多かったが、おかげでいいものを選定できた。
B♭クラリネットのM30トラディショナルも丁度入荷があり、誰も吹いていないものが15本、以前一度吹いたものが14本、合計29本から選ぶことができた。
こちらも質が高く、若干多めに購入。

池袋に戻り、ビックカメラでドコモの携帯SH905iを購入。
これまでの料金制度は長く使うほど損をする。
昨日から始まった新たな料金制度では、購入時の携帯代金は高くなるが、月々の基本使用料が劇的に安くなる。
これまで持っていた903iを更に2年以上使うと、何と新たに携帯を購入した場合と比較してトータルの支払いが多くなってしまう。
それはとんでもないということでさっさと新料金体系に移行することにした。
こういう最新技術は大好きなので、発売翌日の購入である。
色は同じホワイト。
色を変えて気分転換とも思ったが、どうも白以外がしっくり来ない。
デザインは変わったが、高級感は継承されている。
やや薄くなり、画面は2.8インチから3インチへと縦に長くなった。
文字の色や画面表示に工夫が見られ、903iよりもさらに使いやすくなっている。
ワンセグがつき、国際通話が可能となり、通信速度は10倍になった。
1年でこれだけ進歩できるというのは大したものだ。
この先一体どうなるのだろう。

混雑のため手続きに3時間かかると言われ、本屋に行く。
池袋西武の向こうにリブロという本屋があるというのは知っていたが今まで行ったことがなかった。
行ってみると地下1階地上3階の巨大な本屋だ。
科学雑誌、ランニング雑誌、健康関連の本など片っ端から見ていたらあっという間に2時間以上経っていた。
本屋って楽しい!
帰りに1階から外に出ると、目の前にジュンク堂の巨大ビル。
東京って凄い。

11月26日
思わず最後まで見てしまった。
この人たちは一体誰?
http://jp.youtube.com/watch?v=oX5buvDsztQ

昨日配布された冊子に載っていた長谷川理恵さんの記事。
「大会の1ヶ月前がトレーニングのピーク。
いちばん辛いのがインターバル走。
500mを最大限の速度で走り、その後ジョグで呼吸を整え、また500m走るということを繰り返す。
これを20本という日もある。
2kmを一定のレースペースで15本という日もある。」
ここまで努力しているから女性で3時間15分という結果がついてきたのだ。
私はこの程度の努力しかしていなから、この程度の結果なのである。
残念ながらマラソンでは、心を変えても体はついてこない。
体を変えるには練習するしかない。

今日はフランセのクラリネット五重奏曲を練習。
軽さの中にも独自の情感があり、練習していて楽しい。

11月25日
「旅行記・写真館」につくばマラソンのページを新設しました。
未完成ですが、4時起きで眠いのでもう寝ます。
おやすみなさい。

11月24日
昨日の演奏に影響されてモーツァルトの協奏曲をさらってみたら、1時間半で口が疲れてしまった。
前回もそれで苦労した。
やたらと口の筋力を消耗する曲なのだ。
前回はB45ライヤーというかなり開きの大きいマウスピースを使っていることが原因だと思っていたのだが、結局今回M30トラディショナルでも同じ現象が起こる。
リードを薄くするか、マウスピースを楽なものにするか、とにかく仕掛けを替えないと駄目だ。

11月23日
本番を終え、只今新幹線で東京に移動中。

橋本君のモーツァルトは素晴らしかった。
感動した。
自分ならこうするというところはたくさんある。
例えば第2楽章の最初は私ならもう少し小さく吹く。
テンポはもう少しゆっくりした方が、特に再現部の感動が増すと思う。
第3楽章も彼よりは少しゆっくり目のテンポで、楽しいはずなのにふっと寂しさを感じたりといった陰影を出したい。
ただ、だから悪いということではなく、別の個性なのだ。
この曲は実はかなり体力的にきつい曲なのだが、それを楽に吹かず、きちんと体力を使って演奏することによって豊かな太い音が生まれ、それが感動につながる。
聴衆も沸き、秋山さんもかなり喜んでいた。
こんな素晴らしい同僚と一緒に仕事ができるというのは幸せなことである。

購入者の声
<トスカのたるをご購入の方より>
早速吹いてみましたが,購入された皆さんと同様,ストレートに息が入り,本当に鳴りの違いを実感しました。
タルでこんなに変わるのかとびっくりしました。
フェスティバルを使用しているのですが,トスカのタルの方が明るく輪郭のはっきりした音になるように感じました。
特にスロート音域の音がカスカスせず,鳴ります。
音の跳躍もなめらかに吹くことができ,Pでも音がやせません。
いままでのタルよりもよく鳴るので,慣れるまでに少しかかるかもしれませんが,これから楽しみです。
お忙しい中選定していただきまして,本当にありがとうございました。
大切に使わせてもらいます。

11月22日
リハーサル3日目、明日本番。
午後モーツァルトのクラリネット協奏曲のリハーサルを聴く。
ソロは同僚のH氏。
非常に太くしっとりとした音である。
名曲中の名曲だが、実は弦楽器、特にヴァイオリンあたりはかなり難しい。

18時45分出発、5.02km。
やっと疲れが取れた!
やった!
いきなり加速。
ということは疲れ取れすぎ?
ベストは4分42秒が二つ。
一つ目は追い風下り坂で心拍数136bpm。
二つ目は向かい風上り坂で心拍数145bpm。
悪くない。
さて、明日は本番後移動で走れないが、丁度休むのに適した日だ。
あさってレース前日どう仕上げようか。

