2008年3月分

3月31日
トスカ映画版 BS朝日
Angela Gheorghiu
Roberto Alagna
Ruggero Raimondi
指揮 Antonio Pappano
コベントガーデン王立歌劇場管弦楽団
ゲオルギューとアラーニャは夫婦なんだ。
だからあんなに本気でキスしたりいちゃつくことができるのだ。
見ていてこの野郎と思うほどである。
ハイビジョンで画質も音質もすばらしい。
歌手の質は極めて高い。
脇役にいたるまでうっとりとするほどの声質である。
BS朝日は前後や幕間にコマーシャルを入れればいいのに、第一幕の途中2箇所も入れるとは全く何を考えているのか。
イメージが悪くなるだけだと思うけど。
まさかそんなところに入ると思っていなかったので、そのままブルーレイディスクにムーブしてしまったではないか。
極度に嫉妬深い女性と付き合うとろくなことはない。
「私達もう離れないの。」なって言っていたらもう先は短い。
今までにそれで壊れたカップルをいくつも見てきた。
結局自分自身が不幸になるのに、遺伝的性質で自分でそれを変えることは難しいのだろう。
カヴァラドッシももう少し、証拠を残さないようにしようとか、せめてスカルピアに対して大人しくしていれば命は助かったかも知れないのに、熱情だけで行動してしまう。
スカルピアの邪悪な台詞と教会に響く聖歌が交錯する第一幕のラストは、寒気がするほど感動する。
この曲の作りは見事だ。

18時43分出発、10.97km。
真冬用の手袋をしたがそれでも寒い。
今日は冬だ。
昨日は雨、一昨日は本番で2日間走れなかった。
休養十分で絶好調!といきたいところだが、足の筋肉がしょんぼりしてまるで駄目。
速く走る気になれない。
また右足膝下外側が痛み出した。
ここはなぜ痛んだり痛まなかったりするのか、ずっと考えながら走る。
終盤ようやく分かった。
ゆっくり走る時に痛み、速く走ると痛まなくなる。
つまりゆっくり走る時の右足のフォームが悪いのだ。
つま先から着地してこの痛む部分で着地の衝撃を吸収しているのではないだろうか。
速く走れば右足も踵から着地するようになり、問題はなくなるのだ。

3月30日
リゲティ、結局3月中には仕上がらなかった。
とにかく他の曲は完璧に仕上げよう。
やれる限りのことをやるしかない。

3月29日
高校入学祝のステレオ。
27年経った今生き残っているのはレコードプレーヤー、スピーカーとラックだ。
レコードプレーヤーは重量が何と20kgもある名品だが、現在は半隠居状態。
その重いレコードプレーヤーも原因となってラックのキャスターが壊れてすでに20年。
ラックはずっと後ろに傾いたままの状態である。
新しいラックを買おうとして探したのが10年前。
しかし本格的なラックは重量があり、木造2階部分に構造的にやや不安があるため放置してあった。
しかし最近CDプレーヤーの調子が悪い。
これは傾いていることが原因ではないか?
そろそろ何とかしないとなあと思いつつ時は過ぎ、
「ん?ひょっとしてキャスターを外せばいいんじゃない?」と気がついたのは一昨日。
なぜこんな簡単なことに20年間も気がつかなかったのだろう。
という訳で今日キャスターを外した。
大量のレコードやCD、アンプ、CDプレーヤー、レコードプレーヤーを取り除き、掃除をして、キャスターを外してと大作業である。
ようやく20年ぶりにラックは水平になった。
さて、CDプレーヤーは?
やっぱりエラーになる。
修理しないと駄目かな。
水平になって気分がよくなったからまあいいか。

ロッシーニ作曲 セビリアの理髪師
メトロポリタン歌劇場
全世界に生中継という企画である。
まず序曲。
指揮者が素晴らしい。
ロッシーニを熟知している。
オーケストラが生き生きとしてまるで生き物のようだ。
歌手のレベルが非常に高く、声量も早口言葉もコロラトゥーラーも見事。
中でもバルトロがいい味を出している。
特にあっけにとられた時の表情は制御不能なほど笑えた。
オペラを全く知らない人でも十分に楽しめる。

すみだトリフォニーで広島交響楽団東京公演。
私は今回後半だけなのだが、ソロが多くて意外と疲れる。
終了後、お客さんに「とてもよく響いていました。」と言ってもらえてよかった。

3月28日
ミューザ川崎で明日の広島交響楽団東京公演のリハーサル。
本番は墨田トリフォニー、リハーサルはなぜかミューザ川崎。
首都圏には音響のいいホールがいくらでもある。
ここは初めてだが、なかなかいいホールだ。
ただ、音が上に行く。
1階席でしか聴かなかったが、多分上の方がいい音がするだろう。

私は今回後半のみ。
曲順だというので食事をしに1階に下り、長崎ちゃんぽんでビッグちゃんぽんを注文したら電話が鳴った。
「実は確認したら、シンフォニーは2番目でした。」
仕方がないので急いで食べる。
量が多いし熱くて一度には無理。
舌を火傷してしまったではないか。
長崎のちゃんぽんが懐かしい。
あれぐらいのレベルのちゃんぽんを長崎以外でも食べたいものだ。
このちゃんぽんは塩味が強すぎ、あの何ともまったりとした旨みに欠ける。
塩分が多いために体にいいという感じもしない。

21時22分出発、10.86km。
今日は川崎で21時までリハーサルとのことだったので走れないと思っていたのだが、早く終わったので幸運であった。
昨日好調で飛ばしたこと、坂道10往復、今朝の筋トレなどで足が疲労して速く走る気にならない。
しかしこれはいいことだ。
足の筋肉が太くなっている実感がある。
筋肉を強く太くし、それによって着地の衝撃から関節を守る。
そのために筋トレ、坂道トレーニング、LSDなどは重要だ。
土台がなければ建物は建たない。
前半5分20秒台、後半5分10秒台、ベストは4分49秒。
今日も最後に坂道10往復。

3月27日
<演奏会のご案内>
第11回若葉会コンサート
2008年4月10日(木) 東京芸術劇場小ホール1
開場 18:00 開演 18:30 全自由席 2500円

出演者
AANDZ「東海有美&佐藤全子」(ピアノ連弾)  石井沙耶香(ソプラノ)
海老沢克征(クラリネット)  蒲原尚美(ソプラノ)  久米裕子(ピアノ)  河野理恵(フルート)
木暮有賀(フルート)  高尾哲也(クラリネット)  本田藍(メゾソプラノ)  矢島浩義(バリトン)  米沢牧子(ソプラノ)  渡辺理(テノール)
ピアノ伴奏/越田美和  近藤啓之  佐藤友美  深澤宏枝

