2008年11月分

11月30日
今年も残るところあと1ヶ月。

松山から飛行機で東京へ移動。
何と雪化粧した石鎚山山頂が見えた!
感動的な光景だった。
私は確かにあの稜線を歩いた。
しばらくすると今度は雲ひとつない富士山!
今日はいい日だ。

18時34分出発、10.76km。
3日前は雨のため走れなかった。
一昨日は定期演奏会本番後5km走る。
昨日は用事で走れなかった。
序盤足が軽い。
これは調子がよさそうだと思ったが、そうでもなかった。
4分台は1本だけ。
結局休んで足の筋肉がしょんぼりしただけだった。
がっかりである。

11月29日
広島港から高速船で松山へ。
島々の紅葉が美しい。

松山で大宴会。
こんなに楽しい大宴会は久しぶりだ。

只今午前2時8分。
眠いのでもう寝ます。
おやすみなさい。

11月28日
定期演奏会本番。
打楽器のMさんは今日で定年退職される。
入団以来十数年のお付き合いをさせていただいた。
ゲネプロ前の挨拶はジーンと来た。

カリンニコフは初めて演奏したが、すばらしい曲だ。
抒情に溢れ、最後の盛り上がりも感動的である。

さて後半、神尾さんによるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
練習場ではややうるさめに聴こえたが、大ホールでは丁度いい。
大ホール向きの音である。
ストラディヴァリウスの中でもヨアヒムが使用していた最高のものを、何と2001年から使用している。
つまりチャイコフスキー国際音楽コンクールもストラディヴァリウスで弾いたのだ。
楽器の力も大きいのだろうが、それにしても日本人としては破格の、とてつもなく巨大な音量である。
本番ではテンションも上がり、表現はかなりアグレッシブ。
好みではないという人もいるかも知れないが、有無を言わさぬ圧倒的な演奏である。
アンコールはパガニーニのカプリスだそうだが、ここでもとてつもないテクニックを披露した。
満員の客席から怒涛の拍手。
まだ22歳の彼女は、自分がこれほど熱狂的な拍手をもらう存在であるということを素直に受け入れられているのだろうか。

22時2分出発、5.25km。
うーん、5kmじゃ走った気がしない。
距離が短いので普段よりペースを上げ、ベストは4分18秒。
しかしきちんと体が温まるにはやはり5kmぐらいはかかる。
その途中でペースを上げてもあまり気分がよくない。
できればせめて8kmぐらいは走りたい。

11月27日
リハーサル3日目。
午後は神尾真由子さんとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の合わせ。
客席は満員。
明日のチケットは当日券もない。
神尾さんは内から発するものがあり、いかにもソリストという感じの華やかさを持っている。
音は最初「え?」と思うほど上の倍音が多く、楽器がよく鳴り音が非常に大きい。
集中力のある演奏をする。

指揮者があまりにもソリストと違うように振るので注意した。
若干改善したが、基本的にあまり細かくソリストに合わせるタイプではないようだ。

<タイプ別指揮者のアイデア>
A:思ってもみなかったことを言う。
最初衝撃を受けるが、やってみるととてもいい。
「なるほど!」と思う。
そのアイデアによって自分の演奏が格段によくなり、音楽の幅が広がる。
井上道義さんのロッシーニ、ダネルさんのドヴォルザーク交響曲第8番が印象に残っている。
十束さんと広響とはいろいろあったが、ドヴォルザークの交響曲第9番終楽章のクラリネットソロでもらったアイデアは今でも私の中で生きている。
B:確かに納得できる。
C:まあ私はそうは思わないけど、指揮者が言うのだからやってみよう。
やってもあまり面白くない。
効果的でもないし、意味も感じられない。

11月26日
リハーサル2日目。
東南アジア系らしき訛があり英語が聞き取りにくい。
我々の英語力も大したことはない。
しかし、思っていることがなかなか伝わらないのは、肝心なところをきちんと言葉にしていないためである。
あれだけたくさん喋っているのに、いちばん必要とされる言葉だけが足りない。
また、あまりにも止める回数が多すぎると音楽が壊れる。
同じ内容を、もう少し少なく止めつつ伝えることは可能だ。
このあたりは今後の課題だろう。

17時31分出発、12.12km。
11km走+坂道ダッシュ10本。
今日もかなりの疲労感がありゆっくり走り始めるが、昨日よりは調子がいい。
徐々にペースを上げ、ベストは4分22秒。
おお!思ったよりも速い。
やはりゆっくり走ると翌日は好調になる。

11月25日
定期演奏会リハーサル初日。
指揮はケン・シェ、曲はカリンニコフの交響曲第1番。
ケン・シェは1980年カナダ生まれだそうだ。
まだ20代、若い。
大柄で迫力のある指揮をする。
割ときちんとリハーサルする指揮者である。
細かい音などもよく聴こえているようだ。
これから日本でも知名度が上がっていくだろう。

18時35分出発、12.09km。
11km走+坂道ダッシュ10本。
カリンニコフは結構きつい。
リハーサル後20分ほど練習していたらかなり疲れてしまった。
昨日の2回本番のダメージも残っている。
かなり疲労した状態で走り始める。
普段なら徐々に疲れが取れるのだが、今日はなかなか取れない。
特に頭は最後まで疲れが残った。
足も連日このメニューで疲れてきた。
今日はゆっくり走ろう。
何と4分台が1本もない。
大丈夫、ゆっくり走れば疲れが取れてきっと明日は好調だろう。

