2008年1月分

1月31日
あわただしくしている間に、気が付いたら明日は2月。

リハーサル3日目、明日本番。
リハーサル中にこれほど感動することは稀だ。
これは一体どこのオーケストラ?
ヨーロッパの一流オーケストラではないかと思うぐらいの音が出る。
「悪いオーケストラはない。悪い指揮者がいるだけだ。」という名言があるが、本当にオーケストラは指揮者次第だ。
ダネルさんの最大の魅力は、実は推進力だ。
音楽が前に進むことによってゾクゾクするような感動、興奮が生まれる。
そして体から音楽が溢れ出る。
アイデアが面白いのだが、その一つ一つが実に効果的だ。
普段と違うように演奏するよう求められるので若干心理的抵抗があるが、この人の言うことならきっと間違いない、だからやってみようという気になる。
そして実際にやってみると確かにいいのだ。
例えばフォルテを小さめに演奏することによって、その次のフォルティシモの感動が増す。
こうしたコントラストを作るのが非常に上手い。
一度この体験をしてしまうと後戻りできない。
こういう指揮者、オーケストラと聴衆に感動をもたらす指揮者とできるだけ多く仕事をしたい。

夜は事務局の皆さんとの飲み会。
非常に楽しかった。
6時に始まり、帰る際9時半ぐらいかと思って時計を見たら10時半で驚いた。
お酒を飲まなくても間が持たないということは全くない。
飲んで盛り上がっている人と一緒に喋っているだけでこちらも楽しくなるし、飲んでいない人達も盛り上がっていた。
事務局員も楽団員も思っていることは結局同じ。
広響の発展なくして自分達の将来はない。
だから広響の発展のために一緒に頑張ってやっていこうということである。

1月30日
ダネルさんはさすがヴァイオリンの名手だけあって、ちょっとした指導で弦楽器が劇的に変わる。
これは見ていて楽しい。
バランスの取り方も徹底している。

17時28分出発、10.62km。
日が長くなった。
この時間に出発しても30分以上坂道トレーニングができる。
さすがに水谷峡入り口まではいけなかったが、その手前の道などをあちこち上ったり下りたり。
途中で暗くなったのでいつもの瀬野川コースに行きさらに4km走る。
ベストは4分32秒、瞬間的には3分15秒まで加速。

「私のお気に入り!」でも紹介しているTarther RS Alivio(ターサーRSアリビオ)が届いた。
こちらのカタナ・ケージは丁度裏のゴムが擦り切れてお役御免。
ランニングシューズは1200km、つまり私の場合は4ヶ月で交換しなければならず消耗品である。
履いてみると、その軽量性、フィット感、クッション性、グリップ力、ありとあらゆる性能が高すぎてくらくらする。
こんなシューズが本当に存在するんだ!という驚きがある。
あまりによすぎて坂道トレーニングで悪路を走るのはもったいない。
もう少し坂道トレーニング用に別のシューズを購入しようか検討中。
それぐらいのシューズである。
ちなみにASICSは、"Anima Sana In Corpore Sano"、つまり「健全な精神は健全な体に宿る」という意味のラテン語の頭文字から取ったものだそうだ。

1月29日
定期演奏会リハーサル初日。
曲はドヴォルザークの交響曲第8番。
指揮はダネルさん。
広響と関わりの深いヴァイオリンの名手である。
これだけ細かく何度も止めてリハーサルをしているのに、それが全く嫌にならないというのはダネルさんの人柄と音楽性のおかげだ。
さすがチェコ人、ドヴォルザークと同じ大地に根を生やした木という感じがする。
我々は普段ドイツ風にドヴォルザークを演奏しているのだなということがよく分かる。
本来のドヴォルザークというのは、それほど重々しくなく、厳格でもなく、もっと楽天的で明るく軽い音楽なのだ。
そしてもっと素朴で純真だ。
英語は訛っているし、単語は少ないし、イタリア語が混じったり。
ヴァイオリン奏者なので指揮はよく分からないこともある。
でもダネルさんは卓越した指揮者だ。
オーケストラのみんなを納得させるだけの音楽を持っているし、それを時に爆発させるような表現力もある。
指揮者にとって最も重要なのは、言葉でも棒のテクニックでもなく中身なのである。

19時34分出発、11.12km。
平均ペース4分52秒!
4分台が8つ、ベストは4分30秒。
26,27日に坂道トレーニング、昨日は雪のため休み。
坂道トレーニングがかなりハードだったため、昨日休んだにも関わらず足の疲れは取れていない。
しかしハードトレーニングのおかげで足の筋肉が太くしっかりしている。
途中からは足の強さに心臓がきつさを訴えた。
以前の絶好調時と比べても、より足の筋肉がどっしりとしていて強さを感じる。
最近始めたスクワットなどのスロートレーニングも効いていると思う。
普通の筋トレよりもより短い時間でより高い負荷をかけることができて効果的だ。

購入者の声
<B♭クラリネット用とバスクラリネット用、いずれもピンクゴールドをご購入の方より>
レスポンスのよさに感激し、バスクラはすっかりTリガチャしか使わなくなりました。
吹いてる本人だけでなく、そのときにアンサンブルであわせてたVnの人とかにも「すごい変わった」と言われてこれはよほど変化したな、と…それまでがロブナーのEDIIで重めだったのも大きいとは思うのですが。
オケなどで吹く時にレスポンスを求められることが多いので非常に助かっています。

1月28日
安芸津の中学校で音楽鑑賞教室。
体育館でどうやって暖房するのかと思ったら、何と暖房設備のある体育館であった。
広島ではかなり珍しいのではないか。
海沿いなので内陸に比べてそれほど冷え込まないはずだが、なぜ暖房設備があるのだろう。
ただ残念ながら十分には暖まらず、ピッチは低いままであった。
クラリネットは他の楽器と違って2本を持ち替えるので、他の楽器が温まってピッチが上がっているところに持ち替えた楽器が冷たくてピッチが低くなり合わないという現象が起こる。
そのために短いたるを用意するという方法もあるが、バランスが崩れ特定の音域のみのピッチが上がってしまうため現実的ではない。

今日は電車で移動しようと思っていたのだが、あまりにも接続が悪いのでT氏の車に乗せてもらった。
なぜ広島駅から直通がないのか。
なぜ人が利用する気をなくするようなことをするのか理解に苦しむ。

帰りは雪。
山間部はかなり積もっていた。
寒い。

1月27日
西条でファミリーコンサート。
指揮とお喋りは青島さん。
昨年のマイタウン同様青島さん人気でチケットは完売。
相変わらず舌好調。
実は神経質な人で、言いたい放題言っているのだが、オカマ言葉のおかげで冗談で済んでいる。
ホールが寒い。
指は動かないしピッチは低い。
本番はもっと上がっているかと思ったら、本番も同じ温度で驚いた。
地下の廊下は冷蔵庫のようだ。
外には雪が残っていた。
ゲネプロ後近くのビーフカツレツなどを出す店で昼食。
オムライス大盛りを頼んでしばらくすると、並が出てきた。
「間違えて普通のになってしまったんだけど、時間がかかるのでこれでいいですか?」
私はこういう馴れ合いで仕事をする田舎者は寒気がするほど嫌いだ。
「それじゃ足りないんです。」
当然大盛りを新たに作らせた。
しかし結局量が足りなかった。
おかげでせっかく昨日54kgあった体重が53.7kgに減ってしまったではないか。