曲目
ガーシュイン:キューバ序曲
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」より2重唱”ひどいぞ、長いことこじらせて”
ドリーブ:歌劇「ラクメ」より2重唱”マリカよ、いらっしゃい”
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より4重唱”いつだったか、思い出す”
シューマン:幻想小曲集
ヴェルディ:歌劇「運命の力」より”神よ、平和を与えたまえ”
ショパン:バラード第3番 変イ長調 作品47
フランク:フルート・ソナタ イ長調 第1,4楽章
ヴィドール:組曲
ルヴェル:ファンタジー
ブラームス:5月の夜
プッチーニ:歌劇「トスカ」より”歌に生き、恋に生き”他

チケットをご希望の方はご連絡ください。
若干の割引ができると思います。
また、終了後交流会を予定しておりますので、出席をご希望の方はあらかじめご連絡ください。
よろしくお願いします。

18時13分出発、10.85km。
桜が満開。
夜桜を楽しみながら走る。
久しぶりに絶好調。
4分台が7つ、ベストは4分32秒。
坂道10往復。

3月26日
サトテクノでプレスティージュB♭管とエスクラのRCを選定。
どちらもなかなかいい楽器があった。

昨晩、中学高校時代の友人J君が北京に単身赴任するということで送別会に参加した。
メンバーは全員高松高校の同級生。
東大卒数名を筆頭に皆さん超高学歴、勤め先も電通、伊藤忠、ソニーなど一流企業がずらり。
某有名大学教授もいる。
年収は当然軽く1千万円は超えているだろう。
これだけのメンバーでありながら、最後はみんなで肩を組んで「贈る言葉」で合唱するのだから何とも仲のいいこと。
学生時代に帰ったかのようだ。

やっぱり東京は日本の中心だなと思う。
日本を動かしているのは彼らだ。

香川県の高校なのに、東京にいる卒業生達が毎年7月に集まる。
その数1000人!
品川のホテルで大パーティーを行うのが恒例である。
今年は私の代がその幹事を行うということで、昨年から何度も集まって会議をしている。
何しろ1000人だから、何をやろうとしても大変。
当日受付だけで20名以上必要だ。

噂話
1.中国には杉がないので花粉症はない。
しかし空気が悪いので咳が止まらない。
2.中国ではインターネットの検閲が厳しく、先日チベットで検索したら何も出てこなかったそうな。
3.中国でいかがわしいお店に行くと、パスポートに「恥」というスタンプを押され、入国できなくなるそうな。
4.北京には「クラブ六本木」というお店がある。
5.メールで中国の悪口を書いたら、公安が来て「いけない!いけない!」と言われた人がいるそうな。
6.中国では広い家にメイド付きで、多くの人が帰りたくないと言うそうな。

18時21分出発、10.27km。
桜が一気に咲いた。
木によってはほぼ満開。
昨日の疲れがありペースが遅かったが、後半ややスピードが戻った。
ベストは4分56秒。
坂道5往復。

3月25日
同僚O君絶賛のファゴット。
http://www.doppelrohr.com/
プロが演奏活動で使用できるレベルでありながら、安いモデルは何と32万円!

17時21分出発、9.87km。
日が高い。
まさかこちらで5時半にサングラスが必要だとは思わなかった。
桜が一分咲きから三分咲き。
この黒目川ランニングコースは立派な桜の木がたくさんある。
それを毎日眺めながら走れるのは幸せなことだ。
これ以上どこかに花見に行こうという気には全くならない。
平均ペース5分8秒、ベストは4分50秒。

3月24日
篠山ABCマラソンの結果がようやく郵送されてきた。

ナンバー:4258
参加種目:未登録の部男子
氏名:高尾哲也
記録:3時間29分42秒
ネットタイム:3時間25分57秒
順位 533位(5103人中)

上位約10%!
あらためて嬉しい。

19時15分出発、9.14km。
昨日走らなかったのに、どういうわけか右足膝下前方外側に違和感。
調子がいまひとつ。
低迷期に入ってしまっている。
何とか3月中にここから抜け出したい。
ベストは4分56秒、平均ペース5分16秒。

3月23日
只今新幹線で東京に移動中。

安佐北区民文化センターでマイタウンオーケストラ広響公演。
久しぶりだが以前一度歩いた記憶がある。
昨日地図で道を確認した。
可部駅から20分もあれば着くだろうと思っていたら、何と30分弱もかかってしまった。
背中には楽器2本とパソコンなど、それにスーツケース、雨なので傘を差す。
急いで坂道を登ったら汗だくになった。
本来はどういう経路なのだろう。
可部駅からならタクシー分乗になるはずだが。
行程表が出ていないので分からない。
ホールに着いても控え室が分からない。
多くの楽員は黒服を着て来ているので控え室に行く必要がない。
だからどこに控え室があるのか知らない。
ステージに行くが事務局員が誰も見当たらない。
確か以前は2階にあったと思って重い荷物を持って2階に行ったが、どの部屋も違う。
もう一度下に下りるとステージマネージャーがいて、ようやくどこに楽屋があるか分かった。
ホールではなく別の建物に控え室がある場合は、どこにあるかということを掲示してくれないと路頭に迷う。
無駄に神経と体力を消耗し、演奏に影響が出る。

N700系の11号車に乗っている。
車椅子の人用に入り口が広くなっていたり、多目的室があったりする。
11番Eの席に座っているが、11号車は13列しかなく、ドアの開閉がやや鬱陶しい。
ここは男子小用トイレがないため、トイレで待つ時間が長くなり不便だ。
車椅子の人も使えるトイレに入ると、閉めるボタンが分からない。
しばらくして、ようやくどこにあるか分かった。
普通開閉ボタンはドアの近くにあるのだが、離れたところにあると分かりにくい。
その後ストレッチをしていると女性が困っていたので助けてあげた。
その2分後、今度は男性がやはり分からない。
この開閉ボタンの場所には明らかに問題がある。
ついでに言うと、洗面所が廊下に突き出したような形になっているのも、カーテンが閉まりにくいしかなり不便だ。
曲線を多用し先進的なデザインを狙ったのだろうが、基礎的な使い勝手が悪いのでは困る。
4号車は自由席が混むとデッキに人がいてストレッチできず邪魔である。
中には洗面所を占拠する不届き者もいる。
可能なら、自由席から遠い車両がいい。
11号車もいまいちだったし、12号車10番Eあたりがベストか。
あ、そうか、トイレは11号車と共通だ。
ということは、13,14号車あたりか。
このあたりは団体客が入る可能性があるので、必ずしもいいとは言い切れない。
階段からも遠いし。