11月21日
リハーサル2日目。

16時34分出発、5.11km。
思ったよりも疲れが残っていたので5kmにした。
1km6分前後のウォーミングアップ2km、5分10秒台の快速ペース1km、レースペース2km。
ベストは1km4分43秒。
心拍数142bpmというのは悪くない。
ただレース当日までにもう少し疲労を取りたい。

11月20日
広島に移動して、午後からディスカバリー・モーツァルト&ハイドンのリハーサル。

19時37分出発、7.12km。
ウォーミングアップとして5分30秒台のゆっくりペース3km、レースペース3km、クールダウン1km。
ベストは4分48秒。
心拍数146bpmでこのペースというのはいまいちだなあ。
まあ上り坂向かい風ではあるのだが。
フルマラソンを25日に控え、体が8km走るのを怖がったため7kmにしたが、どうなのだろう。
レース前1週間は何キロをどういうスピードで走るか非常に悩ましい。
多分明日あさっても7kmでいいと思うが、体と相談しながらやっていこう。

11月19日
サトテクノでR13を選定。
以前より大分よくなった。
以前は重くて鳴りが悪い感じがしたが、今回は全体に軽くよく鳴る。

ソニーのブルーレイディスクレコーダーをビックカメラで購入。
BDZ−T70である。
148000円の値段がついていた。
店員に値段を聞くと、そのままだという。
デオデオでさえポイントはないが5年保証138000円+ブルーレイディスク3枚と頑張っているのにこの値段はないよなあ。
帰ろうとしたら引き止められた。
「広島のヤマダ電機で128000円ポイント10%だった。同じ値段なら今日買って持って帰る。」
と話したら、奥で上司と相談して、その値段でいいとのこと。
ちょっとした交渉で2万円も値段が下がる。
交渉しない人は随分損をすることになる。
持って帰りテレビなどと接続。
使ってみるとかなり分かりやすい。
おまかせ録画、お好み番組表、おまかせチャプターなどに慣れてしまうともう他のメーカーの製品を買うという選択肢はない。
テレビがブラビアなので、レコーダーのリモコンでテレビも操作でき、この点でも便利だ。
録画した番組の画質などの評価はこれから。

<広島交響楽団東京公演にご来場頂いた方より>
今までショスタコーヴィチの良さが分からなかったのですが、生で聴くと本当にいい曲ですね。
吹いてみたくなりました。
高尾さんすごくよかったです。
私は2楽章のソロがとってもよかったです。
オケで聴く高尾さんの音は初めてだったので楽章ごとに感じがかわっていくのはさすがだなと思いました。
また聴いてみたいです。
お疲れ様でした。

18時24分出発、7.5km。
思ったよりも足が疲れている。
今日は積極的休養、つまりLSDペースで短い距離を走る。
これから当日までが最も難しい。
疲労を抜ききれないと駄目、でも抜きすぎると駄目。
「レース当日、足は最初やや重めの方が結果はいい。」
これまでは足を軽くしすぎて失敗したことが多い。
しかし当日今日のように疲労が溜まった状態では結果は最悪である。
最後1本流しを入れ、瞬間的に3分42秒まで加速し体に刺激を与えて終了。

11月18日
日比谷公会堂の前で東京国際女子マラソンを見た。
ゲネプロと本番の間である。
コンビニで弁当を買ってきて、公園のベンチに座り弁当を食べながら選手たちが折り返して来るのを待つ。
丁度32kmのポイントである。
先頭は野口みずきとケニアのサリナ・コスゲイ。
しばらく遅れて渋井陽子。
私は野口選手は尊敬しているが、彼女の走りは全く参考にならない。
どうしてあのストライド走法で最後まで持つのか?
そこがすごいところだ。
私が理想としているのは、2年前の東京国際女子マラソンで優勝した時の高橋尚子選手の、内に内にと力を温存し溜め込むピッチ走法だ。
これが最後のスパートを生んだ。
あの時の先頭集団は3人だったが、明らかに高橋選手が優勝すると思った。
他の2人の選手がエネルギーを外に放出していたのに対して、高橋選手は内に溜め込んで走っているように見えたからである。
30分ぐらい観戦した。
この東京国際女子マラソンは1年以内に他の大会で3時間半を切った人はアマチュアでも出場することができる。
そのためいろんな人が走っている。
フォームは個性的だ。
なぜそんなに腕を上げるのか聞きたくなるぐらいの人もいれば、明らかにのけぞって走っている人もいる。
もっと効率的なフォームにすればタイムは伸びるだろうに。
マラソンは一人でできるスポーツなので、どうしても自己流になってしまう人が多い。
かくいう私も、雑誌などで知識はかなり集めているが、人に見てもらったことはない。

日比谷公会堂で本番。
一昨日の定期演奏会では、選んだリードが2楽章にはよかったが3楽章にはやや薄かった。
本番前にリードを選ぶと、本番と同じ力は出ていないので薄いリードを選ぶ傾向がある。
だから前日にしっかりと選ぶ必要があるのだが、それがしきれていなかった。
それでは前日にしっかり選べばそれでいいかというと、当日リードが変化したり、気温や気圧が変わったり、ホールの響きによって別のリードの方がよくなったりと様々な現象が起こるためそうもいかない。
この辺がリード選びの難しいところだ。
今日のリードは昨日のリハーサルでしっかりと選ぶことができたため、一昨日よりは3楽章にしっかりと対応することができた。
リハーサルでリードを最終的に選ぼうと思いすぎているのかも知れない。
ひょっとしたら個人練習中に最終判断した方が、同じフレーズを対象とするリード全てで演奏することができるため確実かも知れない。