16時44分出発、9.26km、所要時間1時間2分。
今日も坂道トレーニング。
昨日張り切りすぎて疲労が残っている。
そのため昨日よりきついが、景色は相変わらず素晴らしい。
このトレーニングは負荷がかなり大きいので、やりすぎないように注意が必要だ。
朝の筋トレは、しばらく前から腹筋に関してはスロートレーニングにしているが、今日はスクワットなどもスロートレーニングにしてみた。
ゆっくりやることによって負荷が増し、むしろ短い時間で効果が大きい。
筋トレはきついと思うぐらいの負荷がないと結果は得られない。

大阪国際女子マラソン。
福士の衝撃的な遅さ。
見ていられない。
お願いだから棄権して!
1km6分なんて私でもそこまで落ちないぞ。
抜け殻のようだ。
マラソンの厳しさ、10kmやハーフとは全く違う競技だということが、これを見ていた人にははっきりと分かっただろう。
福士は10km、ハーフまでなら日本最強の選手だが、どうみても準備不足。
マラソンを走るには相当の覚悟と努力が必要だ。
前半の、楽に余裕を持って走っているように見える割に速い、体幹を鍛え上げ上半身が全くぶれない、女子の中で私が最も参考にしたい素晴らしいフォームを堪能していただけにショックが大きい。

1月26日
先日の谷川真理ハーフマラソンの写真が届きました。


15時51分出発、10.8km、所要時間1時間12分、平均ペース1km6分40秒。
坂道トレーニング。
蓮花寺山の裏道から呉娑々宇山の水谷峡登山口まで。
最高地点187m。
そこから呉娑々宇山の裏道を走る。
このあたりの眺めは本当に感動的だ。
休日を満喫した。

1月25日
実家を10時半過ぎに出発。
毎年地元の師匠と門下生による演奏会の時に、演奏会場近くの「おか泉」で昼食を取る。
今日の小学校はそこから徒歩数分。
これは「おか泉」に行くしかない。
11時過ぎに到着。
さすがに行列はない。
中に入ると全員広響。
結局店を出るまでに団員の半数ぐらいは来たのではないか。
天ざる大を注文。
今日は特につやがあり歯ごたえが強い。
一度このうどんを食べてしまうともう他では食べられない。
うどんは並の店ならぐったりとしている。
頑張っても「腰がある」ということと「硬い」ということを勘違い。
本当に美味い店は香川県外にはほとんどない。
なかでもこの「おか泉」のレベルは希少である。
久しぶりに極上のうどんを堪能した。
なお、「おか泉」で検索すればホームページが出てきて、そこで通信販売もしている。

時間が余ったので近くのゴールドタワーへ。
まず公園から瀬戸内海、瀬戸大橋を眺め、写真を撮る。
それからゴールドタワー。
高いところから見るとまた違った眺めが楽しめる。

今日の小学校はすばらしかった。
これまで数え切れないほどの学校で演奏したが、その中で最高ではないか。
一人一人が懸命に歌い、それが全体としてまとまっていて声量もかなりのもの。
特に校歌の声量はすばらしかった。
感動した。

生徒に混じって控え室に移動している時、2年生ぐらいの女の子が、
「私絶対広島交響楽団に入る!広島大学に入る!」
と言っていた。
ちょっと勘違いしているようだが、こういう影響を与えることができたというのはうれしいことだ。
ただ、残念ながら私はあまり音楽の道は勧めないことにしている。
実際に音楽家になるのはかなり難しいからだ。
私に生徒が少ないのは二重生活しているということが大きいが、もう一つ、「音楽家になりたい。」と言われても「やめた方がいいよ。」と言うからである。
特に才能があると思った場合は別だが、はっとするほどの才能が見られない場合はとても勧められない。
人間食べないと生きていけない。
食べるためには働いて収入を得なければならない。
3歳ぐらいからヴァイオリンの英才教育を受けていれば、ある程度以上の才能があればオーケストラのトゥッティ奏者になれるかも知れない。
管楽器は相当厳しい。
全国から50人以上が集まり、しかも採用なしで流れてしまうオーディションはざらである。
フリーで生きていくのはかなり大変だ。
とある先生は「君上手いね。音楽家を目指してみないか?」とスカウトするそうだ。
ごく一握りの人はそれで成功するが、ほとんどの人は音楽家にはなれない。
それで収入は増えるし芸大に入れれば名声も高まるだろうが、私にはその人の人生を考えるととてもそんなことは言えない。

今日は強制8時間半睡眠。
睡眠時間十分。
体育館に入ると昨日と違って明るい。
これで大丈夫だろうと思っていたのだが、やっぱり眠くなる。
睡眠でも明るさでもないとしたら、一体原因は何?
しばらく考えていてようやく分かった。
酸素不足だ。
寒いと演奏に差し支える。
ピッチは下がるし、指は動かない。
だからたくさんの強力石油ストーブを何時間も前からつけて体育館を暖めている。
おかげで真冬にも関わらずそれほど問題なく演奏することができる。
しかしそのために体育館に酸素が不足していたのだ。
ストーブをつけない訳にはいかない。
しかしつけると酸素不足で集中力が低下し演奏に悪影響が出る。
これは困った問題だ。

新幹線で広島に移動。

18時14分出発、11.06km。
ウォーミングアップ1km、その後快適ペース1km5分10秒前後で3km、そこからは4分台6つ。
ベストは4分27秒。

1月24日
徳島駅近くのホテルを10時過ぎに出発し、T氏の車に乗せてもらって近くの眉山に上る。
手前に徳島市街、その中心には昨日登った城山。
その向こうに雄大な吉野川がゆったりと流れている。
風が強く、小雪の舞う寒さですっかり体が冷えてしまった。

徳島駅から15kmほど山奥に入ったところの中学校で演奏した。
こういうところでは感動的な合唱に出会うことが多い。
今回もそうだった。
一人一人が懸命に歌い、人数が少ないにも関わらずすばらしい合唱だった。
一期一会の気持ちが伝わってきて感動した。

極めて強い、仕事に差し支えるほどの眠気。
気力を振り絞って集中しようとしたが、途中一時意識が朦朧とした。
考えられる原因
1.睡眠の質。明け方目が覚め、いい睡眠が取れなかった。
ホテルを転々とすれば当然そういう日もある。
そんなことで仕事に差し支えてもらっては困る。
不整脈事件以来、脈の音が聴こえるため耳栓をしなくなった。
家ではこれで問題ないのだが、ホテルではいろんな音が聴こえてきて気になって仕方がない。
トラックの通る音、横断歩道のメロディ、隣の部屋のテレビの音、シャワーの音などなど。
耳栓復活してみようかなあ。
2.暗さ。カーテンを閉めなければもちろん昼間だし十分に明るいのだが、そうするとコントラバスなど横を向く楽器が眩しくて演奏困難になるらしい。
そのためカーテンは閉められることが多い。
体育館の照明が明るければいいのだが、照明には十分な明るさがなく、暗い中で演奏しなければならない。
これが集中力にかなり影響してしまう。
努力してもどうしても集中力が高まらないことがあり非常に困る。
3.時間。2時から3時は1日の中でも強い眠気の生じる時間帯で、8時間きちんと眠れていれば問題ないのだが、今日のように十分な睡眠が取れないと強い眠気に襲われる。
4時を過ぎればすっかり眠気もなくなり元気になるのだから困ったものだ。
4.普段電車で移動するため車に慣れていない。
少し酔ってしまった。
ナビをするためかなりの時間下を向いて地図を見ていたということも影響しているかもしれない。
車の影響は恐らくそれほど大したことはない。
いちばん困るのは照明の暗さであり、これだけはどう気力を振り絞っても対応できないことがある。