3月22日
岡山の桃太郎寿司など、割り箸と爪楊枝を一緒にビニール袋に入れている業者の皆さんへ
通常割り箸は紙の袋に入っています。
この場合は簡単に破れ問題ありません。
しかしビニール袋に入っていてしかも切れ目もないと、破るのに苦労し、割り箸の先端で突き破ろうとします。
この時爪楊枝が指に刺さる恐れがあり非常に危険です。
私は以前これで大きな怪我をしたことがあります。
こういうことを放置するというのは、企業として大きな問題だと思います。
早急に改善してください。
特に桃太郎寿司は質が高く、いつも食べるのを楽しみにしているので、こういう問題が放置されているというのは非常に残念なことです。
考えられる対策
1.紙袋に入れる。
桃太郎寿司の場合、プラスチック容器の上に紙の包装があるので、湿気を含むことが問題なのならプラスチック容器の上にセロテープで張れば紙でも問題ないと思われます。
2.爪楊枝を入れない、もしくは別にする。
3.ビニール袋に簡単に開けられるように切れ目を入れる。
4.注意書きはもっと大きく、全面に複数書いてください。
英語での注意がないということにも問題があります。
外国人は日本人よりもさらに慣れていないために、怪我をする危険は高いと思います。

南区民文化センターでマイタウンオーケストラ広響公演。
昨年の青島さん以来チケットがよく売れていて、今日も盛況。
家族連れのお客さんが皆さん楽しんでいる様子が伝わってきて、演奏していて充実感がある。
終了後サインコーナー。
子供達が長蛇の列を作るので、書き終えるのに30分ぐらいかかる。
これだけ並んでもらえるというのはうれしいことだ。

21時35分出発、8.08km。
きょうもゆっくり走る。
後半加速欲求が出てきたので、それに従って加速。
何キロかゆっくり走ると、力の抜けた自然な走りになっているので、そこで加速しても体への負荷が少なく怪我をしにくい。
ベストは4分33秒と悪くない。

3月21日
広島に移動。
東京は冬、広島は春。
暑いくらいだ。

安佐南区民文化センターでマイタウンオーケストラ広響公演。
ほぼ満員の盛況。
今年のテーマは動物。
私は1,2月のこのシリーズは降りていたので、今日が初体験。
最後の「フランダースの犬〜名作劇場メドレー」は、子供向けというよりは、丁度私ぐらいの年代のご父兄向けである。
演奏していても、「パトラッシュと歩いた〜♪」などメロディが頭に浮かんでくる。
しかしフランダースの犬なんて、よくこんな悲惨な話を子供向けアニメにしたものだ。
才能はあるのに、お金がないから最後は死ぬなんて、夢も希望もない。
今だったらやるだろうか?
余談だが、最近の子供は、学校などで教えないため童謡を知らない。
童謡には、意味不明だったり、過去のおぞましい事実が込められたりしていて、実はあまり子供向けとは言えないから教えなくなったのも無理はない。

21時21分出発、8.11km。
早起きして移動、ゲネプロ本番でさすがに疲れた。
最近やたらと腹が減る。
いくらご飯を大盛りにしても、食べた直後に空腹感がある。
走っていて、疲れて調子が悪いのか、それとも空腹で血糖値が低いのか分からない。
残念ながら基礎が失われてしまった。
もう一度基礎からやり直しだ。
つまりゆっくりと走る。
基礎がないまま速く走れば足を痛める。
平均ペース1km5分16秒、ベストは4分57秒。
ゆっくり走れば、途中で速くなっても足の運びが自然で、着地がソフトだ。
これなら故障しにくい。

3月20日
今日も雨。

B♭管のCis、A管のDisとCisから水が出た。
昨日と同様かなり気を使っているのにである。
防水も1日しか持たなかった。
特にB♭管のCisはひどく、5分に一度水がでる。
一度出ると道ができて、その後は止め処ない。

カルムスというのはあまり質の高くない楽譜である。
プッチーニのマダム・バタフライをこれまでいろんなところで何度も演奏したが、楽譜は全て同じカルムスであった。
これがとんでもない楽譜で、どうやら他の楽譜をコピーして製本しているようなのだが、何と1ページずれているため楽譜がめくれないのだ。
そのため演奏できるように手書きの書き込みが多数あるのだが、そもそも楽譜を元のようにすれば済む話なのである。
この事実に何人の人が気がついただろう。
これ以上ひどい楽譜はないと思っていたら、今日出会ってしまった。
同じカルムスのトスカなのだが、10ページが40ページぐらいのところにあり、それ以降11ページが右、12ページが左といった具合に左右が逆になっている。
つまり、9ページを演奏した後、30ページほど先までめくって10ページを出し、再び30ページほど戻って右側にある11ページを演奏した後左側の12ページを演奏し、右側の11ページをめくって…という具合だ。
この会社は一体どうなっているのだ?

21時24分出発、7.51km。
午後9時過ぎにようやく雨が上がる。
気温が低く、風が強い。
春分の日というのに冬に逆戻りだ。
何だかんだと過しているうちに実力がすっかりと落ちてしまった。
筋肉に基礎的な力がない。
だから速く走るとダメージが大きい。
ゆっくり長く走るか、坂道トレーニングを積むかして足の筋肉を太く強くしなければならない。
今日は胃の調子がいまひとつ。
寒さも感じるのでひょっとすると風邪のウイルスが入っているのかも知れない。
体調に合わせて全体にゆっくりと走る。
ベストは4分55秒。

購入者の声
<M30トラディショナルとB♭クラリネット用金メッキをご購入の方より>
既に高尾先生選定品のマウスピースとゴールドのリガチャーを使っていますので最初購入したときのような「劇的な変化」はありませんでした。
それでも、やはり新品に換えると音の鳴りが違います。
今スランプ気味なので、マウスピースとリガチャーを一気に新しくするのはちょっと冒険でしたが、特にリガチャーはもっと早く交換すればよかったと思いました。
息がスムーズに入り、思うようにコントロールできる感覚を久々に思い出しました。
これならいい演奏ができそうです。ありがとうございました。

3月19日
クランポンで修理。
Tさんにいろいろと話を伺う。
水が出るということについて、木とグリーンラインで相談件数は同じぐらいだそうだ。
水の通り道ができてしまっているところを磨いて道を消し、穴の周辺を防水する。
その時、防水の範囲が広いと逆に水がたくさん出てしまうことがある。
演奏する際、楽器は手前以外には決して傾けないこと。
一度通り道が出来てしまうと、次々とそこから水が出てくる。

帰宅後3時間練習。
エアコンの設定温度は20度。
最初の1時間はA管とB♭管を交互に使う。
それ以降の2時間はB♭管のみ。
スワブを通す間隔は5分から10分に1度。
A管は時間が短かったこともあり、全く大丈夫だった。
B管はさすがにA、Fis、Cisあたりに水が見えたが、一度もプルプルしなかった。
防水の効果は確かにある。
普段から気をつけているが、楽器を手前以外の方向にちょっとでも傾けないようにかなり気を使った。