購入者の声
<アルトサックス用ピンクゴールドをご購入の方より>
今回注文させていただいたT-シリーズも大変吹きやすく、今まで使用していたリガチャーよりもよく鳴ってくれて、気持ちよく演奏できました。
今後ともよろしくお願いいたします。

11月24日
カープ交響曲本番。
1時と4時半の2回公演。
1回目にはブラウン監督が登場。
1回目と2回目にはそれぞれ別の投手が3人づつ壇上に上がってインタビューを受けた。
前半は原田真二さんのステージが大いに盛り上がった。
デビュー31周年だそうだが、若々しくて何歳だか分からない。
会場には、「真二!」と叫ぶファンがいたり、カープの選手の名前を書いたボードを掲げるカープファンがいたり。

後半のカープ交響曲が見事だった。
それまでその断片が様々な色や表情にアレンジされて顔を出していた「それゆけカープ」が、終楽章後半にようやくその本来の姿で登場する。
低い持続音、そこに大太鼓とメガホン、そしてトランペット。
それまで赤や黄色の鮮やかな紅葉を楽しんでいたのが、突然風景から色がなくなる。
そこに球場が現れる。
それは現在の球場ではない。
聴衆一人一人の心の中にある球場である。
ある人は初優勝の時の街の様子を思い出すだろうし、年配の方なら球場ができた頃を思い出すだろう。
その人と広島市民球場、そしてカープとの歴史が思い起こされる。
感動的な場面である。
曲の最後も、過去を回想するかのように終わる。

19時58分出発、12.04km。
11km走+坂道ダッシュ10本。
予報通り雨は夕方で上がった。
走っているうちにどんどん空は晴れ、星が輝き始めた。
昨日飛ばしすぎた疲れと今日の2回本番の疲れであまり速く走る気にならない。
それでもしばらくすると体が温まりスピードが上がる。
ベストは4分34秒。

11月23日
リハーサル2日目、明日本番。
明日はゲネプロなしでいきなり本番のため、今日のリハーサルはゲネプロも兼ねる。
演奏会前半は原田真二さんのステージ。
なかなかいい歌が多いし、ハスキーボイスもいい。
腰が低く人柄のいい方である。
後半はカープ交響曲。
明日はカープの選手や応援団長も来るようだ。
ステージ後ろにはスライドが映される。
振り返らなければならないためちらっとしか見ていないのだが、カープファンには感動的なものになりそうだ。

合唱が横に入るために木管後列が上手にずれ、そのため1番クラリネットは2番オーボエと1番オーボエの間に位置する。
そうするとフルートがまるで聴こえない。
時々フルートが聴こえないために自分が間違っているのではないかと思ってしまう。
これではアンサンブルになるはずがない。

19時28分出発、11.97km。
11km走+坂道ダッシュ10本。
一昨日は宮島登山の疲労があり休んだ。
昨日は時間がなくて走れなかった。
2日休むと足が元気だ。
1kmからいきなり4分41秒。
7kmから1kmダッシュ4分4秒。

11月22日
あさって本番のカープ交響曲演奏会リハーサル初日。
楽譜が直前まで届かず、宮島の帰りにわざわざライブラリーに取りに行った。
どうなるかと思ったが、なかなかの名曲である。
特にカープファンは、それまで断片的にしか出てこなかったテーマが終楽章トランペットによって朗々と奏でられるところで涙することだろう。

リハーサル後、日本音楽家ユニオン中国四国地方本部広島交響楽団定期大会の議案書読み合わせ。
2時間もかかってしまい、頭はパンク寸前。
これでも以前に比べればかなり効率化された。
以前は地方本部に2、3日籠もって読み合わせしたものだ。

帰りが遅くなってしまい、今日のランニングは残念ながら断念した。
久しぶりにたまやで夕食。
今日のメニューは、どんぶりご飯2杯、カルビ、キムチ、味噌汁、合計1450円。
もちろんカルビは他の焼肉屋では考えられないレベルの極上品である。

11月21日
宮島のページができました!
「旅行記・写真館」いちばん下、もしくは「広島の山」のいちばん下にあります。
よろしければご覧になってください。

11月20日
宮島弥山に登ってきました。
本当に?と思うほど鮮やかな紅葉。
ページを作っていますが、眠くなったのでまた明日。

11月19日
音楽鑑賞教室最終日。
下祇園から1kmほどのところにある小学校で午前午後2回本番。
雪がちらつき、体育館はとてつもなく寒い。
午前中はストーブ1個でほとんど効果なし。
午後ようやく6個ぐらいに増えたが、ピッチが低くてどうにもならない。
昼は時間に余裕があったので、近くのイタリアンでO君、H君、T氏と4人でゆっくり過す。

16時43分出発、11.24km。
山川。
空が澄み、金色に輝く夕焼けに感動しながら山を登る。
結構着込んだのに山の登りで汗をかかないのだから相当寒いということだ。
疲労感があり、それほど調子はよくない。
川で赤く染まった夕焼けの続きを楽しみながら走る。

11月18日
0120981302
フリーダイヤルの無言電話って一体どういうこと?
こちらが電話を取った瞬間切った。
かけても出ない。
以前も同様のことがあった。
とりあえずこの番号は着信拒否設定した。
今後はフリーダイヤルからの電話には一切出ない。
相手はやりたい放題、それに対してこちらは反撃できない。
これはおかしい。
こういう悪質な人間には罰が必要だ。
場合によっては警察に相談してみよう。

http://imodesearch.com/wangiri/dosearch.php3?pnum=0120981302
へえ!
検索したら出てくるんだ!
多くの人が迷惑しているようだ。
関西電力の勧誘だという書き込みがあるけど、関西電力さんどうなの?
これはきちんと警察に捜査してもらった方がいいな。