今回ショスタコーヴィチの交響曲第9番、特に第3楽章はかなり準備した。
あり得ないほど遅いテンポからあり得ないほど速いテンポまで全てメトロノームで出来るよう練習を積んだ。
そのためちょっとしたテンポの変動に動じることがなく、指も訓練されて安定していたが精神的にも余裕があった。
今日東京国際女子マラソンで優勝した野口みずき選手の座右の銘は、「走った距離は裏切らない。」
音楽家にも同じことが言える。
「練習した時間は裏切らない。」
もちろんただ闇雲に練習すればいいということではない。
質の高い練習であることが前提条件だ。

19時2分出発、11.60km。
風が強く寒い。
明日はもっと寒くなるようだ。
つくばマラソン1週間前。
最初の4kmはウォーミングアップ。
そこからは1km4分50秒前後のタイムで推移。
残念ながら恐らく今回このペースでは最後まで持たない。
3時間半は切れなくなるが、心拍数が140bpmをなるべく超えないようにして走ってみよう。

購入者の声
<トスカのたるをご購入の方より>
早速吹いてみましたが、最初はプラ管のような外観とあまりにストレートな鳴りにややとまどいつつも、吹くほどにどんどんいい感じになっていくのが不思議でした。
よく鳴るのであちこちの余計な力が抜けてさらに滑らかによく鳴るという好循環が起こっているような気がします。
その結果レガートはよくつながり、スタカットは歯切れよく、小さい音や高い音も安定して、とよいことずくめという感じです。
また、スロートの音が引き締まって音程も取りやすく感じました。
ちなみに聞いていた妻は、いつもより音が大きいのにあまりうるさく感じないと言っていました。
CDも聴かせていただきましたが、よく通るのにまろやかな音色に感激です。
今回のたるで高尾さんのような演奏にほんの少しでも近づけたらと願って練習に励みます。
お忙しいところ選定していただき、本当にありがとうございました。

11月17日
東京に移動。
日比谷公会堂でリハーサル。
何とも歴史あるというか古い建物だ。
しかも道義さんは反響板を上げると言う。
上げると旧ソ連のようで、ショスタコーヴィチにはいいかも知れないが、一般的にはどうなの?という感じ。
残響はほとんど感じられない。
こちらでやったことがもろに客席に伝わるようだ。
それで昨日の本番とかなり吹き方を変えなければならないのだが、急には難しい。
特に高音のピアニシモをアタックなしでと言われると、音が出るかどうかぎりぎりのところになり危険だ。
どうしてもタイミングが難しくなる。
この辺明日どれぐらいで演奏するか悩ましい。

22時6分出発、7.47km。
時間がないので速く走ったのだが、これまでずっと速く走らないようにしてきたので体、特に足が速く走ることに慣れていない。
バタバタする感じだ。
心臓は160bpmを超えても特に苦しくはない。
これまでのトレーニングの成果だろう。
やはり体は急には起きない。
後半徐々にタイムがあがる。
ほとんど4分台、ベストは1km4分27秒。
初めてナイキ・カタナ・スターを履いた。
ケージが230gなのに対して200g。
確かに軽い。
親指の付け根あたりが妙に盛り上がっていて、クッションが気持ちいい。
私はどうしても外側で着地しがちなのでこういうのはいいかも知れない。
踵のクッションはケージほどではないが、特に問題なさそうだ。
レーサー2に比べれば、前足部も踵も圧倒的にクッションがある。
軽いのだが、それがどの程度タイムに影響しているのかいまいちよく分からない。
きっとフルマラソンでこの30gの差はトータルでは大きく影響するだろう。

11月16日
時間がないので少しだけ。
ショスタコーヴィチの交響曲第14番がこれほどの名曲とは知らなかった。
確かにショスタコーヴィチの交響曲全曲演奏会には意味がある。
確かに非常に難しい曲だ。
それにできればロシア人の優れた歌手が必要だ。
ソプラノのシャファジンスカヤとバスのアレクサーシキンは共に非常に素晴らしかった。
特にアレクサーシキンはまるで胸のあたりから声が出ているかのように全身が振動し共鳴していた。
表現も見事であった。
この曲は、内容はよく分からなくても訴えかけてくるものがある。
通常ではない、何か異常な、特殊な、極限の状況であるように感じる。
非常な難曲だが、それだけの演奏効果は確かにある。
特殊効果も面白い。
18日の日比谷公会堂には是非いらしてください。
この曲は聴く価値があります。

11月15日
リハーサル3日目。
ショスタコーヴィチの交響曲第9番は本当に面白い。
暗かったり明るかったり、ふざけていたり真面目だったり、ちゃかしていたり皮肉だったり。
実に様々な側面がある。

食べても食べても腹が減る。
確か昼食はカツ丼とサラダ、それに足りないだろうからとおにぎりを1個足したよなあ。
なのに1時間後には強い空腹感。
やはり昨日の平均心拍数131bpm、平均ペース5分15秒で14kmというのは相当に負荷の高い、これまでの練習とは比較にならないほどカロリー消費の大きい練習だったようだ。
仕方がないので帰りにスーパーでサンドイッチ2パックとオレンジジュースを買って、帰宅後食べる。
しかしすぐにまた強い空腹感。
また食べるのか。
面倒くさい。
一体どれだけ食べれば足りるのか。