香川の実家に移動。

17時23分出発、7.62km。
ハーフマラソン自己新記録更新の立役者、前田山に久しぶりに登る。
最高地点287m。
久しぶりに走るとこんなにきつい傾斜だったのかと思う。
ハードなコースだが、その分効果は絶大だ。
山頂からの夜景がすばらしい。
高松も結構栄えているなという印象。
ただ山はどんどん暗くなる。
帰りはヘッドランプをつけて走る。

夜はT氏、両親と鍋をつつきながら数時間楽しく会話。

1月23日
宝塚から山を上ったところにある小学校で文化庁公演。
よくまあこれだけ山を切り開いたものだ。
ここの住人は車なしで生活することは困難だろう。
クロスバイクでも相当ハードな傾斜。
自転車もここでは役に立たない。
むしろ押して登ると自転車の重量分負荷が増すだけだ。

T氏の車に乗せてもらって徳島に移動。
明石海峡大橋を久しぶりに渡り、淡路島を通過。
行程表だとバスで徳島駅に着18時28分にくはずが、何と16時40分にホテルに到着。
T氏のおかげで時間が節約でき、ランニングする余裕ができた。

17時13分出発、9.89km。
徳島と言えば吉野川。
若干遠いが吉野川に行こうと思っていたのだが、走り出すと徳島駅北側に魅力的な山が見えた。
城山である。
最高地点で67mだから丘というよりは山かというぐらいだが、急坂がいい負荷になった。
山頂は城山という名前の通り徳島城の本丸があったところだが、今は全く何もない。
若干木が邪魔だが、360度の展望を楽しんだ。
この辺りはランナーが多い。
城山の周りを1周して1.5km。
ここを周回している。
北側を助任川が流れているが、この両岸が整備されていて走っていて気分がいい。
川の水量が豊かで、その水のすぐ近くを走ることができ心が癒される。
何周かしてホテルに帰る。
ベストは1km4分39秒。

T氏と徳島駅近くの居酒屋「とくさん」に行く。
出てくる品がどれも絶品!
ウツボは穴子に近い味だが、高知で出てくる鰹の叩きのようにポン酢に浸かっていて、たまねぎスライス、大根おろし、キュウリ、ワカメなどいろいろと乗っている。
このワカメがそのままいくらでも食べられそうなぐらい新鮮で柔らかくて美味しい。
蛸の唐揚は、非常に歯ごたえがあり、噛めば噛むほど味が出る。
阿波尾鳥というふざけた名前の地鶏の手羽先を食べたが、しっかりとした肉でなかなかよろしい。
特に感動したのが最後に注文した鯖棒寿司。
鯖はしめてはいるのだが、生との中間のような繊細な味。
質は極めて高く、鮮度もいい。
通常鯖はご飯の上に乗っているが、ここでは三方をぐるりと包んでいるので一体感が高まっている。
外側の昆布も繊細、鯖とご飯との間にシソが入っているのが特徴的だが、これも主張しすぎずアンサンブルに徹している。
酢飯も、多分酢が入っているとは思うのだがご飯との中間のような味で非常に美味い。
新鮮で質の高い素材を、繊細な味付けでトータルで最高の味になるように計算して料理している。
これほどの鯖寿司は初めて食べた。

1月22日
お正月から猫背を改善し姿勢をよくしようと研究を重ねてきたのだが、どうも最近うまくいかない。
息が吸いにくいのだ。
しばらくしてようやくその原因が分かった。
姿勢をよくしようとして首を後ろに引くと、その分重心が後ろになり、背もたれにかかる力が大きくなる。
実は息はお腹だけで吸っているのではない。
背中を膨らませることによってかなりの割合で息を吸っているのだ。
それが圧力が増すことによって圧迫され自由に膨らむことができなくなる。
それが息が吸いにくくなる原因だ。
この問題を解決するためには重心を前にすればよい。
といっても以前の姿勢のままでは何の改善にもなっていない。
数日前にいいことに気がついた。
首を後ろに引くことによって姿勢をよくしようと思うのではなく、視点を高くしようとすれば自然と上手く行くのだ。
これは理想のランニングフォームにも似ている。
視点を高くしようとすれば、自然と腰高のいいフォームになる。
面白いのは、腰についても同じことが言える点だ。
ランニングでは、腰が前傾すると体幹、つまり腸腰筋など体の中の筋肉を上手く使うことができず、足の筋肉だけで走ることになり、速く走れずばてやすい。
腰が後ろに傾いていれば、体幹を上手く使って効率的に速く走ることができる。
クラリネットの演奏でも腰が前傾していると上手く息を吸うことができない。
あくまでも腰は後ろに傾いているべきである。
背もたれに背中をつけるかどうかについては個人の判断でどちらでもいいと思うが、腰が後ろに傾くべきだというのは全ての管楽器に共通することだと思う。

新幹線で新大阪に移動、そこから乗り換えて武田尾駅下車。
すごい駅だ。
ほとんどトンネルに埋まっている。
よくこんな山の中に駅を作ったものだ。
そこから車で15分ほど行った小学校で文化庁公演。
体育館はたくさんのストーブで強力に暖房してくれているが、それでもB♭管とA管を持ち替えると楽器が冷たくピッチが低い。
宝塚市というのに相当な田舎。
都心からそれほど遠くないところにこれほどの田舎があるとは驚いた。

尼崎のホテルに移動。

17時14分出発、13.82km。
小雨が降っているのでパソコンで確認したら、1mmから4mmの小雨とも言い切れない雨の降っている範囲も広い。
諦めかけたがどうしても走りたい。
濡れてもいいやと部屋を飛び出す。
この程度の雨なら濡れても汗の数分の一程度、大したことはない。
尼崎から東に行き、神崎川手前の公園を走ろうと思っていたのだが、そういえばここは土の道だった。
雨の日に土の道は嫌だ。
仕方ないので川を渡り「なにわ自転車道」に行く。
ここはコースとしては最高なのだが、神埼橋を渡ってからコースに入るまでがやたらと恐ろしい。
道幅が極めて狭く、しかも両サイドがコンクリート壁。
つまり逃げ場がない。
そして交通量は相当多い。
ヘッドライトを点滅させながら走る。
車もこちらをよけようとすると対向車とぶつかってしまうので大変だ。
お互いゆっくり走る。
この入り口は本当に何とかして欲しい。
前回探したが他に行きようがないのだ。
入ってしまえば天国!
どこまでも続く快適なコース。
障害物は何もない。
快調に飛ばす。
4分40秒台2つ、4分50秒台4つ、ベストは4分46秒。
自転車道だが、前回も今回も走っている自転車はかなり少ない。
今日すれ違ったのは1時間で7台ぐらいか。
入り口さえ何とかしてもらえれば素晴らしいコースである。

1月21日
16時20分出発、12.5km。
蓮花寺山の裏道経由で呉娑々宇山の水谷峡へ。
急坂で進むにつれて秘境という雰囲気になってくる。
登山道入り口付近は何と雪が積もっていた。
最高地点186m。
帰りに呉娑々宇山の裏道を通ると、これが結構長いし眺めがいい。
右手に蓮花寺山の北側を眺めながら走る。
昨日雨で走れなかったし、今日の昼食後ロールケーキを1本食べてしまったのでカロリーを消費しなければならない。
蓮花寺山の坂道をいくつか上って下りて、最後は日浦山登山口までの急坂。
ここから右手に鉾取山、原山、左手に蓮花寺山を望む眺めはすばらしい。
アップダウンの連続でこの距離はなかなかいい負荷であった。
そして最初から最後まですばらしい眺めの連続。
いいところに住んでいるなあ。
これは歩くか走るかしないと実感できないことだ。