クラリネットQ&A
<質問>
1.喉音がひっくり返る(他の音と同じように豊かな音を出したい)。
2.息の柱,息の角度,息の集中。
3.喉音からクラリオン領域に音がまたがるとき,管の長さが長くなる関係上,息が詰まったような感じになり音が出ないことがある。
マウスピースはヴァンドレンのB40ライヤーを使用。
<答え>
質問の件ですが、一つの答えになると思います。
問題は恐らく口の中の広さだと思われます。
口の中の広さは、
1.音域
2.音量
3.音色
この3つの要因で変化します。
低音域ではO、中音域ではU、高音域ではI(これはイメージで、実際には違う形ですが)という風に、音域が高くなれば口の中は狭くなります。
弱い音では口の中は広く、強い音では狭くしないと、音色や音程が保てません。
エスプレッシーヴォの時は口の中をやや狭くし、音に芯を作ります。
逆に広々とした表現をしたい場合は口の中をやや広くします。
リードミスの原因は、その音に対して口の中が狭いことです。
口の中が狭いため上の倍音が出る、それがリードミスです。
質問の文章を読む限りでは、恐らく口の中が狭いことが多いと思われます。
上手く行かない時は口の中を広くしてみてください。
噛みすぎということも考えられます。
上の歯と下の歯の間隔を広げてみてください。
具体的には下の顎を下に下げます。
音色や音程が完全に壊れてしまうところまで下ろし、そこから徐々に戻してみてください。
これまでのアンブシュアとの間に丁度いいポイントがあると思います。
開きの極端に大きいマウスピースに薄いリードをつけると、リードに腰がないために噛むアンブシュアになりやすいですので、どうしても上手く行かない場合はマウスピースの開きをやや狭くし、その分リードを厚くするといいかも知れません。
M30トラディショナルなどは、そう遜色ない音の太さがありながら楽に演奏できるためお勧めです。

購入者の声
<アルトサックスメイヤー用ピンクゴールドをご購入の方より>
感想としまして、はっきり言ってビックリしました。
今まで色々試しましたがここまで素直に反応が良くなったのは初めてです。
本当に有難う御座いました。

3月18日
マウスピース値上がり!
昨日はカードで支払って、明細をよく見ていなかった。
今日明細をみてびっくり!
少し前まで7644円だったのが、昨日は8400円!
ドル安もいいけど、ユーロが安くなってくれないかなあ。

「動物は過労死しない。
動物は疲れたら休む。
人間は前頭葉が発達しているために、達成感が疲労感を消してしまうことがある。」
マラソンなんてほとんど前頭葉で走っているようなものだ。
動物はマラソンを走らない。
生存に必要ないから。

この症状は何?
寒さを感じる。
これは実際に寒いのか、それとも寒気なのか。
寒さを感じると、くしゃみ、鼻水が出る。
熱はない。
先ほど宅急便が来た後くしゃみがでた。
鼻がむずがゆい。
これは花粉症?それとも風邪?はっきりして!

19時38分出発、7.52km。
大分調子がよくなってきたが、まだ好調とは言えない。
ベストは1km4分38秒が2つ。
平均ペース4分58秒。

3月17日
アクタスでマウスピース選定。

街や電車内にマスクをしている人が非常に多い。
実感としては広島の4〜5倍ぐらい。
空気が埃っぽい。
広島では、特に自宅付近は爽やかに呼吸できるが、こちらではどこに行ってもいい空気という感じがしない。
空の色も違う。
広島では青空は青空だが、こちらではきれいな青空になることが少ない。
夜になっても薄ぼんやりとして暗くならない。
これは大気が汚れていて、その汚れに地上の光が反射するためだ。
花粉症は花粉だけで発症するものではなく、大気汚染が原因の一つである。
そうでなければ、花粉の量が多い田舎で都会よりも花粉症になる人の割合が少ないことの説明ができない。
一晩寝てやや回復したが、まだ体調がよくない。
これはひょっとして、こちらの空気の悪さに体が慣れていないためではないだろうか。

池袋ヤマダ電機近くの若貴という回転寿司屋で昼食。
回転寿司というのは、魅力的な寿司がたくさん流れていて、どれにしよう、全部食べたいけどそんなに入らないし、と悩みながら食べるのが楽しいのだ。
そういう意味で今日はよくなかった。
あまりいい寿司が流れていなかったのだ。
注文すれば、相変わらずネタもシャリも量が多く、質も高く、130円均一というとてもお得なお店である。
太った男性が16枚。
食べ過ぎだって。
私は毎日10km以上走るが、それでも8枚で体重が増えてしまう。
それだけ食べれば当然それぐらいの体型になるだろう。
隣のお婆さんが10枚。
すごいな。
みんな食べすぎだ。

20時10分出発、6.8km。
昨日昼食を取った時おかしいと思ったのだ。
全然美味しいと思えない。
昨日はお腹を壊していた。
きっとウィルスが体に入っていたのだろう。
そのために栄養を体内に取り込むことができず、体重と筋肉量が減少した。
今日は大分まし。
空腹感があるし元気だ。
しかし走り始めると調子が悪い。
たった7km弱が遠く思える。
消化吸収する力というのはとても大切だということを実感した。
昨日消化吸収がきちんとできなかったことが今日の不調の原因だ。
それでも後半は、前の自転車を追いかけようという元気が出てきた。
ベストは4分36秒。
明日は最初から気分よく走れるといいのだが。

3月16日
先日の篠山ABCマラソンの写真が届いた。
今回はたくさん写っていたが、「まどろみ走法」のためどれも脱力しすぎ。
終盤にエネルギーを温存する方法としては優れているのでまあいいか。
あまり速く走っているように見えないかもしれないが、平均ペースは1km4分51秒である。



リゲティに希望の光。
第4楽章冒頭はクラリネット2本。
ここだけはどうしても完成させないとまずい。
高速で無秩序な音の羅列。
時間をかけ、これが何とか頭と体に入ってきた。
練習するということは覚えるということだ。

19時17分出発、6.77km。
体調がかなり悪い。
ちょっとした体調不良なら走れば治るのだが、今日は駄目。
ペースが上がらないし、遅い割にきつい。
蓄積疲労が出てきたのか。
坂道トレーニングはお休み。

<3月9日の福山定期演奏会にお越し頂いた方より>
リーデンローズのブラームスとメンデルスゾーン、聞かせていただきました。
素晴らしい演奏でした。
世界的に有名といわれるオケのCDを聞いて、あれがいい、これがいいと言っている素人の浅はかさを思い知らされました。
ありがとうございました。

購入者の声
<アルトサックス用ピンクゴールドをご購入の方より>
期待通りの良いリガチャーでした。
一般的に良いと言われているバンドレンのオプティマムをずっと使用しておりますが、それよりも吹きやすく感じました。
響きも良くなったように思います。