朝目が覚めて時計を見ると4時45分。
あと45分かと思うともう寝られない。
仕方がないので5時過ぎに起きる。
時間があるのでいつものように筋トレをする。

バスセンターから高速バスで三次へ。
所要時間1時間16分。
JRより断然速いのだが、私はバスセンターに行くことが面倒で仕方ない。
バスでは熟睡。
目が覚めると山々の紅葉がすばらしい。
三次市文化会館で午前中は小学校、午後は中学校の音楽鑑賞教室。
昼食では司会のSさんと席が向かいになり、これまでほとんど話したことがなかったのだがT氏と3人で話し込んだ。
Sさんの話は世界がかなり違うので非常に面白い。

帰りは再びタクシーでSさんと一緒になる。
15時15分発の高速バスで帰ろうと思っていたのだが、Sさんが15時12分発のJRで帰るというので調べてみると、私の場合は広島駅から山陽本線に乗るためJRの方が若干早い。
こんなことがあるんだ。
ただし広島駅到着は17時8分、所要時間1時間53分の長旅である。
途中以前登った白木山などを経由して懐かしかった。
芸備線の山にもまた登ってみたい。
大学入学までの話、大学の話、アナウンサーになったきっかけ、子供の話、野球の応援などSさんの話題はとても新鮮で楽しく聞かせていただいた。
こんな面白い人ならもっと何年も前から話しておけばよかった。

今日は1時間プロ2回本番、それぞれの本番前に30分ずつ練習したので、帰宅後の練習は30分だけにしておいた。
カリンニコフは特に終楽章、まるでヴァイオリンのようなパッセージをダブルタンキングの連続で演奏しなければならない箇所などやっかいだが、大分完成してきた。

18時37分出発、12.16km。
11km走+坂道ダッシュ10本。
夜になって晴れ、急激に気温が下がった。
ほんの数日前には手袋なしで走ったのに、今日は暖かいフリースの手袋をしたにも関わらず両手が真っ赤になった。
今日から冬だ。
これほど急激に気温が下がると対応が難しい。
山のトレーニングで足がやたらと強くなっている。
頭「今日は早起きして眠いからほどほどで帰ろうよ。」
足「まだまだ速く走れるよ!もっと速く走ろう!」
心臓「きついからもうこれぐらいにして!お願い!」
三者三様。
自分の体なのに、意見が3つに分かれてしまっている。
中盤4分40秒台2つ、30秒台2つ。
ベストは4分30秒。
強い足を持て余している。
業務などのためマラソンは走れるとしても1月25日もしくは2月1日。
早くフルマラソンを走りたい!

11月17日
<秋の宮島で絶景の空中散歩と紅葉を楽しむ、参加費無料!>
11月20日10時宮島駅改札集合、15時解散予定
かや谷コースで右も海、左も海のまさに空中散歩を楽しみ弥山山頂へ。
そこから紅葉谷コースを下り、紅葉を楽しむ。
このツアーに参加を希望される方はメールにてご連絡ください。
(平日なので難しいかなあ。)

三次市文化会館で高校の音楽鑑賞教室。
新しいホールになって1年。
広響としては新しくなってから一度来ているようだが、私はどうやらおり番だったらしく今回が初めて。
なかなかいい響きのホールだ。
こういう音響のいいホールでヴェルディのナブッコ序曲やボロディンの「中央アジアの草原にて」を演奏すると、もうほとんどこれは通常の演奏会である。

明日は5時半起き!
広響の業務5時半起きってどういうこと?
信じられない!
仕方ない。
諦めて早起きしよう。

17時11分出発、11.16km。
山川。
17時帰宅。
無理かなと思ったのだが、どうしても山に行きたい。
暗さの限界にチャレンジしてみた。
この時間でも何とか大丈夫だったが、やはりもう少し明るい方が楽しい。
暗くなると山は怖い。
もちろん山の登りと下りで体を鍛えているという充実感はたっぷりとある。
よくこんな負荷の高い練習を毎日やっているものだと思う。
さすがに昨日よりは疲れてタイムが遅い。
所要時間1時間5分55秒。

11月16日
福山の小学校で音楽鑑賞教室。
創立100周年記念演奏会とのことで、案内役の先生方もたくさんいらしたし、立派なお弁当まで頂き至れり尽くせりであった。

福山は楽だ!
広島駅から新幹線で僅か23分。
往復で溜まっていた新聞を何とか読み終えた。
車と違って、食事したり、ストレッチしたり、本を読んだりとまるで自分の家にいるように過すことができる。

東京国際女子マラソン。
歴史あるこの大会も今年で最後。
高橋尚子が優勝した時は品川駅まで見に行った。
あの時の高橋選手の姿が忘れられない。
あれほど内にエネルギーを秘めた走りは他で見たことがない。
日比谷公会堂でショスタコーヴィチの9番、13番を演奏した時、ゲネプロ後目の前を野口みずき選手が走った。
あれは幸運だった。
レースは35kmまで渋井選手がリード。
しかしどうもこの走りは好きになれない。
肩が大きく動くのが気になるし、何となくどっしりとして躍動感に欠けるのだ。
それより加納選手の方が、肩の動きも少ないしピッチ走法が見事だ。
尾崎好美選手は時々首が動くし、きつそうな顔もするし、順位も上がったり下がったりであまり注目していなかったのだが、35kmあたりからの加速には驚いた。
足が長い。
その長い足での躍動感のあるラストスパートが素晴らしかった。
27歳、これからは彼女の時代だ。
優勝インタビューでの高橋尚子さんとの握手が印象的だった。