1月20日
地上は雪だが、屋根に雪の積もった車も走っている。
呉からの帰り、呉線から見る山々が雪化粧し、まるで水墨画を見ているようだった。

くれニューイヤーコンサート本番。
名曲コンサートだ。
シューマンのピアノ協奏曲。
よくこんなメロディが次から次へと出てくるものだ。
天才と言っていいだろう。
最初のメロディからぐっと心をつかまれる。
ベートーヴェンの交響曲第7番は曲に力があり、演奏していても興奮する。
昨日のリハーサルは2コマ、今日もゲネプロ2コマ。
ほとんど喋らず通すだけのリハーサルできっちりと曲の構成を示し、歯切れのいい、そして質の高い演奏にしてしまう金さんは確かに能力のある人だ。
何度も止めて細かく指示を出し、リハーサルに時間をかけても本番が上手くいかない指揮者はたくさんいる。
そういう指揮者は見学に来ればいいとも思うが、きっと見てもどうしてこれで上手く行くのか理解できないだろう。
あえて上手く行く秘訣を言葉にすると下記のようになる。
1.今上手く行っていなくても本番では上手く行くことと、そのままでは本番でも上手く行かないからリハーサルした方がいいことを区別し、必要最小限の手直しに留める。この二つを見極める目が重要。
2.テンポと構成を示すこと。
3.自分はこうしたいというテンポや表現を主張しつつ、オーケストラが上手く行くテンポや表現に時には合わせ、その二つをバランスよく使い分ける。

デュティユ作曲 24の弦楽器、ツィンバロムと打楽器のための「瞬間の神秘」
小沢征爾指揮 サイトウキネンオーケストラ NHKハイビジョン
これはなかなかの曲だ。
思わず引き込まれた。
短い10の部分から成るが、それぞれがよくそのタイトルを表している。
集中力のある名演であった。

チャイコフスキー作曲 白鳥の湖
ゲルギエフ指揮 マリインスキー劇場バレエ団 管弦楽団 NHK教育
美しい。
幼少の頃から鍛錬を重ねた個人がまず美しい。
姿勢、動き、表情、何を取ってもすばらしい。
人というのはここまで美しくなれるのだと感嘆する。
そして複数になった時にもその配置やタイミングが見事でこれまた美しい。
そして舞台もいいが、衣装の淡い色合いの変化がまた美しい。
ハイビジョンテレビになってからバレエがどうも気になる。
以前はテレビで見ようとは全く思わなかった。
バレエのよさが全く伝わらなかったのだ。
しかしハイビジョンテレビなら、バレエの良さが十分伝わる。
テレビでこれほどバレエを楽しめるとは、いい時代になったものだ。

1月19日
明日の「くれニューイヤーコンサート」リハーサル。
上原彩子さんがシューマンのピアノ協奏曲を演奏する。
小柄な体からは想像できないような巨大な音を出し、テクニックも相変わらずすばらしい。
後半はベートーヴェンの交響曲第7番。
お正月に「のだめ」が放送されたので、再び旬の曲である。
指揮の金洪才さんは、いつものように歯切れのいい速めのテンポでの軽快な演奏。
私は、クライバーの演奏もそうだが、第2楽章がこのように速めのテンポで行くのは好きだ。
つまり、あくまでも舞曲であるという解釈である。

ピアニストとオーケストラというのは男と女のようなもので、互いに理解しあえない部分がある。
ピアニストからすれば、棒が下りてしばらくしてから音が出るなんてとんでもないことだし全く理解できないだろう。
某有名オーケストラでのカルミナ・ブラーナの冒頭で、某有名ピアニストが飛び出したという事件もある。
同じ叩いて音を出す打楽器は、単独では演奏できないし合わせるのが仕事なのでもちろんぴったりと合う。
彼らが凄いのは、時差を計算して常に若干速く演奏していることで、客席では丁度よく聴こえているだろうが、打楽器のそばで聴くときっとびっくりすることだろう。
それに対してピアノはそれだけで完結する楽器であり、普段は特に誰とも合わせる必要がない。
だから他の楽器と合わせた時に問題が生じたりする。
オーケストラというのは厄介な楽器で、例えて言えば大型トラックのようなものであり、細かい揺れに対して合わせきれない部分がある。
弦楽器や管楽器の奏者でも、ピアノ伴奏でやっている曲をオーケストラとやる場合には、ピアノ伴奏ほどは自由にできず苦労する。
オーケストラと一緒に演奏する場合は、事前にオーケストラがどのような特性を持っていて、何は可能で何はできないかということをよく知っておく必要がある。
ピアニストでも、伴奏ピアニストは合わせるのが仕事なのでもちろん他の楽器とよく合う。
合わせるというのは慣れが必要で、そういう環境でどれぐらいの時間を過したかによってその能力が決まる。

16時51分出発、10.87km。
呉娑々宇山林道まで走って行って来た。
最高地点標高197m。
なだらかな上りで、下りもスピードを出せる程度の傾斜で走りやすい。
ただ問題は車。
白線の外側にスペースがあればいいのだが、時々白線の外がない。
しかもそこが急カーブで見通しが悪く、白線を踏んで猛スピードで突っ込んでくる車がいる。
そこに人がいるかも知れないとは全く思っていないようだ。
今日は大丈夫だったが、もう二度と走らない。
この道は危険すぎる。
林道に入れば一転して楽園だ。
車のほとんどいない広々とした道を気持ちよく走れる。
美しい夕焼け、瀬戸内海、明かりが点き始めた広島市街を眺めながら気分よく走る。
帰りは薄暗くなってきたためヘッドライトを点滅させた。
3月28日まで工事しているため、林道終点530m地点まで行けない。
だからもし自転車で林道まで行っても距離が足りない。
4月になったらまた行ってみたい。

購入者の声
<B40ライヤーをご購入の方より>
Bシリーズは今まで44と45(双方とも自己選定)を所有していましたが44は息が入らず、45は顎が持たずでまともに使いこなせませんでした。
いただいたB40を吹きましたところ、Bシリーズってこんなに楽だったけ?と思わず笑ってしまいました。また凄く自由度の高いマウスピースとも感じました。
以前選定いただいたM30と合わせて大事に使わせて頂きます。
ありがとうございました。

1月18日
「もみじニューイヤーコンサート」本番。
すばらしい演奏会だった。
前半悲劇、後半喜劇というプログラミングもよかったが、それを見事なコントラストで表現した天羽さんの力が大きい。
特に椿姫のアリアは主人公が乗り移ったかのような迫真の演技、歌唱であった。
指揮の藤岡さんのキャラクターもニューイヤーコンサートに相応しく、会場が盛り上がった。
スピーカーが会場に向いているため、せっかく指揮者とソリストのトークで会場が沸いているのに何を言っているのか聞こえにくかったのがやや残念。
まあこちらは仕事ですから、仕方ありませぬ。