18時41分出発、11.03km。
平均心拍数136bpm、平均ペース1km5分0秒。
昨日よりは弱い東風。
追い風ではタイムは上がり、向かい風で遅くなる。
昨日は心拍数を同じにしようとしたのだが、着地の衝撃という側面を考えるとむしろペースを同じにした方がいい。
その中間を目指してみた。
向かい風では多少心拍数が上がってもいいし、ペースがやや落ちてもいい。
地上波デジタルでのみ見ることができるNHK教育二つ目のチャンネルで、玄侑宗久さんはこう言っていた。
「断食を7日間もできるはずがない、3日ぐらいが限度だろうと思っていれば3日目に限界が来る。
しかしできると思うと不思議にできてしまう。
意識を変えれば体はついてくる。」
30kmまでは「まどろみ走法」。
しかし30km過ぎからは諦めない。
最初に飛ばしすぎなければ、きっとイーブンペースで最後まで走れるはずだ!
よし、頑張るぞ!

11月14日
読者プレゼント
11月16日18時45分より厚生年金会館で行われる広島交響楽団定期演奏会の招待券を、先着1名様に差し上げます。
ご希望の方はメールにてご連絡ください。

リハーサル2日目。

とある方の話によると、日比谷公会堂は2階席の方が残響があり音がいいそうだ。

ヤマダ電機でソニーのブルーレイディスクレコーダーBDZ−T70を購入。
といっても残念ながら在庫切れで1週間から10日ほどかかるとのこと。
待ち遠しい。
昨日デオデオで聞いたら13万8千円、ヤマダ電機は12万8千円のポイント10%。
比較にならない。
ただ、ヤマダ電機は5年保障をつけるためには5%足す必要がある。
ポイントから5%引いてもいいのだが、その場合は2年目、3年目と補償額が徐々に減っていく。
それでも圧倒的にヤマダ電機が安い。
昨日デオデオで金額を聞いて帰ろうとしたら、「駄目ですか?」と店員が無念そうな表情。
こんなに近くに圧倒的な価格差の店があると、店員も厳しさは感じているだろう。

ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」
ヨッフム指揮 ロンドン・フィル 1973年
巨匠の風格漂うなかなかの名演である。
ただこの曲、クラリネットの扱いがあまりにもひどい。
モーツァルトのクラリネット協奏曲はこの曲の前に作曲されているはずだ。
にも関わらず、このトランペット並みの扱いはどうしたことか。
実はベートーヴェンの初期の交響曲も似たような扱いだ。
他の木管が演奏しているところをずっと休んでいたり、音符がやたらと簡単だったり。
しかしベートーヴェンは第2楽章に非常に美しいメロディを書いていたりするので許せる。
しかしこの曲には何にもない。
いてもいなくても一緒じゃない?
がっかりする。
しかも次回の「ディスカバリー・ハイドン&モーツァルト」ではクラリネットの出番はこの曲のみ。
お願い、もっと吹かせて。
この曲だけというのはあまりに悲しい。
誤解がないように書きますが、もちろんこの曲が駄作だと言っている訳ではありません。
念のため。
ここは同僚H氏によるモーツァルトのクラリネット協奏曲に期待するほかない。

18時59分出発、14.06km。
昨日から今日は平均心拍数130bpmで14kmを走ろうと決めていた。
その結果は、平均心拍数131bpm、平均ペース1km5分15秒。
スピードはまあこんなものだろう。
ただし毎日の練習としては私の実力では負荷はぎりぎりのところだ。
強い東風。
瀬野川河川内コースを4往復。
4回も向かい風の中を走るのはきつい。
心拍数を一定にするということは、追い風ではペースは速くなり、向かい風では遅くなる。
ただ今日思ったのは、必ずしも追い風と向かい風で心拍数を同じにする必要はないということだ。
心拍数が同じということは、使うエネルギーや筋力が同じだということを示す。
しかしマラソンを走る上でもう一つ重要な要素がある。
それは着地の衝撃である。
着地の衝撃は速く走るほど大きくなり、遅く走るほど小さくなる。
マラソン終盤ペースを維持できなくなるのは、着地の衝撃が蓄積した結果足の筋肉が疲労したためである。
着地の衝撃を問題にするのであれば、ペースを一定にし心拍数は無視すればよい。
この二つの要素をどう扱えばいいのかが悩ましいところだ。
例えば1km4分50秒より速く走らない、無風では心拍数135、追い風で130〜135、向かい風で135〜140という指標を作るという手もある。
去年の「まどろみ走法」はなかなかよかった。
去年の問題点は、最初の10kmを速く走ってしまったことだ。
これによって終盤失速した。
今年は最初から「まどろみ走法」、それにペースと心拍数を参考にする。

11月13日
定期演奏会リハーサル初日。
道義さんはさすがにショスタコーヴィチ全曲演奏会をやろうというだけあって曲をよく理解し、そのイメージにもなるほどと納得できる。

ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会プロジェクト
http://eplus.jp/sys/web/s/shostakovich/index.html
すごい企画だ。
私は中学で吹奏楽部に入り、そこの先生が変わっていて最初にやった曲がショスタコーヴィチの交響曲第12番終楽章だった。
だから最初に買ったレコードもショスタコーヴィチの12番。
その影響もありショスタコーヴィチは好きなのだが、2,3,4番は聴いたことがない。
このプロジェクトの一員として、広島交響楽団も11月18日午後3時から日比谷公会堂で演奏します。
皆さんぜひお越しください。

http://hirokyo.or.jp/html/concert0711.htm
こちらは広島交響楽団コンサート情報。
広島近辺にお住まいの方は、16日の広響定期演奏会にもぜひお越しください。
18時45分開演、厚生年金会館です。

今厚生年金会館と打ったら、好青年筋快感と出た。
このパソコンは一体?