3月15日
埼玉の自宅に移動。

20時18分出発、8.82km。
ベストは4分46秒。
今日は終盤、坂道トレーニングを取り入れてみた。
自宅近くの急坂を20往復。
やはり坂道トレーニングはかなり効く。
足の筋肉が太くなったような感覚がある。
残念ながら広島で山頂を目指す道と比べると単調さは否めないが、上りが連続しないため、ある程度のスピードを維持することができる。
20往復したのにガーミンの高度は7往復ぐらいしか記録してくれていない。
細かすぎて対応できなかったようだ。

映画UDONを見た。
先日小豆島に渡る船でフラガールを見たが、なかなかよくできていた。
邦画も頑張っている。
この映画も思ったよりもよくできていた。
瀬戸大橋ができるまであった連絡船で食べたうどん。
その話ばかりして嫌がられる編集長がいたが、確かに彼の言うとおり。
あのうどんはまずかった。
しかしうまかった。
甲板で潮風に吹かれながら食べたあの味は忘れられない。
旅立つ時は、「しばらくこの味ともお別れだ。」
帰ってきた時は、「久しぶりだなあ、この味。」
美しい瀬戸内の景色が夕日で赤く染まっていたりして、それはもう最高のロケーション。
ついつい感傷的になったものだ。

購入者の声
<B♭クラリネット用とエスクラ用、それぞれ金メッキ、ピンクゴールド、ロジウムをご購入の方より>
いずれも息が格段に入りやすいというのが第一印象です。
もう歳なので、息が楽に入るということだけで感激してしまいました。
今後とも宜しくお願いいたします。

3月14日
定期演奏会本番。
1曲目はグリーグの抒情組曲。
その名のとおり叙情的な、なかなかの名曲である。
弦楽器が上手くなった。
この厚生年金会館でこれだけ響かせるとは大したものだ。
管楽器では、フルートの中村さんの音がすばらしい。
2曲目はシンディングのヴァイオリン協奏曲第1番。
ソリストはヘンニング・クラッゲルード。
楽屋から漏れてくる音も尋常ではない。
猛烈な鳴りとテクニック。
オーケストラ伴奏のアンコール1曲を演奏した後、さらに無伴奏のアンコールを2曲というサービスぶり。
どれも見事な演奏であった。
このような演奏を聴くと、才能というものは確かにあると思える。
努力だけではどうにもならない。
遺伝的な特質が、このような演奏を生むのだ。
後半はスヴェンセンの交響曲第2番。
夏のよそ風のような爽やかな曲である。

今日のプログラム、知らない人が多いと思いますが、かなり楽しめます。
ソリストのクラッゲルードは一聴の価値があります。
3月29日午後7時よりすみだトリフォニーホールで、同じプログラムによる広島交響楽団東京公演が行われます。
皆さん、ぜひお越しください。
http://www.triphony.com/concert/list.php?sch_date=200803#p29
もしご希望の方いらしたら本番後交流会を行いましょう。
ご希望の方はメールで事前にご連絡ください。
よろしくお願いします。

22時12分出発、5.24km。
本番後交流会もあり、帰宅がやや遅くなってしまった。
時間がないので5km。
速く走ろうと思ったのだが、足が張っていて重い。
これは長距離用の足だ。
もっと長い距離を走ればその特性が生きるだろう。
それと、私は回転寿司の大ファンだが、回転寿司屋で食べた日は体重が重い。
つい多く食べてしまうのと、思っているよりもご飯の量が多いせいだろう。
ちなみに私はいつも8皿食べる。
晴れていて、時間が遅いこともあり結構寒い。
手袋をすべきだった。
手が赤くなってしまった。
ベストは4分35秒、平均ペース4分50秒。

3月13日
リハーサル3日目、明日本番。

どれぐらい意識し、どれぐらい練習するのがベストか。
あまりにもあっけらかんと忘れてしまうのもどうかと思う。
しかしやりすぎて疲労が残れば明日の演奏に悪影響が出る。
ヴァイオリンやフルートならもう少し練習してもいいはずなのだが、クラリネットはそれらの楽器よりもキーが重いためにある程度以上の力で押さなければならず、そのため疲労しやすい。
さらに、疲労した場合悪影響がもろに出る。
今回は半分しかないのに結構疲労感があり、帰宅後の練習を見合わせた。
午後6時ごろには回復したため、ランニング後ほんの15分ほど練習した。
きっとこれぐらいがベストで、これ以上やれば結果が悪くなると思う。
後は集中してゆっくりと演奏するのみ。

マーラー 交響曲第9番
アバド指揮 グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
ヨーロッパ各地のオーディションで選ばれた、将来のヨーロッパのオーケストラを担うエリート達。
26歳以下という非常に若い年齢でこの曲が一体どうなるのか興味があったが、彼らの若さが曲の内容と強烈なコントラストを成し、ぞくっと寒気がした。
演奏のレベルは非常に高い。
すがすがしい春のそよ風のような演奏。
死の苦しみ、絶望、絶叫、黄泉の国。
これらが爽やかに表現されるのは本来あまりよろしくないはずなのだが、なぜか聴き入ってしまう。
26歳以下といえば、特に女性は人生で最も美しく華やいだ時期だ。
むせるような若さの充満したオーケストラだが、その若さも長くは続かない。
せいぜい10年、努力して20年。
何と人間の、そして若さの儚いことか。
若い時には若さにはあまり価値を感じない。
価値を感じるのはそれを失った時だ。

18時5分出発、8.04km。
平均ペース4分49秒!
ベストは4分38秒。
若干足全体に疲労感はあるが、ほぼ回復した。
今日は曇り空だったが、気温が高く靄がかかっていたのは昨日と同じ。

「本当は怖い家庭の医学」
<5分以上熱い風呂に入るのは体を疲労させるだけ。>
やっぱり私の感覚は正しかったのだ。
私は昔から風呂が苦手で、5分以上浸かることができない。
無理に浸かるとかなり疲労する。
<足を暖めると副交感神経優位となり眠りやすい。手を温めると交感神経優位となり逆効果。>
ちなみに、マラソンを走った後は筋肉が炎症を起こして熱を持っている状態のため、風呂に入ってはいけない。

3月12日
以前MさんがトスカGLは水が出やすいと言っていたこと、私自身水がやたらとよく出るということ、最近同僚H氏がトスカGLのB♭管を購入したのだが、やはり水がよく出て困ると言っていること、昨日教えに行った吹奏楽団で一人R13のグリーンラインを吹いている人がいたのだが、他の人よりもかなり水が出ると言っていたことなどを総合すると、グリーンラインは水が出やすいという結論に達する。
木には小さな穴や筋が無数にある。
グリーンラインにはない。
この違いが原因ではないだろうか。
つまりグリーンラインは水がつるりと滑って穴に入りやすいのではないか。
先ほどクランポンに電話し、いいアイデアがないかいろいろと話をした。
今度行った時には何かいい方法を考えてくれているかも知れない。
木のような細かい筋や穴をつけるというのは現実的ではないだろうが、穴の周りを防水するのと同時に、それ以外のところを水が流れやすくなるような物質を塗ってはどうかと提案してみた。
もちろんこれは一つのアイデアに過ぎない。
とにかく水がなるべく出ないようにしたい。