22時13分出発、8.05km。
今日は時間がないので短い距離を速く走った。
本番後無理に走らなくてもとも思うのだが、走りたいのだから仕方がない。
私にとってランニングは入浴のようなものだ。
走れば本番の疲れが吹き飛び気分爽快になる。
先日のハーフマラソンはいい経験になった。
平均ペース4分32秒、平均心拍数162bpm。
つまり、練習ではそれ以上やっていいわけだ。
今日は全て4分台、ベストは4分21秒心拍数155bpm、4分20秒台が4つ、30秒台が2つである。
155bpmで4分21秒というのは悪くない。
シューズはカタナ・ケージだし厚着している。
レースで薄着にし、アシックスのターサーRSアリビオを履けば、同じ力でもっと速く走れる。
しかし平均心拍数162bpmというのはすごいな。
練習でそこまで追い込もうと思っても、瞬間的には超えても平均ではなかなかそこまでいかない。

購入者の声
<B♭クラリネット用金メッキとピンクゴールドをご購入の方より>
早速試してみましたが、私でもなんだか音がクリアになったような気がします。
装着が若干難しいような気がします(V12です)が、すぐに慣れると思います。
また、CDも送っていただき、ありがとうございました。
いい音というのは、どうやって出すのかと思いますが、素晴らしい演奏でした。
頑張って練習したいと思います。
重ねてありがとうございました。

1月17日
リハーサル2日目、明日本番。
ソプラノの天羽さんは、私と芸大で確か学年が近いはずだが、物凄い、過剰とも言えるほどの表現力だ。

昼は会議で弁当、夜は事務折衝でその前に外食。
今日は食事の質が悪い。
練習場付近の昼食事情は最近極度に悪化している。
極めて質の高い料理を出していたVOYAGEが潰れたのは非常に残念。
会議などの際はかまど屋で弁当を買っていたのだが、そのかまど屋が潰れてしまった。
私は走っているため大量に食べる必要があり、その点かまど屋は便利だった。
今はセブンイレブンで買うしかないのだが、セブンイレブンの弁当では全く足りないので、二つ買わなければならず高くついてしまう。
今日は中華丼と焼きうどん、合わせて920円かかってしまった。
午後5時30分より小町クラブにて事務折衝があった。
その前4時50分ごろ近くの讃岐屋といううどん屋に入り、カツ丼大盛りを食べる。
揚げ物はしばらく避けていたので久しぶりだ。
非常に美味い。
この脂身、半熟卵、醤油と砂糖による甘辛い味付け、この魅力、魔力から逃れられない人も多いだろう。
ところが食べ終えると体、特に顔が嫌がっている。
老化の原因はカロリーオーバー。
それと油はなるべく控えた方がいい。
私は普段夕食を自炊し、自宅で油を使わないようにしてそれでコントロールしている。
ただし、夜11km走ったら嫌な感じはなくなった。
余分なカロリーは消費してしまえばいいのだ。
もし摂取するだけ摂取して消費していない人がいたとすれば、自分で自分の体を痛めつけていることになる。
摂取したら消費する、これが基本だ。

20時17分出発、11.08km。
最初の1kmはゆっくりペースでウォーミングアップ。
次の4kmは5分10秒前後の快適ペース。
残り6kmは4分50秒前後の快速ペース。
ベストは4分39秒。
気温は低く、やや強い東風。
体にかなりの余裕がある。
もっと走りたいと訴えるので14km走ろうかとも思ったのだが、足の裏が若干気になったので11kmにしておいた。
帰宅後体が欲求不満を訴える。
このペースで11km走って欲求不満とは随分実力アップしたものだ。
坂トレーニングをやっているせいできつい負荷に慣れてしまって、普通の負荷が物足りなくなっているのかも知れない。
とにかく坂トレーニングは非常に効果的だ。
それに坂道をゆっくり走れば、足の裏の負担が少なく気にする必要がないというのもいい。
これで夜もできれば最高なのだが。

1月16日
あさっての「もみじニューイヤーコンサート」リハーサル初日。
今日はオーケストラの曲のみ。
明日ソリストが入る。

16時2分出発、8.91km。
今回のハーフマラソンを走って分かった。
きつい練習をしなければ満足できる結果は得られない。
正月休みに毎日前田山の山頂まで走って登っていた。
だから自己記録を更新できたのだ。
速く走ることも重要だが、スピード練習をしすぎると足を痛める恐れがある。
上り坂トレーニングは、ゆっくり走るため着地の衝撃が少なく足を故障しにくいのだが、足の筋肉や心臓への負荷が大きく、かなりのトレーニングになるという利点がある。
また、最近読んだ本では、ゆっくり走らないと発達しない筋肉もあるそうだ。
そういう面で理想的なトレーニングだと言える。
私の住んでいる安芸中野駅周辺は、山に囲まれた小さな平野だ。
つまりいくらでも坂がある。
ただし昼間でないと危険だ。
今日はリハーサルが早く終わったので、坂道トレーニングの日ということにした。
自宅を出て、蓮花寺山への坂道を上っては下りということを繰り返しながら進む。
特に畑賀公園へのアップダウンはきつい。
畑賀公園を向こう側に下ると、ある程度の交通量のある狭い道に出た。
下瀬野海田線である。
この道は延々と上りでいいトレーニングになるのだが、道が狭い割りに時折トラックが走るため若干危険を感じる。
標高198mの地点で折り返し帰宅。

1月15日
早起きして広島に移動。
今日はエクスプレス予約のポイントでグリーン車。
先日、1月5日はグリーン車しか空いておらず仕方なく乗ったのだが、臨時列車の300系!、しかも最前列で振動は大きいし眺めは悪く、満席で家族連れが多く、とてもグリーン車という感じではなかった。
今日はいつもの空いていて静かなグリーン車であった。
サラリーマンのおじさんが点在するのみ。
ここで背広ではなく派手な私服を着た私は明らかに異質だ。
ここでは女性も異質。
男性専用列車かと思うぐらい女性が少ない。
ほとんどは40代以上の男性である。
いつものようにサングラスと耳栓で熟睡。

午後文化庁公演のリハーサル。

18時31分出発、8.02km。
足がまだ疲れているので距離を短くしているのだが、その必要あるの?と思うほど体が勝手に加速する。
平均ペース4分51秒!ベストは4分13秒!
これ完全に1kmダッシュじゃない。
心拍数は最高177bpm。
しばらくは疲れを取るランニングのはずが、なぜか追い込む練習になってしまっている。

購入者の声
<B♭クラリネット用金メッキをご購入の方より>
今回はクラ仲間の分だったのですが、他メーカーのリガチャーからTシリーズの金メッキに替えて吹いたところ、音色が変わったと喜んでいました。
はたから聞いてても太く、丸い締まった音に聞こえたので、Tシリーズはやっぱりいいなと私も改めて思いました。
このリガチャーにしてから、1年以上経ちますが、以前にも増して楽しく練習できています。
これも、高尾さんが忙しい中時間を掛けて作って下さるおかげです。
ありがとうございます。

1月14日
ベルクの室内協奏曲、毎日聴いているうちにだんだん病みつきになってきた。
これは名曲だ。
ただし何度も聴かないと分からないかも知れない。
一度分かればとりつかれる。
ようやく主題と変奏など曲の構造が分かってきた。
あと数十回聴けば演奏可能になるだろう。
というのは、他のパートが理解できていないと演奏できないのだ。
そして全てのパートを把握するのには膨大な時間が必要だ。