16時48分出発、11.16km。
山川。
曇り空。
今日はなぜかやたらと調子がいい。
なぜ一昨日は調子が悪く、今日はいいのか分からない。
昨日も12km走っている。
ひょっとするとゆっくり走るということが調子を上げるのに有効なのかも知れない。
山の下りで4分44秒が出ていたのには驚いた。
そんなつもりでは全く走っていない。
いつものように下りの着地の衝撃で故障しないようにピッチ走法でくだったつもりだった。
山を走るとそれだけでかなり負荷は大きいので、川ではとにかくゆっくりと走ろうと思って走ったのだが、それでも4分50秒台が2つ。
思ったよりもずっとタイムが速いというのはうれしい。

11月15日
三次市文化会館で高校の音楽鑑賞教室。
三次は遠い。
JRで行こうとするとやたらと時間がかかる。
バスの方がはるかに速いのはなぜ?
このバスがバスセンターから乗るしかない。
広島駅から乗車できればまだいいのだが、うちからバスセンターに行くのは面倒で仕方ない。
というのは広島駅からバスセンターまでの時間が読めず、余裕を持たなければならないからだ。
という訳で、久しぶりにIさんの車に乗せてもらった。
まず藤ヶ丸山を越える。
この山は以前自転車で登ったことがあるが、結構きつかった。
山はどれも紅葉がきれいだ。

いつものように楽器紹介でラプソディ・イン・ブルーを吹き始めた瞬間、今吹いている楽器がA管だということに気がついた。
まあいいやと思ってそのまま吹けるのだからいい加減なものだ。
演奏に何の支障もない。
絶対音感のある人には考えられないだろう。
絶対音感のあるクラリネット奏者は、苦労して楽譜を読み替え、ようやくB♭管を習得して音楽大学に入り、そこでA管を吹かなければならないという事実に愕然とする。
その後エスクラやバセットホルン(F管)も出てくる。
クラリネット奏者は絶対音感がない方がいい。

2ndヴァイオリン・トップのYさんがいい。
特にラデツキー冒頭のきざみの弾きっぷりのいいこと!
彼一人でまるで別のオーケストラにいるかのようにワクワクしてくる。
音楽家はこうでなくっちゃ。

17時52分出発、12.1km。
11km走+坂道ダッシュ10本。
長距離の移動で疲れた。
普段は楽器の入った重いリュックを背負って駅まで歩き、電車を降りてまた歩きというリズム。
それが家から目的地まで全く歩かず、それどこか身動きもできない。
おかげで筋肉はしょんぼりしているのに、頭も体も疲れている。
あまりいい状態ではない。
いくら走っても、こういう日は体脂肪率は高めに、筋肉量は少なめになる。
車をやめるだけでもかなり運動不足は解消できると思う。
最近都会の中年よりも田舎の中年の方が運動能力が劣るのは車が原因だろう。
ゆっくり走って疲れを取ろうと思ったが、ゆっくり走ってもなかなか疲れは取れない。
むしろスピードを上げると疲れは一気に取れる。
徐々に加速し、今日のベストは4分36秒。

11月14日
明日からの音楽鑑賞教室リハーサル。

16時44分出発、11.29km、所要時間1時間7分37秒。
山川。
急いで帰宅し出発。
これからさらに日が短くなると山に行けない日が増えるだろう。
晴天3日目、空には大分雲が増えてきた。
その雲を光が吹き飛ばしたかのように西の空がぽっかりと開き、空が黄金色に輝いていた。
見事な夕焼けであった。
川でその続きを楽しみながら走る。

昔のことを思い出すことは脳にいいそうなので、いろいろと思い出してみる。
留学から帰国直後、N響に呼ばれた。
横川さんが1番、磯部さんが2番で3番クラリネットである。
ワーグナーのワルキューレなどを吹いた。
2本の曲は隣で座って聴いていたが、フィガロの結婚で2人揃ってダブルタンキングの見事なこと!
今ではダブルタンキングは当たり前の技術だが、当時はそこまできれいに揃うというのは驚きだった。
しかしよくまあ何の経験もない私を呼んでくれたものだ。
オーケストラは経験が大事だ。
経験がなければ周りの音すら聴こえない。
次に呼ばれたのが新日フィル。
鈴木良昭さんが芸大の学生時代から気に入ってくださっていたのだ。
いきなり1番を吹かされた。
曲はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
無茶だって!
今ではさらう気にもならない曲だが、経験がなければ指揮を見て、ソリストを聴き、周りを聴いて、どのタイミングで出るか瞬間的に判断するということができるはずもない。
初日のリハーサル、良昭さんと昼ご飯を一緒に食べたが、ご機嫌斜めであった。
この前日、横川さん宅にお邪魔して、レッスンを聴講したり夕食をご馳走になったりした。
次の日の話をすると、「試練だね。」と言われた。
試練とすら思っていなかったのだから呑気なものだ。
何も分かっていなかった。
横川さんがN響入団直後のノイローゼーの話をしたのはこの時のことだ。
あれほど圧倒的な技術を持った人でさえノイローゼーになるというのは、N響は大変なところだと思った。

さて、新日フィルの木管は当時とてつもないメンバーだった。
フルートが白尾さん、オーボエは芸大の一つ下の後輩渡辺克也(現在はベルリン・ドイツ・オペラ首席)、クラリネットが鈴木良昭さん、ファゴットは中川良平さんである。
渡辺君とは芸大で木管五重奏を一緒にやっていたが、在学中に新日フィルに入団した。
彼一人だけ若いが、他の皆さんは日本を代表する奏者であった。
メンデルスゾーンのイタリア冒頭が忘れられない。
タタタタタタ〜この縦の線、音の長さ、音色、音量のバランスがあまりにも完璧で、自分の入るタイミング、音色、音量は1点しかなかった。
これがプロか!
今思い出しても鳥肌が立つ。