リハーサル2日目。

上手くいかない時には実は速くなっている。
メトロノームで確認すれば分かる。
いつものようにゆっくりと演奏すべし。
それと、さらいすぎると指が疲れて吹けなくなる。
さらいすぎないようにコントロールすることが重要だ。

18時9分出発、7.1km。
やたらと暖かい。
手袋すら必要ない。
気温が上昇したことの影響か、霞がかかっていて普段はっきりと見える山々が淡くぼやけて見える。
ようやく距離を伸ばすことができた。
一昨日は膝下前方外側が痛んだが、今日は足全体に疲労感があったものの膝下に痛みはなかった。
思ったよりも時間がかかったが、順調に回復している。
ベストは4分45秒、4分50秒前後のタイムが4つ。

ナイキのエアマックス360Vで少し走ってみたら、高速でもフワフワしない!
初代はクッションが柔らかすぎて、ゆっくり走るのにはいいのだが高速だとポヨンポヨンと跳ねすぎた。
それが改善されている。
普段履くシューズとしか思っていなかったが、これだけきちんと走れるのならランニング用として使える。
恐らく今あるランニングシューズの中で最もクッション性が高く足に優しいシューズだろう。

3月11日
今呉のファミリーレストランでこれを書いている。
これからクリニックの仕事。

市役所前からバスで呉まで移動。
このバスには初めて乗ったが、高速道路ということもありなかなか快適だ。
夕日に色づく瀬戸内海や島々が美しい。

定期演奏会リハーサル初日。
スヴェンセンの交響曲第2番。
CDで聴くと悪くないというぐらいの印象だが、実際に演奏してみるとなかなかいい曲ではないか。
CDというのはやはり参考資料に過ぎない。
生演奏は全くの別物だ。
秋山さん、この曲得意なんだ。
アイデアが沢山出て、テンポも自由自在である。

グリーンラインは水がよく出る。
それが今日はっきりした。
木の方が出にくいのは筋があるせいか。
意図的に内側をざらざらにする、水の通り道を作るなどすれば改善されると思うのだが。

3月10日
うううう疲れた。
疲労で免疫力が落ちているのが分かる。
演奏旅行から休みなくあのプログラムはきつい。
今日1日で疲れが取れるかどうか。
朝から溜まっていた掃除、洗濯をしてようやく気分がすっきりした。

昨日は調子がよかった。
これぐらいの状態が常に続かなければならない。
いくら調子がよくても、それを発揮するところがなければ伝わらない。
昨日はおいしいソロが盛りだくさんで、存分にアピールすることができた。
いいリードが丁度いちばんいい時期だったということが大きい。
もちろんこれは狙ってやっている。
何日前に吹き始め、どうやって育てるか。
大事な演奏会の前には常にそうやっているのだが、その時のリードの質に左右され、常に成功するとは限らない。
そういう時のために冷凍リードがあるのだが、丁度育ったリードほど自然で豊かな響きにはならない。
リードというのは自然に育った植物であり工業製品ではないため、こういった難しさがある。
経験も大きい。
同じ曲を何度もやっていると、だんだんと分かってくることがある。
体力さえ落ちなければ、これからもどんどん上手くなれる。
数年後に体力が落ち始めるという感じは全くない。
少なくとも70歳までは上達できる。
宣言すると、体がそれを実現するように準備するということがある。
イチローの、「センター返しならいつでもできる。」というのは、そういう効果を狙ってあえて言っているのだ。
私は100歳でフルマラソンを完走します。

名古屋国際女子マラソン、終盤の競い合いにゾクゾクした。
優勝した中村選手は見事だったし感動的だったが、どうもあまりフォームが好きではない。
やや腰が引けたように見えるのと、ピッチ走法でもなく、効率的な感じもせず、かといってストライド走法でもなく、躍動感もない。
ちょっと言いすぎた。
つまり練習で培った粘りの成果だろうし、すばらしい走りだった。
私にとって理想の走りは高橋尚子選手の効率的なピッチ走法だ。
フォームとしては2位の尾崎選手の方が好みである。

18時36分出発、5.03km。
これまでフルマラソン後の足へのダメージというと大体ハムストリングスが多かった。
ところが今回は膝下前方外側だ。
これは初体験。
そのダメージが思ったよりも残っている。
触ってみると、あまり筋肉がないところだと思ってたのだがかなりの筋肉がついている。
どうやらここに着地のダメージが残っているようだ。
だから速く走ると痛くなる。
回復にはしばらく時間がかかりそうだ。
ゆっくり走ればいいのだが、ゆっくり走るのは性に合わない。
好きに走りたい。
この時期坂道トレーニングは負荷が高すぎると思っていたが、逆にゆっくりと走れるためいいかも知れない。
それと自転車を取り入れるものいいかも。
ベストは4分32秒。
呼吸も心臓も楽だし、上記以外のところは快調である。

NHKスペシャル ミラクルボディ
世界最速の男パウエルを様々な角度から分析する。
驚いたのは大腰筋の太さ。
内臓がないぞー!
失礼。
本来内臓があるべきスペースがほとんど大腰筋で埋め尽くされている。
こんなに内臓のスペースを圧迫して大丈夫か?と心配したくなるほど、見たこともない筋肉だ。
これによって太腿を素早く前に出すことができ、それが驚異的なスピードを生む。
対照的なのが精神的な弱さ。
世界記録を持ちながら主要な大会で勝てず、無冠の最速ランナーと呼ばれる。
イチローのような悟りの境地に達すれば全ての大会で優勝できるだろうに。
つまり相手は気にせず、自分の力を出し切ればいいのだ。
ジャマイカという小さな貧しい国で生まれたハンディか。
アメリカに生まれたなら、きっとスポーツ心理学を学ぶことによって精神的な弱さを若い頃に克服することができただろう。
悟りの境地はそういう資質のある人のみにもたらされるものではない。
真剣に学べば身につけることができるものだ。

R.シュトラウス 最後の4つの歌
ルネ・フレミング アバド指揮 ルツェルン音楽祭管弦楽団
この演奏会では、聴衆は全員正装しなければならないらしい。
なかなか新しくて立派なホールだ。
クラリネットの1番はザビーネ・マイヤー、オーボエはマイヤー。
2番フルート、2番クラリネットなど2番奏者が元気だ。
赤ら顔の男性奏者が多い。
酒の飲みすぎだろう。
フレミングはいつものようにすばらしい。
オーケストラも、ドイツのトップクラスの奏者を集めているのだろう、大編成で重厚な音にも関わらず、きちんと歌とのバランスを取っているあたりはさすがである。