19時13分出発、11.25km。
平均心拍数136bpm、平均ペース1km5分0秒。
昨日より大分いいが、若干きつさがある。
多分このペースではフルマラソンで最後まで持たない。
昨年のつくばマラソンのページを読み返してみたが、よく走っている。
今回あの記録を更新できるかどうかは疑問だ。
去年より実力が増したという感じはないし、相変わらず長距離練習はできていない。
若干14km走が増えたかなという程度だ。
昨年の「まどろみ走法」というのは正解だ。
これぐらいエネルギーを節約して走らないと。
それでもこの程度の練習では終盤のペースダウンは避けられないだろう。

11月12日
休日というのにリガチャー製作が午後までかかり、時間がないし疲れが取れない。

19時22分出発、11.03km。
リガチャー製作で時間がなくなってしまったのでレースペースで走る。
平均ペース5分4秒、平均心拍数135bpm。
ちょっと遅いなあ。
できれば同じ心拍数で4分台にしたいのだが、これが実力なのだから仕方ない。
とにかく残り時間は少ない。
鍛えられるだけ鍛えるしかない。

NHK教育が時々2チャンネルある。
でも新聞には一つしか載っていない。
テレビの番組表を見ると二つ出てくるのだが、新聞に比べて一覧性で劣っているのでできれば新聞で見たい。
今日はその新聞のテレビ欄に載っていない方のチャンネルで、バレンボイムの特集とメータ指揮イスラエル・フィルの演奏会をやっていた。
バレンボイムの演説や敵地での演奏会などの行動力は感動的だ。
10時からの演奏会でもブラームスのピアノ協奏曲第1番を弾いていたが、こちらは以前より落ち着きや味わい、感動が増したと思うが、ややミスタッチが多く荒い印象を受けた。

11月11日
今回はいろんな人と知り合い親しくなることができた。
いい旅であった。

20時41分出発、14.02km。
新幹線で夕食を食べ終えたのが18時40分。
食後2時間ではやっぱり駄目だ。
消化しきっていないのが分かる。
帰宅後ひどい疲労感を感じたこともあり、ゆっくり走る。
1km5分40秒台を中心としたタイム。
途中、このペースならいつまででも走れると思ったが、旅の疲れもあるので早く寝た方がいい。
14kmで切り上げた。
ゆっくりぼーっとしながら走ると徐々に疲労は取れ、大分調子はよくなった。
12kmから心拍数130台を意識して走る。
平均心拍数135、タイムは4分54秒。
理想的なレースペースである。

購入者の声
<B40ライヤーをご購入の方より>
以前に自分で購入したB40ライヤーは5RVライヤーやM30に比べ、開きが大きい分、吹いていて疲れやすい感じがしたのですが、今回選定していただいたものは吹きやすく、バランスのとれたマウスピースだと感じました。
音色は柔らかく、タンギングがしやすいなど、M30とは少し違った魅力がありました。
どうもありがとうございました。

11月10日
16時47分出発、12km。
岡山を走る。
まず岡山城。
なかなか立派なお城だ。
そこから旭川ランニングコースへ。
旭川百間川ランニングコース全長11km。
すごい!
往復したら22kmだ。
中央に車線が引かれた広々としたアスファルト道路。
岡山の人がうらやましい。
百間川に入ってしばらく土の道になるのが若干残念。
心拍数130前後、ペースは1km5分20秒前後。
今日は昨日の疲れもあり、ゆっくり走った。

7人で飲み会。
大御所から若手まで。
A氏の宝塚や石鹸の話が特に面白かった。
さすがA氏、話題が豊富だ。
Tさんとは何と中学、大学が同じ。
Tさん、最近はじけてきたなあ。
殺虫剤の話と蒸かした芋の話に爆笑。
お酒を飲まないから飲み会がつまらなくなったり耐えがたくなったりしないか心配したが、全然そんなことはなかった。
食べる楽しみも大きい。
やたらと食べるので割り勘でも大丈夫。
それにこうやってみんなでわいわいやるのは飲んでも飲まなくても楽しい。

11月9日
福山リーデンローズで本番。
指揮の藤岡さんは派手なパフォーマンス。
聴衆受けするこういった要素も指揮者には必要だろう。
カルメンの中でもジプシーダンスは演奏していて興奮するし、お客さんも沸く。
最後に持ってきて正解だ。
ボレロも同様。
親しみやすいなかなかいいプログラムだ。

22時11分出発、8.1km。
ガーミンのやつ、狂いやがった。
間違いなく8.1km走ったのに7.72kmだって。
しかも間違いなく1km4分50秒台で走り続けた区間が6分33秒もかかったことになっている。
とんでもない。
今日は時間がなかったのでレースペース。
最初心拍数140台と思ったのだが、実際にやってみてフルマラソンを心拍数140台でイーブンペースは無理。
ということで、つくばマラソンの目標は、とにかく心拍数130台!
追い風なら4分30秒台が出るし、向かい風では5分20秒台まで落ちる。
それはそれでいいのだ。
とにかくこの130台という心拍数を維持して、その結果どうなるかやってみよう。
ただし、長距離練習など本当に必要な練習はそれほどできていない。
最後ペースダウンしようとタイムが悪かろうと、それは実力だ。