新日フィルと言えば思い出すのが、それからしばらくして、井上道義さん指揮でのブルックナーの交響曲第7番。
第3楽章、この曲最大のクライマックスにシンバルが1発だけ入る。
シンバル奏者はこの1発だけのためにずっと座って待っているのだ。
これを外したら大変だ。
しかしこのシンバルは相当難しい。
まずこのクライマックスを劇的に演出するためには、ここで使用するシンバルは最も巨大なものでなければならない。
そうすると物凄く重くなる。
重いシンバルをコントロールするのはかなり大変だ。
そのために筋力トレーニングなどをして日々努力しなければならない。
その上にその直前がどの程度伸びるのかはリハーサルと本番ではテンションが異なるためにやってみないと分からない。
時差もある。
ゲネプロまで普通に指揮していた道義さんが、本番ここで振り上げておいて、ふにゃふにゃふにゃと脱力して腕を下ろした。
その瞬間、ジユウワアア〜と、恐らく道義さんが出したかったに違いない音が出たのだ。
これによって感動的なクライマックスになった。
自分のイメージを本番でのみ伝えてサプライズを起こした道義さんも見事だったし、何よりシンバル奏者の方がすばらしかった。
さすが打楽器奏者歴数十年のベテランである。
若手ならあそこまでの演奏はできなかっただろう。

鈴木良昭さんと言えば遠鳴りである。
隣で聴いているとショヴァショヴァと雑音がするのだが、音が遠くに伸びていくのだ。
新日フィルで第九を演奏し、その後同じ演奏会を聴いたことがあった。
後ろのテノールはやたらと大声だったが、実際に客席で聴くと聴こえない。
それに対して、それほど大きな音で吹いている訳でもない良昭さんの音が、そのテノールの何倍も響いてきた。

良昭さんはオーケストラを動かす。
そんなに大きな音ではないが、少し硬めの音色で周りと少しずれて演奏している。
そうするとオーケストラ全体が良昭さんに寄ってくるのだ!
これには驚いた。
広響で試してみたが、誰も寄ってこない。
オーケストラ全体が良昭さんの音を聴き、それに合わせようとしている。
何かあれば彼に合わせよう、そういう信頼関係ができている。
こんな人物はそう滅多にいるものではない。

11月13日
厚生年金会館で「「ひろぎんトゥモローコンサート」本番。
前回から2週間経っていきなり本番というのは厳しいものがある。
ソロ合わせは相変わらず大変な上に音量は常に相当小さくしなければならず、途中で立ち上がって叫びたくなった。
「うぉー!」
これをやったら人生終わりだななどと思いつつ吹く。
山下さん、指揮棒投げの世界記録更新おめでとうございます!
マイスタージンガーの途中、何とホルンの席まで飛んだ。
こんなに指揮棒が飛んだのは初めて見た。
指揮棒と言えば、17〜18年前のことだろうか、佐渡裕指揮新日フィル、曲はマーラーの交響曲第3番。
この時の佐渡さんはすばらしかった。
曲をよく把握し、なるほどと思えるアイデアを出し、緻密なリハーサルも確かにオーケストラをよくしていると納得できるものだった。
本番、この曲の最大のクライマックスで佐渡さんの指揮棒は譜面台に垂直に激突し、砕け散り、キラキラと輝いて飛び散っていった。
それがスローモーションのように見えた。
指揮棒が砕け散るのを見たのはあの時だけだ。
あの光景は忘れられない。

22時6分出発、5.34km、平均ペース4分42秒。
時間がないので5kmだけ。
その代わり飛ばした。
ベストは4分30秒が2本。
2本目は向かい風で普段ならそんなに逆らわず疲労しないようにするところを敢えて逆らい、平均心拍数を164bpmまで上げて負荷をかけた。
本来ならもっとゆっくりじっくりと疲れを取りたいのだが、この距離でも本番の疲れが取れかなりすっきりした。

11月12日
「旅行記・写真館」のいちばん下、もしくは「広島の山」のいちばん下に日浦山のページを新設しました。
よろしければご覧になってください。

11月11日
午前中音楽鑑賞教室。
9月下旬の文化庁公演では九州の体育館は暑くて汗だくになった。
今日はもう冬の寒さ。
丁度いい気温の時期ってこんなに短かったっけ?

16時43分出発、11.25km、所要時間1時間5分。
久しぶりの山川。
今日は朝から曇っていたが、外に出てみるとすっかり雲がなくなり晴れていた。
まず夕日を浴び黄金色に輝く鉾取山に圧倒された。
紅葉で山の色合いが最高の時期である。
そして美しい夕焼け。
これほどの景色や夕焼けを見ながら走れるとは幸せだ。
東京はいつも何となく曇っていて、夜になっても空がぼんやりと明るい。
透き通るような青空、これぞ人の住むところだ。
瀬野川で夕焼けの続きを見る。
こちらも美しい。
カメラで撮影するにはどのポイントがいいか考えながら走る。
この電線を過ぎたところ、ここがいい。
お!この橋を過ぎたところも黄金山が遠くに見え、夕焼けや街燈の光が川に映し出されてきれいだ。
山にもどこにしようか迷うほどいい眺めがたくさんあるが、残念なことに電線がいたるところで邪魔をする。
実際に眺めている時にはそれほど気にならないが、写真にするとこういった電線はとても気になる。
今日は眺めを楽しみながら走ったせいかあまり疲労感がない。
このトレーニングはかなり負荷が高いので、もし毎日続けることができればフルマラソンなど楽勝と言えるほど体を鍛え上げることができるだろう。
問題は出発時間。
すでに5時出発では遅い。
7月などは7時出発でも大丈夫だったのだが、随分日が短くなったものだ。