3月9日
さすがに疲れた。
ソロが多すぎる。
しかし素晴らしいホールだ。
反射音が何とも心地よい。

ブラームスは以前よりも大分効率的に演奏できるようになった。
以前と同じぐらいの音量を、ずっと少ないエネルギーで出すことができる。
それと、自分が出すべきところ、周りに任せるところの区別ができるようになった。
おかげで疲労度が以前よりもかなり少ない。
最初にブラームスの交響曲第1番を演奏した時は、曲が求めるのに従って吹いたら死にそうになった。

本番中これまでにない体験をした。
確かに飯森さんが指揮をしているし、それを視野に入れて演奏しているのに、指揮者に対する意識が全くない。
第3楽章冒頭で最初に意識して、次に指揮者に気がついたのは終楽章。
確かに楽譜を読んで演奏しているのだが、楽譜を読んでいるという意識もない。
雑念も全くない。
自分の中に音楽しかない。
これが集中できているということか、それとも単に疲れていただけか。

共演して記憶に残るピアニストは実は少ない。
園田高弘さんぐらいか。
小菅優さんは確かに記憶に残るピアニストだ。
美しい弱音、滑らかな音色、自由自在のフレーズ。
若手ピアニストというとまずテクニックというのが普通だが、そういう流れとは全く別の世界の住人である。

3月8日
リハーサル2日目、明日本番。
午後小菅優さんを迎えてシューマンのピアノ協奏曲を合わせる。
ツィメルマンが完璧さを優先するのとは対照的に、アルゲリッチのように感情表現を優先した演奏。
ただし、アルゲリッチのような激しさではなく、日本人女性特有の柔らかさ、竹のようなしなやかさ、ダイナミックレンジの広さ、揺れ動くテンポが特徴的だ。
クラリネットソロの時に完全にこちらを見て演奏するので、どきっとした。
せっかく見てくれているのだからちゃんと合わせなければならないのだが、響きすぎる練習場でピアノの蓋は向こう側に向いていて、ピアノの細かい音は全て聴き取れないのが現状。
明日はきっともう少し聴き取れるだろう。

18時27分出発、5.25km。
まだ明るい。
日がかなり長くなった。
気温も高く、もう春だ。
コウモリが何匹か飛んでいた。
ということは虫がいるのだろう。
平均ペース4分58秒!
ベストは4分55秒が3つ。
速く走るつもりはないのだが、姿勢をよくしてなどと思っていると自然と速くなる。
昨日よりは大分回復してきた。
やはり走らないよりも走った方が回復する。
明日は雨かも知れないが、走れるとすれば8kmに距離を伸ばすことも可能だろう。

3月7日
げ!
これが今月の請求額?
メッキ代の値上がりがひどい。
世界的な貴金属の値上がりで仕方がないのだけど、これじゃ利益が吹き飛んでしまう。
値上げはあんまりしたくないのだけど。
もう少し踏ん張ってみよう。

福山定期リハーサル初日、あさって本番。
指揮は飯森範親さん。
ランニング仲間である。
以前アミノバイタルプロがいいという話をしたら、それ以来飲んでいるとのこと。
翌日筋肉の疲労が少ないそうだ。
さすがに文化庁公演であちこちしてすぐで体に疲労感がある。
1日休みがあればいいのだが。
今回の福山定期演奏会はあさって3月9日午後3時開演。
曲は、メンデルスゾーンの序曲フィンガルの洞窟、シューマンのピアノ協奏曲、ブラームスの交響曲第1番。
珠玉の名曲ばかり。
特にブラームスの交響曲第1番は私にとって思い入れの深い曲で、この曲が演奏できるというのはこの上ない喜びである。
フィンガルの洞窟のクラリネットソロは吹いていて夢心地になるほどのすばらしいメロディ。
メンデルスゾーンに感謝したい。

19時41分出発、5.25km。
フルマラソン後4日休んだ。
今回のマラソンは最後までほぼイーブンペースで走ることができ、終わってからクールダウンで少し走ろうかと思ったほど調子がよかった。
しかし今日走ってみると足にかなりダメージが残っている。
調子がいいということは速く走るという事であり、速く走ればそれだけ足が地面から受ける衝撃は大きくなる。
ペースは5分20秒前後。
しばらくは5kmで様子を見よう。
思ったよりも回復に時間がかかりそうだ。

3月6日
「旅行記・写真館」に小豆島のページを新設しました。
よろしければご覧になってください。

小豆島の小学校で本番前、花のワルツのソロを練習していたら、突然普段何でもないところが吹けなくなった。
左手の中指あたりがおかしい。
これはリゲティのせいだ。
宮崎国際音楽祭の楽譜が届いた。
inC読みはしなくてよくなったが、結局リゲティは悲しくなるほど難しい。
実家で2泊したので、午前中練習、午後本番、帰宅後また練習ということを繰り返していたら指がおかしくなった。
この曲は本当にやっかいだ。
やりすぎると他の曲まで吹けなくなる。
幸い本番は大丈夫だったが、久しぶりに緊張してしまったではないか。

只今小豆島の土庄港からフェリーで岡山に移動中。
時間はかかるが、揺れが少なく、こうやってパソコンをやろうという気になる。
高速艇よりもいいかも知れない。

今日の小学校は、さすが全校生徒の3分の1がオーケストラ部に所属しているだけあって最後の合唱がすばらしかった。
人数が少ないのにものすごい声量。
左右に大きく揺れて元気一杯であった。
おもちゃのシンフォニーでは、弦楽器をやっている子供達がオーケストラに入って一緒に演奏した。

3月5日

実家の梅の花を見たのはいつだったか。
ひょっとすると25年ぶりかも知れない。
梅の花の咲く時期実家にいた記憶は、高校時代以来ない。

「新谷弘実著 病気にならない生き方3」から気になる項目をチェック。

「コーヒーのカフェインが老化を促進させる。
コーヒーには強い利尿作用があるので、飲むと脱水症状になる。
カフェインは必要以上の刺激を与えるため、心臓の筋肉などに負荷がかかり、不整脈の原因になる。
エネルギーを過剰に生産するため、興奮が冷めると強い疲労感に襲われる。」

「スポーツドリンクには大量の糖分が含まれており、軽い運動程度で飲むにはリスクが大きい。
スポーツドリンクは体液に近い浸透圧になっているため、糖分もいち早く吸収され、血糖値を急激に上昇させ、糖尿病になるリスクを高める。」

「最近の実験で、カフェインの摂取が生体の視覚と記憶分子にダメージを与えることが分かっている。」

「工場で作られるジュース類は、熱処理によってエンザイムが破壊され、ビタミン等も大部分が壊されているので、健康にはほとんど役に立たない。また、砂糖や甘味料等の添加物がたくさん入っているものもあり、頻繁に摂ると高血糖、低血糖が起こり、糖尿病や低血糖症を発症する危険がある。」