11月8日
リハーサル2日目。

17時24分出発、14.12km、所要時間1時間18分。
LSDペースのつもりが、すでに2km過ぎから6分を切り、4kmからは5分30秒前後のタイム。
レースは近いし練習は足りていない。
LSDばかりやっている場合ではないかも知れない。
10kmから13kmまでの3kmを4分50秒台のレースペースで走るよう心がけた。
ちょっと気を抜くと5分0秒台、ちょっと力を入れすぎると4分30秒台、40秒台。
同じペースを維持するのはなかなか難しい。
途中で向かい風になる。
向かい風の中4分50秒台を維持していて思った。
これじゃフルマラソンは持たない。
向かい風の中で無理にペースを維持するのではなく、心拍数を維持してはどうか。
多分心拍数150では最後まで持たない。
140ならイーブンペースで行けるかも知れない。
次回は心拍数140を維持する練習をしてみよう。

久しぶりのたまや。
何ヶ月ぶりだろう。
今回エキストラで来てもらっている美人クラリネット奏者Iさん、O君と3人。
お酒をやめたのでお湯を頼む。
お2人には申し訳ない。
やはりここの料理は美味しい。
3人で堪能。
ご飯どんぶり1杯を食べ終わって空腹感があったのでもう1杯頼んだのだが、ちょっと食べ過ぎた。

購入者の声
<M30トラディショナルをご購入の方より>
早速吹いてみたのですが、息がスムーズに流れていく感じがしました。
細くなりがちな高音域も太く出ましたし、低音域はまとまった、締まった感じのいい音が出ました。
これから表現の幅が広がりそうで、楽しみです。
ありがとうございました。

11月7日
昨日のB40ライヤーですが、早々に売れてしまいました。
早すぎてすみません。
どうぞご了承ください。

あさって福山リーデンローズで行われる広銀トゥモロウコンサートリハーサル。
ボレロをやるのでエキストラが多い。
今日はひな壇がないためヴァイオリンなどが聴きにくい。
ひな壇は常に欲しい。
演奏の質に関わる。

NHK-FM「夕べのひととき」に出演。
お相手はIさん。
美しく可憐で、表情のとても若々しい人だ。
だがそのやっている仕事はとても大変。
CDをセットし、読者からのメールをチェックし、後何分など時間を気にしながら喋る。
もう一人欲しいところだ。

20時35分出発、14.03km。
先日からやっている、9kmまでLSDペース、その後加速という練習。
7kmから我慢できずに1km5分30秒台のゆっくりペースになってしまったが、2日間走れなかったのでこれは仕方ない。
今日は余力があるので思いっきり走ってみた。
10kmから1kmダッシュ4分12秒。
やや足の筋肉に太さ、強さが足りない感じがする。
休んだことがマイナスに作用しているように感じる。

11月6日
アクタスでマウスピース選定とレッスン。
B40ライヤーってこんなに吹きやすかったっけ?
30本吹いて1次審査通過8本。
これはM30トラディショナルと変わらない数字だ。
2次審査で4本に絞り、最終的に3本購入。
あまりに吹きやすいので1本余分に買ってしまった。
どなたか興味がある方はご連絡ください。

只今新幹線で広島に移動中。
普段と違って夜で景色が見えないのがつまらない。
500系は細かい振動が多く読書しにくい。
なるべく避けたい。

日経サイエンス12月号
1992年に米国農務省が作成した食品ピラミッドは分かりやすい。
例えば上部には脂肪、油、甘いもの。
つまり控えめにした方がいいということだ。
底辺には穀物がある。
ところが2005年に出されたピラミッドは階層がなく意味不明。
これは食品メーカーが圧力をかけた結果だろう。

企業の支援を受けた研究は、スポンサーにとって好ましい結果を出すことが多い。

現在健康に関して様々な情報があり混乱するのは、食品業界が自分に有利な研究結果を宣伝するためである。

どんな食事ダイエット法も一時的には体重を減らせても長期的には無意味だ。
むしろリバウンドで体重が増えてしまうことすらある。
13kg以上減量し、それを1年以上維持している人のデータを集めて調査したところ、いくつかの共通点が見つかった。
彼らは1日1時間以上運動し、脂肪の摂取を控えめにし、朝食を取り、定期的に体重を量っている。

乳製品をほとんど摂らない人の方が、大量に摂取する人よりも骨折しにくい。
骨粗鬆症の罹患率は、乳製品を最も多く摂取する国の人々で最も高い。

11月5日
久しぶりのディズニーランド。
多分7年ぶりだ。
その間はディズニーシーに2度行っている。
平日というのに何とも人の多いこと!
50分待ちのアトラクションはざら。
授業参観による振り替え休日などのため月曜日が休みになる学校が結構あり、平日の中では月曜日は混雑しやすい。
そのほか、12月はやたらと人が多いなど時期による変動も大きい。
行きたいと思っている人は、このあたり研究した方がいいだろう。
混雑はしていたが、なかなか楽しめた。
入園したらまず主要アトラクションのファストパスを揃えるなどした方がもっと快適だっただろう。
並んでいる横をすいすいと通られるのは気分が悪い。
2種類の金管バンドと遭遇。
歩いているだけで楽しめるのがここのいいところだ。
しかもかなりレベルが高い。
片方は笑顔で踊りながら。
これは大変だ。
もう片方はもっと人数が多く、やや怖そうな表情の人もいる。
特にトランペットのハイトーンが見事だったが、あれを1日何度演奏するのだろう。
あまり何度もやるとすぐ潰れてしまいそうだ。
私はとてもここで仕事をする気にはならない。
自分が消耗しそうだ。
これを聴いている人たちは、演奏者がどれだけ大変かとか、トランペットがハイトーンをどれぐらい出したら潰れるとか、そういうことは分からないだろう。
まさかディズニーランドほどのところが、消耗したら次とまるで人を物と同じに考えるようなことはしていないと思うが、心配だ。
ショーもいろいろと見たが、人が多いし、外国人も大勢雇っている。
レベルも高いし士気も高い。
かなりいい条件を出さないとこのレベルは難しいだろう。
問題は食べ物。
脂っこいし野菜は足りないし量が少ない。
これは何とかして欲しい。