19時26分出発、7.45km。
当然足は疲れている。
太腿は前も後ろも筋肉痛。
前半3kmはゆっくりペース。
ところがそこから加速して、後半は1km5分前後。
ベストは4分54秒!
そんな余力があるなら昨日出しておけよ。
ハーフはとにかく楽だ。
昨日のランニング教室でも言っていたが、腰の動き、骨盤の後傾は重要なポイントだが、それらが以前よりもうまく出来るようになった。
フォームがよくなったために自然と速く走れるのだ。
しかし昨日のラスト1km3分54秒は凄かったなあ。
練習の1kmダッシュでもよほど調子がよくないと出ないタイムなのに。
あれが火事場の馬鹿力というやつか。
とにかくレースは非日常だ。

1月13日
「旅行記・写真館」に、谷川真理ハーフマラソンのページを新設しました。
よろしければご覧になってください。

1月12日
いよいよ明日は「谷川真理ハーフマラソン」。
疲労も程よく抜け、体調万全。
今日は冷たい雨。
一昨日まで明日は雨という予報でどうしようかと思っていたが、どうやら晴れそうだ。
助かった。
昨年の東京マラソンは雨で寒くて辛いレースだった。
あれほど素晴らしいコースなのだから、雨さえ降らなければどんなによかっただろう。
残念だ。
それに冷たい雨が降ると記録更新どころではなくなる。
これも意欲を減退させる原因になる。
さて、明日は最低気温2度とかなり寒い。
何を着よう。

1月11日
クランポンでM30トラディショナルを選定。

御徒町のアートスポーツでナイキのカタナ・ケージ3とアシックスの新製品ターサーRSアリビオを履き比べ。
昨年購入したナイキ・カタナ・スターは、足の先の形が合わず両足親指を内出血してしまって、今も爪が黒い。
あのシューズもったいないな、どうしよう。
今回ケージ3を初めて履いたが、やはり足の先がまるでハイヒールのように尖って私の足の形と合わない。
これまでずっと27cmだったのだが、窮屈なので27.5cmを出してもらった。
そしてアシックス・ターサーRSアリビオ。
履いた瞬間、ぴったりと私の足にフィットする。
柔らかく、暖かい感じがする。
190gとケージよりも40gも軽いのに、むしろクッション性はいい。
私が走り始めた頃、広島の本通にナイキストアがあった。
それですっかりナイキファンになってしまってはや3年数ヶ月。
しかしナイキストアはなくなり、最近は徐々に私の中のナイキ信仰が薄らいできた。
ロングタイツは、足の筋肉や関節をサポートする機能はナイキにはないため、自然とCW−Xに移行。
そうするとシャツもCW−Xが多くなる。
先日アシックスの5本指ランニングソックスを購入したらこれが非常にいい。
ナイキに比べて生地が分厚くクッション性があり、柔らかく履き心地がよい。
なぜ今までナイキにこだわっていたのか。
一つ言えるのは、やっぱりデザインや色はナイキがいい。
デザインや色だけで選べば今でもナイキを選ぶ。
しかし、ランニングシューズでは、足の形に合うこと、フィット感、軽量性、クッション性といった機能がデザインよりも当然重要だ。
これまでなぜアシックス愛用者が多いのか疑問に思っていたのだが、ようやくその理由が分かった。
シューズは履いてみないと分からない。
もっと早く履いてみるべきであった。
日本人の足にはアシックスが合う。
「私のお勧め!」のページに紹介記事を書きましたのでよろしければご覧になってください。

19時18分出発、5.23km。
ターサーRSアリビオが凄い。
最初はさすがにケージと比べるとやや硬めかなと思ったのだが、加速するほどにクッション性が増す。
そして圧倒的に軽い!
ここまでクッション性と軽量性を高い次元で両立させたシューズはこれまで履いたことがない。
未体験の領域に踏み込み、興奮状態。
慣らしの必要性を全く感じない完璧なフィット感。
柔らかく心地よい履き心地。
軽く走っても4分40秒が楽に出る。
瞬間最高速度は1km2分19秒!
これは自己記録じゃないか?
あさってのレースは、どうやら雨は降らないようだ。
助かった。
仕上がりも順調だし、夢のようなシューズが手に入った。
レースが楽しみになってきた。

購入者の声
<中古のM30トラディショナルをご購入の方より>
恥ずかしいことに、今までマウスピースにこだわったことがありませんでしたが、先生から譲っていただいたものを使い始めて、今までとは違う何とも言えない吹き心地を楽しんでいます。

1月10日
19時48分出発、5.2km。
昨日休んでようやく疲れが取れてきた。
2kmウォーミングアップ、その後加速してベストは1km4分35秒。
最後に坂道ダッシュと流し。
日曜日午前中は雨という予報。
この時期の雨は辛い。
何とか降らないで欲しい。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
早速吹いてみたのですが、音が出しやすくとても気に入りました。
まろやかになった気がします。
初めは、普通のリガチャーとは形状が違うので扱いが分からなかったのですが、慣れると大丈夫で、しかも画期的ですね!
また、購入したいと思いました。
迅速かつ丁寧な対応ありがとうございました。
また、お世話になることもあるかと思いますが、よろしくお願いします。

<B♭クラリネット用とアルトクラリネット用、いずれもピンクゴールドをご購入の方より>
今回は二度目の注文ですが早速新しいリガチャーを使ったところ、以前のものと同じとは思えない音色と鳴りに、とても驚きました。
やはり劣化する前に交換するのが大切だと感じました。

1月9日
ベルクの室内協奏曲CD3日目。
複雑すぎて聴き飽きる気配すらない。
昨年の宮崎国際音楽祭も相当準備して行った。
CDを数十回聴き、スコアをそれ以上に読み込み、万全の準備をして臨んだ。
ところがみんな同じぐらいの準備をしていたのには驚いた。
一流奏者というのは、それぐらいの準備をすることが当たり前の人達なのだ。
人並み外れた努力が普通にできること、それが一流の条件なのだろう。
徐々に曲が見えてきた。
主題もいくつかある。
調性が崩壊しているのに、何となく調性らしきものが残っている。
現代音楽なのに、ロマン派の名残がある。
腐る直前がいちばん美味しいという食べ物はいくつかあるが、この曲は部分的には腐っているのだけど、腐っていないところが病みつきになるぐらい美味い食材という感じがする。
アリニョン先生は、太く柔らかい音色から、いきなり輝きのある硬質な音へと変化してガツンと存在感を示すあたりがさすがだ。

1月8日
午前中から午後にかけてリガチャー製作。
やっと終わった。

ベルクの室内協奏曲CD2回目。
昨日よりは大分見えてきたが、最後また1箇所見失ってしまった。

ベルクの室内協奏曲を練習。
パート譜が来るのはまだ大分先。
スコアは小さすぎて読む気がせず、拡大コピーしたのが昨年末。
昨日ようやく製本が終わった。
パート譜が来るのを待って練習し始めればいいのだが、そこまで待てない。
それまでに理解しておきたい。
ただ、そのためにinCの楽譜をA管で読むという作業をしなければならず、途中で頭のあちこちからプシュー!と音がしてくる。
それでも今日は何とか最後まで見ることができた。
それほどテクニック的に難しい訳ではない。
数箇所やたらと高い音が出てくるぐらいだ。
それよりも、全体を把握しないとこの曲は演奏できない。