「お酒を飲んだ翌朝の脳は驚くほど萎縮している。」

古高松小学校で文化庁公演。
元気のいい子供達で、特に最後の校歌は体育館が振動するほど一人一人が懸命に歌い、感動した。

控え室に置いてくださっていた讃岐ルーヴの和三盆巻がすばらしかった。
上品で淡く、ふわふわとした何とも心地よい食感。
これほど高級感のあるロールケーキは初めて食べた。
今調べてみたのだが、ルーヴのホームページにはこの和三盆巻が載っていない。
残念だ。
http://www.e-lowe.com/
ちなみに和三盆巻には讃岐ルーヴと書いてあるが、正式名称は菓子工房ルーヴのようだ。

演奏後、古高松小学校の吹奏楽部を指導。
小学生が管楽器を演奏するのには体格的に無理があるはずなのに、レベルの高い演奏に驚いた。
クラリネットの3年生の男子はくりくりとした目でいかにも利発そう。
私の喋ったことをメモしていた。
この子はきっと大物になる。

小学生で管楽器を吹いている皆さんにどうしても伝えておきたいことがあります。
小学校から楽器を吹いている子が中学生になって、どうしても癖が取れず苦労しているのをこれまで何度も見てきました。
せっかく生涯楽しめる趣味を持ったのに、その癖が原因で上達できず途中でやめてしまうというのはとても残念なことです。
小学生が管楽器を演奏するのには体格的に無理があるため、正しい奏法ではない奏法が身についてしまうことがあります。
また、専門家の指導がないと悪い癖が体に染み付き、後で修正が効かなくなります。
ぜひ定期的に専門家の指導を受けてください。
皆さんが将来残念な思いをするのは見たくありません。

3月4日
試してみると、なるほど、確かに感情を抑えると確実性が増す。
しかしそれじゃ演奏が面白くないんだよなあ。
ある程度確実性よりも表現を優先できる今の環境は音楽家として理想的ではある。
どうしても確実性を優先せざるを得ない環境に入れば精神的に辛さは増すだろう。

高知駅から徒歩3分ほどの「タウン駅前」というホテルがなかなかよかった。
裏通りでやや古い建物だが、中はきれいに改装してある。
インターネット接続無料、液晶テレビ(残念なのは高知のチャンネル数が少ないことと、液晶なのにアナログであること。)、ウォシュレット、これで料金は4000円。
楽天なので悪口を書かれては大変とフロントの対応は丁寧で親切だ。
特に驚いたのが朝食。
何と100円でトースト、サラダ、フルーツ、ドリンク。
私は500円のサンドイッチにしたが、ボリュームたっぷりで大満足であった。

後免まではJR、そこからは高知くろしお鉄道後免なはり線。
何かの冗談かと思ったら、奈半利というのは地名であった。
途中和食(わじき)という駅名が面白かった。
安芸市で演奏。
阪神タイガースがキャンプをするところだが、車窓からどこまでも続く海岸を楽しんだ。

今日の子供達は大人しく静かだった。
田舎ということもあるだろうし、人数が少ないということもあるだろう。
生徒数は何と60人ぐらいで、オーケストラと変わらない。
昨日の学校は文明と野生の間という感じだった。
元々黒潮に乗ってやってきた南方系の人達で人種が違う。
東南アジアから最初にたどり着いたのが沖縄、次が鹿児島、高知、最後に和歌山。
若人衆が年寄り衆と同等の力を持っていたり、夜這いの文化があったりと北方系とは随分違う。
北方系が父系の家系を非常に大事にする(天皇家に代表されるように)のに対して、南方系文化では父親が誰かということはそれほど重要ではなく、生まれた子は村の子という考え方で、たくさんの男が夜這いして誰の子か分からない場合は、その女性が指名し、指名された男が夫となる。
もちろん関が原後山内家がやってきて支配してからは大分封建的になっただろうし、今どれぐらいそういう風習が残っているのかは分からないが、確かに違う。
日本全国同じでは面白くない。
それぞれの地域に独自性があるから面白いのである。

高知人の酒の飲み方は豪快だ。
下が尖っていたり穴が開いていて置けないお猪口。
注がれたら飲み干し、相手に渡して注ぐ。
それを相手が飲み干して返す、ということの繰り返し。
割り箸を使ったジャンケンのようなゲームで負けた方が飲み干すということを延々とやったりする。
高知県人の知り合い曰く、「それが面白くてね。」
飲みすぎてふらふらになり、道路に出て車に轢かれて死んだ人の葬式で、
「あいつはよくあそこまで飲んだ。偉い!」
結婚式では三日三晩飲み続ける。
桂浜では日本酒1升の早飲み大会。
私の知っている限りでは、大会記録は14秒。
高知県出身の女性フルート奏者曰く、「私も中学までは1升飲めたんだけど。」

再び大歩危小歩危を見ながら移動し、香川の実家に戻る。
特急は岡山行きなので、多度津で在来線に乗り換え。
特急列車では本が読めるが、在来線は揺れがひどくて読めない。
こういう時は携帯に録画してあった番組を見る。
NHKのプロフェッショナルという番組での羽生善治のコメントが感動的だ。
 「才能とは努力を継続できる能力である。」

3月3日
只今特急列車で高知に移動中。
大歩危小歩危周辺の眺めが素晴らしい。
この路線を作る工事は困難を極めたようだ。
多くの死者が出たそうだ。
確かにそうだったのだろうと思わせる風景である。

「旅行記・写真館」に「高知市」のページを新設しました。
よろしければご覧になってください。

3月2日
「旅行記・写真館」に、「篠山ABCマラソン」のページを新設しました。
よろしければご覧になってください。

3月1日
いよいよ明日篠山ABCマラソン。
今夜大阪に移動する。
体がだるいので筋トレはお休み。
明日大丈夫かなあ。

ブラームス 交響曲第1番
バーンスタイン指揮 ウィーン・フィル 1981年 クラシカジャパン
ハイビジョンを見慣れると、この画質は相当悪い。
色も薄い。
音もシャカシャカしていて空間的な広がりがない。
オーボエの音が気になる。
しかしこの楽器でなければこれほど柔軟なレガートはかからないというのも事実である。
結構ずれているところが何箇所もある。
バーンスタインは合わせようとして振っていない。
楽しむには悪条件が多いが、それでもこの演奏には何かがある。
大学時代、この組み合わせのCDにはまった。
はまったのは私だけではなかった。
KフィルのMさん、Nフィルの悪友S君など、芸大寮でみんなで一緒に聴いたものだ。
ものすごい曲だ。
これほど情念が滲み出してくる曲は他にないだろう。
一体ブラームスは何をそんなに苦しんでいたのか。
そのブラームスにとりつかれたかのようなバーンスタイン、そしてそれに応えようとするウィーン・フィル。
精神の火花が散るような演奏である。