11月4日
NHK衛星第1のコマネチの番組を見た。
彼女の成功には身体的素質、国家的支援、コーチとの信頼関係など様々な要因があるが、最も大きいのは性格だと思う。
腹筋を25回やりなさいと言われたら50回やる。
人の倍練習しないと気が済まない。
必ず1番になるという強い意志。
目標のためならきつい練習も食事制限も苦にならない。
こういった性格が成功の理由だ。
ユニフォームの上からでもはっきりと見える割れた腹筋、見事に発達したハムストリングス、美しい姿勢、小鹿のように軽やかな跳躍、一分の隙もない完璧な演技。
今見ても見事だ。
これらは全て膨大な努力の積み重ねの成果である。

18時23分出発、13.76km。
昨日の疲労が残っている。
呆然とは走れない。
きつさを感じながらのランニングである。
10kmでやめようかとも思ったが、スピードはなくてもいいが距離にはこだわりたい。
最後までLSDペースかと思ったが、なぜか9km過ぎから加速欲求。
10kmから今日のベスト1km4分26秒。
何とか昨日とほぼ同じ距離を走ることができた。

11月3日
秩父に行く。
途中航空公園にものすごい人。
どうやら航空ショーが行われるらしい。
秩父駅から見る武甲山は、見事な山容ながら石灰が採掘され削り取られて痛々しい。
神の山と崇められてきた山をこんな姿にしていいのか。
秩父では市民音楽祭が行われていてちらっと聴いたが、ブラスバンドはどの団体も40〜50人中男が1人か2人。
どう考えても金管楽器、特にトランペットの1番、ホルンの1番、トロンボーン、チューバは男が適していると思うが、全て女の子が演奏している。
男はどこに消えたのだ?

ベルリン・フィルのワルトビューネ・コンサート2007 NHKハイビジョン
毎年森の中の数万人も入る屋外会場で、まるでロックコンサートのようにして行われる演奏会である。
スピーカーを通して聴くことがいいとは思わないが、クラシックを身近なものにすることに貢献している。
スティーブン・ハフというピアニストが凄かった。
曲はラフマニノフのパガニーニの主題による変奏曲。
リズム感、音楽、テクニック、どれを取っても一級品。
この演奏会でコルンゴルトをやるとはマニアックだ。
それを自然に聴いている聴衆の質の高いこと!
ベルリン・フィルのメンバーはみんな動きが自然で自由だ。
こういう雰囲気でなければ思い切った表現は難しいだろう。
さすがに名手が揃っている。
ブラウもバボラックもすばらしい。
気になるのはフックス。
力んでいるが、音も表現もこちらに伝わってこず、力みだけが聴こえる。
力みが取れたところに自然な響きと音楽がある状態がベストだと思うが。
皮のリガチャーは響きを消す。
なぜあのリガチャーなのか?
十数年前、私がまだ重いタイプを使っていた頃、何個かプレゼントしたらその後1年ぐらいは使ってくれていて、国際映像にも映っていた。
あの頃はもっと響きがあったと思うのだが。
たるも恐らくバックンだが、このたるは耳元で何とも心地よい独特の音色がするのだが遠鳴りしない。
つまり自己満足に陥る危険性が高い。
どうしてこういう組み合わせになってしまったのだろう。

元々カフェインに弱い体質なのでカフェインを極力摂取しないようにしていたら、ますます弱くなった。
緑茶を一口飲んだだけで体が緊張する。
「コーヒーか紅茶か緑茶か、どれがいいですか?」と聞かれても、どれも駄目なのだ。
しかも最近はお酒も飲めない。
駄目なものが増えてしまった。
久しぶりに天ぷらを食べたらお腹を壊した。
最近は油を極力摂取しないようにしている。
そのせいで油に過敏になってしまったようだ。

18時23分出発、13.86km、所要時間1時間21分。
今日は時間に余裕があったので、LSDペースをできるだけ長く保つように心がけた。
心拍数は110台前半、ペースは1km6分10秒前後。
風呂に例えると、快適ペース(1km5分10〜20秒前後)は適温、快速ペース(1km4分台)は熱いお湯。
それに対してLSDペース(1km6分以上)はぬるめのお湯で半身浴しているようなものだ。
心拍数が低いためあまり運動しているという感じがせず、ただひたすら呆然として、徐々に体の疲れが取れてくる。
今日はこのペースを9km維持できたが、さすがに9kmも走るとゆっくり走ることに疲れてくる。
そこから徐々にペースを上げると、今度は体がダッシュしたがって抑えが効かない。
それじゃ1kmだけ速く走ろう。
4分40秒。
それでもまだ収まらないのでもう1km、4分39秒。
ようやくこれで満足してくれた。
LSDペースで長く走ることで、体への負担が少なく距離を伸ばすことができ、疲労感はむしろ昨日より少ない。
LSDペースで体の基礎を作り、終盤に速く走る。
LSDペースの呆然とした疲れが取れる感じもいいし、快速ペースは強い快感が得られる。
しかもずっとゆっくり走って欲求不満が溜まってからだから、普段よりさらに気持ちいい。
この練習、なかなかいいぞ。