11月10日
夜遅いので手短に。

14時10分東京駅発のN700系新幹線で広島に移動。
最近疲れ気味で、新横浜を過ぎお弁当を食べ終わり、新聞を読みかけたところで眠くなり、名古屋まで熟睡。
その後溜まった新聞1週間分をひたすら読み続け、広島駅直前でようやく読み終わる。
ずっと曇っていたが、午後4時48分、新大阪駅を過ぎたあたりで西の空が開け、感動的な日没に遭遇した。

広島駅で銀河高原ビールを買ってO君宅にタクシーで直行。
たこ焼きパーティーということだが詳しい内容は知らなかった。
久しぶりの銀河高原ビールが美味い。
実は今日はNさんの結婚を祝う会であった。
最後にNさんの似顔絵付きケーキでお祝いをする。
スネークマンショーなど懐かしいCDを聴きながら、楽しく過す。
特にSさんが過去の思い出と強く結びついているようで盛り上がっていた。

11月9日
18時17分出発、11.11km。
10km走+坂道ダッシュ11本。
坂道ダッシュの途中で数が分からなくなったが、距離を見るとどうやら11本やったようだ。
今日は天気がよければ山に登ろうかと思っていたのだが、あいにくの曇り空。
これではいい写真は撮れないし、気温もかなり低い。
朝から調子が悪い。
左奥上側の歯がじんわりと痛む。
これは虫歯ではなく、いつものことだがリンパ腺がやや腫れている時に起こる現象である。
走りの調子も悪い。
それでも帰宅して見てみると、4分50秒台が2本あった。
不調でも普段のメニューはこなしたい。
私は達成感や精神的な充実感を強く求める性格である。
ふらふらになりながらも坂道ダッシュを普段通りこなすと大きな満足感が得られた。
帰宅するとすっかりいい調子。
そう、多少の体調不良は走れば治る。

購入者の声
<M30トラディショナルをご購入の方より>
早速、今日、スタジオでこれまでのB40(これも銀座のヤマハで取り扱っていたプロの奏者による選定品なのですが。)と吹き比べてみました。
もう本当に高尾様に選んでいただいたM30は息の通りが良くて驚きました。
演奏を録音して、これまでのB40との吹き比べを聴いてみると、あきらかにM30の方がストレスのない演奏に聴こえています。
また、実はM30は、自分でも一本もっていたのですが、それとの吹き比べでもやはり選定品の方が明らかに息の通りが良いです。
お忙しい中、本当にありがとうございます。
感謝しています。
楽器のセッティングって本当に重要なのだなぁ、とあらためて思っています。
今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。

11月8日
筑紫哲也はヘビースモーカーだった。
自分で自分の体にダメージを与え続けて死ぬことは自業自得だが、本当の問題は、体に害があることが科学的にこれほどはっきりと証明されているにも関わらず未だに煙草が合法的に販売されていること、愛煙家と名乗る無数の大量殺人者がそこら辺中で毒を噴出していること、それに対して健康増進法に罰則規定すらないことである。
少なくとも健康増進法に反して自分の利益しか考えず完全分煙もしくは禁煙していない飲食店、路上など周りに人がいるところで煙草を吸う連中には懲役刑を含む厳しい罰則規定を早急に設けるべきだ。

19時29分出発、10.78km。
10km走+坂道ダッシュ10本。
今日はかなり気温が低くなった。
曇っていたこともあり4時半過ぎには暗くなってきた。
日が短くなり、日差しが弱々しくなり、曇り空、気温は下がり、早い時間に暗くなる。
登山しようというエネルギーがしゅるしゅると萎み、気分が暗くなる。
ヨーロッパで冬期性鬱病になる人が多いというのが分かる。
その代わり走る方はどんどん実力が上がっていく。
これは気温が低いおかげである。
若干昨日の疲れはあるものの、ベストは4分39秒と悪くない。

購入者の声
<M30トラディショナルをご購入の方より>
マウスピース到着しました\(^_^)/
早速、A管にセットし吹いてみました。 ???メッチャ楽〜ぅ・・・
嘘みたいに楽に息が入ってくれます。
今までは体中の力を出して(オーバーかも?)息を吹き込んでいたのが、抵抗なく楽に音が出ます。
中音域のミ〜ラの音域の雑音も随分解消されました。
ただ安心して気を緩めるととんでもない「ブー」って低い音が鳴り、リードの下唇辺りのところが振動しています。
初めてのマウスピースなので慣れるのに少し時間がかかると思います。 
吹くのが楽になったので、今までは練習したくてもしんどくて続けられなかったのが、今日は疲れを殆ど感じることなく思う存分練習できました。そして、今までは強弱が全然思うようにできなかったのですが、強弱もつけることもでき
練習がとても楽しみになりました♪
A管はもう無理!と諦めていただけに、本当に嬉しいです。
有難うございました。

<B40ライヤーをご購入の方より>
まず音抜けの良さにビックリしました!
今までの半分の息の量で、以前のマウスピース(5RV)使用時と同じ音量が出ます。
なので、とても楽に吹くことができるようになりました。
もう一つ感動したのが響きです。
今までは、響いてる音ってどんな音なのかよくわからなかったのですが、「これが響いてる音かぁ!」とようやく実感することができました!
響くと幅を持った太い音色になるんですね。
本当に素晴らしいマウスピースを選定してくださりありがとうございました!