19時18分出発、5.16km。
序盤はまだ疲れが残っている。
予定では今日あたり絶好調で飛ばしているはずだったのだが。
後半ようやく加速。
加速したと思ったら終了。
この欲求不満をレースにぶつけるのだ。
あいにくレース当日は雨かも知れない。
予想最高気温6度、寒い!
寒さはまあいい。
とにかく寒さと雨両方というのが困る。
夏の雨は大して気にならないのだが、昨年の東京マラソンは本当に大変だった。
どうか降っても小雨程度にしておいて欲しい。
最後に坂道ダッシュと流し。
瞬間的に2分37秒のスピード、時速23km、心拍数は168bpmまで加速。

1月7日
午前中リガチャー製作。

ベルク 室内協奏曲
バレンボイム:ピアノ ズーカーマン:ヴァイオリン
ブーレーズ指揮 アンサンブル・アンテルコンテンポラン
自分のパートを演奏するだけでも大変だが、それだけでは演奏できない。
全体をある程度把握する必要がある。
それに一体これからどれぐらい時間が必要なのか想像もつかない。
とりあえず数十回はCDを聴き、それ以上にスコアリーディングしなければならないだろう。
今日がその記念すべき第1回だが、途中何度も迷子になってしまった。
これから大変だ。
そういう意味で、バレンボイムもズーカーマンも本当に凄い。
ソルフェージュ能力がとてつもない。
よくこんな複雑な曲をこれだけ完璧に演奏できるものだ。
1978年の録音だが、幸運なことにアリニョン先生の若い頃の演奏が聴ける。
音の太さと芯の両立、響きの豊かさ、これは間違いなくアリニョン先生だ。
先生のソロでストラヴィンスキーのエボニー・コンチェルトも入っている。

19時14分出発、6.78km。
足の疲れが取れない。
今日は全体にゆっくりペース。
ただし最後に坂道ダッシュと流しで瞬間最高速度1km3分24秒まで加速。
きっと明日は今日よりはいいだろう。

1月6日
午前中から午後にかけてリガチャー発送作業。
お正月休んでいたために大変な量であった。

今日は日曜日なので、自転車で遠くの郵便局に行く。
するとどうも自転車がおかしい。
平地で2の6が軽いはずはないのだが。
しばらくして気がついた。
自転車がおかしいのではなく、自分が変わったのだ。
連日の坂道トレーニングによって足の筋肉が相当鍛えられている。
そのためやたらとスピードが出る。
それに自転車でも上りが速い。

19時20分出発、9.17km。
昨日よりも回復しているかと思ったら、逆に昨日よりも疲れている。
がっかりだ。
まあ今日にピークを持ってくる必要はない。
ピークは次の日曜日だ。
それまで、徐々に疲労を抜いていこう。
ペースは昨日と同じ。
やはり上りが速い。
昨日から、最後の急坂でダッシュすることにした。
これがいい刺激になる。

1月5日
只今マリンライナーで高松から岡山に移動中。
香川の温暖な気候、箱庭的な風景は得がたい。
適度に柔らかい曲線の山々があり、見ていて心が和む。

昨日の「のだめカンタービレ」、千秋はあれではプロの指揮者にはなれない。
指揮者というのは、できるだけ表情や身振りで思っていることを伝え、言葉は極力少なくするものだ。
棒で何も表現せず口だけで言うようではレベルが低すぎる。
それに下手な学生オーケストラを相手にしているような喋り方では駄目。
プロのオーケストラは、言わなくても本番までに合うようになることが多い。
そういうことをいちいち指摘するのは時間の無駄だし、オーケストラの雰囲気が悪くなり本番に悪影響が出る。
合っていないなあという顔をしていれば次にやった時には合うものだ。
プロのオーケストラはプライドの高い集団である。
そのプライドを尊重しつつ、言うべきことはいうということが重要だ。
技術的なことは自然に合うことを待つ。
どうしても駄目そうな時にはそこを取り出して練習する。
それよりも、こんな音楽にしたい、こういう構成にしたい、こんなスタイルにしたい、ここはこんな音色でやりたいといったようなことを中心に言うべきである。
さらに、そういったことを言葉ではなく、ほとんどすべて身振り手振りで表現できればすばらしい。

19時22分出発、9.15km。
久しぶりの黒目川コース。
今日はどちらかというと疲労回復ランニング。
最初の4kmがゆっくりペース、後半5kmが1km5分10秒前後の快速ペース。
さすがに毎日坂道ランニングで鍛えただけあって、坂道がやたらと得意になった。
坂道でむしろ自然とペースアップする。
腸腰筋がかなり鍛えられたのが分かる。
足の筋肉が太くしっかりとしている。
これで疲れが取れたらかなり期待できそうだ。

「のだめ」をつい最後まで見てしまった。
まさかここまでクラシック音楽を深く掘り下げているとは思わなかった。
スタイル(様式)というのは、ヨーロッパに生まれ育っていない日本人には難しい。
もちろんヨーロッパ人だってきちんと勉強しなければ滅茶苦茶な演奏になる。
私の場合は、後期ロマン派から現代音楽は自然に演奏して評価された。
問題は古典。
留学してからしばらくそのスタイルを表現するのに苦労した。
何度もアリニョン先生のレッスンで叩き込まれ、ようやく少しずつ理解し、表現することができるようになった。
奏法にしてもスタイルにしても、今の私の基礎はその多くが留学中に得たものだ。
モーツァルトの生きた時代、曲の背景などを理解し表現することに悩んだ「のだめ」が、歴史ある教会でアヴェ・ヴェルム・コルプスを聴くシーンが感動的だ。
その曲の生まれた歴史や背景を、知識として知るだけではなく実際に体験する。
それによって自分の中の音楽が劇的に変わる。
留学の意味はそこにある。

1月4日
実家でのお正月休み最後の日。
明日は東京に移動。

兵士の物語などのさらいすぎで腕がだるい。
走りすぎで足が疲れている。
さらって走って終わったお正月休み。
真面目すぎだ。

先日ベルクの室内協奏曲をコンビニで延々と拡大コピーし、帰ってさらおうとしたらinCできゃー!
ということでしばらく放置して他の曲を練習していたのだが、そろそろ兵士も飽きてきた。
よし、やるか。
でもどうやって?
inCをA管で読む。
つまりへ音記号だ。
ただしベルク、つまり無調音楽なので臨時記号が大変。
そこでまず臨時記号を書き込むことにした。
1時間半かかってようやく終了。
なにしろ186ページもある。
そして練習開始。
ヘ音記号で読みつつ、ト音記号で読んで移調、つまり1音半上げる。
そのうち頭のあちこちでプシュー!と音がしてきた。
頭を酷使しすぎだ。
この努力、報われるのだろうか。

下記は、先日毎年恒例中学吹奏楽部OB会新年会で楽隊用語の話題が出たのですが、それをもう一度MLにも書いてくれというリクエストに答えて中学吹奏楽部OB会メーリングリスト用に書いた文章です。

<楽隊用語解説>
最近はあまり楽隊という言葉は使いません。
昔の人がよく使っていました。
自分のことを自分で低く言うということで、他人に言われると腹が立つというニュアンスだったようです。
楽隊用語も徐々に廃れつつあります。
一方で、とんねるずなどテレビでも使われるようになり、一般の人に分からない言葉だったのに通じるようになり、表で下手なことを言えなくなってしまいました。
基本的には言葉を逆にします。
例:ジャズ→ズージャ
楽隊用語の面白いところは、クラシックとジャズなど多様なジャンルが入り混じっているところです。
数字はドイツ語の音名で読みます。
C=1
D=2
E=3
F=4
G=5
A=6
オク(オクターブの略)=8
ナイン=9(ちょっと苦しい)