11月2日
ショスタコーヴィチ 交響曲第9番
スヴェトラーノフ指揮 ソヴィエト国立交響楽団 レコード
これだ!
これこそが私が捜し求めていた理想の演奏だ!
高校時代に買ったレコードである。
なぜこれを先に聴かなかったのか。
随分遠回りをしたが、そのためにこれがどれほどの名演かよく分かる。
ショスタコーヴィチにはこういう音色が欲しいのだ。
寒々とした、冷たい、重々しい、暗い、ぞっとするような、戦車が迫ってくるが逃げ場がない、そういう音色である。
第1楽章からゾクゾクする。
第2楽章はテンポがすばらしい。
この音をテヌート、ここを少し前に行ってなどフレーズもいい。
長年この曲を演奏し、その結果として最良の伝統を受け継いでいるのだろう。
クラリネットも、当時の情報も楽器もない状態を考慮すればよく頑張っている。
第3楽章のテンポもほどよい。
第4楽章のファゴットは悲劇的な感じがよく出ているし、終楽章冒頭とのコントラストも絶妙だ。
終楽章のテンポもいい。
この曲の最初はAllegrettoであって、決してAllegroではない。
ハイティンクは全て速すぎ面白くない。
そこからどんどん速くなり、戦車的な重々しい部分を経て最後のプレストへと突入する。
最近のロシアのオーケストラはあまり気に入っていない。
しかしソ連は別だ。
あの時代、音楽家は身分が保証されたエリードだった。
そしてムラヴィンスキーのような独裁的な指揮者によって鍛え抜かれていた。
そして、ショスタコーヴィチが体験したようなぞっとするような空気も共有し、共感できる。
ショスタコーヴィチを聴くなら、ソ連のオーケストラだ。

18時52分出発、11.1km。
だんだん調子が上がってきた。
考え方を変えた。
とにかくできるだけ長くLSDペースを維持し、基礎をしっかりと作る。
我慢できなくなったら少しずつ速くする。
今日は最初の4kmをLSDペース。
その後加速し、1km5分0秒台から10秒。
ベストは1km4分41秒。
瞬間的には最後に流した時の3分58秒がベスト。
昨日は太腿の筋肉を意識したが、今日はもう少し筋肉の負担を軽くし、着地の衝撃を和らげ、省エネで長持ちできるようにしながら同じスピードを維持できないかと考え、昨日よりもピッチ走法にしてみた。
しかし昨日ほどのスピードにはならない。
私の今の実力では、心拍数130台なら1km5分10秒前後。
5分を切るためには140台の心拍数が必要だ。
いくら効率よく走ろうとしても、心拍数をある程度上げないとスピードは出ない。
やはりある程度の力は必要だ。
問題はフルマラソンでどの程度の力なら最後まで持つかということである。

11月1日
今日から11月。

日経サイエンス12月号
「太めでも健康」のウソ

BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗
18.5未満 低体重
18.5〜24.9 標準体重
25〜29.9 太り気味
30〜34.9 軽度肥満
35〜39.9 中程度肥満
40以上 高度肥満

体重過多が死亡率を下げるように見えるのは、比較グループが不適切だからである。
やせた人のグループには、喫煙者や慢性疾患患者が含まれていた。
病気になると誰でも体重が減り、死ぬ。
重い疾患の病歴などの因子を調整すれば、肥満者の死亡率は健康体重の人の3倍になる。
BMIが20だった人が25になると糖尿病になるリスクは4倍、30を超えれば30〜60倍になる。

19時49分出発、11.03km。
朝起きたら足を中心とした疲労感。
日中も同様の疲労感。
こりゃだめだ。
今日も一昨日と同じだと思って走り始めた。
1km6分前後のウォーミングアップが4km。
最後までこのペースだと気分が悪い。
しかし今日はそこから加速。
ベストは4分53秒。
残りも5分0秒台を中心としたタイム。
要するに太腿の筋肉をある程度使わないとスピードは出ない。
使う気になるかどうかが問題だ。
芯まで疲れ切っていると、いつまで経っても速く走れない。
そこまで疲れていなければ、数キロメートルほどウォーミングアップすればペースは上がる。
今日は疲労の皮が取れたので、そこから先は太腿の筋肉を適度に使うことを意識した。
それによって姿勢がよくなり、さらに速く走ることができる。
大分よくなってきた。
ただ、絶好調時には1km4分30秒前後のタイムで毎日11kmをずっと走り続け、3日目にようやく疲れで遅くなるというぐらいのことができていた。
それに比べるとまだまだだ。
今の調子では、自己ベストはまず無理。
3時間半を切ることも厳しいだろう。

クラリネットQ&A
<質問>
ブラームスの交響曲第3番第1楽章のA管に持ち替えるところですが、今はたるごとはずして持ち変えていますが、高尾先生はどうされてますか?
B管用に移調するのは邪道でしょうか?
<答え>
B♭管で読み替えると難しくなるので迷うところですが、どうしても持ち替えに不安があるためこれまで何度か演奏したが、全てB♭管で読み替えました。
ちなみにウィーン・フィルでも読み替えが慣例となっています。

購入者の声
<M30プロファイルとB♭管用ピンクゴールドをご購入の方より>
先程吹いてみました。
マウスピースは、とても素直に息が入る感じです。
リガチャの効果もあるのでしょうが、音量が出るのに、
キンキンしたやかましい感じではなく、柔らかい深い響きです。
ありがとうございました。