11月7日
うわー!東京マラソン当たった!
第1回は3倍、第2回が5倍、今回は確か7倍ぐらいの倍率だったはず。
まさか当たるとは思わなかった。
びっくりした。

バイオtypeZ触ってきた。
画面は非常に美しい。
全体に高級感があり購買欲を刺激される。
キーは今もって入るtypeGのキーが拡散されたような感じ。
特にいいとも悪いとも思わないが、合わない人はいるかも知れない。
このパソコンの最大の魅力は、これだけ軽量にも関わらず値段に対して性能が圧倒的に高いことだ。
TypeGは性能に対して値段が高く、確かに12.1型としては最軽量で衝撃にも強いが、割高感はある。
結局私が次に買うパソコンに最も求めていることはSSD(フラッシュメモリー)である。
高速化ということもあるが、とにかく壊れにくくしたい。
静かで熱が出ないということも魅力だ。
今の80GBより容量が少なくなるのは困る。
一眼レフを買って一度に撮る写真の容量はとてつもなく大きくなっている。
128GBぐらいは欲しい。
フラッシュメモリーで128GBはまだ贅沢だ。
今のパソコンをなるべく長く使って、少しでも安く買おう。
それとブルーレイディスクも夢がある。
しかしtypeZでは、SSDだと256GBにしないとブルーレイディスクがつけられない。
こうなると相当贅沢だ。
何か事情があるのだろうが、この辺りは何とか改善して欲しい。

21時38分出発、10.89km。
10km走+坂道ダッシュ10本。
昼間は気温が高かったが、夜になって風が強くなってきた。
後半は4分40秒台が3つ、50秒台が2つと調子はまあまあ。

11月6日
久しぶりに物欲を刺激された。
ようやくドコモからフルキーボード機種が出る。
私はずっとシャープを使っているが、今回もシャープのデザインが気に入った。
http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/pro/sh04a/index.html
携帯でメールを打つのは面倒で仕方ない。
この携帯にすれば、もっと携帯でもメールを打つ気になるだろう。
でも今の携帯を買ってまだ1年。
携帯は毎日ポケットに入れて使用し消耗が激しいので寿命は2年と思っているが、それでもあと1年は使わないと。
節約節約。

物欲を刺激されるものがもう一つ。
バイオtypeZ。
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/Z/index.html
最軽量1.35kgで最高性能が得られる夢のようなパソコンである。
デザインもいい。
HDD(ハードディスク)ではなくSSD(フラッシュメモリー)、しかも2枚にすることにより3.7倍もの高速化が得られる。
オーナーメイドでシュミレーション。
プロセッサーは2.8GBのCore2DuoT9600にして、メモリーは4GB、13.1型の液晶画面は1600×900の高解像度にして、メモリーは4GB。
SSDで256GBて何て夢があるんだろう!
もちろんブルーレイディスク。
さて、値段はと見てみると、何と50万円を超えている!
無理!
とりあえずもうすぐ2年になる今のパソコンを大事に使おう。

11月5日
「展覧会の絵」の最後から2曲目、「バーバ・ヤガーの小屋」。
バーバ=お婆さん。
幼児語なら全く同じというのが面白い。
この曲の中間部1番クラリネットのファ♯レ♯〜というフレーズが嫌なのだが、なぜ嫌なのか理由がいまいち分からず、ずっと考えていた。
どういう現象が起こるかというと、2拍目最後のド♯がドナチュラルになってしまうのである。
原因はいくつか考えられる。
1.ミ♯ド♯ミ♯ド♯ミ♯ド♯で左手小指が疲れる。
2.ミ♯ド♯〜を吹いている最中に次のミド〜のことを考えるために、次の音を吹いてしまう。
今日は2拍目と3拍目を区切って吹いてみるとなかなか上手く行く。
聴いている人に分からないように演奏しながら、意識の中だけで区別してもいい。
要するに2拍目と3拍目が頭の中できちんと分離できればよいのだ。

リガチャー製作用のペンチが折れた。
細かい作業のため小型のものを使用しているが、それでもまさかペンチが折れるとは思わなかった。
大きいペンチは持っているが、小さいソプラノサックス用やエスクラ用などはこれでは無理だ。
すぐに買いに行かなければ。

「情熱大陸」で大野和士さんを特集していた。
最近テレビの取材が多い。
日本人は西洋人に対して心の奥底にコンプレックスを持っているから、数ヶ国語を操り西洋人を指導する立場にある大野さんは輝いて見える。
指揮法の個人レッスンを受けていた頃と性格や気さくさは全く変わっていないのに、世界的な指揮者になってしまった。
思い出してみるととてもいいレッスンだった。
あれで指揮者の視点ができ、それによって自分の演奏を外から見る視野の広さを持つことができた。