C万G千(ツェーマンゲーセン)=1万5千円
飲み会の帰りに、「E千(えーせん)通しでお願いします。」
E千=三千円。

ちょっと難しいのは、
ルーモ=女(女はmoll)
アードゥ=(男はdur)


えーまのるーもしーあといふ
えーま=前
ルーモ=女
しーあ=足
といふ=太い

りーとなのちゃんじーげーはー
りーとな=隣
ちゃんじー=爺さん
げーはー=禿

ずいまちーきょく
ずいま=まずい
ちーきょく=極致
つまり、滅茶苦茶まずいということ。

このように、外であまり通じるとまずいというシチュエーションで使うことが多いです。

他には、
いれとたいし
いれと=トイレ
たいし=したい
つまり、トイレに行きたいという意味。

私が学生時代、外で通じてしまったということで一時期全てぱ行にしようということになり、しばらく流行っていました。


いれとたいし=ぴぺぽぱいぴ
えーまのるーもしーあといふ=ぺーぱのぷーぽぴーぱぽいぷ

「ぴぺぽぱいぴ」などよく使う言葉は通じていました。

16時2分出発、7.67km。
かなり足が疲れてきたので、今日は前田山往復のみ。
今回はずっと気温が低く風がかなり強く寒いお正月だったが、今日はようやく気温が上がり、風も弱く、穏やかに晴れて絶好のランニング日和となった。
景色は全体に霞がかかっていたが、柔らかい夕日、霞でぼやけた稜線、柔らかい曲線の山々、遠くに行くほど薄くなる色合い、これほど人を和ませる景色が他にあるだろうかと思うほどの眺めを味わいながら下山。
この眺めは本当にすばらしい。
毎日カメラを持って登りたいほどだ。

1月3日
昨日の話。
15時3分出発、10.42km。
普段が11kmだから、それとほとんど変わらない距離で高低差280mの坂道トレーニングと1kmダッシュをやっている。
我ながらよくやるなあ。
坂道では最高心拍数160bpm、最後の1kmダッシュでは168bpm。
1kmダッシュ4分3秒!
上り坂と強い向かい風で始まるコースでよくこのタイムが出たものだ。
坂道トレーニングによって自分をかなり追い込めるようになってきた。

毎年恒例親戚の集まりにちょっとだけ顔を出す。
残念ながら中学吹奏楽部OB会と重なっているので早々に失礼する。
お盆の集まりは仕事で参加できないことが多く、1年ぶりに会う人が多い。
従兄弟の子供達十数名はもう誰が誰だか分からん。
1年前は赤ちゃんだったはずがもう大きくなって走り回っている。
かと思うと、別の赤ちゃんがいたりする。
子供達で走り回ってもうわやや(讃岐弁で滅茶苦茶)。
小さい子は可愛い。
思わず写真を撮りたくなる。
小学校高学年ぐらいになると、撮影意欲は急激に減衰する。

1月2日夜は毎年恒例中学吹奏楽部OB会。
今回も十数名が集まった。
内科、外科、耳鼻科、眼科など医者が6割ぐらい。
後はIBMなど会社員、公務員、音楽家。
今回集まった医者だけで総合病院ができてしまうのだから凄い。
先日もピロリ菌のことで相談すると、詳しく教えてくれた。
医者の知り合いがいるととても助かる。
ピロリ菌については医者の間でも意見が分かれているようだ。
「日本人を30歳までに全員ピロリ菌の除菌をすると、胃癌は5分の1になる。」という医者もいれば、そこまでかなあという医者もいる。
私もできれば胃癌リスク軽減のために除菌したいのだが、今の制度ではどこも悪くないと保険が効かない。

ここから今日の話。
15時41分出発、8.47km。
さすがに疲れた。
今日は帰ってきてからの1kmダッシュなし。
足が重い。
しかし前田山にはとりつかれた。
厳しい勾配、それを乗り越えて眺める山頂からの絶景。
降りる途中も素晴らしい眺めが何度も楽しめる。
坂道トレーニングに偏りすぎたが、いよいよ明日で最後だ。

年1月2日
ベルリン・フィルのジルベスターコンサート。
世界中に衛星生中継というのは痺れる。
相当なプレッシャーだろう。
余裕があるのはパユ。
あちこち見ながら演奏している。
弦楽器の弾きっぷりは見ていて楽しいしゾクゾクする。
さすがベルリン・フィルだ。
管楽器も名手が揃っている。
ただ、アンサンブルの精度は日本のオーケストラと比べて特にいいということもない。
以前はもっと固まりのようなアンサンブルだったような気がするが、編集のおかげだったのか。
ボロディンの交響曲第2番はなかなか面白かった。
もっと演奏されていい曲だと思う。

2008年1月1日
皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年はご愛読いただきありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

先日ランナーズに「腕立て伏せは腕を広げ、顎を床につける。」と書いてあったのでやってみたら非常にいい。
胸郭が開いて狭くなることがない。
腕立て伏せにこんな効果があるとは知らなかった。
呼吸が楽だ。
管楽器奏者は習慣にした方がいい。
なお、筋力の弱い人は膝をついてもいい。

15時45分出発、10.45km。
まず実家近くを1.5kmほど走ってウォーミングアップ、それから前田山山頂へ。
そうだ、腕振りを忘れていた!
右の肘を後ろに引けば、骨盤の右側が前に出る。
それによって右足が前に出る。
左も同様。
これがランニングの基本だが、坂道では特に役に立つ。
昨日の登りは、8分22秒と9分04秒。
平均心拍数はそれぞれ140bpm、139bpm。
それに対して今日は、7分22秒、8分40秒。
平均心拍数はそれぞれ150bpm、153bpm。
ウォーミングアップと腕振りにより、スピードアップし、より高い負荷をかけることができた。
実家付近に戻ってから1kmダッシュ4分10秒。
丁度上り坂と強い向かい風で始めなければならずきつかったが、いい負荷をかけることができた。
タイムも悪くない。
平均心拍数164bpm、最高心拍数168bpm。
今日も犬の散歩をする飼い主のマナーの悪さが目に付いた。
まず前田山中腹では、犬3匹を鎖で繋ぎ、1匹を鎖なしで散歩しているおっさん。
その鎖なしの犬が吠えた。
「捕まえておいてもらえますか。」と言うと、
「その犬大丈夫だから。」だって。
どうやったらその犬が大丈夫だと分かるんだ?
だから相手を不安にさせるだけで迷惑行為だと言っているのだ。
挙句に「その犬はうちの犬じゃない。」だって。
どうせ餌をやっているのだろう。
やっていないのなら一緒に散歩するはずがない。
飼い犬じゃないのなら早く保健所に連絡してくれ。
おまけに犬の鎖が長すぎて通れない。
迷惑この上ない。
次は80歳ぐらいの腰の曲がったばあさん。
小さな、誰彼構わず吠え立てる知能の低い犬を連れているのだが、鎖が長すぎて通れない。
「鎖を引いてもらえますか。」と言うと、
「引っ張っとるんやけど。」全然変わらない。
コントロールできないのなら最初から短くしておけばいいのだ。
実家近くの土手でも昨日と同じ大型犬、中型犬、いずれも鎖なし。
この地域では他人の迷惑はどうでもいいことらしい。
万が一自分の犬が誰かを噛んだらどういう事態になるか、そういう予測もできないようだ。