18時19分出発、10.91km。
10km走+坂道ダッシュ10本。
「ためしてガッテン」でスローとレーニングを特集していた。
スロートレーニングなんてもちろん知っているし、毎日やっているよと思いつつも見たら、意外と勉強になった。
筋トレをやってから走ると脂肪が燃焼しやすくなるということは以前本で読んで知っていたのだが、私はとにかく気持ちよく走るのが第一だと思っているので取り入れなかった。
しかし今回再度その情報に触れたので試してみることにした。
全てスロートレーニングで、スクワット、片足スクワット左右、膝を前に出さないスクワット、腹筋、腹筋左右、腹筋下側、腕立て伏せというメニュー。
回数は10回ずつ、所要時間7分ほど。
最近寒くなり体が温まるのに3,4kmかかると思っていたのだが、今日はすでに体が温まっている。
体が序盤から飛ばそうとするので、まあまあと脳が手綱を引くという図式。
足の筋肉にやや疲労感があったが、それも中盤以降は気にならなくなった。
後半は絶好調時に近い感覚。
蹴りが力強く、姿勢もよく、体がどんどんと先に行く。
これは気持ちいい。
4分台がきれいに並び、ベストは4分36秒が2つ。
筋トレによって成長ホルモンが分泌され、それによって遊離脂肪酸が増える。
そのため脂肪をエネルギーとして使う割合が増える。
きちんとエネルギーが供給されるということも好調の理由かも知れない。
ランニング直前の筋トレは、7分程度であればむしろランニングをずっと楽しく好調なものにしてくれるということが分かった。

11月4日
丸いタイプの40型蛍光灯を買おうとしたら、40型1本1900円、32型とのセットが2100円!
この値段おかしい!
セットで交換した方が得なら、まだ使える方も同時に捨てることになる。
こんな環境に優しくない値段のつけ方をすべきではない。

携帯電話のカレンダーが一体どこまで表示されるのか調べてみたら、何と2060年12月までであった。
52年後、私は95歳。
100歳でフルマラソンを完走した後、110歳にかけて年齢別の陸上世界記録を打ち立てる予定なのでまだまだ元気でいるとは思うが、ちょっとぞっとした。

11月3日
副都心線のおかげで渋谷に1本で行ける。
しかしどうやってアクタスに行くのがベストかまだ把握していない。
今日は試しにいちばん近い出口から地上に出てみたら駅の反対側だった。

アクタスでマウスピース選定。
まずバスクラのマウスピース、ヴァンドレンのB40とセルマーの120を吹いてみた。
バスクラ用のB40はなかなかいいと思うのだが、なぜか非常に相性が悪い。
どうやってもリードミスが出るのだ。
吹きやすいし、音色も丸くて心地よいし、何とかならないかといつもアンブシュアを変えてみたりするのだがどうにもならない。
結局今日もセルマーの120を購入。
こちらだとどうやって吹いてもリードミスは出ない。
次にB♭クラリネット用、M30トラディショナルとB40ライヤーを選定。
どちらも本数がありレベルが高かったが、今日は特にM30トラディショナルがすばらしかった。
(選定の依頼をされている皆様、すみません、諸事情により発送は6日ごろになります。)

芸大の同級生で現在はドイツのとある歌劇場にいるヴィオラ奏者M君から電話がかかってきた。
彼とは夏に一緒に飲んだ。
彼は最近サックスにはまっていて、その時買ってもらった私のリガチャーを愛用してくれているとのことである。
彼が習っているサックスの先生が実はクラリネットの人で(他の国ではサックス奏者がサックスを演奏するが、ドイツのオーケストラではクラリネット奏者がサックスを持ち替えることが多い。)、今度はクラリネットをやってみようかと思っているとのこと。
どういう楽器にしたらいいかなど相談に乗った。

池袋の好日山荘で冬用下着(シャツ)を購入。
かなり寒くなってきた。
1000m上がれば気温は6度下がる。
これからの季節、登山するなら防寒対策は必須である。
これまではランニング用半袖シャツを下着としていたが、さすがにそれはまずい。

19時36分出発、10.99km。
10km走+坂道ダッシュ10本。
今日のベスト1km4分37秒というのは悪くないが、その後疲れてペースが落ちたのはまずい。

11月2日
走るようになる前は不眠症に悩まされていた。
今は昔そんなこともあったようなという感じである。
眠るということについてはあまり考えていない。
直前までパソコンで作業していて、布団に入ったら数分後にはもう寝ている。
走らなかった日は走った日よりも寝つきが悪く、しかも睡眠が浅く何度も目が覚めてしまう。
走った方が気持ちよく熟睡できて疲れも取れる。

今朝は6時頃お腹が減って目が覚めた。
仕方がないのでバナナを食べて再び寝る。
そういうことがないように、晩御飯は山盛りご飯を2杯食べたのだが、食べ終えるのに1時間以上かかってしまった。
沢山食べるのは時間もかかるし噛むのも面倒だ。
しかし食べないと痩せてしまうしお腹が減って目が覚めてしまうので食べないわけにもいかない。

19時16分出発、10.81km。
10km走+坂道ダッシュ10本。
ようやく調子が上向いてきた。
4分40秒台2つ、50秒台2つ、ベストは4分43秒。
スピードを上げて負荷をかけた上に坂道ダッシュ10本。
こちらの坂道は傾斜が急でしかも高低差がかなりあってきつい。
10本やるとへとへとになるが、このへとへと感が気持ちいい。
もはやこれぐらいの負荷でなければ満足できない体になってしまった。
こうやって心拍数を上げて追い込むと、とてつもなく強い眠気がやってきて夜とてもよく寝られる。

11月1日
これもテレビ東京系のミューズという番組に北村英治さんが出ていた。
79歳でこれだけ吹けるというのはすごい。
頭がしっかりとしていて喋りが上手く、とても79歳とは思えない。
クラシック奏者の目で見ると指使いなどはやや自己流だが、ジャズの人にそんなことを言っても仕方がない。
50歳を過ぎてから某先生にクラリネットを習っているというのだから恐れ入る。
まあしかし某先生の「50過ぎて進歩はありませんから。」などの暴言は相手を思ってのことではなくただの暴言であり、もっと他にいい先生はいると思うけどね。